僕が出会った可愛いし性格も良いけど、恋愛対象にならなかった女性たち。その3

 

なんだかんだで3回目を迎えたこのシリーズ。

 

どんな検索ワードを使ったのかは分からないけれど、

このシリーズを読んでだまされない女のつくり方を

読むようになったという読者さんも結構いらっしゃるようです。

 

ありがたい話です本当に。

 

なんでも書いてみるもんですね。

 

さて、今回登場する女性は、

なんと日本人ではありません。

 

しかも長いです。

 

もったいぶるのもなんですから、

早速お話しさせていただきましょうか。

 

それでは今回も、

登場していただく女性に敬意を込めて。

 

嫉妬心がとにかく強いクリーム。

クリームデータ:タイ人ホステス 22歳

僕は20代の頃、音楽に明け暮れていたのですが、

28歳~29歳まではタイのバンコクを拠点にして

バンド活動をしていました。

 

こういうふうに書くと、

アジアを股にかけるバンドマンみたいでかっこいいのですが、

実際のところは日本でデビューするよりもタイでデビューして

逆輸入でもどってきた方が話題になるだろうという

リーダーの考えに賛同して、僕を含めた残りのメンバーも

バンコクでのバンド活動に乗っかったわけです。

 

なぜそんな無謀とも言えるような

チャレンジに乗っかったかと言うと

こう言ってはなんなんですが、

当時バンコクでデビューしているバンドの質が、

あまりにも低かったんですよ。

 

リーダーに渡された

バンコクの有名アーティストの音源をいくつか聞いて、

「これ、いけるなあ。」と思ったのは良い思い出。

 

それぐらいクオリティが低かったので、

ある意味衝撃を受けたのを覚えています。

 

 

そんなわけで、僕たちのバンドは市場調査を兼ねて

バンコクへと旅立ったのですが、

リーダーはすでに何度かバンコクへ仕事で行っていたため、

現地では結構な数の友人や知り合いがいました。

 

市場調査と言いつつ、

リーダーが連れてきたタイ人たちと毎晩飲み会を開き、

「ええ国やなあ。住めるわここ。」と呑気に酔っていた僕。

 

現地の空気のゆるさや人々の優しさに触れ、

「さすが微笑みの国やなあ。」と当初の目的を忘れるぐらい、

バンコクにいる間は日本の喧噪を忘れて

穏やかな日々を過ごしていました。

 

バンコクで起こった嬉しいハプニング。

そんなある日、リーダーが

「今日の飲み会、若い女の子来るで!

しかもまあまあ可愛いらしい!」と言うので、

へえーと思いつつ夜を迎え集合場所に行くと、

本当に可愛いタイ人の女の子がそこにいたのです。

 

彼女の名前はクリーム。

 

綺麗な髪に大きい瞳。

 

そして屈託のない笑顔に

細いながらも均一のとれたプロポーション。

 

まさに正統派タイ美人という名にピッタリの女性でした。

 

「まあまあどころかめっちゃ可愛いやん。

でも、なんもアクシデントは起こらんやろなあ。」

なんて考えていた僕でしたが、

実際のところ「あわよくば精神」を捨てていなかったことは、

言うまでもありません。

 

飲み会参加者が結構な人数だったため、

クリームとろくに挨拶もせず

そのまま飲みへ突入したのですが、

1時間ほどするとリーダーがこんなことを僕に言ってきました。

 

「なあなあシゲちゃん、

クリームちゃんがシゲちゃんと喋りたがってるで。

なんかめっちゃタイプらしいわ。タイでもモテるなあ!」

 

マっジかっよ~。

 

しゃあないなあ~。

 

これアクシデントあるんちゃう?

 

あるんちゃうの?

 

なんて下心バリバリでクリームの隣に座った僕。

 

人懐っこい笑顔を友達に振りまきながら、

僕が隣に来たことでキャーキャー言っている

クリームに思わずきゅんとしてしまいました。

 

不名誉な名前の呼ばれ方。

 

「サワディカッ・・・って日本語はなせる?」

クリーム

「スコシ!ワタシ、クリーム!」

「知ってる(笑) クリームって本名なん?」

クリーム

「チガウヨ!

ミドルネームミタイナカンジ!」

「そうなんや。可愛い名前やな。」

クリーム

「アリガト!

アナタモカッコイ!」

「ありがとう(笑)」

クリーム

「デモ、アナタノナマエ、ムズカシイ・・・。」

「え?なんで?」

クリーム

「チ、ケ、サン。」

「ちゃうで。シゲさんやで。」

クリーム

「チケサン?」

「ちゃうちゃう、シ・ゲ・さ・ん。」

クリーム

「チ、ゲサン・・・チンゲサン!」

 

えっ

 

ち○毛さん?

 

俺、陰毛なん?

 

縮れてんの俺?

 

クリーム

「チンゲサン、ヨロシクゥ!」

 

いやいやいやいや、

ちょっと待て。

 

縮れてへんよ!

 

俺、縮れてへんよ!

 

いや、たしかにその部位は縮れてるけども!

 

その呼び方、

ただの悪口やで?

 

もっかい言うよ?

 

シ・ゲ・さ・ん。

 

OK?

 

クリーム

「チン・・・

「ちゃうちゃうちゃうちゃう、

シ・ゲ。」

クリーム

「チ・ゲ?」

「ちょっと美味しそうになっとるがな。

シ・ゲ・さ・ん。」

クリーム

「チン・ゲ・サ・ン?」

 

なんでやねん。

 

なんで続けて言うたら縮れるねん。

 

どうやらタイ人に僕の名前は言いにくいらしい。

 

その後、10分近く僕の名前を

クリームにレクチャーしましたが、

結局「チゲサン」以上には改善されず、

縮れているより美味しい方がいいやと思って、

そのままにしておきました。

 

その4に続く。

 

 

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