結婚前の同棲はした方がいい。僕が婚前同棲を強くすすめる理由。
withOnlineで132回目のコラムがアップされました。
今回は、「夫婦間でよく起こるいざこざ」について、執筆いたしました。
コラムの中に書かれているようないざこざを引き起こすのは、男性であることが多いです。
とくに、一人暮らしで掃除する習慣がなかったり、実家住まいで母親が身の回りのことをすべてやっていたり、そういう環境にいた男性ほどいざこざを引き起こす傾向が強いです。
いざこざを引き起こした側はたとえ小さなことだと思っていても、それがめちゃめちゃ気になるしイライラするという人もいるので、そういったすれ違いが多いほど衝突するんですよね。
夫婦とはいえ元は他人同士なので、一緒に住んでからじゃないと分からないことも沢山あります。
そのとき、
うわあ…。
うちの旦那、
こういう一面があったのか…。
と幻滅することも珍しくありません。
その幻滅が、
まあ人間誰しも
欠点の1つや2つあるし、
しょうがないか。
と済ませられるのか、
知らなかったとはいえ、
これはちょっと耐えられないかも…。
と思うのか、そのときになってみないと分からないじゃないですか。
だから僕は、結婚前の同棲を強くおすすめしているのですが、そうすると必ず次のような意見が出てくるんですよ。
でも結婚前に同棲したら
婚期が延びるって言うし…。
たしかに、このように言う人の気持ちは分かりますし、実際その傾向が強いのはたしかです。
でも、そうなるのにはれっきとした理由があるんですよね。
今回は、それでも僕が結婚前の同棲をすすめる理由について、お話いたします。
目次
なぜ結婚前に同棲した方がいいのか?
まず、なぜ結婚前に同棲した方がいいのか?についてなんですが、これは言うまでもなく、一緒に住んでも大丈夫そうかどうか」を判断するためです。
前述したように、一緒に住んでみないと分からない相手の一面は沢山ありますし、それが許容できることかできないことかによって、今後の関係性は大きく変わります。
もちろん、許容できないことだったとしても、話し合ってその行いを止めてもらえばいいだけの話です。
しかし、次のような場合だと、そういうわけにもいきません。
婚前同棲をした方がいい理由その1・ドン引き案件の確認をするため
一瞬で気持ちが冷めてしまうほどのドン引き案件ってあるじゃないですか。
何にドン引きするかは、もちろん人によってバラバラですが、結婚してからその案件が発覚したとき、
うわあ…。
結婚前に知ってたら
絶対結婚しなかったのに…。
ってなりますよね。
好きだけで結婚はやっていけないと言われていますが、好きじゃないと耐えられないこともあります。
百年の恋が冷めるようなドン引き案件って、それをする相手は何の悪気もないことがほとんどだし、引いた側の人も好きで引いたわけじゃないので、どちらも悪くないことが多いんですよね。
一瞬で気持ちが冷めてしまったとき、感情を元に戻したくても、もう気持ちが付いていかないじゃないですか。
そうなった場合は、時既に遅しなんですよね。
とはいえ、一瞬で気持ちが冷めるようなドン引き案件って、実はそれほど多くありません。
この案件が発覚するケースって、次に該当することが多いんですよ。
-
- 最初からそれほど好きじゃなかった
-
- 相手に理想を投影しすぎていた
同棲後にもし、相手の言動で一瞬で気持ちが冷めてしまった場合、そうなったこと自体にショックを受けられるかもしれませんが、結婚前に知れて良かったと思い直した方がいいのではないでしょうか。
婚前同棲をした方がいい理由その2・歩み寄りができるかの確認をするため
ほかにも結婚前の同棲は、「どれだけ相手が歩み寄ってくれるか?」を推し量るのに最適です。
一緒に住んで、相性が良すぎてお互いがノンストレスな関係なんてほぼないですから、やはり共に過ごすことでしか分からない不満は、何かしら必ず出てくると思った方がいいでしょう。
そのとき、
ごめん、
ちょっと○○されるのがつらいから、
もう少し××してくれないかな?
とお願いして、相手が歩み寄ってくれるかどうかを推し量ります。
ただ、たった1回言っただけでは改善されないことがほとんどなので、何度も言うことになるのですが、その中で逆ギレしたり不貞腐れたりする男性だと、歩み寄りができない可能性が高いです。
それでも最終的に直してくれれば終わりよければすべてよしなのですが、一向に改善する気がない場合だと、先が思いやられるじゃないですか。
こういった男性は、結婚しても「俺の好きにやらせてくれ」スタイルを貫き通そうとするので、奥さんである女性が苦労を背負う羽目になることが多いです。
なので、「一瞬で冷めるほどのドン引き案件を相手が持っていないか?」「相手は歩み寄ってくれる人間か?」を知るためにも、結婚前に同棲した方がいいんですよね。
なぜ結婚前に同棲すると婚期が遅くなると言われているのか?
次に、「なぜ結婚前に同棲すると婚期が遅くなると言われているのか?」についてお話いたします。
これには理由が3つあるんですね。
1つずつ解説させていただきます。
1・相手に結婚する覚悟がないだけだった
多くの男性は、結婚するときに覚悟を決めることがよくあります。
それぐらい、世の男性にとっての結婚は、「できればしたくないもの」という認識であることが多いです。
たとえるならとある国の徴兵制度みたいなもので、喜んで入隊しに行く人ってめちゃめちゃ少ないと思うんですよね。
実は、
この人のことが好きすぎるから、
一生一緒にいたい!
と思って結婚を決意する男性って非常に少なくて、残念ながら流されて結婚を決意した人の方が多いんですね。
何に流されたのかと言うと、付き合いの長さ的にだったり、女性の押しの強さだったり、周りに固められたり。
あと、世間体的にそろそろ結婚しといた方がいいよなと思って、結婚を決意する男性もいます。
ただ、今からお話するケースは違うくて、未婚の男性が40代50代と歳を重ねるにつれ、
俺はこのまま一生独りなのか?
それはちょっとヤバいぞ。
なんだか急にさみしくなってきたぞ!
と焦りだすことは非常によくあるそうなんです。
この場合、流されて結婚するのではなく、将来の不安やさみしさを解消するために、結婚したいという欲求が出てくるんですね。
しかし、焦りを一切感じてなくて、結婚願望がゼロではないけど結婚に対してそれほど前向きじゃない男性だと、同棲をしたことによって結婚する覚悟ができなくなったというケースがあります。
そうなるんだったら、
同棲しない方が
良かったじゃん!
という意見が出てきそうですが、こういう男性と同棲せずにもし結婚できたとしても、後になってから高確率で、
本当は結婚なんて
したくなかった。
と言い出します。
それに、こういう男性は結婚はしないくせに同棲も解消しないので、だから一緒にいると婚期が遅れてしまうんですね。
つまり、重度の優柔不断だから、そのようになってしまうんですよ。
下記動画でお話したような、長年付き合っていて同棲までしているのに結婚しない男性が、このタイプに該当することも珍しくありません。
【長年付き合っているけど結婚する気がない男性と、それでも別れない女性の謎】
あと、こういう男性は頼りないことが多いので、結婚後に奥さんである女性がイライラすることがあまりにもよくあります。
2・女性の押しが弱い
今の時代、男性からプロポーズをするべきという考え方は古くなっています。
とはいえ、男性からプロポーズしてほしいという女性はまだまだ多いようですし、その方がロマンチックだと僕も思います。
しかし、残念ながら現代では、相手の自主性に任せていると、婚期が遅くなるケースの方が圧倒的に多いです。
現代では、女性からアプローチしてなんぼです。
要望を叶えたいなら、自分がしたいことや相手にしてほしいことを口に出して言わないといけないし、そもそもですが、言わないと相手は分かりません。
ちなみに、「女性から結婚をちらつかせてはいけない」という情報がありますが、これはヤバい婚活本や恋愛指南書に限って書いてあることなので、鵜呑みにしていると婚期がどんどん遠のくと思った方がいいです。
「女性から男性に結婚をチラつかせてはいけない」という情報が大嘘である理由
なので、現代では女性から結婚したい旨を伝えることが必要になってくるのですが、具体的にどのように伝えるかは、下記動画を参考にしていただけると幸いです。
【女性から男性に「結婚したい」意思を伝える3つの方法】
3・一緒に生活してみて合わないと思われた
これは、男性が女性に対して抱く印象です。
一緒にして生活してみて、
なんか
合わないんだよなあ。
と男性側が感じるほど、結婚に対する意欲がどんどん低下していきます。
こればかりは共に生活をしないと分からない部分ですし、あくまでも感覚的なことなので、具体的に何が悪いとかそういう話ではないんですよね。
分かりやすく女性に対して幻滅してしまうような出来事があったのだとしたら、結婚したくないと思われてもしょうがないかもしれません。
でも、「合う・合わない」という感覚だけは本人ですらどうにもできないですし、合わないと気づいてしまった人から先に、その関係性を見直そうとします。
合わないと思われた人はショックかもしれませんが、どちらかの人が「この人とは合う!」と思っていて、もう片方の人が「合わない」と思っているケースって、ほとんどないんですよ。
あるんだとしたら、合わないと思っている人が無理して合わせてるだけです。
多くの場合、どちらかの人間が合わないと思っていたら、その相手も合わないと思っています。
そう思えないのは、合わないことを認めたくないか、自分の感覚に鈍感なだけではないでしょうか。
完全に相性が合う相手を見つけるのは不可能に近いですが、だからと言って、合わない相手とする結婚生活は筆舌に尽くしがたいものがあるはずです。
でも、
この人と一緒だと
なんか合うんだよなあ。
という、完全とは言わないまでも、漠然とした相性の良さは夫婦関係には必要。
だからこそ、問題が起こっても乗り越えられるし、関係に亀裂が入りそうでも修復しようという気になるのです。
結婚後に合わないことが発覚して、上手くいかなくなるよりいいのではないでしょうか。
以上になりますが、一度も同棲せずに結婚に踏み切るのって、かなりの博打だと僕は思っています。
結婚して上手くいかなかったとき、お正月にデパートで福袋を買って、
うわ~!
大ハズレや~!
みたいなダメージでは済まないですからね。
だから、婚前同棲を強くおすすめしたいのですが、そうは言ってもなかなか踏み切れないという人も多いはずです。
なので、そういう方は次の前提に基づいて、お試し同棲をしてみるといいのではないでしょうか。
-
- 1・お互いに結婚する意思がある
-
- 2・同棲する期間を決める
-
- 3・期間終了後にお互いの意思確認をする
みんな言ってる当たり前のことを言いますが、結婚はゴールじゃなくスタートです。
そして、そのスタートを切って上手くやっていくためには、「相性の良さ」も「歩み寄り能力」も必要です。
いくら結婚できたとしても、相性が悪く歩み寄りもできない関係だったら、行く先の展開は言わずもがなではないでしょうか。
そのような未来を防ぐためにも、結婚前の同棲はしておいた方がいいというのが、僕の見解です。
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