人間力パラメータ~幸福と成長の8つの軌跡~
リアライフカウンセラーの藤本シゲユキです。
日々カウンセリングを行っていると、これまでに何度かお申し込みをいただいているクライアントさんから、次のような質問を受けることがあります。
実は、このようにご質問される方のほとんどは、向上心が強い方です。
彼女たちの多くは、以前話したときとは違う考え方をされていたり、自分自身と対峙しないと分かりえない気づきを得られたりしています。
なので、しっかりと成長されていると感じるのですが、それはあくまでも僕がクライアントさんを客観的に見ているからそう思うのであって、自分ではその実感が分からない方が多いようです。
たとえば、「ダイエットに大成功して理想のボディを手に入れた!」とかなら、目に見えて以前の自分とは違うことが分かりますよね。
他にも、「以前の自分なら成し遂げられなかった困難な仕事を完遂することができた!」とかも、自身の成長を実感しやすいです。
でも多くの場合、自分が成長しているかどうかを視覚化して見ることができないし、ゲームの世界じゃないからレベルアップしたことを目に見えて実感できることは少ないですよね。
もちろん、毎日がいろんな変化に富んだ刺激的な生活であれば,、成長を感じる場面も必然的に多くなります。
しかし、自分自身で「平凡な毎日を送っているな」と感じてしまったら、成長を実感できないまま、年齢だけが大人になっているという状態に陥ってしまいます。
いろんな本に書かれていることではありますが、たとえ平凡な毎日だったとしても、ものの見方を変えれば自分を成長させるための出来事はたくさんあるものです。
でも、ものの見方を変えろって言われても、具体的な指針がないとなかなか難しいじゃないですか。
実際、カウンセリングに申し込まれた方の中には「もっと成長したい」と強く思っているのにもかかわらず、具体的に何をすればいいのか、何から始めていいのか分からないという方がかなりいらっしゃいます。
カウンセリングであれば、クライアントさんのなりたい自分像を聞き出し、それに沿ったご提案をさせていただくことは可能です。
ですが、誰かに具体案を教えてもらえないし、本を読んでも書いてあることが抽象的すぎて「成長したいけどどうしていいか分からない」という人は、どうすればいいでしょうか?
この場合、彼ら彼女らのせっかくの「成長したい」という気持ちが、指針がないことによって、スタート地点がめちゃめちゃぼやけてしまうんですよ。
なので、そういった人たちが日々の成長を実感できる指針は何かないかな、作れないかなとずっと考えていたんですね。
そうやって頭を悩ましていたら意外なところに解決のヒントがありました。
それが何かというと、PS4のゲーム「ペルソナ5」と「龍が如く7」です。
この2作品はいわゆる「RPG」になるのですが、初めてプレイしたときに驚いたことがあります。
それは、キャラクターの戦闘力レベル以外に「人間力レベル」があるということ。
ペルソナ5では「魅力」「器用さ」「度胸」「知識」「やさしさ」という5つのパラメータが、龍が如く7では「情熱」「陽気」「メンタル」「優しさ」「知性」「お洒落」という6つのパラメータが存在します。
それぞれのゲームに、人間力が足りないと進められないイベントや、会えなかったり話すことができなかったりするキャラクターが登場するんですね。
たとえば、魅力が足りないと誘い出せないキャラクター、メンタルが強くないと通れない場所がある、というように。
「うわ~これ現実世界とまったく同じやん!」と感動していたのですが、「あれ?これは使えるんじゃないか?」と思いついたんですよ。
そう、人が成長を実感できる指針としてです。
上記2つのゲームから着想を得て作ったのが、この「人間力パラメータ」です。
本題はここからですが、その前に人間力パラメータを最後までご覧いただいた方がどんなメリットを得られるのか、次に記載させていただきます。
「めっちゃビックリマーク多いやん」と自分でも書いてて思いましたが、そう言い切れるぐらいこの人間力パラメータはあなたの人生の指針になると思っています。
本書は、道に迷ったときや答え合わせをしたいときに読み返し、必要な箇所をチェックし直すことが可能です。
前置きが長くなってしまいましたが、この人間力パラメータがあなたの人間力向上のお役に立てることができれば、嬉しいことこの上ありません。
それでは、『人間力パラメータ~幸福と成長の8つの軌跡~』の本編を始めさせていただきます。
そもそもだけど「人間力」ってなに?
まず、「人間力とは何か?」についてご説明させていただきます。
人間力とは「自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」を意味します。
「社会に出て給料もらって一人暮らしをすれば自立」と考えている人が結構多いのですが、これだけでは自立していることにはなりません。
実は自立にも4種類あるのです。
自分の身の回りのことは自分でできること
「社会的自立」
自分一人で社会に出ていくこと
「経済的自立」
誰かの金銭援助なく生活できていること
「精神的自立」
誰かに依存せずに自分で決めて人生を選択できること
この4種類の自立を確立してはじめて、「自立している」といえます。
「え?人間力は自立してからじゃないと高められないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。
「人間力を高めていくと本当の意味で自立した人間になる」というのが、僕の考えです。
4種類の自立の中でもとくに、「精神的自立」を果たしていない人がこの日本には多いです。
精神的自立を果たすためには、人間力を高めながら経験値を増やし、経験則から学習することでしか確立することができません。
精神的自立とは、「周囲に流されず自分の頭で考える→自分で決める→それに向けて行動する」という繰り返しによって確立されていくものなんです。
なので、「人と同じことをしていると安心する」という人や、優柔不断な人ほど、確立するまでに時間がかかるんですね。
それから、言うまでもありませんが、自分が選択した行動には責任を持ちましょう。
責任については後述いたします。
では次に、人間力を具体的に表すとどのようになるのか?
前述した2つのゲームから着想を得てアレンジしたのが、下記図にある「人間力パラメータ」になります。
計8つの属性からなるこの人間力パラメータ。
たとえるなら、RPGで言うところの8人パーティが自分の中に存在するような感じです。
この8人パーティのグループ名が「人間力」。
オンラインゲームに馴染みのある方なら、ギルド名といったほうが分かりやすいかもしれません。
一人一人のキャラクターを育てあげていくと、どんどんパーティ自体が強くなっていきます。
しかし、8人の中で弱いキャラクターがいると、現実世界で対応できない出来事や行けない場所、相手にしてもらえない人が出てくるというわけです。
さらに多くのRPGと違うところは、手を抜くとパラメータが下がってしまうこと。
パラメータを向上させる努力だけじゃなく、維持するにも努力が必要になるんですね。
それでは一つずつ解説させていただきます。
人や物事に対し、嘘偽りなく向き合うことができる能力です。
そして、自分のためになることを真摯に受け止めることでも向上します。
【品格】
その人に感じられる気高さや上品さです。
日々、品性がある言動や態度を心がけることで向上する能力です。
【魅力】
ビジュアル面や、謙虚さ、物事に取り組む際の熱量の度合いです。
人を笑顔にすることができる能力でもあります。
【巧みさ】
コミュニケーション能力や、柔軟に物事に対応できる力です。
何かを創造する能力でもあります。
【勇気】
恐怖や不安に打ち勝つことができる度胸の強さです。
チャレンジ精神が旺盛な人ほど、このパラメータが高くなります。
【知識】
好奇心の強さや学習能力により、さまざまな知見を得ることができる能力です。
【優しさ】
人に親切にしたり、理解や共感をしめしたりする能力です。
善行を積み重ねることができる力です。
【智性】
感情を乗り越えて真実を追求し、本質を見抜く能力です。
周囲の意見に流されない能力でもあります。
これらが、人間力パラメータに存在する8つの能力の概要です。
この8つのパラメータが万遍なく向上している人ほど、人間力が高いと言えるでしょう。
逆にパラメータが偏っていると、信用性がなかったり、生きづらさを抱えてしまったりする原因となります。
どういうことか、いくつか具体例を出してみます。
『例1・仕事はできるけど、人間性がクズな人の場合』
このタイプの人は、ビジネス上での対人関係は「巧みさ」で乗り切ることができても、「誠実さ」と「優しさ」が足りないので、一人の人間とパートナーシップを築くことができません。
あと、深く関わっていくにつれ、信用できない人間と見抜かれることが多いです。
『例2・ものすごく優しいけれど、引っ込み思案で自信が持てない人の場合』
このタイプの人は引っ込み思案なことで、「巧みさ」を表現する「勇気」を持つことができません。
さらに自信が持てないことで、自分の「魅力」に価値を感じることができずにいます。
しかも、「智性」が足りないことで人に流されることが多くなり、自分の軸がなくなっていき、人の顔色を伺う生き方になっていることがよくあります。
その結果、付き合う相手によっては品格が下がってしまうことも。
『例3・見栄えがよく人に気に入られやすいけど、中身がない人の場合』
外見と外面だけで生きてきた人がこのタイプに該当します。
初対面の人に気に入られやすいという特徴はありますが、「誠実さ」「智性」「優しさ」「知識」の4つが低いことで、相手に底の浅さを早い段階で見抜かれてしまいます。
若い頃は底の浅さを見抜かれずに乗り切れた場面も多いので、「このままでいける」と勘違いして年齢だけ大人になっていることも多いです。
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以上、簡単に3つの例を挙げてお話いたしましたが、パラメータが偏っているとどういった状態になるか、なんとなくイメージしていただけたでしょうか。
大くの人が勘違いしている「人間力が高いと思われている人」。
多くの人が抱く勘違いで、次の3つがよくあります。
「仕事ができる人間は人として優れている」
「人として真面目に生きていれば報われる」
「ルックスさえ良ければ異性にモテる」
断言しますが、これらはすべて間違いであり、幻想です。
まず、仕事はめちゃめちゃできるけどクズな人間はいくらだっています。
大企業の社長がサイコパスだったり、人としてどうかと思う発言を容易にする政治家などがいい例ではないでしょうか。
そして、どれだけ清く正しく生きていても自分の軸を持っていない人は、ときとして酷い目に遭い搾取されます。
どんな善人であっても、人に流されることが多く断れない人ほどその確率が上がりますね。
最後ですが、ルックスが良ければたしかにモテます。
でも最初だけなので、中身が伴っていないとそのモテは長続きしません。
つまり、仕事ができるだけでもいけないし、優しいだけでもいけないし、ルックスだけ良くてもいけないということなんです。
だから万遍なく、人間力を向上させたほうがいいんですよね。
では、どうやって8つの人間力パラメータを向上させていけばいいのか?
一つずつ解説させていただきます。
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