【頼ってくれって言うけど】男性に甘えられない女性の3つの理由。【それができれば苦労しない】
withOnlineで139回目のコラムがアップされました。
今回のテーマは、「結婚後に趣味で揉めないために大事なこと」です。
結婚後にどちらかの人間の趣味が原因で揉めることって、よくある話なんです。
コラム中でも触れているように、これは男性が原因を作っているケースの方が多くて、たとえば旦那さんが家でゲームばかりやっている場合だと次のようになります。
家事をするのは全部自分。
今日あった出来事を話したいのに、話半分でしか聞いてくれない。
むしろ、「今邪魔すんなよ」と言わんばかりに、返事の仕方が荒い。
こういうことが立て続いたら、旦那さんの趣味が嫌いになるのは当たり前じゃないですか。
旦那さんである男性が趣味への向き合い方を変えないと、旦那さん自身も嫌われるケースは枚挙にいとまがないです。
「趣味が原因で揉める」って関係悪化の入り口になっていることがよくあるので、パートナーから趣味への取り組み方を指摘された人は、
あ、これはなあなあにせず
ちゃんと直さないとヤバいやつかも。
と自覚した方がいいです。
つまり、
結婚してるねんから、
いつまでも独身時代と同じような
趣味の取り組みをしてたらあかんで?
ということなんですが、趣味への取り組み方を改善して家庭をかえりみようとしても、最初のうちは何をどこまでしていいのか、さじ加減が分からないんですよ。
なので、指摘する側の女性もその都度ちゃんと声に出してお願いした方がいいです。
たとえば、
ごめーん!
息抜きしてるところ申し訳ないんだけど、
今○○で手が離せなくて
ちょっと××するの手伝ってくれない?
後ででかまわないから、
ちょっと話聞いてほしいんだ。
今日仕事でモヤモヤすることがあって。
というように。
このように旦那さんにしてほしいことを口に出して伝えて、それをやってもらうことを繰り返していると、そのうち言わなくても
あ、これは
手伝った方がいいやつだな。
いつもと様子が違うな。
なんかあったのかな?
と分かるようになってきます。
つまり、「口に出してお願いする→やってもらう」というサイクルができた物事は習慣になるので、いわゆる察して状態が通用するようになるんですよね。
逆に言うと、相手に察してほしいことがあるなら、まずはこのサイクルを作ることが大切です。
どこまでいっても、相手に直してほしいことやしてほしいことがある場合は、「言わないと分からない」のですが、それがなかなか難しいという女性がいます。
それはどういう人物かと言うと、男性に甘えることに抵抗があって、お願いや頼み事をするのが苦手という女性です。
このような女性は、恋愛コラムなどで取り沙汰されることもよくあり、「男性は頼られるのが好きだからどんどん甘えちゃいましょう♡」みたいな感じで軽く締められてることがよくありますが、そんな簡単な問題じゃないんですよ。
要するに、
それができれば
最初から苦労しねえんだよ!
という問題なので、甘えられないのもお願いや頼み事をするのが苦手なのも、そうなるに至った原因がちゃんとあるんですよね。
そんなわけで今回から2回に渡って、「男性に甘えられない女性の理由と、その対処法」について、お話いたします。
目次
男性に「甘える・頼る・お願いする」ことが苦手な理由・その1
大前提として、男性に対して甘えられない・頼ることができないという女性は、同性に対しても同じである場合が多いです。
なので、
女の人には甘えたり頼ったり
できるんだけど、
男の人にはできないんだよね。
というケースの方が少ないんですね。
なぜ彼女たちが人に甘えたり頼ったりできないのかと言うと、一つの理由として挙げられるのは、しっかりしすぎているからなんです。
厳密に言うと、「しっかりせざるを得ない環境で過ごしたから」なんですね。
どういうことなのか、詳しく解説いたします。
しっかりしていない人の背景。
まず、人間は大きく分けて「しっかりしている人」と「しっかりしてない人」の2種類に分かれます。
しっかりしてない人がなぜその状態なのかと言うと、「しっかりしなくてもいい環境で過ごしたから」なんですよ。
それはどういう環境なのかと言うと、次のような背景が該当します。
-
- 親がなんでもやってくれた
-
- 家族の問題で悩むことがほとんどなかった
-
- 深く物事を考える機会が少なかった
-
- 自分がなんとかしないといけないという危機的状況がなかった
-
- ピンチになる前に周りの人間に助けられることが多かった etc…
こういった環境で過ごしているとしっかりしなくても生きていけるので、必然的にしっかりしない人ができてしまうというわけです。
ちなみに僕はしっかりしてない側の人間です。
昔から付き合う女性はしっかり者ばかりだったので、「なんでかな?」と思ってたんですが、ただ自分がしっかりしてなかっただけで、お互いがそういう相手を選んでたんだなと腑に落ちました。
僕は過去にホストクラブを運営していたことがあるわけですが、そもそもしっかりしてない人間が店舗経営しても、上手くいくわけないじゃないですか。
それなのに5年も営業できていたのは、完全に従業員やお客さんのおかげだと思っています。
ただ、10代のときからあまり人がしない経験を沢山していることもあり、経験済みの物事に関してはしっかりしているのかもしれません。
たとえば店をやっていたときだと、従業員たちがやらかして、その筋の人や武闘派ホストクラブに謝りに行ったり、店内や店外で起こったトラブルの対処をしたりと「自分がなんとかしないと終わる」という場面は沢山ありました。
一般の人よりは修羅場に慣れてる方なので、何か問題が起こったときは「またかー。嫌やなあ」と思いながらも対処していましたから、しっかりしているというよりか、根性がすわってると言い換えた方がいいのかもしれないです。
なぜなら、そんなしっかりしてない僕が今は個人事業主になっていて、しっかりせざるを得ない場面に遭遇するといまだに慣れないし、昔に比べたらちょびっとましになっただけで、今の自分はしっかりしているとは到底思えないからです。
話が脱線しすぎたので元に戻しますと、「しっかりしている・していない」というのは性格による部分が大きいと思っている人が多いと思いますが、僕は環境によって変わる部分が大きいと思っています。
しっかりしている~しすぎている人の背景。
実際、しっかりしている~しすぎている人は、次のような環境で過ごしていたケースが多いんですよ。
-
- 親が頼りなかった
-
- しょっちゅう家族の問題で悩んでいた
-
- 考えたくないのに考えないといけないことが多かった
-
- 自分がなんとかしないといけないというプレッシャーが常にあった
-
- 大変なのに周りの人間が気づいてくれなかった etc…
このような環境でずっと過ごしていると、しっかりせざるを得ないのは必然的とも言えますね。
そうすると、自分1人でなんとかするのが当たり前の毎日を送ってきたので、人に「甘える・頼る・お願いする」ことが習慣にないから、いきなりやれと言われてもできないんですよ。
どうやって甘えたらいいか分からないし、頼り方もお願いの仕方も分からないし、自分が助けを求められてばかりでしんどかったから、いざ逆の立場になったら
お願いなんてしたら迷惑に思われて
しまうんじゃないだろうか…。
と思ってできないんですよね。
長女として生まれた女性はことあるごとに母親から、
お姉ちゃんなんだから
我慢しなさい!
と叱られた経験が多いとよく聞きます。
この場合、「お姉ちゃん」という役職を与えられた上に「(お姉ちゃん)だから」という義務まで背負わされるわけですから、母親がこういう言い方しかできない人だと、妹が生まれた時点しっかりせざるを得ない環境になってしまっているんですよね。
しかも我慢することを日常的に強いられるわけですから、甘えたり頼ったりするのが悪いことだという固定観念が根付くケースも珍しくありません。
しっかりしているのに、人に甘えるのが得意な人もいる。
でも、しっかりしているのに、
人に甘えたり頼ったりするのが
上手い人っているけど、
これはなんで?
なぜそういう人がいるのかと言うと、次のようなケースが考えられます。
1・親が子どもの自主性を重んじる教育をしていた
-
- 自分の頭で考え決断する教育
2・親が小さい頃から責任について教えていた
-
- 自分の尻拭いは自分でしなさいという教え
3・物心ついてからの突然の環境の変化
-
- 両親の離婚や死別、急激な生活苦などの環境の変化
ちなみに3番目の突然の環境の変化については、ドラマ「ウェントワース女子刑務所」を見たことがある人なら分かりやすいかと思います。
主人公であるビー・スミスは、入所した当初は気が弱く常に何かに怯えている女性でした。
それもそのはず、魑魅魍魎が跋扈する女子刑務所では、これから先自分の身に何が起こるか分からないからです。
しかし、様々な危険や死と隣り合わせになる出来事を経験し、いつしかビーは女子刑務所のボスとして君臨するようになります。
彼女の場合、「自分がなんとかしないとやられる」「自分が守らないと仲間がやられる」という特殊な環境に身を置いたことにより、しっかりせざるを得ない人間になったというわけです。
だからと言ってビーは、全部自分でなんとかしようとはしないし、誰かに甘えたり頼ったりした方がいい場面では、しっかりと助けを求めます。
何が言いたいかと言うと、突然の環境の変化を経験した人は、今の環境になる前の自分となった後の自分を両方を知ってるんですよ。
つまり、今の環境になる前の自分が人に甘えたり頼ったりしていたのであれば、すでに経験済みのことだから、それほど抵抗なくできるというわけです。
余談ですが、物心ついたときからしっかりせざるを得なかった環境に身を置いていた人でも、
自分1人じゃ
もうどうにもできない!
もっと早くに助けを
求めるべきだった…!
という経験を身をもってした人は、こういった出来事を通じて、人に甘えたり頼ったりできるようになるのかもしれませんね。
男性に「甘える・頼る・お願いする」ことが苦手な理由・その2
これまでお話した内容は、人に甘えたり頼ったりできない一つの原因として、女性がしっかりしている~しすぎていることを挙げました。
だからと言って彼女たちが悪いと言いたいのではなく、そのようになってしまった悲しい背景があるということを言いたいんですよね。
よく、しっかりしている人に向かって、
あなた本当に
しっかりしてるわね。
と言う人がいますが、言った本人はほめ言葉のつもりで伝えているはずなんです。
しかし、しっかりせざるを得なかった人にとってこのようなほめ方をされると、複雑な気持ちになる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
それに、人に甘えたり頼ったりできないのって、実は「相手の頼りなさのせい」でもあるんですよ。
頼りないから甘えられないし、頼りないから自分でやった方が早いし楽というわけです。
とくに男性に甘えたり頼ったりできない女性の中には、相手の頼りなさが原因でそうできないというケースをよく聞きます。
と言う人に限って頼りないという事例が多いのですが、こういった男性と付き合っている女性の言い分としては次のようになります。
もっとお前に頼りがいがあったら、
私も甘えたり頼ったりしとるわ!
本当に頼りがいがある人って、アピールしなくても勝手に人から頼られていますからね。
ちなみに、彼氏が「甘えてくれ」「頼ってくれ」と言うものだからそうしてみたら、めちゃめちゃガッカリした結果にしかならなくて、
期待した私が
馬鹿だった…。
となったケースもよく聞きます。
せっかく甘えたり頼ったりしたのに、それを彼氏にぶち壊されたわけですね。
こういうことが数回続いたら、もうその男性に甘えたり頼ったりできなくなるのは当たり前です。
男性に「甘える・頼る・お願いする」ことが苦手な理由・その3
3つ目の理由は、家庭環境です。
これは、1つ目の理由である「しっかりせざるを得なかった環境によるもの」とはまた違うくて、親が罪悪感を植え付けるタイプの人間の場合、起こり得る理由になります。
どういうことかと言うと、親がことあるごとに次のような台詞を言い続けていると、その子どもは罪悪感を覚えるようになっていきます。
「お前を育てるために母さんは仕事を頑張ってるんだよ」
「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ」
「お前がいなけりゃうちはもっと裕福だった」
「本当は子どもなんて欲しくなかった」
「お母さんはお前のために我慢して父さんと一緒にいる」
などなど。
「こんな酷いこと言う親いるの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
普通にいます。
というか、子どもに罪悪感を植え付ける親はほとんどの場合、自分がそうしている自覚がありませんから、酷いことを言っている自覚もないんですよ。
だから子どもが大人になってから、親に対して
なんで私が小さい頃に
あんな酷いこと言ったの?
と聞いて、
え?そんなこと
言ってないよ。
言うわけないでしょ。
と返される場合があるのは、そのためなんです。
つまり、自分で発した言葉も覚えてないし、それで子どもが傷ついたとか露ほどにも思ってないんですよね。
言うまでもなく、罪悪感を植え付けられたまま大人になった子どもは、人に甘えたり頼ったりすることができなくなります。
そもそもの概念が「甘えたい・頼りたい」じゃなくて、「そうしたら自分のせいで迷惑がかかる」なんです。
だって、罪悪感を植え付ける親は言葉にこそしないけれど、遠回しに「アンタの存在が迷惑だ」と言っているようなものですから、「甘える・頼る=迷惑がかかる」という固定観念が根付くのは、ある意味当然だと言えるでしょう。
子どもが勝手に罪悪感を抱くケースもある。
あと、親が子どもに罪悪感を植え付けるタイプではなかったとしても、子どもが勝手に申し訳なさを抱くケースもあります。
どういうことかと言うと、たとえばシングルマザーのお母さんで、朝から晩までずっと働いている女性がいるとします。
この女性は子どもに罪悪感を植え付けるようなことは言わないし、仕事の愚痴も言わないけれど、家ではいつも疲れていて、なんだかため息も多い。
こういった母親の姿を子どもが毎日見ていると、
お母さんが大変なのは、
もしかすると
私のせいなのかな?
と思うようになるケースもあるんですよ。
するとその子どもは「お母さんに迷惑をかけてはいけない」と思うようになるのは時間の問題で、大人になっても周囲の人間に甘えたり頼ったりできなくなるというケースは実際にあります。
ここで、その子どもが早い段階でお母さんに
私のせいでお母さんが
大変なんだよね?
しんどいんだよね?
と聞いて、
お母さんが仕事しすぎちゃったせいで、
さみしい思いさせちゃったね。ごめんね。
ちょっと仕事減らして
○○と一緒に遊ぶ時間を増やそう!
みたいな感じで返してそれを母親が実行していたら、きっと子が罪悪感を覚えることはないでしょう。
以上になります。
1・しっかりせざるを得ない環境だったから
2・相手が頼りなかったから
3・親が罪悪感を植え付けたから
ほかに甘えたり頼ったりできない理由として考えられるのは、「こじらせすぎて今さら女子らしくできない」とか、「モテない女友達がいて、男に媚びる女を毛嫌いしていたせいで悪影響を受けた」などありますが、よくある理由としては今回挙げた3つの事例になります。
次回は、男性に「甘える・頼る・お願いする」ことが苦手な女性が、どのようにして改善していけばいいかを解説いたします。
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