【どうやって】じゃあ健気さってなんなのさ?【出すの?】

nya

✩前回までの記事✩

【どうやって】じゃあ可愛げってなんなのさ。【出すの?】

 

どれだけ健気に振る舞っても、ある2つのものが入ると健気に見えなくなる。

僕はよく、

男性には女性の可愛げや健気さを伝えるべきだと言っていますが、

こと健気さにおいては出し方を間違えると

たちまち重い女と見られてしまいます。

 

そもそも、

恋愛においての女性の健気さがどういうものかを考えるとき、

ほとんどの人がこう答えるのではないでしょうか。

 

・献身的に男性に尽くしているさま

・文句を言わず支え続けるさま

 

間違ってはいないと思います。

 

ただ、これら2つの健気さの裏に、

女性のこういった感情を男性が感じ取ってしまうと、

それはもう健気さとはうつりません。

 

その感情とは、

「我慢」と「見返り欲しさ」。

 

 

たとえばアナタが、

すごく貧乏な男性と付き合っていたとしましょう。

 

お金がないから、

デートする場所は限られているし、

食事をするにも割り勘が当たり前。

 

アナタはそんな彼に対しこう考えます。

 

たまには違うデートを楽しみたい。

たまには2人で素敵なディナーを食べてみたい。

たまにはどんな物でもかまわないから、

プレゼントとかしてもらいたい。

でも、

言ったところでそれが実現するわけじゃないし、

彼のプライドを傷つけないように言わないでおこう。

一緒にいられるだけで幸せ、

うん、きっと幸せだ。

 

これが「我慢」です。

 

健気な女性は、彼がどんな状況であれ、

「一緒にいられるだけで楽しい」

「一緒にいられるだけで幸せ」

という姿勢で彼に接しています。

 

そして「見返り欲しさ」とはその言葉の意味どおり、

「これだけ尽くしてるんだから、

あなたもちゃんとそれ相応の気持ちを返してよね。」

という思いのことです。

 

どれだけ健気に振舞っても、

その裏に女性の「我慢」や「見返り欲しさ」が見えてしまうと、

それがただの媚びのように思えてしまうのです。

 

特に、

女性の健気さの裏に「我慢」が見えてしまうと、

男性の自尊心が傷ついてしまいます。

 

中には、

「どうせ俺なんかと付き合ってても、幸せじゃないんだろ。」

といった風に、卑屈になってしまう男性もいますね。

 

健気さの正体とは何なのか?

たとえば、

次のような場合はどうなのか?

 

奥さんに苦労をかけている男性の台詞で、

こういうものがありますよね。

 

「アイツには苦労ばっかりかけて、

相当我慢させているからなあ・・・。」

 

このとき、

奥さんに我慢をさせてしまっている自分を

男性は悔しく思っています。

 

しかし当の奥さんは、苦労をしているとは思ってないし、

別になにかを我慢しているわけではない場合が多いです。

 

むしろ、

この男性と一緒にいられることが幸せだし、

毎日の生活もそれなりに楽しい。

 

奥さんのその姿が健気さとして、

男性の目にうつったのです。

 

逆にこの奥さんが、欲しい物を我慢して、

食べたい物を我慢していることを態度で男性に伝えてしまったら、

「どうせ俺は稼ぎが少ないですよー。」と卑屈になってしまう。

 

「いやいや、そこは頑張って稼げよ。」

と思われるかもしれませんが、男の自尊心は厄介なものなのです。

 

一度傷つけてしまうと、

駄々っ子のようにすねてしまうから。

 

つまり子供なんですよ。

 

我慢や見返り欲しさの尽くす行動では

男性の心は動かないですが、

純粋な健気さには心を打たれてしまいます。

 

健気さを表す象徴として子供を例に出してみると、

お母さんのために一生懸命お手伝いしたり

不器用ながら似顔絵を描いてみたり、

そんな子供の行動に胸がきゅんとなったことは、

お子さんがいる女性ならだれでもあるはずです。

 

お子さんがいない女性でも、

子供のそんな行動に胸をきゅんとさせたことは

あるのではないでしょうか。

 

もうそろそろ、健気さの正体がみなさんにも

なんとなく分かってきたんじゃありませんか?

 

か弱い力だけど、

自分の意思で困難なことに立ち向かう姿。

 

これが健気さの正体です。

 

「じゃあ慣れない料理を

彼に作ってみたりするのも、健気さになるの?」

 

なりますが、そこに

「彼に惚れ直してもらいたい」という

願望があるのであれば、それは

「見返り欲しさ」が入っています。

 

相手のため「だけ」に、何かをしてあげたい気持ち。

もう少し健気さについて、

突っ込んでみましょうか。

 

「彼のために慣れないなにかに挑戦する」

という行為は、一見すると健気な行為に見えますが、

そうするに至った気持ちは純粋なものであることが大事です。

 

どういうことかと言うと、

「彼のためになにかしてあげたい」という気持ち。

 

自分のことを良く思われたいとか、そういう思いではなく、

「自分がしたいからそうする」という気持ちです。

 

先ほど、健気さの正体についてお話ししましたが、

わざわざ慣れないことに首を突っ込む必要はありません。

 

以前の記事で、おしゃべりカフェに勤めていた女性を

好きになった経緯を書いたのですが、

僕は交際期間中、彼女に健気さを感じることが何度もありました。

 

思えば、

僕が彼女を好きになったきっかけも、

彼女の健気さに心を打たれたからですね。

 

✩参照記事✩

「知らなきゃ泣きをみる!男はだんだんと女性を好きにならない事実!」

 

この女性と付き合っていた当時

僕は肉体改造にハマっていて、

22%あった体脂肪率が一桁に近づくにつれ

どんどん筋トレにのめり込んでいき、

ひたすらストイックな生活を送っていました。

 

そんな中、

筋トレのバイブルとも言える本を発見したのですが、

値段がたしか5千円ぐらいしたんですよ。

 

「たけえなあ。でも欲しいなあ。」と思って、

買おうかどうするか悩んでいたそんなある日のこと。

 

おしゃべりカフェの彼女が

「これあげる。」と言って、

分厚いなにかを僕に渡しました。

 

中を開けてみると、

そこにはなんと僕が欲しかった本が。

 

「え、なんで?今日なんかのイベントやった?

ほんまにもらってええの?」

と驚きながら聞く僕に対し、彼女はこう答えました。

 

「うん。イベントとかちゃうけど、

シゲちゃん筋トレ頑張ってるから。」

 

僕がその後、彼女を抱きしめたのは言うまでもありません。

 

普通ならひたすら筋トレに勤しむ僕を見て、

「アンタ、なに目指してんの?」と

言われて一蹴されてもおかしくないことなのに。

 

このように、健気さを男性に伝えるには、

純粋な「してあげたい気持ち」から

行動することで、男性の心を打つ場合もあります。

 

別になにかを買ってプレゼントするわけではなく、

「頑張っている彼に○○してあげたい」という

気持ちで行動すれば、それはきっと健気さとなり、

彼の心をキュンとさせることでしょう。

 

しかし、

「○○してあげたい」が過ぎてしまうと、

それは尽くし過ぎることになってしまい、

結果的に彼の気持ちが離れていくことにつながります。

 

どんなに身体に良いことでも、

やりすぎると害になることがあるように、

なんでもやりすぎは注意ということですよ。

 

健気さもほどほどにね。

 

 

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【どうやって】じゃあ健気さってなんなのさ?【出すの?】” に対して11件のコメントがあります。

  1. 美穂 より:

    藤本 様

    それでは、彼の試合の前に、独りでスポーツの神社で必勝祈願して
    そこで買った小さなお守りをプレゼントしたのですが。

    そしたら、彼は初めて上位入賞しました(^_^)

    だからって、別に、見返りを求めたりしませんでしたよ〜
    彼は、お守りのおかげ、と感謝してました。

    これは重くないですよね〜

  2. >美穂さん

    全然重くないですよ。

    むしろ美穂さんの愛情が伝わったのではないでしょうか。

    お守りって男性は自分で買う習慣がない人が多いので、もらったら結構うれしいかも。

  3. 美穂 より:

    藤本 様!

    めっちゃ勇気を出しました!ただ、自分勝手に動かないように気をつけましたけども。

    「繋がろう繋がろうとしたんじゃないの。私が休んだことを気にして、またサークルに来なくなっちゃったらどうしようと思って…」と一生懸命、気持ちを伝えました。

    すると、彼は、「そんな勘違いしてたんだ…」とニコニコ笑うので、
    「避けられてたから私のことは嫌いなのかな、〇〇さんのほうが好きなんだろうな、って思ってたの。」と言うと「嫌いなら一緒に帰らないよ。サークルでは、バレないように、いろんな人と話してるんだよ。ビジネスモードだよ」と言っていました。

    他にも、私があっていたセクハラめいたことを覚えていて、「その後は大丈夫?」と心配してくれたり、そもそも今日の練習中も、私が他の人とあたっていた時に、私の弱点をよく見ていてくれたようで、その弱点を治す練習を徹底的にしてくれましたし。

    本当はここで分かれ道になるはずのところでは、さらに私の家の方を回って帰ってくれたりして、今日は本当にいい日になりました。

    私と彼が、本当にちゃんと向き合って話せたのは(素面では)今日が初めてかもしれないなあとも感じました。

    いつも話を聞いて下さってありがとうございます!一歩前進です!

    1. >美穂さん

      本当に良かったですね。

      たった1日勇気を出すだけで、いろんなことがガラリと変わるんですよ。

      待っているだけではチャンスはやってこないので、一歩踏み出して行動することで、そこでようやく道が開けるわけです。

      そして、話してみないことには分からないので、お互いの勘違いだった、ということもよくありますね。

      1. 美穂 より:

        藤本 様

        早速のお返事、ありがとうございます😊
        藤本さんは、GW、たっぷりお休み取れるのでしょうか?

        この件をなぜ健気の記事に書いたかというと、

        ・彼が、「私と練習しよう」と言ってくれた時、昨日だけいらしていた有名な先生がちょうど空いていたので「あの先生、すごい先生ですよ。私よりもあの先生とやったほうがいいです。私とはいつでもできるでしょ?」とオススメしたところ、彼はクスクス笑って「知ってるよ。でもいいんだって。一緒にやろう。」と言って、結局結構長い時間一緒に練習したこと。

        ・一緒に歩いていたら、突然風がビューと吹いて、私のバッグからプリントが飛んじゃいました。「キャア〜待って〜」と一生懸命走って追いかけたら、前を歩いていた母娘に拾ってもらって「すみませ〜ん!」とお礼を言ったりしたこと。(ついでに、その拾ってくれた娘さんは、実は私が9年間も成長を見守ってきた子で、「わあ、美穂先生じゃん〜」と互いに懐かしんだのですが)

        といったエピソードがちょっとあって、わざとではないのですが、健気っぽい部分が伝わったかな?と思ったからなのでした(^_^)

        1. >美穂さん

          GWは休みなしですよ。

          かなりいい感じでコミュニケーションが取れていますね。

          こういったエピソードは健気さというよりか、どちらかと言うと天真爛漫さになるのではないでしょうか。

          悪いことではないですよ。

          1. 美穂 より:

            藤本 様

            早速のお返事ありがとうございます。

            ええ〜!お休みナシですか〜?
            ああ、もうすぐ東京行きもあるから準備とかでお忙しいのでしょうか?
            でも、せっかくの、この気持ち良い季節!(あ、でももう、そちらは暑いのでしょうか……)
            少しでも、ゆったりとしたお時間が取れるといいですね。

            そうなんです。ずいぶんコミュニケーションが取れるようになってきたんです。
            それについての分析はまた別のところで……

            そっか。健気さとはちょっと違いましたか。
            でも、天真爛漫さなら、悪くないですよね〜😊
            (どちらかというと、見た目とのギャップで、そこもウリだったりしますから)

  4. より:

    いつも楽しく学ばせていただいております。

    こちらのブログに出会ったのは、
    20年間、くっついたり、離れたりしている
    彼との関係に悩んでいる時でした。

    毎晩、記事を読んでは、自分なりに考え、
    彼への想いは、愛情ではなく「執着」と気付きました。

    藤本さんのおかげで、20年の想いから解放され、
    彼を断捨離することができました!
    ありがとうございます!

    断捨離した途端、何故かモテ期が到来し、
    2ヶ月前から10歳年下の彼と恋が進展しております。

    しかも、自身が掲げたの理想項目にほぼ適してる方なんです。

    10歳年下ということもあるかもしれませんが、
    「理解があるね」「健気だね」「ほっとけない」
    と言ってもらえて、
    1日も欠かさず送ってくれる彼からのLINEに、
    現在、幸せを感じております。

    20年の彼とは、こんなことなかったので、
    これは、藤本さんのブログを毎晩読みあさった結果では?
    と、本当に感謝しております!

    感謝の気持ちを伝えたく、
    こちらのコメント欄を拝借致しました。

    これからも、楽しく拝見させていただきながら、
    多くを学びたいと思います。

    ブログの更新、楽しみにしております。
    寒い日が続きますのでお身体をご自愛くださいませ。

    1. >音さん

      いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

      執着に気づかれたようで本当に良かったです。

      縁というものは時間はまったく関係なくて、極端に悪い言い方をするのであれば、感情を抜きにしてお互いに「メリットがあるかどうか」だけなんですよ。

      そのメリットがない場合、つながってる縁は腐れ縁になりまして、その縁をつないでいる内は新しい縁が入ってきません。

      理想のお相手が見つかって本当に何よりです。

      音さんも体調をくずされぬよう、どうかお身体をご自愛くださいませ。

  5. コメ より:

    藤本さん、ご無沙汰しております

    ブログ、著書拝読して、
    遅まきながら勉強させていただいてます

    以前カウンセリングで相談していた彼と
    今は週に一度くらい密会しておしゃべりを
    楽しんでいます

    付き合っている頃からのくせで、
    私はいつも彼の吸っているタバコを
    一箱常備していて、会っている時にタバコが切れると
    はい!と渡しているのですが、

    それはやり過ぎなんでしょうか。。

    コンビニに入るとついつい
    買ってしまうのです

    先日も、あれ、タバコ切らした、というので
    あるよ〜と渡したら
    また買ったの?と言われ、
    なんか買っちゃうのよねーなんて
    会話をしたばかりです

    この記事を読んで、尽くしすぎ??と
    不安になりました

    1. >コメさん

      お久しぶりです。

      尽くすというのは、相手のためだけを考えて行う行為であり、相手の気を引きたいがために尽くすのは尽くしているのではなく、相手に気に入られたいという自分のエゴなんです。

      そして見返りなく尽くしている場合、尽くしすぎなのが悪いのではなく、相手がそれに対しなんの感謝もしてくれないのであれば、それでも尽くし続けることの意味を考えないといけません。

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