恋愛ラボ 「女は尽くすべきor尽くす女は捨てられる?」
今回のご相談は、「彼氏にどこまで尽くしていいのかわからない」というものです。
「尽くしすぎると男は離れていく」とよくいわれていますが、人に感謝できない男性ほどこの通りになっていきます。
感謝ができない男性は、相手にしてもらっていることが「当たり前」になってくるだけではなく、「こいつは俺のことが大好きだろうから離れていかないだろう」という慢心からよそ見をしだすことがよくありますね。
それ以外の場合だと、してもらっていることに慣れすぎてもっとしてほしいという甘えから「ほかにもっと尽くしてくれる女性がいるんじゃないか」と思ってよそ見をする男性もいます。
逆に愛のある男性だったら、どれだけ尽くされても恋人である女性に感謝の気持ちを忘れず、大切に思うものです。
そして彼らは、もし望んでいないことを恋人にされても悪気がないのは分かっているので「ありがとう」と伝え、そこまでしなくていいという理由をちゃんと言ってくれます。
愛がある男性なら尽くすラインを考えなくていい、ということになり、愛がない男性なほど尽くそうが尽くさなかろうが結局感謝してくれないので、尽くすラインを考えるだけ無駄ということです。
詳しくは、下記をご覧いただければ幸いです。
目次
女は尽くすべきor尽くす女は捨てられる?
■相談者:ユウリ(25歳/女性/会社員)
■相談内容:
はじめまして。ユウリと申します。
私は今まで3人の男性と付き合ったのですが、その度にどのくらい尽くしていいのか分からなくて、迷ってしまいます。
19歳のときに付き合った最初の彼氏には、いろいろしてあげたくなって身の回りの世話までするようになり、「そこまでされると重い」と言われ、結局別れました。
その後、ほかの男性とお付き合いしましたが、なにかしてあげたくても最初の彼氏に言われたことを思い出してしまって、怖くて尽くすことができないんです。
ところが、2人目の彼氏には、「彼女ってもっと尽くすもんじゃないの?」なんて言われてしまって、もうどうしたらいいか分かりません。
ここまでは尽くしていいけど、ここからはだめ、という明確なラインがあるのでしょうか?
どうかお答えいただけると幸いです。
その「尽くす」は、本物ですか?
ユウリさんはじめまして。いつもブログをご覧いただき大変光栄です。
ユウリさんのように、「彼氏にどこまで尽くしていいのか分からない」というお悩みを抱えた女性は、実はたくさんいらっしゃいます。
結論から申しますと、この問題は完全に「相手の男性の受け取り方次第」になるので、正解がありません。
なぜ相手次第になるのか、という具体的根拠がありますので、その点について順を追って詳しくお話させていただきます。
まず、「尽くす」という行為の意味について。
「無償の愛」という言葉がありますが、端的に言うと「見返りを求めない善意」のことになります。
つまり、「尽くす」ときには、相手の見返りを求めてはいけません。
見返りを求めた時点で「尽くしているふり」になってしまうんです。
しかし、この「尽くしているふり」で満足してしまう女性は多いんですよね。
尽くす行為の裏側に「相手にもっと好かれたい」「嫌われたくない」といった気持ちがあると、それは下心ありきの行為になってしまいます。
極限まで言い方を悪くすると、その時点で愛情をもって尽くしているのではなく、相手の気を留めておきたいだけの「エゴ」になってしまうんです。
また、「尽くすことでしか自分の価値を示せない」という女性がいらっしゃいます。
この場合も尽くす側のエゴです。
なぜなら、自分を犠牲にしてでも相手になにかしないと自分の価値がわからないので、「尽くすことで自分の存在を証明したい」という心理が元になっているからです。
両者に共通して言えるのは、「相手のことを考えていない」ということ。
自分のことしか考えていないといっても過言ではないでしょう。
相手にとって一番良い「尽くす」の形がわかってる?
相手のため「だけ」を考えて献身的な行為を行うのが、本当の意味で「尽くす」ことになるのですが、決して相手になにかを働きかけることだけが尽くす行為の正解ではありません。
子育てにも共通して言えることで、子供に対してあまり手を焼きすぎると、過干渉で自立を妨げる親になってしまいます。
恋愛でいつも尽くしすぎてしまい、「世話焼き母ちゃん」みたいになってしまう女性は、この親のようになっていますね。
相手がそっとしておいてほしいときは、「見守る」ことも大切です。
「もっと好かれたい」「嫌われたくない」と常に思って恋人に接している女性は、自分に意識が向いてしまっているため、その分、相手のことが見えていないんですよね。
相手のためにならないことには、あえて手を貸さないことも必要。
そのためには、相手の男性のことを注意深く観察しつつ、人となりを理解しようとしなければなりません。
以上の理由から、相手のためだけを思って献身的に働きかけるだけでなく、ときには見守ってこそ、初めて彼に「尽くしている」と言えるでしょう。
あなたの「尽くす」を彼がどう受け取るか
恋人に本当の意味で尽くすことができたら、あとは相手の受け取り方と解釈です。
相手のことがどんなに好きでも、相手の気持ちをコントロールすることはできないので、どれだけ「○○と思ってほしい」と思っても、どう思うかは相手が決めることであり、こちらに決定権はありません。
「尽くすときは自分がそうしたいから尽くすこと」と書かれている恋愛指南書やコラムがありますが、これは「尽くすときは自己責任」という意味でもあります。
尽くしたことによって相手がどう思うかは、そのときになってみないと分からないので、思うような結果にならなかったとしても、身も蓋もありませんが、それはしょうがないんです。
電車でお年寄りに席をゆずったのに、「自分を年寄り扱いするのか!」と罵られることが起こり得るのと同じで、善意でしたことが仇になる場合もあるんですよ。
なぜ、こういう出来事が起こるかというと、相手に愛があるかどうかで受け取り方と解釈が大きく変わってくるからです。
愛がある人だと、自分と同じように愛がある人のことが分かります。
逆に愛がない人だと、愛がある人のことが理解できず、優しくされる意味が分からないんですよ。
愛がない人ほど、「見返りなしで人に優しくできる人間なんていない」という前提で人のことを見ています。
こういう人は、有名芸能人が一般の人に神対応したという情報を見ても、「どうせ売名行為でしょ」と揶揄するんですよね。
愛がある人なら、「こんなに有名な人なのにすごいなあ。自分もがんばろう」で終わりです。
ユウリさんが最初にお付き合いされた男性が「そこまでされると重い」と言ったということは、彼が愛のない人間だった可能性があります。
善意で彼に尽くされていたのであれば、なおさらではないでしょうか。
さらに掘り下げて言うと、愛がない人ほど、自分に向けられた善意を受け取れないという傾向もあります。
あなたの優しさを受け取れない理由
相手の善意を受け取れないのは、親に愛情を注がれずに育ったため、善意を受け取り慣れていないことが一つの原因として考えられますが、善意を受け取りすぎても返せないから、という心理が作用していることも多いんです。
「尽くしすぎると男は離れていく」という情報を目にされたことがあると思いますが、人に感謝できない男性ほど、この通りになっていきます。
言うまでもなく、愛がない男性ほど感謝ができません。
感謝ができない男性は、してもらっていることが「当たり前」になってくるだけではなく、「こいつは俺のことが大好きだろうから、離れていかないだろう」という慢心から、よそ見をしだすことがよくありますね。
それ以外の場合だと、してもらっていることに慣れすぎて、もっとしてほしいという甘えから、「ほかにもっと尽くしてくれる女性がいるんじゃないか」と思って、よそ見をする男性もいます。
ちなみに、2人目の彼氏さんに「彼女ってもっと尽くすもんじゃないの?」と言われたということであれば、彼は感謝ができない側の人間である可能性が高いです。
口に出してこういうことを言う時点で、この人には「彼女=尽くすもの」という概念があるので、彼に尽くしたところで、感謝はされなかったのではないでしょうか。
逆に、愛のある男性だったら、どれだけ尽くされても、恋人である女性に感謝の気持ちを忘れず、大切に思うものです。
そして彼らは、もし望んでいないことを恋人にされても、悪気がないのは分かっているので、「ありがとう」と伝え、そこまでしなくていいという理由をちゃんと言ってくれます。
もうお分かりかもしれませんが、愛がある男性なら尽くすラインを考えなくていい、ということになり、愛がない男性なら尽くそうが尽くさなかろうが、結局感謝してくれないということです。
後者の場合、むしろ、尽くした分だけ尽くし損になる場合が多いです。
愛があるパートナーを見極める方法
愛がある男性をパートナーに選べば、尽くす加減を考えなくて済みます。パートナーを見極める判断基準としては次の通りです。
・誰が相手でも態度を変えない
・誠実に対応してくれる
・言い訳したり人のせいにしたりしない
・前向きで建設的な話が多い
・謙虚である
正直、こういった男性には簡単に巡り会えるものではありませんが、いい恋愛をする上で「最初の人選」はかなり重要であることは否めないので、どうか尽くす相手を間違えないでください。
愛がある男性なら、尽くした分だけちゃんと返してくれますよ。
世の女性が素敵な男性と巡り会えることを心より願っております。
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