彼に言われた直してほしいところ。その意味を本当に理解していますか?

agemono

相手が指摘してくるところって、実はもっと根本的な改善が必要になることが多い。

「お前のそういうところがイヤだから、

直してくれよ。」

 

こういう台詞を大好きな彼に言われてしまうと、

「じゃあその部分だけを直せばいいんだ!」と勘違いする女性がいますが、

部分的なところを直すだけでは根本的な解決にはなっていません。

 

とくに、まだ付き合っていない男性から

「お前の○○なところ直して。」なんて言われてしまうと、

「じゃあその部分を直せば好きになってもらえるんだ!」と

勘違いする女性があとを絶ちませんが、

この場合も部分的なところを直すだけでは

振り向いてもらうなんてもってのほか、興味の対象にすらなりえないのです。

 

それに、見返りを求めて部分的なところを改善しても

相手の男性に好きになってもらえなかった場合、

「ここまで頑張ったのに!」と相手を責めてしまい

自分の成長を止める原因になってしまいます。

 

 

たとえばアナタが子供のときにご両親から、

「あそこには危ないから行くのは止めなさい!」と

いつも言われる池があったとしましょう。

 

アナタは、

「ああ、あの池に行ったら危ないし怒られるんだ。」と

思って、親御さんの言いつけどおり、

その池には行かないように遊ぼうとします。

 

そんなある日、

アナタは別の場所に違う池を発見しました。

 

「ここなら遊んでも怒られないだろう。」と思って、

その池の周りで遊んでいると、

それをたまたま見かけたご両親から

「なんで池の周りで遊ぶの!危ないでしょ!」と怒られてしまいます。

 

アナタは、

「あ、池の周りで遊んだら怒られるんだ。」と思って、

もうほかの場所に池があっても近付かないようにしました。

 

この例文でなにが言いたいのかと言うと、

池の周りで遊ぶことがダメなのではなくて、

生命をおびやかす危険のある場所に行くと

両親が心配するという本質を、理解する必要があるのです。

 

彼が言う、

「お前の○○なところがイヤだから、直してくれよ。」

という台詞の○○は、「池」にたとえられます。

 

なので、

「池に行かなければいいんだ!」と思って、

池に行かないことを意識しても意味がありません。

 

「危ない場所に行ったら心配かけることになるから、

行かないようにしよう。」と本質を理解して改善しなければ、

根本的な解決にはつながらないのです。

 

指摘されたことの本質を見極めなければいけない。

もっと具体的に言うと、

「お前はいつも俺の話をちゃんと聞かずに否定ばっかりするけど、

そういうところがマジでイヤだから、ちゃんと直してくれよ!」

と彼に言われたとしましょう。

 

ここで多くの女性が彼の話を最後まで聞くようにして

なにも意見しないという行動に出ますが、

それでは意味がありません。

 

彼の話を最後まで聞いて相手の考え方や価値観を尊重し、

一個人の意見として受け入れた上、なにか意見があるのであれば、

提案という形で彼に伝えることが本質になるわけです。

 

この例で言うと、

「聞いたふりをする」「否定しない」というだけでは、

根本的な解決につながらないことを理解していただけたでしょうか。

 

「でもそんなの、詳しく言ってくれなきゃ分かんない!」

 

それはそうですよね。

 

とくに男性は口べたな人が多いので、

自分で思っていることをそのまま言葉にして伝えることが苦手です。

 

この問題を解決するには、

やはり話し合いしかありません。

 

いいですか?

 

話し合いです。

 

口論ではありません。

 

イラッとする気持ちを抑えて、

冷静に彼の意見をもっと深く掘り下げましょう。

 

彼が感情的になっている場合でも、

それに惑わされてアナタまで感情的になってはいけません。

 

感情的な人間同士がする話し合いは口論に発展し、

会話の論点をことごとくずらしてしまい、

お互いを攻撃することに主旨が変わってしまうからです。

 

「なんで私がこんなこと言われなきゃいけないのよ!」ではなく、

相手にそんなことを言わせてしまう自分にも非があることを理解することが大切。

 

言われたら傷つくこともあるけれど、言われている内が花でもある。

あと、指摘されたショックで彼になにも言い返せず、

自分ひとりで考え込んでしまう女性がいますが、止めた方がいいです。

 

こういった場合、かならずと言っていいほど、

言われたことの本質を見極めることができません。

 

なぜなら、

ショックを受けているので本質から逃げようとしてしまうから。

 

それ以上傷つくことが怖くて、

部分的なところしか見ないようにしてしまうんですよ。

 

たとえば、

「もうちょっと痩せろよ。」と

彼から言われたとしましょう。

 

この台詞の本質が、

「自己管理ができない女はイヤだから」

という意味だったとします。

 

ここで過激なダイエットをしてしまう女性は、

「彼は痩せている女性が好きなんだ」と勘違いして

この台詞の本質を理解していない女性です。

 

一時的には痩せるけど、

リバウンドして体型を維持することができません。

 




 

本質を理解している女性は、

健康的なダイエットを心掛け

痩せたあとも体型を維持しようとします。

 

彼が、自己管理ができない女性はイヤだという本質を

ちゃんと理解しているから、

過激なダイエットには手を染めないわけです。

 


 

このように、

相手から指摘されたことの本質を理解しないまま

上辺だけを改善しようとしても、

2人の関係はなにも変わらないことがご理解いただけたでしょうか。

 

とはいえ、

「○○なところを直してほしい」という意見はときとして、

相手が自分の都合に合わせてほしいがための物言いの場合があるので、

そういった指摘に関しては改善する必要はありませんよ。

 

その判断基準としては、

改善してアナタが良くなるものかどうか、です。

 

なんでも言うことを聞いてしまうと、

ただの都合のいい女になってしまうのでご注意を。

 

 

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彼に言われた直してほしいところ。その意味を本当に理解していますか?” に対して13件のコメントがあります。

  1. RION より:

    藤本さま、去年より拝読させて頂いております。
    男女のことは元より、よりよく生きるための心構えなど、いままで知らなかったこと、考えなかったことに気付くことができ、何度も読ませてもらってます。
    この記事も、とてもいいことを書いてくださっていて感謝しました。

    わたしもこの記事にあるように、指摘された上辺だけを見て、傷付いたり傷付いたことに固執して、自分を省みることができずにいました。

    いま、ある人に「直した方がいい」と言われてることを、この記事に則り、考えてみました。
    そうしたら、本質が見えました。
    いままではそう言われても自分ではどうしようもないことだと、思ってましたが、その人は直した方が、わたしのためだと思って言ってくれてたのだと、分かりました。
    向き合って改善してみようと思いました。

    いままで見えなかった、見ようとしなかった男性の気持ちを少し見ることができたように思います。
    相手の方に指摘してくれたことへの感謝を言葉で伝えた方がいいのか、行動で示せばいいのか迷います。行動で示すには時間がかかりそうです。

    藤本さまに、メール相談をしたいのですが、メールフォームから、送信ができませんでした。
    こちらのアドレスに宛先を連絡頂くことは可能でしょうか。よろしければ、ご返答よろしくお願い致します。

  2. >RIONさん

    いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

    参考にしていただき、本当に光栄です。

    男性が言ったことに対して本質を理解できないのは、RIONさんの仰るとおり、理解する気がないからなんですよ。

    言われた方は「なんで言われなきゃいけないのよ」という意識もあるため、「なぜ言われるのか」を考えようとしないからですね。

    ご相談フォームの件ではご不便をおかけして申し訳ありませんでした。

    先ほどメールを送信させていただきましたので、お手数をおかけしますが、再度ご相談内容を記載して返信していただければ幸いでございます。

  3. RION より:

    藤本さま

    お返事ありがとうございます。お礼がおそくなってしまい申し訳ありません。また記事の更新もありがとうございます。いつも楽しみにしています。

    メールの件、お忙しい中、早速の対応ありがとうございました。
    頂いた翌日に返信しましたが、届いていますでしょうか。もし、届いてないようでしたら、教えて頂けますか。お手数お掛けして申し訳ありません。

    また、よろしければ、メール相談のご返答は何日後を目安にすればよいか教えて頂ければ有り難いです。

  4. >RIONさん

    いえいえ、とんでもないですよ。

    こちらこそありがとうございます。

    メールの件ですが、2月14日に僕が返信してからお申し込みいただきましたでしょうか?

    もしそうであれば届いておりませんので、お手数をかけて本当に申し訳ありませんが、再度お伝えしたアドレス宛にご相談内容を記載のうえ、送信していただけると幸いでございます。

    メール相談の返信は、大体2日以内に返信させていただいておりますが、メールカウンセリングが立て込んでいる場合は最大3日間かかることがあります。

    恐れ入りますがよろしくお願いいたします。

  5. ひた より:

    物事の本質を見るのが苦手なので、この記事を手帳に貼り付けさせてもらいました。
    言われたことをそのまま受け取るだけで、先が読めなくて。
    来年の抱負のひとつにします。

    1. >ひたさん

      ありがとうございます。

      来年の抱負はできれば8個あるといいですね。

  6. プー より:

    前に言われたことあるのですが勘違いしてました!
    そしたら、盛大に地雷を踏んだらしく。。
    きっともう会えないと思いますが、ちゃんと直そうと思います。

    やらかさないと気づかないのは直したいですね。
    刑務所行き案件です。

    カウンセリングではよろしくお願いします。

  7. プー より:

    うん、そうですね。
    本質を理解しようとしてなかった。
    彼氏ではないですが、男性を怒らせた?のか呆れられました。
    初めて拒絶されました。
    たぶん、知らず知らずの内にいろいろ地雷を踏んでいて、それが爆発してしまったんだと思います。

    軽くごめんと伝えたのですが、これ以上は何もしない方がいいですよね??
    呆れられてると思うので、上辺だけの反省は全く意味がないと思います。

    1. >プーさん

      相手の細かい地雷を踏み続けてしまうと、大きな地雷1つよりも場合によっては怒りが増幅することもあります。

      謝罪するにしてももう少し相手の怒りが収まってからの方がいいでしょう。

      1. プー より:

        藤本さん

        ありがとうございます。
        反省することばっかりです。

        ごめんと言ったことに対して、反応もないので、もう少し経ってから、きちんと不快にさせたことを謝りたいと思います。

  8. ココ より:

    藤本さま

    お世話になっております。
    来月の電話カウンセリングの際はどうぞよろしくお願いいたします。

    前々より、攻略中の彼からぶりっこだとイジられていた(と思っていた)のですが、本当に直して欲しいと思われているという事がわかりました。

    元々の私は、自信の無さと間違った向上心により自分を悪い意味でのプライドの殻でガチガチに固めていました。ところが、敵を味方にしていかないと成り立たない仕事を経験したり、人に気に入られて仕事を貰わなければ生活できないという状況下に身を置いた中で、人から可愛がられている人達の表情や会話の仕方を観察して盗んで、数年がかりで保身の為にキャラクターを作り込んでいきました。

    まさにこちらの記事の感じに近いです。
    https://damasarenaiwa.com/2015/02/16/burikko/
    中には元から無意識にしている動作もありますが…

    それを最近になり、結局は今だって自分をガチガチに固めている事には変わりないのでは、と思い始めたところでした。

    そんな矢先、彼からまたぶりっこだとイジられたのですが、

    それじゃあ本当のココさんがどこにいるのかわからないじゃないですか!

    と言われ、、
    身を打たれたような、どうしようもなく切ない気持ちに襲われました。
    まさに本質の部分です。

    彼には、
    もう作ったキャラで固める必要もなくなったし、本気で直したいと思ってる。それから、そうやって教えてくれたのは貴方だけ。本当に感謝してます。
    そう伝えました。

    キャラを作ってから、それが作れ込まれたものと見抜いて堂々と指摘してきたのは彼以外にはいませんでした。
    それが彼に惹かれた理由でもあります。

    1. >ココさん

      >それを最近になり、結局は今だって自分をガチガチに固めている事には変わりないのでは、と思い始めたところでした。

      作り込んだ自分が自分の性質や特性にないものだと素養にならないんですよね。

      たとえば、元々おっとりしている人が真逆の人間になろうとしても無理が生じるのと同じで、どれだけ作り込んでも無理している感が消えてない時点でそれは性質にないことになります。

      あとは、人に見せたくない認めたくない自分を過剰に守ろうとしても無理が生じます。

      カウンセリングの際は僕の方こそよろしくお願いいたします。

      1. ココ より:

        藤本さま

        お忙しい中お返事いただきありがとうございます。
        いただいたお言葉についてじっくり考えました。長くなってしまいますが、どうかお許しください。

        > 人に見せたくない認めたくない自分を過剰に守ろうとしても無理が生じます。

        そもそも、なぜ作り込んだのか。
        仕事のせいにしていましたが、「人から嫌われる惨めな自分」になるのが怖くて仕方なかったのが根本の理由でした。子供の頃に割とハードないじめに遭った事もおそらく原因です。
        当時、いじめを「いじめ」と認識しない事で自尊心を保っていました。本当は解っているのに、ヘラヘラと笑い、笑えなくなったら無表情になり、泣きもせず怒りもせず平静を装っていました。「惨めな自分」を認めてしまったら狂ってしまうような気がしていたのです。
        その恐怖心が社会人になってから再び顔を出したのでしょう。

        今はというと、嫌われたくない願望は無くはないですが、全ての人に好かれるのは無理な事だと知ったので、多少の嫌がらせも自分にとって大した問題ではなくなりました。
        万人に好かれる事を目指して徹底的にキャラクターを作り込んだからこそ、もういいかな、と思えるのかもしれません。

        > どれだけ作り込んでも無理している感が消えてない時点でそれは性質にないことになります。
        本当に仰る通りです。
        彼が「ぶりっ子」と指摘するのはおそらくこの無理している感の部分だと解りました。
        元から身についているぶりっこな仕草や表情は素養の部分ですね。完全に無意識に出ています。
        ぶりっこをやめるというよりも、今の私の状態をベースに、「無理してる部分」を引き算したらちょうど良いような気がします!

        ヒントを下さって本当にありがとうございます!

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