ネットや本では教えてくれない草食系男子攻略法。その2

 

まともな肉食系の男性が、ほとんどいない件。

前回から始まったこのシリーズですが、

肉食系の男性が好きな女性からすれば、

まったく興味が持てないんだろうなと思っていたら

なんのその。

 

「藤本さんのブログを読んで草食系の人も

いいかもって思えるようになりました!

もっと書いてください!」

 

「今まで肉食の男の人しか無理だと思っていたけど、

自分に合うのは草食系なのではと考えさせられました。」

 

「草食系男子に対する見方が変わりました。

世間の常識を鵜呑みにしていたら見えないことってありますね。」

 

などなど。

 

意外にも肉食好きの女性たちから好意的な感想を

いくつかいただきました。

 

 

中には、

「まともな肉食系がいないから、

もう草食系を狙っちゃいます!」

というご意見も。

 

たしかにまともな肉食系の男性は、

早いうちに結婚して家庭を築いてしまうので、

恋愛市場にはあまりいないという現実。

 

しかも彼らは手当たり次第に口説くことはせず、

「この人だ!」と思う女性が現れた瞬間、猛アタック。

 

余談ですが、サッカーの本田圭佑選手は

「まともな肉食系」に分類されるのではないでしょうか。

 

彼が奥さんと出会ったのは、高校時代。

 

練習試合で相手高校のマネージャーだったのが、

本田圭佑選手の奥さんだったそうです。

 

奥さんに一目惚れした彼は、

試合で相手高校を完膚なきまで叩きのめし、

試合終了後に相手高校のベンチに行って、

「俺と付き合ってくれ。」と告白。

 

そこで奥さんも思わず「はい!」と言ってしまったのが、

2人の始まりらしいです。

 

一瞬でチームのマドンナをかっさらわれた

相手高校の選手たちが不憫でなりませんが、

肉食系の男性は瞬発力が半端ないので、

ボヤボヤしている方が悪いとも言えるでしょう。

 

本田選手のようにまともな肉食系は、

結婚すればなにがあっても生涯1人の女性だけを愛しぬくという

なんとも気概にあふれた男性が多いのですが、

まともじゃない肉食系はなにかあったらすぐに逃げる人が多い。

 

「そこまで重いのはちょっと無理だ。」

「そんな女だとは思わなかった。」

「俺よりもお前にふさわしい男がほかにもいるよ。」

 

なんて言いながら、

尻尾まいて逃げます。

 

しかし。

 

まともな草食系の男性は逃げません。

 

まず「逃げる」という選択肢がないので、

とことんまで相手の女性と向き合うことを選びます。

 

相手の責任を自分の責任のように考えるのも特徴的ですね。

 

人の痛みが分かりすぎるからこそ、

放っておくことなんてできないというわけです。

 

2人の前になにか大きな問題が直面したとき、

問題解決に向けてじっくりと取り組もうとする草食系の男性は、

持久力に優れていると言えるでしょう。

 

草食系男子の生息地。

さて、そんな草食系の男性はどこにいるのでしょうか。

 

よく考えれば当たり前の話なんですが、

彼らは基本的にコンパと呼ばれるものには行きません。

 

そもそも女性慣れしていないので、

女性が好むような話題も分からないし、

気の利いた行動もできないからです。

 

「そんな気をつかう場所に行くぐらいなら、

家でネットしてますわ。」と思って当然でしょう。

 

彼らの生息地帯としては、

「職場」「学校」「趣味やゲームのオフ会・サークル」

「馴染みのバー」など。

 

希に共通の友人から紹介してもらえることもありますね。

 

とくに人数が多い職場では、

磨けば光る草食系の男性の生息率が高いです。

 

普段は地味だから気がつかないかもしれないけれど、

よくよく見てみると、

「あれ?この人って、なかなか綺麗な顔してんじゃん!」

という男性を発掘できることもめずらしくありません。

 

草食系の男性は、

モテに関しては重要視していないので

ファッションに無頓着な人も多く、

その分、趣味にお金を使っている場合が多いです。

 

相手の男性を恋愛対象として見たときに、「ナシ判定」するともったいない見方。

異性を恋愛対象として見たときに、

「ダサいから」という理由で「ナシ」にしていませんか?

 

これね、非常にもったいないです。

 

服装と髪型なんていくらでも変えられるんですよ。

 

アナタがその男性の専属スタイリストの役割を

すればいいだけの話ですから。

 

女性にかぎらず男性も、

服装と髪型を変えるだけで劇的に変わります。

 

映画版電車男の例を忘れてはいけません。

 

ダサさに関してはいくらでも変えられるけど、

中身を変えることはそう簡単にできません。

 

オシャレで今風のステキな肉食系の男性、

でもなにかあったら逃げる人。

 

ダサいしなにか物足りない草食系の男性、

でもなにがあっても逃げない人。

 

両者を比較したときに、

後者の方がなんとかなりそうな気がしませんか?

 

だって、つぎ足せばいいだけの話ですから。

 

「話しが面白い人=頼りがいがある人」ではない。

 

でも、草食系の人って話がつまんない。

やっぱり肉食系の方が話がおもしろいし魅力的。

 

たしかにごもっともな意見です。

 

でも。

 

分かってねえな~。

 

肉食系の男性は女性が喜ぶような会話や、

気の利いた台詞を言うことには長けています。

 




 

だがしかし。

 

そもそもの話になるのですが、

女性相手でも会話をリードしてくれる男性というのは、

ただ単に女慣れしているだけです。

 

「頼りになる人」「引っ張ってくれる人」ではありません。

 

心さえ開いてくれれば、

前回の記事でお話ししたUちゃんのように

違うおもしろさを隠し持っている草食系の男性は

ごまんといるのです。

 

草食系の男性で口下手な人が多いのは、

相手に好まれるような会話をしようと気負ってしまうから。

 

この本質を忘れてはいけません。

 

今まで、

「草食系?ないない。」なんて言っていた女性も、

彼らと向き合うことで今まで知り得なかった価値観に遭遇するはず。

 

男性に限らず人は、付き合ってみないと分からない部分の方が多いのです。

 

食わず嫌いは食べ物だけではないんですよ。

 

 

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ネットや本では教えてくれない草食系男子攻略法。その2” に対して11件のコメントがあります。

  1. 理恵 より:

    今日もためになる記事をありがとうございます!

    「いつもいいこと書かれてるけど、藤本さんは元ホストクラブ経営とかだから、文章からモラルの高さはわかるけど、恋愛におけるノリと面白さの重要性とか色々差し引きしたほうがいいかな?」なんて思っていました。

    でも今回は、草食系と肉食系の藤本さんの定義も書いて下さった上で対比してるので、何もカスタマイズせず読めました。

    ちょうど、職場で私にトラブルがふりかかり、今まで寄ってきていたリーダータイプが負け犬に、私を嫌ってる?草食系君が「意外と頼りに?優しい・・?」って思うようになってたとこでした。

    女性を見る目が肥えてらっしゃる藤本さんに個別相談なんて、自分の欠点と向き合うことになりそうで緊張しますが、また何かありましたら宜しくお願いいたします。

  2. 美穂 より:

    藤本 様

    いつもながら、素晴らしくためになるお話をありがとうございます(^_^)

    彼は、本当はとっても小心な草食系なのに、表面上は肉食系のチャラ男を頑張って演っている、偽肉食系男です。最初の頃の猛アタックはすごかったですが、その時もものすごく緊張していたり、手が冷たくなったりしていました。

    今度の日曜日が今年彼に会える最後の機会なので、仲直り出来たらいいなと思っていますが。

    今度、仲直りのお話を書いて下さると嬉しいです(*^_^*)

  3. >理恵さん

    見方を変えると草食系の男性は原石であることが本当に多いです。

    世間がつくった草食系のイメージのせいで、損している部分はありますね。

    そしてご指摘、ありがとうございます。

    恋愛におけるノリと面白さの重要性の差し引き、これは自分では気づきませんでした。

    読者の方のこういった意見は本当に参考になります。

    本当にありがとうございました。

    僕が女性をみる目が肥えているか、というところですが、僕はそんなに大した人物ではありませんよ。

    ちょっと人より破天荒な人生を送っているだけです(笑)

  4. >美穂さん

    仲直りの記事ですね。

    かしこまりました。

    とっておきの方法があるので、ぜひ書かさせていただきます。

    ちなみに、彼の性格が詳しく分からないので断言はできかねますが、彼は草食系ではありませんよ。

    草食系の方は猛アタックをしないので、彼が緊張されていたということは、本気で美穂さんのことが好きだからこそ、「失敗したらマジでどうしよう」という、不安が大きかったのではないでしょうか。

  5. 美穂 より:

    藤本 様

    そうですか。肉食系男子なんですね。
    それにしては、すぐ逃げることが多いのですが。
    まあ、実際のところ、ライオンにも気弱なライオンもいるでしょうからね〜
    最初の頃、連日現れてはサークルに入ろうと誘ってきて、
    じゃあ、そうします、と、とうとう私が陥落しまして。
    彼は、じゃあ今日の16時に来てくださいよと言っていたのに。

    私が16時にサークルの体験に行くと、
    彼は急用が出来たと先に帰ってました。

    その後そんな風にサークルの途中で帰ることは一度もないので、
    きっと、もし私が来なかったらショックが大きすぎるので逃げたな、と思いましたが。

    それからは、ドタキャンされたことはありませんけれども。

  6. >美穂さん

    肉食系の中にも、女性にモテることで自分の価値を見出し自信のなさをカバーするタイプの男性と、自信満々で女性を落とすタイプの男性がいるので、前者であれば逃げる習性がありますよ。

    人と向き合うことに慣れておらず、自分の中身を見透かされるのが怖いんですよね。

    だから距離を詰めると離れていくというわけです。

    このタイプの男性は、「ダメになるかもしれない未来」に目を背けるのも特徴的ですが、彼の場合、今が大丈夫であればとくに気にする必要はないでしょう。

    肉食にも100%肉食と20%肉食といった感じで強弱があるので、それによってまた変わってきますね。

  7. 美穂 より:

    藤本 様

    そうなんですね〜
    とすると、彼はきっと前者ですね。モテるというか、自分から、いつも女性の近くにいるという感じです(^_^;)

    「ダメになるかもしれない未来」に目を背ける?
    未来を考えず、突っ走ることですか?それとも、将来ダメになりそうだから逃げるということでしょうか。

    今、全然大丈夫じゃないですよ〜
    仲直りに向けて、先日やっと、半年ぶりに、私からとりあえず、お礼と軽いごめんなさいと来年もよろしくを言えたところです。
    でも、面白いことが二つあって。
    彼は、サークルの雑用係のような立場で、イベントを仕切っているのですが、年内最後のサークルの日になっても忘年会のことが話題に出ないので、今年はやらないのかなと思っていたら、私が久しぶりに話しかけた直後に、忘年会をやることに(^_^;)これって、絶対関係ありますよね(^_^)

    あと、前回までは、何かしら理由をつけて、列に並ばず、私とは当たらないように画策していたのに、久しぶりに、列に並びました。ちゃんと、私と対戦するかなぁ?と思っていたら、次の交代のタイミングで、私と対戦するという時に、突然今の対戦相手の防具を直し始めて。結局、私が彼を飛ばして、次の人になるまで、何かやってました。
    最初のドタキャンの時みたいに、実は私に冷たくされたら、と怖かったんでしょうね。
    それとも、もはや完全に嫌われてる?
    まあ、私は、そうは取れない気がするのですけど。

    でも、世間に出るというのは面白いですね。いろいろな人に関わることが出来て。
    感情にもバラエティがあって、いつも自分の想像通りにはならなかったり。
    今まで、母の感情パターンだけが正しい、と制約されてきたので、その呪縛から解けて、彼とのそういう気まずささえ、自分で生きている気がして、楽しいです(*^_^*)
    (なのに、母は、そんな私に、あんたも俗っぽくなったね、などと言ってきます。低俗はダメでしょうけど、俗っぽいということは必ずしもマイナスなことではないと思うのですよね、今となっては。というよりむしろ、俗っぽくなるなと、ずっと育てられたことにより、どれほど今まで生き辛かったことか、と思います。)
    いつも、ためになるお話をありがとうございます(^_^)
    さらにさらに、楽しみにしています(*^_^*)

  8. >美穂さん

    俗っぽくていいんですよ。

    仰るとおり低俗なのはいけませんが、この世は「俗世間」にいるからこそ分かることというのが、あまりにも多すぎます。

    僕のブログも俗世間で経験したことの集大成のようなものですし、昔は低俗であった時期もありました。

    ですが、そのことに関して後悔はしていないですし、その経験があったからこそ今があると本気で思っています。

    いつもブログを楽しみにしていただき、本当にありがとうございます。

    これからも記事の精度がもっと上がるよう精進してまいりますので、ご愛読いただければ幸いです。

  9. riri より:

    草食系かどうかは知りませんが、
    人見知り•口下手•女性慣れしていないと3拍子揃った人でも慣れれば面白さを発揮するなんてことあるんですかね?

    私の聞き方が悪いのか警戒されているのかもしれませんが、
    どこを掘っても何も出てこず、無難な回答か「えー…難しい」「なんだろうね」が口癖の人です。
    35年間もこの人は何も考えずに生きてきたのだろうかと失礼なことを思ってしまいました。

    1. >ririさん

      >人見知り•口下手•女性慣れしていないと3拍子揃った人でも慣れれば面白さを発揮するなんてことあるんですかね?

      ありますが、人は習慣にないことや性質にないことを発揮することはできないので、人によりますね。

      なので、

      >どこを掘っても何も出てこず、無難な回答か「えー…難しい」「なんだろうね」が口癖の人です。
      35年間もこの人は何も考えずに生きてきたのだろうかと失礼なことを思ってしまいました。

      ririさんが感じたことは間違ってないと思いますよ。

      1. riri より:

        返信ありがとうございます。
        私は昔から、分かりやすく顔が良くて背が高い男性に弱くて、その人の顔も超タイプだったのですが、中身を知るうちに顔を見ても全く何とも思わなくなりました。不思議です!

        以前藤本さんから指摘された「人として」の部分を見るようになってから異性に余計な期待をせず楽になったのですが、逆にジャッジが厳しくなってきたような気もして…。

        なので、間違っていないと言われて安心しました。
        これからも楽しみにしています!

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