ネットや本では教えてくれない草食系男子攻略法。その1

恋愛マニュアルに書かれていることの多くが、世の男性全員に通用するわけではない。

世間で販売されている恋愛指南書や女性向け雑誌のコラム、

そしてネット上で目にする恋愛テクニックのほとんどは、

「肉食系の男性」にしか通用しないという事実をご存じでしょうか。

 

・ボディタッチの数々

・わざとLINEやメールの返事を遅らせる

・ほかの男性の影をちらつかせる

・男好きしそうなファッション

・色っぽい仕草の演出

・「すごーい!」「すてき!」「かっこいい!」などの単語褒め

 

などなど。

 

実は「草食系の男性」からすればこれらの恋愛テクニックは、

女性に使われることによって

「怖い」とか「手が届かない」と思ってしまうんですよ。

 

僕の友人で、

草食系男子のUちゃんという男性がいるのですが、

男性の扱い方を分かっていて媚びる女性が

本当に苦手だと言っていました。

 

Uちゃん

「あの人たち、怖いんですよ。

なんかこう、グイグイくるっていうか。

こっちはそれほど仲良くしたいわけじゃないのに、

無理矢理こじ開けられるような感じがして。

 

そりゃあ、可愛いしモテるのかもしれないけど、

僕にはまったく縁のない世界の人たちって感じがするから、

正直ほっといてほしいんです。

 

別にすごく彼女がほしいわけでもないし。」

 

彼とは僕の趣味である漫画や映画の話が合うので

仲良くさせてもらっていたのですが、

ルックスはイケメンとは言い難いけど、

パッと見、モテなさそうな感じはしない男性でした。

 

 

草食系の男性は、味わい深い人で有ることも多い。

仲良くなるまでに時間はかかったけど、

心を開いてからは出るわ出るわの意外な一面。

 

頭がよく話の展開は上手だし、

僕の知らないことをたくさん知っているし、

人見知りなだけで礼儀正しくすごく気がつく

「彼女の親に挨拶するとき、

こういう子を会わせたら喜ばれるんだろうな。」

と思わずにはいられない好青年でした。

 

そんなUちゃんは、

「なんでそんなに皆さん、女の人が好きなんですか?」

と素で聞いてしまうような、「超」がつくほどの草食系。

 

ここ数年、彼女がいない彼を不憫に思い、

「Uちゃんはよ彼女つくりや。」と言ったことがあるのですが、

「いらないです。めんどくさいし1人の方が楽です。」

と即答で返してきたのが印象的でした。

 

余談ですが、Uちゃんと2人でカラオケに行って、

DIR EN GREYの「朔-saku-」を

完コピで歌っている彼の姿を見たときは、

彼のとんでもない二面性に驚きを隠せませんでしたね。

 

そのあと朝の8時までカラオケでどんちゃんして散々飲んだあと、

そば屋でカレーうどんの大盛りを平然と食べる僕を見て、

「シゲさんて、女の人だけじゃなく食もガツガツいきますね。」

と言われたのはいい思い出です。

 

「草食系=なよなよした男」ではない。

僕は自分の悲恋改善アドバイザーという仕事について

揺るぎない確固たる自信を持っていますが、

その自信を持つことができた理由のひとつとして、

彼の存在があまりにも大きいんですよ。

 

それは、

「対草食系男子」に対しての接し方も分かるようになったから。

 

しかも彼が僕に与えてくれた気づきはそれだけではなく、

「人って仲良くなってみないと分からないもんやなあ。」と

気付かせてくれた1人でもあります。

 

世間の女性は草食系の男性について、

間違った認識を持っている方が多いと思いますが、

「草食系=なよなよした男性」ではありません。

 

ただ、

積極的に異性を追わない男性というだけなのです。

 

勘違いしている女性が多いですが、

「男は誰でも女好き」という法則は

肉食系の男性にしか当てはまりません。

 

草食系の男性は、

こちらが心配になるほど女性に興味がない男性が多い。

 

僕も昔は草食系男子と聞くたびに、

「おいお前ら、チ○コ付いてんのか!」と

声たかだかに心の中で叫んでいたわけですが、

Uちゃんと出会ってからは草食系の男性に対する見解が

180度変わったことは言うまでもありません。

 

僕はこの仕事で食べていこうと決意したとき、

Uちゃん以外のロールモデルを見つけるべく

様々な草食系男子と話をしたのですが、

彼らと肉食系の男性で決定的に違うことを発見しました。

 

それは、

恋愛という行為をかなり真剣に考えているということ。

 

真剣に考え(すぎ)ているからこそ、

うかつに手を出さないのです。

 

身近にいた草食系男子の言葉。

ある男性がこんなことを言っていました。

 

「そりゃあ、彼女がほしくないわけじゃないですけど、

僕こんなんだから付き合って相手を傷つけるのが怖いんですよ。

僕が傷つく分にはいいけど、せっかく付き合ってくれたのに、

悲しい思いとかしてほしくないじゃないですか。

 

昔付き合ってた子に、

あまりにも僕が自分の遊び(趣味)ばっか優先してたもんだから、

『大事にされていない』と思われて振られちゃったんですよね。

 

なんかね、振られたことよりも、

寂しがらせてたんだなってことの方がショックでした。

 

でも、どうやって女の子に接していいかも分からないし、

ほかの人みたいに楽しいこととかさせてあげられないし、

それなら1人でいいやって感じです。」

 

たしかに考えようによっては、

「自信がないから女性と関わり合いたくない」と

言っているようにも聞こえますが、

僕が聞くかぎり「相手を傷つけることが怖い」という言葉は、

本心で言っているとしか考えられませんでした。

 

その証拠に、彼はこんなことも言ってましたね。

 

「遊び人の人とか、

よくそんなに人の心を弄べるよなあって思うんです。

だって普通に女の子がかわいそうじゃないですか。

 

あの人たち、自分がされたことないから、

そういう人の痛みとか分かんないんですかね?

自分の欲求のために人を利用するとか、

考えたことないですよ。

 

あっ

藤本さんも昔はそうなんでしたっけ!

なんかすいません!

 

いや、今はほら、ちゃんと女性のためになるお仕事をね、

ほら、されてるわけじゃないですかっ。

いや~すごいことだと思いますよ。」

 

いや、僕の方こそなんかすんません。

 

フォローされると逆に心が痛いので、

もう勘弁してください。

 

あと、こういう男性もいました。

 

「彼女は別にいらないっす。

だってめんどくさいすもん。

 

たしかに暇なんすけど、それでも別に欲しいと思わないんですよね。

生活のリズムを崩されるのがイヤなんすよ。

 

もう5年も彼女おらへんから、

友達が心配してコンパ開こうとしてくれたりとか、

風俗に連れてってくれようとするんですけど、

めんどくさいから全部断ってんすよね。

 

それに僕が付き合ったら、

元々が連絡不精やし相手の子をほったらかしにしてまうから、

すごく申し訳ないんすよ。

 

もっと連絡ほしいとか言われても、

用事がないのに連絡するのも悪いなと思ってまうんです。

それやったら、1人でええわと思って。」

 

うーむ。

 

なんて興味深い生き物なんだ。

 

余談ですがこの男性はNくんと言いまして、

彼がこのあと経験する恋物語は

僕をかなり興奮させてくれました。

 




 

草食系男子の多くは、女性をむやみやたらに傷つけたくないと思っている。

Uちゃんを含め彼ら草食系男子と話していて思ったのは、

「付き合って迷惑をかけたり悲しませたりするのがイヤ」だということ。

 

裏を返せば、

「相手の女性を自分では幸せにできないのではないか?」

という懸念があるため、1人の道を選んでいるということです。

 

僕は彼らと話をするまで草食系の男性のことを、

「自分に自信がないから女性を避けているだけの人間」

だと思っていましたが、どうやら真相は違ったようです。

 

正しい恋の仕方がわからず人を傷つけたくない優しすぎる男性、

それが草食系男子なのではないかという結論に僕は達しました。

 

もちろん、ただなよなよしているだけの頼りない男性も

草食系男子の中にはいることでしょう。

 

ですが、それは草食系の男性だけではなく

肉食系の男性にもいますから。

 

今回から始まった草食系男子攻略法。

 

このシリーズでは彼らの生態と、接し方、

そして自信を持って女性にオススメできる理由を

お話ししていきたいと思います。

 

そして前述したNくんの恋物語についても、

余すところなくお話しさせていただきましょう。

 

お楽しみに。

 

 

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ネットや本では教えてくれない草食系男子攻略法。その1” に対して15件のコメントがあります。

  1. ぴぴ より:

    新記事ありがとうございます!
    草食系なのかこちらに興味がないだけなのか分かりかねる人が多くて、こう言うお話を書いてくださるとまた勉強になります( ;ω; )
    更新されるのを首を長くして待ってます!

  2. CD より:

    きゃっほう!こんなのが知りたかった〜!カウンセリングして頂いた者です。いつもありがとうございます。続きがとっても楽しみな記事です!

  3. NANA より:

    藤本さん、こんにちは。いつもブログ楽しく読ませて頂いております^^
    …というか、記事の本文だけでなく、他の方への返信コメントも時折拝見しては参考にさせて頂いてます(笑)

    さて、今回の記事ですが………
    …N君の恋物語、気になりすぎます…!!(笑)

    早く続きが読みたいです!

    最近、このブログのお陰で偶数日がとっても楽しみなNANAでした♪

  4. >ぴぴさん

    参考にしていただければ幸いです。

    かなり長いシリーズになるかとは思いますが、ぜひとも最後までお付き合いいただければ嬉しいことこの上ありません。

  5. >CDさん

    その節はカウンセリングをお申し込みいただき本当にありがとうございました。

    そんなに喜んでいただけて光栄です。

    需要というのはやはりあるところにはあるのだと、実感した次第でございます。

  6. >NANAさん

    コメント欄まで参考にしていただけるとは。

    本当に記事を公開している甲斐があります。

    NANAさんには1000フジモト差し上げましょう。

    Nくんの恋物語は、僕自身も度肝を抜かれるぐらいの展開になりました。

    早く公開したくてウズウズしていますので、気長にお付き合いいただれば本望です。

  7. かなみ より:

    いつも楽しく拝見させて頂いております。

    結婚しているため、恋愛の第一線からは退いておりますが、藤本さんのブログは男心が分かるので対夫にしても役立つ記事ばかりです。

    わが家の主人もこの草食タイプでして(笑)
    出不精ですし、私と再会するまでは6年くらい彼女を作らなかったそうです。
    なんで?と聞いたら、次付き合う子はちゃんと結婚しようと思ってたから、うかつに付き合えなかったからだそうです。

    そして、今までその出不精が祟って振られたり、浮気されたりが多かったそうです。
    肉食系女性からすると、ややつまらない刺激のないタイプだったのだと思います。

    藤本さんも仰っていますが、私もこのような男性タイプは自信を持って幸せな結婚生活を遅れると思います。
    やや刺激は足りませんが、それは自分からアクシ ョン起こして連れ出してあげて、色んな初めての体験や経験(旅行など)を一緒に重ねていけばいいと思うのです。

    草食タイプは頑固なところもあるけれど、基本的に素直なので、とても喜んでくれます。
    夫と結婚できてよかったなと日々思います。

    男女の違いで衝突することもありますが、藤本さんのブログを楽しみに参考にして男心これからも勉強していい夫婦になれるよう頑張ります!

    長文乱文失礼致しました。

  8. >かなみさん

    >やや刺激は足りませんが、それは自分からアクション起こして連れ出してあげて、
    >色んな初めての体験や経験(旅行など)を一緒に重ねていけばいいと思うのです。

    これです。

    本当にそうなんです。

    いわば価値観を共有しやすい相手でもあるので、まともな草食系の男性はおすすめできるんですよ。

    良い旦那さまとご結婚されたようで、かなめさんは本当に幸せな日々を送られているのでしょうね。

    旦那さまもきっと、かなめさんと結婚して良かったと思われているはずですよ。

    これからも参考にしていただける記事を書けるよう精進いたしますので、ご覧いただければ幸いです。

  9. まどか より:

    先日はカウンセリングありがとうございました。
    藤本さんから言われた「彼は恋愛に臆病な女の子みたいな草食男子」というキーワードを頂いたので、暇があったら自分なりに掘り下げてみています。

    この草食男子シリーズは1日3周くらい毎日読んでるかも(^^)

    今まで数回しかない、でもくそ長い彼との電話での会話。彼なりに私に合わせて会話をチョイスしてくれたんだなぁと感じます。スイーツ話のときなんて散々スイーツ語りをしてくれたけど、本人は甘いもの食べないんですよ笑
    で、こちらが誘うと「うん」と言わないし、困ったおっさんです。

    離婚理由もきっと、自分はお嫁さんのこと大切に大切にしていたのに、その想いが届かないばかりか自分と一緒にいて不満を感じられていて突然離婚を切り出されたとかそんな類の話なんだろうな。お嫁さんを幸せにできなかった既成事実が彼の大きな傷になっているのかなーと感じます。

    藤本さんのカウンセリングは押し付け感のない、とても心地よいお時間でした。
    話すことで自分の頭の中を整理できるし。
    良い意味で知らない人だからなんでも話せる。
    心の拠り所を見つけることができました。

    感覚で言ったら藤本さんのカウンセリングはマッサージやエステに似てるなぁ。
    しんどくなったら「ちょっと揉んでもらおかな?」「あそこ行ったら楽になるし」
    いろんな意味での安心感があるねんなぁ(^^)

    1. >まどかさん

      先日はありがとうございました。

      カウンセリングを参考にしていただき、大変光栄です。

      安心感があると言っていただき身が引き締まる思いでございます。

      >お嫁さんを幸せにできなかった既成事実が彼の大きな傷になっているのかなーと感じます。

      おそらくその通りでしょうね。

      こういった相手の過去を知らずに現在の表面的な部分しか見ないでいると、「なぜこの人は今こうなのか?」という本質を見抜くことができないので、どんどん彼のことを深掘りしていきましょう。

  10. キジバト より:

    こんばんは
    彼と付き合ってから改めてこちらのシリーズを読み返させていただいています

    仰る通り、私の彼も恋愛に関しては真剣に考えるべき事柄だと思っているようです
    最近会っていろいろ話し合ったのですが、彼は以前好きだった女性のことがまだまだ忘れられず、私のことは友達としては居心地良いけど恋愛となるとそこまでの気持ちはないと正直に打ち明けてくれました
    かといって別れたいのではなく、けれども私のことを特別に思う気持ちがないまま付き合うのは申し訳ない、恋人という肩書に自分の心がついていけずに迷っている状態だそうです

    私は最初これを聞いたときはガッカリしましたが、よくよく考えてみれば私はこの状態をわかっていて告白したのです
    純粋に彼のことを愛していたからというよりは、今まで通りの友人関係を続けていたら成長しないと思ったのが告白した理由でした
    こちらこそ申し訳なかったです
    私も恋愛に興味がなかった期間が長く、人を愛するってどういうことなのか多分わかっていません
    でも彼となら一緒に修行をしたいと思えます
    まず恋人という肩書をもらっておいて、それに見合う自分になるように努力するというスタンスでいこうと私は思っていたのですが変でしょうか?
    ロマンチックとは程遠いですね

    彼には後でこの気持ちを正直に言おうと思っています
    ちなみにこのことを思い出してからは、以前悩んでいた彼の異性の交遊関係については考えるだけ無駄だと気付き、気にならなくなりました

    1. >キジバトさん

      こんばんは。

      >まず恋人という肩書をもらっておいて、それに見合う自分になるように努力するというスタンスでいこうと私は思っていたのですが変でしょうか?

      変どころか、僕はそれでいいと思ってます。

      ロマンチックとは、ふわふわと地に足がついていない状態で体感するのはただの幻想ですが、向き合った上で感じるロマンチシズムは、本当のロマンなんじゃないでしょうか。

  11. キジバト より:

    お返事ありがとうございます
    すみません、あともう一つ確認させてもらってもよろしいでしょうか?

    今、彼と恋人として付き合っていきたいと思う一番の理由が自分を成長させたいためなのであって、正直言いますと彼のために何かしてあげたいという気持ちがほとんどないです
    彼には“一緒に成長していきたい”と伝えてありますが、これはただ表向きだけで、言ってしまえば彼を踏み台にして自分を高めようとする自分がいます
    もちろん彼には感謝の気持ちを伝えることを忘れないように心がけますが、心の奥底にこのような気持ちを持ったまま関わるのはやはり相手に対して失礼でしょうか

    1. >キジバトさん

      >もちろん彼には感謝の気持ちを伝えることを忘れないように心がけますが、心の奥底にこのような気持ちを持ったまま関わるのはやはり相手に対して失礼でしょうか

      相手を踏み台にするという前提だけだと失礼になりますが、成長して人間力を高めるためには、相手のためになにをしてあげられるか?という視点は必須になります。

      ギブアンドギブの精神を学ぶためにも、感謝以外に献身を付け加えた方がいいですね。

      そうすることで相手もまた返してくれたら、それが循環して、さらなる学びや成長につながります。

  12. キジバト より:

    重ね重ねありがとうございます
    献身ですね、忘れないようにします!

    相手に何かしてあげるためにはまず自分に余裕があるのが大事だと思うので、彼との付き合いを通してもっと広い視野で見られるようになったり、とにかくどんな状況でも楽しく受け入れる修行をしたいと思います
    ただの友達同士だったらここまでがんばろうなんて思えなかったので、この関係性にOKを出してくれた彼に感謝です

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