「自分を変えたい」なら、人に変えてもらおうとするんじゃねえよ論。

自分を大切にするって、どういうこと?

withonlineで32回目の連載がアップされました。

 

今回のテーマは、

「自分を大切にすること」の意味についてです。

 

 

各方面で

「自分を大切にしましょう」といわれていますが、

この言葉の意味を深く理解している人は

あまりいないように感じます。

 

自分を大切にするといっても

なにを大切にすればいいか分からないし、

中には、自分を甘やかして楽なほうに進めることが

その意味なんだと勘違いしている人もいるかもしません。

 

この言葉の意味を一言で言うと、

「自分はどう思うか?」という感情を大切にすること。

 

それが、自分を大切にするということです。

 

なので、自分を大切にしている人は

誰がなんと言おうと好きなものは好きだと言うし、

嫌なことは嫌だとはっきり言う。

 

そして、やりたいことはちゃんとやるし、

心が拒絶しているやりたくないことはしない。

 

つまり、自分の心の声に対し

素直に生きているんですよね。

 

「やりたくないことはやらなくていい」という言葉の意味を勘違いしている人たち。

逆に、自分を大切にしていない人ほど、

人に流されるから自分の本当の気持ちが分からないので

好きかどうかはっきり分からないものを追い求め、

嫌なことがあっても我慢してしまう。

 

さらに、やりたいことがあっても

言い訳を作って先延ばしにしたりやらなかったりして、

自分にとって必要な面倒くさいことやしんどいことは、

これもまた言い訳の材料を作ってやりません。

 

ちなみに、

「やりたくないことはやらなくていい」という言葉の意味は、

心が「もう無理、限界」と訴えていることや

本能で拒絶していることはやらなくていいということです。

 

未来の自分にとって必要なのであれば、

その過程にある面倒くさいことやしんどいことは

ちゃんとしないといけないんですよね。

 

キラキラ起業女子の人の中には

「子育てもやりたくなかったら業者に頼んで外注すればOK!」

と言ってるとんでもない人間がいるのですが、

これはやりたくないことはやらない以前に

自分でしたことの責任を他人に丸投げしているだけです。

 

それに、子供が大きくなって愛情飢餓を感じてしまい、

「なんでちゃんと育ててくれなかったんだ!」と反発されて

「文句言うなら私じゃなくてシッターさんに言ってよ!」

と言えるのかという話にもなってきますからね。

 

もちろん、のっぴきならない事情で

外注せざるを得ない場面はあるかもしれないけれど、

自分でしたことをやりたくないからという理由だけで丸投げするのは

ただの責任放棄にすぎません。

 

子育てにかぎらず、

そうやって自分のしたことの責任から逃れている人ほど、

どんどん信用されない人間になっていき

恋愛どころか人生も上手くいかなくなります。

 

「自分を変えてもらいたい」という前提の人は、いつまで経っても「そこ止まり」。

キラキラ起業女子の話しが出たので、

そのついでといってはなんですが

さらに踏み込んでお話をさせていただきますと、

結局は自分を大切にして生きることも

自分らしく生きることも自分を変えるということも、

すべて同義なんです。

 

それは自分にしかできないことであり、

ほかの誰かがやってくれることではないんですよね。

 

自分のことは自分でしか変えられないし、

自分のしたことは自分で責任取らないといけないんです。

 

男女問わずキラキラ起業系の人の多くは、

あたかも人生を楽しく過ごすためのとっておきの魔法が

この世に存在することを匂わせてくるので、

それを見た人生や恋愛が上手くいかない女性が勘違いして

「私もワンチャンあるかも!」と思ってしまい、

高額料金を支払って自分を変えようとします。

 

しかし、そんな魔法なんてどこにもないし、

そういった女性の多くが分かっていないのが

「自分を変えたい」じゃなくて、なんだか凄そうな人に

「自分を変えてもらいたい」という前提なんですよね。

 

闇金ウシジマくんのフリーエージェントくん編の中で、

高額塾を情報商材として売っている登場人物が

「俺らが売るのは金儲けの方法じゃねえ。

金儲けできそうな雰囲気だ。」と言ってましたが、

「上手くいきそうな雰囲気」っていつの時代も需要があるんですよ。

 

人生が上手くいきそうな雰囲気、

恋愛が上手くいきそうな雰囲気。

 

つまり、

「みんなは知らないだろうけど、

上手くいかせる魔法があるんだよ~」

という情報を巧妙に流すと、

今も昔も食いつく人が一定数は存在するということです。

 

だから、その情報を流す側の人間は、

曖昧なことに少しでも信憑性をもたせるために

引き寄せだとか宇宙の法則だとかを使って、

スピリチュアル要素を絡めてくるケースが多いんですよ。

 

別に高いお金を払わなくても

今の時代、調べたらほとんどの情報は出てきますし、

より良い人生を歩むためのヒントなんて

もう本当に履いて捨てるほどあるんです。

 

ただ、そこに目を向けようとしないだけで。

 

なぜなら、目を向けようとしない人のほとんどが、

今の自分のままで面倒なことやしんどいことをせず

人生や恋愛で一発逆転を狙いたいから。

 

だから、人って簡単に変わらないと言われているんです。

 

楽して何かを得ようとする人ほど、上手くいってる人の「プロセス」を見ない。

ちなみにより良い人生を歩むためのヒントて、

ドラマや漫画からでも得られるんですよ。

 

たとえば、最近なにかと話題の「凪のお暇」。

 

このドラマは、主人公の凪が人生をリセットして

自分らしく生きるために再スタートを切るという内容なんですが、

毎回学ぶべきところがたくさんありすぎるんです。

 

しかし、見ている人のほとんどが、

凪の恋の行方だとか、2人の男性の心理だとか、

そういうところしか見ていないんですよ。

 

凪が新しい人生を歩むために

どんな泥臭いことをしているか、

なぜそうしているのか、

なぜそうしないといけないのか、

そういう部分を見ている人が驚くべきことに

めちゃめちゃ少ないんですよね。

 




 

しかも、自分の人生を歩くって決めた途端に

「メンヘラ製造機」の男性に引っかかってしまって、

ズタボロになりながらも認めたくない現実から目をそらさず

一生懸命に自分と向き合ったりと、

自分を大切にして生きるにもそこにはいろんな苦労がともなっています。

 

でも、一発逆転を狙っている人は

そういう部分を見てるようで見てないんです。

 

これはドラマの話しであって、

都合よく今の自分が好転するような魔法が

どこかにあるって無意識に思っているから。

 

しつこいぐらいに何度も言うけど、

そんなもん、どこ探したって

大金積んだってあらへんで?

 

自分を大切にして生きるって、大変なんですよ。

 

しかも、なりたい自分になるためには

面倒なこともしんどいことも泥臭いこともしないといけません。

 

でも、そうやって自分を大切にして生きて

なりたい自分になった先に栄光があるから、

それを経験で知ってる人は

「自分を大切にしましょう」と言えるわけです。

 

間違えてはいけない「なりたい自分」の定義。

ちなみに、なりたい自分のことを

「人からこんな風に見られたい自分」と

勘違いしている人がものすごく多いですが、

これは思いっきり間違いなんですよね。

 

人がどうとかじゃなくて、

「自分はこういう人間になりたい」のが、

「なりたい自分」です。

 

なので、

「ぜんぜんお金なくてもいいから、

田舎町に引っ越してのびのび暮らしたい」といった目標でも、

どうしてもそうしたいのであれば

それは十分になりたい自分なんですよ。

 

人がどうかじゃなくて、自分がどうか、なんです。

 

自分を大切にして生きると、

明るい未来がかならずやってきます。

 

その途中には、

しんどいことも、つらいことも、苦しいことも、

たくさんあるでしょう。

 

しかし、それでも自分の人生を歩いていると

「すべての過去はこの日のためにあったんだ!」

と思えるような素敵すぎる出来事が、

未来に用意されていることを忘れないでください。

 

コラムでは、自分を大切にすることの意味や

自分を大切にしている女性とそうじゃない女性の違いなどを

また違った角度でお話していますので、

ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。

 

 

 

ちなみに、凪のお暇は漫画が原作なので、

「ドラマより漫画で読んでみたい!」という方はぜひ。

 

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