他人にイヤな部分があるのは自分にもそのイヤな部分があるから論を考えてみた。
目次
人生を舐めまくっていたクズなあの頃。
よく、相手のことを嫌いだとか許せないと思ったときは、
自分にもその相手にある嫌いだったり許せなかったりする部分を
すくなからず抱えているからだと言いますが、
僕はほとんど人を嫌いにならないので、
この言葉の意味がいまいちよく分かりませんでした。
ただ、
「コイツのこういうところがあかんねんなあ。」と相手に対して思ったとき、
よくよく考えてみると、それは自分の中で
「○○する奴はダメだ」とか「○○してはいけない」という
一種の思い込みがあることに気がついたんですよね。
そしてその思い込みの原因を探っていると、
すべて自分の過去の出来事に直結しているのだとも気がつきました。
ちなみに僕が「コイツ、ダメだなあ。」と相手に対して思うのは、
「人生を舐めている人」と「楽してなにかをしようとしている人」。
嫌悪感を感じるまではいかないものの、
なぜ「ダメ」かと思うのか考えたところ、
過去の僕自身が人生を舐めていて、
楽してなにかをしようとしていたからなんですよ。
当時の僕は、もうほんとに人生舐めてたクズで、
「あー毎日起きたら枕元に100万ぐらい置いてないかなー。」
なんてことをしょっちゅう考えていました。
それがどん底を味わい、
「人生は舐めたら舐めた分だけ自分に返ってくる」
「楽して得られるものなんかたかが知れている」と
ようやく気づいたわけです。
今は悲恋改善アドバイザーとして
つらい恋に悩む女性の力になるべく仕事をしていますが、
過去の僕は本当に女癖がわるく、
女性に対しひどいことも平気でしてきました。
そんな男がなぜ、
今の僕のよう考え方になったのかと言うと初めて話しますが、
実は1人の女性に対してしたことの罪悪感が
いまだに消えていないからなんですよね。
さすがにドン引きするような内容なので、
ここではお話しできませんが、そのことがあったからこそ
「女性に対しひどいことをしてはいけない」と
思えるようになったわけです。
勘違いしないでいただきたいのは、
この仕事に対しては罪悪感の払拭のためにしているわけではありません。
僕はこの仕事が趣味みたいなものですし、
つらい恋に悩む女性が僕と関わったことで、
喜んでもらえたらいいなという思いもあり
相当の覚悟を決めてやっています。
遊び人にも2種類の人間がいる。
僕の周囲にはいまだに遊び人の友人が何人かいますが、
遊び人にも2つのタイプがありまして、
「悪意を持って女性を粗末に扱う男性」と
「遊ぶけど人道に外れたことはしない男性」に分かれます。
前者はたとえば、
「アイツ、簡単に落ちたよ。ちょろいわ~。
それから連絡しつこいけど、誰が返すかよって感じ。」
といったタイプの男性です。
恥ずかしながら、
過去の僕は平気でこういうことを言える人間だったのですが、
今はこういう話で盛り上がっている人たちを恥ずかしく思ってしまい、
顔が引きつって笑って聞けなくなってしまいました。
元々は仲の良かった友人も、
いまだに女性を粗末に扱っているやつを見ると、
自然と距離を置くようになりましたね。
それぐらい罪悪感がすごく、
おそらく一生消えないんじゃないかなあと思っています。
相手にイヤだと感じる部分は、過去の自分に直結している。
とまあ、僕の話にそれてしまいましたが、
相手にイヤな部分や許せない部分がある場合、
それは自分の過去の出来事に直結しているというわけです。
たとえば、彼の食べ方が汚いのが許せないと思うのは、
子供の頃のアナタが両親に食事マナーをいつも厳しく躾けられ
「なによ、もっと好きに食べさせてくれたっていいじゃん!」
と思っていたことを抑制されてしまったことがひとつの原因として考えられます。
それが「食べ物はちゃんと綺麗に食べなければいけない」という考えに変換され、
「なんでそんな汚い食べ方になるわけ!」と彼に対し憤りを感じるのですが、
実はこれ、「なんでそんなに自由に食べられるわけ!羨ましい!」という
思いの裏返しでもあるんですよね。
自分がしたくてもできなかったこと以外にも、
「自分が恥ずかしく思うこと」や「自分が許せないと思うこと」は、
僕のように罪悪感からきていたり、
過去に親や友達から言われたりした言葉が原因となっている場合が多い。
それぐらい、
自分の過去の出来事というものは対人関係で行き詰まったとき、
ヒントになるものがたくさん隠されているんですよ。
可愛い女性を見ると、「なによ、あんな女!」と言ってしまう人は、
過去に好きな男性を可愛い女性に取られたのかもしれないし、
父親の不倫が原因で両親が離婚して、
その不倫相手がすごくキレイな女性だったのかもしれないというわけです。
人に対してイライラしない人も、2種類に分かれる。
しかし中には人に対してイライラしないどころか、
怒りが沸かないという女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合は2つのタイプに分かれまして、
「仏のような心を持つすべてを許すような母性あふれる女性」か、
「自分の意見が言えず人に合わせてしまう自分を犠牲にする女性」です。
前者であれば、
周囲との関係性も円満で周りに人が集まってくるような存在になれますが、
後者であれば、
やたらと周りの人をイライラさせたり怒らせたりすることも珍しくありません。
後者の場合、なぜ周囲の人間の怒りが自分に向けられるのかと言うと、
無意識のうちに人に対して感じている怒りを押さえ込んだせいで、
その怒りが相手にうつってしまったわけです。
言いたいことも言えないこんなポイズンな世の中ではありますが、
学生時代にいじめられたり、なにもしていないのに彼からキレられる女性は、
自分を押し殺して相手に接している可能性が高いですね。
負のオーラが伝染するのと同じことですよ。
自分を押し殺して彼に尽くし続ける女性で、
思い当たるふしがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
☆参照記事はコチラ☆
【我慢してしまう】尽くしすぎてしまう自己犠牲な女性たち。【言いなりになってしまう】
好きな人よりも、嫌いな人の数のほうが多い人。
あと、こういった場合もありますね。
自分の身の回りに「好きな人」よりも「嫌いな人」が多い場合。
人はどんなときでも相手の中に自分を見る生き物でして、
好きな人よりも嫌いな人が多い女性は、
それだけ劣等感やコンプレックスを抱えているということにもなるんですよ。
もちろん、
「○○する奴はダメだ」とか「○○してはいけない」といった
過去の経験からくる思い込みの部分もあるのですが、
自分に自信がない女性ほど「自分の○○な部分が許せない」といった部分を、
相手に投影している場合が多いような気がします。
人を「嫌う」ということですからね。
なので、人を嫌いすぎる傾向にある女性は、
それだけ自分の好きになれない部分が多いということです。
人は合わせ鏡っていうけれど、これは本当だよ。
以上のことから、他人を見て気になるところがあれば、
「もしかして自分がその部分を気にしていないか」と考えるべきでしょう。
もちろん、漠然と「なんかイヤ」と思ってしまう相手もいるでしょうし、
そういった場合は「なぜこの人のことを嫌いなのか?」と考える習慣を
身に付けることが大切です。
考えていくと、
気づきもしなかった自分のコンプレックスや劣等感、
そして過去の経験からくる思い込みが作用しているので、
自分と向き合うためにも「苦手な人」や「嫌いな人」を
自分なりに分析することは必要なことですよ。
相手のイヤな部分に対しての指摘の仕方。
ちなみに彼に対してイヤな部分や許せない部分がある場合、
どう注意していいか分からない女性も多いことでしょうから、
こういった感じで言ってみてください。
たとえば食べ方が汚い彼に対してはこう。
「あのね、気を悪くしないで聞いてほしいんだけど、
もう少しキレイな食べ方をしてくれると嬉しい。
実は言ってなかったんだけど、
子供の頃、うちの親がすごく食べ方にうるさくてさ。
私の食べ方が汚いと平気で叩くし、
食べかけの食事をさげられることなんてざらで。
私は普通に食べてるつもりなのに、
『なんだその食べ方は!』って食事中に食卓をドン!て
いきなり叩かれたらビックリするよ(笑)
そういう育てられ方をしたもんだから、
食べ方があんまりな人を見ると、
子供の頃を思い出しちゃって怖いんだよね。」
これなら角も立たないし、
彼も理解してくれるはずです。
許せなかったことが許せるようになったのは、こういうこと。
最後に、ずっと「○○なことをする男は許せない!」と思っていたのに、
それが知らず知らずのうち、いつの間にか許せているケースがあるのですが、
これは「○○なことをする自分はダメだ」とか「許せない」と思っていたのが、
あまり気にならなくなったということになります。
ということは、
昔に比べて嫌いな人や苦手な人が少なくなったということは、
それだけアナタの劣等感やコンプレックスがなくなり、
過去の思い込みが取り外されたということです。
それだけ成長したんだよアンタも。
良かったじゃないか。
☆喜びの声多数!あなたの人生と恋愛に革命が起きる!リアライフマネジメントはこちらから☆
☆リアライフマネジメントQ&Aはコチラ☆
☆藤本シゲユキ・著書一覧☆
“他人にイヤな部分があるのは自分にもそのイヤな部分があるから論を考えてみた。” に対して11件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。
こんにちは~
なるほどなーって思いながら読んでました(´・∀・`)
私はあまり嫌いな人とかいなくて、苦手だと思ってる人でもなるべくいい所を見つけるようにしてます。
いい所を見つけておけばちょっとイヤだなって思うところがあったとしても、いい所もあるし、
自分だって人の事言えないだろうしな、と考えてそれ以上気にしないでいられるからです。
この考えに藤本さんのこの考えをプラスしたら、もっと対人関係がスムーズになる気がします゚+(‘v`*)+.゚
新しい考え方を教えてくださってありがとです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
>雅子さん
相手のいい部分を見つける、すばらしいことですね。
これだけでも対人関係がすごく円満なのでは、とお見受けしました。
参考にしていただき、大変光栄です。
藤本さま
こんにちは、、、
最近、友人の一人を遠ざけている私がいます
その人は話好きなんですが、その時の気分を言いたいだけで、さらにいう事がコロコロ変わるから真面目に聞いていることに疲れたんだと思います。さらに人の話を聞いていないんです(・・;)
本人にも伝えたのですが
「私って人の話を聞いていないってよく言われる!!」
「恋愛はいつも変化するし、化学反応も起こすでしょ!!」
「思ったことを全部口にしているから、コロコロ変わるのは昔から!!」
と返され、本人的にはそれが私!!と思っているようです。その友人に疲れるという事は私もその気があるんでしょうか?
最初は私もその人を面白いし前向きだなと思って好意的に受け止めていたんですが・・・
恋愛にまつわる相手が振り向いてくれない話が多いのですが、無責任な発言が原因でうまくいかないんじゃないかしら???と思う、今日この頃です・・・
でも、友人でいいところもあるからうまく付き合っていきたい気持ちもあります
話を聞いていない人と、こっちが疲れないコミュニケーションの取り方ってございますか???
>じゃこさん
こんにちは。
人間のレベル論中編で詳しくお話させていただきますが、疲れるなと思っている相手に無理に合わそうとしなくていいですよ。
距離を置いて必要以外にかかわらないのが正解です。
藤本さま
お世話になっております
お返事ありがとうございました・・・
そうなんですね
きっと、疲れない人は疲れなくて、そういう二人を気があう、っていうんでしょうね・・・
人間のレベル論中編を楽しみにしております
いつもありがとうございます。参考になることが多くて助かっております。
今後ともよろしくお願い致します
そうですね〜
心を乱される出来事があったので、なんでだろう?と考えてみたのですが、やっぱり私がそれを1番気にしているからでした。
とは言え、男性は若い女性の方がいいとか、昔街コンに行ってたとき、30過ぎてる人を見ると必死なんだなって思ってたという発言をしてくることに対して、たぶん私のこともそういう目で見てるんだなーと思ってしまったので、必要以上に関わるのやめようと思いました。
たぶん、私が何も話さないので余計に言われるんでしょうね。
ただ、やっぱり私も世間の見る目を気にしているなーと感じたので、価値観というものに縛られてますね。
昨日からたくさんの書き込みすみません。
友達ってだけでなかなか客観的に見るの難しかったし、昔から常識ないと言われるので、自分の方がおかしいのかな?と思ってよくわからなかったのですが、自分のこともっと大事にしようと思いました。
どっちが上とかないんですが、たぶんお互いのステージが変わってしまったんだなーと思っておきます^ ^
>プーさん
自分の主観や、誰が言い始めたか分からない一般論をぶつけてくる相手のことは気にしなくていいですよ。
自分のことを大事にできていれば、自分のことを大事にしてくれない人に割く時間がいかに無駄かが分かります。
これ私じゃ…
私の事を言うておる…(ガクプル)
手っ取り早くはいかんのじゃあ(千鳥ノブ風)
今が正念場。頑張ります!
きっかけ作ってくれてありがとうございます!
>コロ姫さま
千鳥ノブの言い回しがなぜが僕の周りでも流行ってます。
これ、なんなんでしょうね。
苦手な人と極力関わらないようにし、自分が好きな人とだけ接していたら、
そんなことしてると好きな人たちも離れていく。と言われてしまいました。
どういうことかいまいちわからないんですよね。
苦手な人は自分を攻撃してきたり、邪険に扱ったりする人なのですが、
自分で自分を大切にできないから気になるんでしょうか:
>ひたさん
>自分が好きな人とだけ接していたら、
そんなことしてると好きな人たちも離れていく。
この台詞を誰に言われたかは分かりかねますが、そんなことないですよ。
基本的に、
>苦手な人は自分を攻撃してきたり、邪険に扱ったりする人なのですが、
職場以外でこういう人と関わらない方がいいです。