僕が出会った可愛いし性格も良いけど、恋愛対象にならなかった女性たち。その1

今回から新しいシリーズを始めます。

 

記事のテーマは、

タイトル通りそのまんまです。

 

僕が今までに出会った、

人並み以上に可愛いし性格も良いのに、

残念ながら恋愛対象にはならなかった女性たちのお話し。

 

そんな彼女たちの口癖は、

「私、モテないんだよねぇ・・・。」

 

出会った頃は、

「そんなことないやろ。」と思っていましたが、

彼女たちの中身を知れば、

「ああ、そういうことか・・・。」と納得してしまう。

 

そんな彼女たちの生態を、

シリーズを追ってご紹介していきますが、

ある部分だけが壊滅的にダメなせいで、

どうしても恋愛対象として見れなくなってしまうのです。

 

ほかにどんな良い部分があったとしても、

それを帳消しにするほどの破壊力。

 

それさえなけりゃ、

本当は愛すべき素敵な女性のはずなのに、

致命的な欠点があるせいで損をしてしまう彼女たち。

 

 

今回の記事に登場する女性たちの欠点は、

こちらです。

 

とにかく酒癖が悪い。

 

酒癖の悪さにも色々なパターンがあるのですが、

僕が思わずドン引きしてしまったのは、

今からお話しするこの3人の女性です。

 

1・とにかく帰してくれないA美。

A美データ:レースクイーン 23歳

飲み歩くことが大好きな僕ですが、

女性と2人きりで飲んでるとね、

やっぱりある程度の時間になると、ほら。

 

ホテルに行きたくなるじゃないですか。

 

それなのに、「もう1軒行こう!」と行って、

本来なら男性がするはずの腕グイをされて、

どこかの飲み屋に強制連行されるのです。

 

そのお店はA美がよく通っているバーだったのですが、

それまでにもはしごをしまくって

浴びるほど飲んでいるので、全然お酒が進まない。

 

方やA美はと言うと、

ペースを変えずにまた浴びるほど飲んでいました。

 

さすがにフラフラになって、潰れかけていると、

「なに寝てんだよ!起きろ!オラ飲め!」

と言われて、生中にテキーラを沈めたやつを一気させられる羽目に。

 

「もう帰ろう、もう無理。」

なんて弱気で彼女に訴えると、

「駄目駄目駄目駄目駄目駄目えええ!」

と、まるでDIOが乗り移ったかのように、

僕の二の腕に手形がつくぐらい、バンバン叩かれるのです。

 

そんなA美ももちろんフラフラなのですが、

全然潰れる気配がない。

 

ろれつが回らない口調で

「ちょっとトイレ行ってくらあ~。」

僕に言い残し、席を立ったA美。

 

その瞬間、神が降臨しました。

 

すかさず店のマスターが、

「お客さん、今のうちに逃げて!

前にあの子が連れてきた男の子、

救急車で運ばれたから!」

と言いに来てくれたのです。

 

ええ。

 

もちろんマスターのお言葉に甘えて、

いくらかお金を払い、速攻退散しました。

 

その後、

携帯が30分近く鳴りっぱなしだったけど、

僕は怖くて携帯を開けません。

 

次の日、

二日酔いでフラフラになりながら起きて携帯を見ると、

留守電のメッセージが10件近く入っていたのですが、

思っていたとおり、全てA美が入れた留守電でした。

 

しかも、その内容のほとんどは、

聞くに耐えない罵詈雑言だったのです。

 

てめえ逃げてんじゃねーぞ!

電話でろよ!逃げてもぜってー見つけっからな!

 

僕にはもう、

A美が闇金の取立てにしか思えませんでした。

 

しかし、最後の留守電で、

ちょっと悪いことしたなと思ってしまうような

メッセージをA美が残していたのです。

 

ごめんなさい・・・もうお酒飲みません・・・。

飲むけど飲みません・・・さみしいよぉ・・・。

 

俺も逃げてごめん。

 

2・とにかくバイオレンスなW菜。

W菜データ:クラブホステス 21歳

僕が20代半ばの頃、

毎日のように友人が働いていたバーに

入り浸っていたのですが、

ある日、そのバーにお客さんとしてきたW菜から、

猛アプローチをかけられました。

 

顔は可愛いしノリも良いし、

おまけに話も合う。

 

僕たちは出会ったその日に、

デートの約束をしました。

 

たしか二度目に会ったのは、

それから3日後だったと思います。

 

彼女の仕事終わりに待ち合わせ、

近くの居酒屋に行って飲もうという話だったのですが、

待ち合わせ場所に現れたW菜はもうすでに酔っていました。

 

そりゃあ水商売だから仕方ない。

 

彼女は人気ホステスだったので、

きっと色んな席でたくさんお酒を飲んだのでしょう。

 

「しんどそうやし、また今度にするか?」

と聞いてみたのですが、

「イヤや!行く!」と言ってきかないW菜。

 

この時は、

「可愛いこと言うてからに~ほんま~。」

なんておめでたいことを思っていたのですが、

その2時間後にはお互いがブチギレる事態に

発展するなんて、僕は夢にも思いませんでした。

 

居酒屋に着くなり、

「私のとなりに来てよ!」と言うW菜。

 

「これワンチャンあるで!」なんて

またまたおめでたいことを僕は考えていたのですが、

W菜の隣に座った瞬間、僕の二の腕に激痛が走ったのです。

 

「いった!!」

W菜

「痛くない!」

 

彼女はつねり魔だったのです。

 

しかも爪先で思いっきりつねるから、

つねられる度に鋭い痛みが走りました。

 

僕がなにか失言するとつねる。

 

僕が面白いことを言っても笑いながらつねる。

 

「もう止めろやー。」となだめると、

「イヤや!」と言ってつねる。

 

おそらくあのとき僕は、

世界中で一番つねられていたと思います。

 

しかもつねるだけでなく、

たまに平手打ちが飛んでくるのです。

 

頬を叩かれるのはもちろんのこと、

真正面から顔面を叩かれたりもしました。

 

このとき僕はすでに我慢の限界だったのですが、

さすがにこれをされた瞬間、思わずキレてしまいました。

 

ドフッ!

「うう・・。」

W菜

「キャハハハ!」

 

それはもう強烈なボディブローでした。

 

「お前さっきからなんやねん!

ええ加減にしとけよ!」

W菜

「なんやさ!私だって仕事中ずっと

我慢してんねん!

ちょっとぐらいつねらしてよ!」

「アホか!」

 

結局10分ぐらい口論した後、

W菜とケンカ別れしてしまいました。

 

その翌日、

彼女が誠心誠意の謝罪をしてくれたおかげで、

僕たちは友達になることが出来たのですが、

そんなW菜は今、銀座で働いています。

 

お店に来るお客さんをつねってなければいいのだけど。

 

3・とにかく走るS恵さん。

S恵さんデータ:割烹料理屋おかみ 34歳

彼女は僕が店をしていた頃のお客さんだったのですが、

来店しては気持ちよくお酒を飲ませてくれる、

姐御肌タイプの女性でした。

 

飲み方も支払いもキレイなS恵さん。

 




 

しかし彼女は泥酔するとこんな行動に出るのです。

 

S恵さんは僕の店に来る前に、

必ず2~3軒はしごをするのですが、

そのお店に僕が付き添いで行くことも

たくさんありました。

 

お店の中では普通なんですよ。

 

問題は、お店からお店への移動。

 

S恵さん、

必ず靴を脱ぎ捨てて走るのです。

 

無造作に脱ぎ捨てられた彼女の靴を拾い、

S恵さんの方を見ると、

すでにもうまあまあ遠い距離にいるのです。

 

「ちょ、待ってくださいS恵さん!」

S恵さん

「はよ来て!遅い!」

「いや、ていうか、はあはあ、

なんでいっつも走るんですか!?」

S恵さん

「時間もったいない!」

 

着物を着ているのに足袋で走るS恵さん。

 

彼女のこの謎の行動がどうしても気になって、

S恵さんがシラフのときにもう一度、

「なんで酔ったらいつも走るんですか?」

と聞いたら、彼女は「なんで?」と言わんばかりに、

不思議そうな顔をしてこう言いました。

 

S恵さん

「だって普段、運動せえへんから。」

 

僕が、

「ああ・・・。そうすか・・・。」としか言えなかったのは、

面白いツッコミを彼女にしたところで、

全く通用しないんだろうなと思ったからに過ぎません。

 

彼女たち、

元気にしてるかなあ。

 

 

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僕が出会った可愛いし性格も良いけど、恋愛対象にならなかった女性たち。その1” に対して2件のコメントがあります。

  1. ななし より:

    いつも楽しみに読んでいます!
    いままでの記事で一番爆笑しました

  2. >ななしさん

    コメントありがとうございます。

    そう言っていただけると、彼女たちも浮かばれると思います(笑)

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