【小さなことから】男性に甘えて頼ることが苦手な女性の5つの改善法。【コツコツと】
withONLINEで140回目のコラムがアップされました。
今回は、「価値観や性格は同じor違う、どっちの方が上手くいくのか?」をテーマに執筆いたしました。
これは結論から言うと、譲れない価値観が合致していて、相手の性格で助かることが多いのであれば、たとえ正反対であっても上手くいくというのが、僕の考えです。
譲れない価値観とは、道徳的価値観や生きていく上での信念など、
これだけは
絶対にしたくない!
と決めているようなものになります。
たとえば、「人の外見を悪く言いたくない」とか「不誠実なことはしたくない」など、このような曲げたくない考え方が、譲れない価値観になるんです。
この譲れない価値観を理解してもらえず真逆の行いをするような相手とは、どれだけ趣味や好きなものが合っていても、そのうち許せなくなっていくんですよね。
そして、相手の性格で助かることが多いというのはどういう状態かと言うと、たとえば細かいことは気にしない旦那さんと、繊細で神経質な奥さんがいるとします。
ここで、
君は僕が気づかないことを
いつも気づいてくれるから、
本当に助かってるよ。
と旦那さんが思っていて、
あなたがいつも
「大丈夫だよ」って言ってくれるから、
その言葉にすごく安心する。
と奥さんが思っていたら、たとえ性格が真逆でも上手くいくんですよね。
ただ、性格部分の相性においては、相手を信頼した上で頼ることができないと「助かった」という実感と結果を得ることができないので、お互いが頼り合うことが必要になります。
そこで前回の続きになるわけですが、夫婦関係だけでなく人間関係全般で「甘える・頼る・お願いする」ことはものすごく大切なんです。
【前回のブログ・男性に甘えられない女性の3つの理由。】
でも、どうしてもそれができない、苦手という女性がいます。
そんなわけで今回は、男性に「甘える・頼る・お願いする」ことが苦手な女性が、どのようにして改善していけばいいかを解説いたします。
目次
人に甘えて頼れないことで起こる弊害。
前述したように、人間関係全般において「甘える・頼る・お願いする」ことはものすごく大切なんですが、なぜ大切なのか?
まずは、人に甘えて頼れないことで起こる弊害をお話いたします。
1・簡単にキャパオーバーする
たとえば僕の仕事を例に出すと、業務の中には「ブログを書く」という作業が含まれています。
僕の使っているブログはWordPressというものなのですが、デザインやカスタマイズの自由度がものすごく高い分、全部ブロガー側でやらないといけないんですね。
あと、Amebaやライブドアなどの企業が提供している無料ブログのように、会社が管理を行ってくれるわけじゃないので、何かエラーが出たりデザイン崩れが起こったりしたときも、全部ブロガー側で対処することになります。
でも僕は、プログラミングの知識がまったくありません。
じゃあどうしているのかと言うと、エラーが出たりデザインで変更した箇所が出てきたりしたときは、すべてWEBに強い友人に外注しているんですよ。
この仕事を始めたときから、「苦手でできないことは全部外注する」と決めてましたから、
あ、
これ自分でやるの
無理やわ。
と思ったら、容赦なく友人にお願いしていました。
もちろん、この機会にプログラミングを学んでおけば後で自分がすごく楽になるのも分かっているし、スキルとして持っていて損がないのは分かっていますが、その時間は僕にとって必要がないものになるわけです。
その時間があれば、ブログや動画用の台本を書いたり、インスタの投稿画像を作ったり、読書して知識を増やすことなどに使いたいんですよね。
でも、人に甘えたり頼ったりするのが苦手な人って、全部自分でやろうとしちゃうんですよ。
その結果、抱え込みすぎてしまうから、簡単にキャパオーバーするんですよね。
人に甘えて頼るのが苦手な人がフリーランスになって、全部自分でやっていたらキャパがパンパンになってしまい、できないことや苦手なことは自分のために外注するようになったという話は珍しくないそうですし、これは仕事の話に限らずプライベートでも同じなんです。
周りに頼れる人がいない場合だと、話が変わってくるのですが、ちゃんと頼れる人がいるのにいつも余裕がなさそう人って、なんでもかんでも自分でやりすぎてしまっていることがよくあります。
そこに完璧主義の性質が加わってしまうと、さらにキャパを圧迫することになるんですよね。
なので、人に甘えたり頼ったりできないと、簡単にキャパオーバーしてしまうのです。
ちなみに、なんでもかんでも自分でやりすぎてしまう人は、器用貧乏にもよくなります。
2・誰も頼ってくれなくなる。
3月のライオンという漫画のワンシーンで、次のようなものがあります。
そうやって力をかりたら 次は相手が困ってる時 お前が力をかしてやればいい
世界って そうやってまわってるんだ
一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ
でないと実は誰もお前にも頼れないんだ
<c羽海野チカ/白泉社>
僕はこの漫画を読んだことがないのですが、このシーンが名言のまとめサイトに掲載されているのを見て、ものすごく印象に残っていたんですね。
単純に、いつも大変そうな人に、何かをお願いしたり頼ったりしようと思えないじゃないですか。
それに、明らかに大変そうなのに頼ってくれないから、信用されてない感じがして、その人のことを頼りたいとは思えないですよね。
人は、「自分は誰かに必要とされている」という自己有用感を高めたい欲求がありますから、誰も頼ってくれないと、この思いを満たすことができないんです。
3・人を信頼する概念が根付かない。
信頼という言葉って、「信じて頼る」と書くじゃないですか。
信用は「過去」で、信頼は「未来」なんですね。
どういうことかと言うと、これまでの実績や青果物を見た上で、
この人なら
安心できそうだな!
と思えるのが信用。
そして、
これまでの信用があるし、
この人になら任せても
大丈夫そうだな!
と思えるのが信頼です。
なので、会って間もない人間を信用することはできないし、過去に信用の実績と成果物がない人を信頼することはできないんですね。
そして、人に甘えたり頼ったりするのが苦手な女性は、この信頼の概念が根付いていない人でもあるんです。
つまり、「信用してるけど信頼できない」か「信用してないから信頼できない」のどちらかなんですね。
前者の場合だと、なぜ信頼できないのかはやはり、
甘えたり頼ったりして
迷惑に思われたら
どうしよう…。
という不安や恐怖が根っこにあるんですよ。
これから話すことは大事なのでよく覚えておいていただきたいのですが、人に甘えて頼って嫌がられる人って、次の項目に該当します。
-
- 調べたらすぐ分かることを聞いてくる
-
- 何度も同じことを聞いてくる
-
- 解決策を提示しているのに、求めてる答えじゃないと聞かない
-
- 忙しいと言ってるのにお構いなしに頼ってくる
-
- 助けてほしいときはすぐ頼ってくるくせに、こちらが助けを求めると適当にする
端的に言うと、「他力本願すぎ」「依存してくる」「「自己中すぎる」人が、嫌がられるというわけです。
これらの項目に該当しないなら、甘えて頼ったらほとんどの人が気持ちよく、
と答えてくれるはずなんです。
それで応じてくれない人がいるのだとしたら、その人自身に余裕がなさすぎるか、頼った人のことをどうでもよく思っていたり嫌っていたりするか、「それほど親しくないのに頼ってくるなよ」と思われているかのどれかではないでしょうか。
男性に「甘える・頼る・お願い」ができるようになる方法。
ここからが本題です。
男性に甘えて頼れる女性になるため方法を一つずつ解説いたします。
1・固定観念をなくす
甘えたり頼ったりするのが苦手な女性は、「甘えたら嫌がられそう」「頼ったら迷惑に思われそう」という思い込みが根付いていることが多いのですが、彼女たちは子どもの頃にこのような教育をされているケースも多いです。
人に迷惑を
かけちゃいけないよ。
これってめちゃめちゃ曖昧な定義なんですよ。
どこからが迷惑でどこからが迷惑じゃないか、その基準が分からないし、こんなもの人によりますよね。
それに、関係性によっても大きく変わるじゃないですか。
とくにこの教育って日本人がよくやりがちだなと思うのですが、この教えを鵜呑みにした子どもが、迷惑のさじ加減が分からずに、
何が人の迷惑になるか
分からないから、
それだったら甘えたり
頼ったりするのは止めとこう。
と極端に考えてもおかしくないですよね。
でも、これがインドだったらこのように教えられるんですよ。
前提がすでに違うんですよね。
日本が「迷惑をかけちゃいけない」という前提なのに対し、インドでは「そんなの無理でしょ。迷惑なんてかけるでしょ」という前提ですからね。
僕自身も、人に迷惑をかけないで生きるなんて不可能だと思ってますし、誰かに迷惑をかけたときは、その人がしてくれたことを忘れず時間差で恩返ししたり、手助けしたりすればいいという考えです。
固定観念は、自分が信じた思い込みと真逆の事例があるのを知ることによって、解除が始まります。
完全に解除するにはその真逆の事例を自分で実践し、
あ、これやっても
大丈夫なんだ。
という実感と経験を得ることです。
真逆の事例とは言うまでもなく「迷惑になるかも」と思い込んでいることを、甘えて頼ること。
そうできるようになるには、段階を踏むことが必要です。
2・スモールステップを踏む
スモールステップとは、目標とする物事を細かく分けて、少しずつ習得に近づけていく方法のことです。
端的に言うと、いきなりハードルを上げないで、まずは小さなできる範囲のことからというわけです。
とはいえ、いきなり何を甘えたり頼ったりしていいか分からない人もいらっしゃるかもしれません。
人に甘えて頼るのが苦手な人って、たとえば友達と飲食店に行ったときとかに、
ごめん、
そこの醤油取って!
と小さなことでもお願いすることに抵抗があるというケースも珍しくないんですね。
手を伸ばしたら済む話だし、
それぐらいのこと
自分でやった方がいいや。
と考えてしまうわけです。
人に甘えて頼るのが苦手な人は、「甘える・頼るという概念がない」人でもあるので、まずはその概念を根付かせることが大切なんです。
「自分でできるから」じゃなくて、「自分でできるけどあえてやってもらう」ことを、根付かせるわけです。
前述した「醤油取って」のように、距離が近い人に取ってほしい物を取ってもらう、高い位置に物を置かないといけないときに手伝ってもらう、ちょっと重めの荷物を分担して持ってもらうというように、小さなことを甘えて頼るようにするんですね。
どういうタイミングで人に頼るのかと言うと、
これぐらい
自分1人でできるし、
まあいっか。
と思ったときです。
そのタイミングで、あえて人に頼るというわけです。
このスモールステップは、周りにいる人たちに甘えて頼ることを慣れるために行うのですが、言うまでもなくお願いのレベルを上げていかないと、いつまで経っても甘え慣れや頼り慣れが根付かないんですね。
じゃあどうすればいいかと言うと、次になります。
3・信用できる人を探す
前述したように誰かを頼るときは、相手を信頼することが必要になります。
そして、相手を信頼する上で必要なのが、信用なんですね。
前回のブログでお話したように、男性に甘えたり頼ったりできない女性のほとんどは、異性だけじゃなく同性にもそうできないことが多いので、まずは身近な人を通じて甘え慣れや頼り慣れをする必要があるのです。
人に甘えて頼るのが苦手な人は、過去に誰かから傷つけられたから、怖くて余計にできないという人もいらっしゃいます。
たとえば、職場で分からないことがあったから上司に聞いたら、
そんなことも分からないのか!
今までどうやって生きてきたんだ!
みたいな感じで怒られたり、友達に相談したいことがあって打ち明けたら、
そんなことで悩んでんの?
メンタル弱すぎなんじゃない?
というように馬鹿にされたり。
せっかく誰かを頼ったのにこのような傷つけられ方をしたら、
次も同じように
傷つけられるかもしれない…。
と思って、怖くて甘たり頼ったりできないですからね。
だから、甘えて頼っても大丈夫な人を最初に探すというわけです。
4・宣言する
とくに困っていることはないし、悩んでいることもない。
でも、
私って、
人に甘えたり頼ったりするの
苦手なんだよなあ。
この部分、もうちょっと
なんとかなったら楽なのになあ。
と、ふと思うことがある。
そんな女性もいらっしゃるかもしれませんね。
人間って調子がいいときは、自分に直したい部分があって気にはなっていても、今は平気だし別にいいかとなる場合が多いです。
でもそうやって放っておくと、いざ困ったことや悩みが出てきたときに、改善してないからその直したい部分に首を絞められることがあるんですよね。
とくに、人に甘えて頼るのが苦手な場合、困ったことや悩みが出てきたときに自分1人で抱え込んでしまうケースが多いですから、余計に苦しくなることも多いです。
そういった事態を防ぐためにも、信用できる人にあらかじめ宣言しておくんですよ。
「私は、今まで人に甘えたり頼ったりするのがすごく苦手で、それでいつもキャパオーバーしちゃって、しんどい思いをすることも多かったんだよね。
でも、そんな自分を変えないと苦しいのは自分だから、これからはもっと人に頼っていこうと思うの。
ただ、すぐにはそうできないし、信用してる人じゃないと頼れないと思うから、もし私に何か困ったこととか悩んでいることが出てきた場合は、あなたのことを頼ってもいいかな?
そのときは受け止めてくれると嬉しいし、もちろん、あなたが何か助けてほしいことがあるときは、私も全力で手伝うよ。」
このように宣言したらほぼ必ずと言っていいほど、快く了承してくれるはずです。
だって、信用してる人なわけですから、否定することは考えにくいですよね。
そして、いざ何か困ったことや悩みが出てきたときに、宣言しておいたから頼りやすいんですよ。
先に宣言しておくことで、相手も
と思い出してくれるので、いきなり甘えて頼るのに抵抗がある人は、あらかじめ伝えておくといいのではないでしょうか。
5・普段から自己主張する習慣をつける
人に甘えて頼るのが苦手な人って、普段からあまり自己主張しないことがよくあります。
「自分はこうしたい・したくない」という主張ができないでいると、いざ誰かに頼りたいときでも、要求がしづらいんですね。
なぜなら、要求するのって主張の一種なわけですから、だから自己主張しない人は、甘えたり頼ったりするのが苦手な場合が多いというわけです。
ただ、普段自己主張しない人がいきなり「自分はこうしたい・したくない」ってなかなか言いづらいです。
なので、まずはそのとき感じた気持ちを口に出して言うようにしてみるところから始めてみるといいのではないでしょうか。
何か食べて美味しいと感じたときに「これすごく美味しい」と言う、肌寒いなと思ったときに「なんか寒くなってきた」と言う、みたいに。
自己主張を普段からしない人って誰かと一緒にいるとき、こういうことを思っていても言わないんですよ。
厳密には、一緒にいる自己主張ができる人が同じように感じていることを先に言っちゃうので、言われたあとに「そうだね」と返すみたいな感じです。
そう考えると自己主張をしない人って、できないんじゃなくて誰かが先に言うから、自分から言わない癖が根付いてしまった部分もあるかもしれませんね。
これは、同じように感じている部分だけではなく、複数の人が集まる場面で、「誰かが発言するだろうから、自分は言わなくていいや」と思うような人にも共通して言えることです。
実は、普段から自己主張をあまりしない人って、自分がその状態になっているという自覚があまりない場合がよくあります。
なぜ自覚がないのかと言うと、「そのとき思ったことを自分で思っている以上に口に出していない」ことに気づいてないからなんです。
なのでこういう人たちほど、意識してその都度感じたことを口に出すようにする必要があるわけです。
自分がそのとき感じたことや思ったことを口に出すようにしていると、今度は自己主張のレベルに応じて主張することが習慣化されていくので、これもまたスモールステップの一つなんですよね。
以上になります。
1・固定観念をなくす
2・スモールステップを踏む
3・信用できる人を探す
4・宣言する
5・普段から自己主張する習慣をつける
前述したように、人に甘えて頼ることができないと簡単にキャパオーバーを起こしますから、そのような事態を招かないためにも、お願いスキルは身につけておいた方がいいんですよね。
ちなみに、甘えたり頼ったりできない女性の多くが、
これは私の性格だから
そうできないんだ…!
と思っていますが違います。
甘えて頼ってお願いするのは、ただの技術です。
ただその技術を使う上で、一歩踏み出す勇気が出ないだけなんです。
なので、訓練次第でなんとかなる部分が大きいんですよ。
とはいえ、「人に迷惑をかけちゃいけない」という固定観念が根付いたままだと、いくらお願いスキルを身につけても変な罪悪感が残ったままになりますから、そのためにもまずは思い込みの解除をした方がいいですね。
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