恋愛ラボ 「忙しすぎる彼に、もっと大事にされたい」
今回のご相談は、
「忙しすぎる彼にもっと大事にされたい」というものです。
思っていることを言えず聞きたいことを聞けず、
モヤモヤとしてしまい「きっとこうに違いない」と
相手のことを勝手に決めつけている女性は多いのですが、
「思ってることは言う」「聞きたいことは聞く」ことによって
ほとんどの場合、そのモヤモヤは解決します。
恋愛が上手くいかず一人でモヤモヤする女性はかならずといっていいほど
「言わなさすぎ」「聞かなさすぎ」「決めつけすぎ」です。
「嫌われたくない」「重く思われたくない」と思って
そうしている女性が多いのですが、
身も蓋もないことをお話させていただきますと
思ってることを言って、聞きたいことを聞いて
それで相手が向き合ってくれないのだとしたら、
遅かれ早かれその関係は終わるんですよね。
なぜなら、ちょっと相手に踏み込んだぐらいで
逆ギレする、無視する、話しをすり替えるような男性は誠実ではないですし、
この部分はその人の人格に関することなので、
こちらが接し方を変えたところで変わらない部分だからです。
思ってることが言えず、聞きたいことが聞けず、
モヤモヤが積み重なってしまい
とうとう耐えきれなくなって相手に思っていることを伝えたら
それで拒絶されてしまったというケースはよくあります。
その結果、
「私があんなことを言ったから嫌われたんだ」
と自分を責める女性が多いのですが、
相手が不誠実な人間であればこの部分は変わらないので、
どのタイミングで言っても結果は変わらない可能性のほうが高いんですよ。
こういった相手と関係を続けたいのであれば、
モヤモヤを我慢しつづけるか
なんとか自分に折り合いをつけてやっていくしか、
最終的には方法がないんですよね。
なので、どんな関係性であったとしても
相手が向き合ってくれる人間なら
思ってることを言っても聞きたいことを聞いてもちゃんと答えてくれるし、
相手が向き合ってくれない人間なら
どんな接し方を試みたところで相手の人格は変わらないわけですから、
踏み込めば踏み込むほど終わりに近づくということになります。
相手が誠実な人間であるかどうかを確かめるためにも、
思っていることは言い、聞きたいことは聞く。
これをしないかぎり、いい恋愛関係を築くことは不可能ですし、
それで向き合ってくれない相手だったらどの道上手くいかないということです。
ただ、「言い方」「聞き方」はあるので、そこはお忘れなく。
■相談者:bell(40歳/女性/パート)
■相談内容:
結婚を前提にお付き合いしている彼氏がいます。
彼は多忙で、SNSはいつも既読スルー…電話は一切なし…約束事は全く果たせない状況です。ひと月に1、2度会えるか会えないかで、会うのはいつも夜。付き合って半年経ちますが、一日デートはしたことがありません。
彼は「いつも、仕事が忙しくて自己中な自分が原因で振られる」と言います。
忙しいのは嘘じゃないと信じたいですが、自分の趣味に没頭する時間はあるようで、つい疑問に感じてしまいます。
彼にワガママだと思われたくない一心で、機嫌を損ねないように…と気を遣ってしまい、言いたいことが言えません。彼に何を言われるか想像がついてしまうんです。
今の彼の状況をみると、結婚は程遠いように感じます。
私はなんとか付き合っていきたいと思っていますが、このままでは我慢の限界です。
恋愛下手の典型的なパターン
まず、はっきりと言ってしまいますが、今までの接し方に問題があります。
相手が忙しいからと、顔色を伺って機嫌を損ねないように気を遣われているようですが、この状態でいい恋愛関係を築くことは不可能です。
そして、相手に何を言われるか想像がつくということですが、たとえ、想像した通りの言葉が返ってくる可能性が高いとしても、的中率100%の予言者でもない限り、絶対にその通りになるとは限らないはずです。
恋愛が上手くいかない女性は、必ずと言っていいほど「言わなさすぎ」「決めつけすぎ」です。
「言わなさすぎ」というのは、自分の思っていることや考えていることを相手に言わないこと。
「決めつけすぎ」というのは、相手に確認もしていないのに、憶測だけで「きっとこうに違いない」と決めつけることです。
実は、モテる女性や恋愛が上手くいく女性は、この真逆なんですね。
彼女たちは、自分の思っていることをちゃんと相手に伝え、決めつける前に相手に聞いて確認します。
「もっと大事にしてほしい」と思いながら、恋人にそう伝えない女性がいますが、大事にしてほしいなら「どう大事にしてほしいのか」をちゃんと言わないことには、相手には何も伝わらないんですよ。
「相手がしてくれないことは、習慣にないからできない」ので、自分をどのように扱ってほしいかをちゃんと伝えないと、相手は悪気なく、これまで通りのペースで接してきます。
精密機械の取扱説明書でさえ、「高温多湿な場所に置かないでください」「水につけないでください」と書いてあるのに、人が自分の扱い方を相手に伝えもせずに思うような接し方を望んでも、叶うことはありません。
そして、恋愛関係に限らず、相手を決めつけてもいいことは一つもないので、疑問に思ったことはその都度ちゃんと確認したほうがいいですよ。
この確認作業を怠る人は、相手の人格を憶測だけで勝手に決めつけ、被害者面していることも多いですね。
自分の気持ちは伝えよう
それから、今からお話しすることは、憶測で人を決めつけるな!と言っておきながら筋が通らないかもしれませんが、統計と事実に基づいてのことなのでお話しさせていただきますね。
彼には趣味に没頭する時間があるということですが、その場合、常に忙しいというわけではないと思います。
使える時間はあるようですが、捻出しようとしていないだけなんでしょうね。
超多忙というより、おそらく、自分の時間を自由に使いたい人なのではないでしょうか。
だからこそ、思っていることをちゃんと伝えないといけないんです。
彼が「いつも、仕事が忙しくて自己中な自分が原因で振られる」と言っているということは、自覚しているようでしていないか、もしくは、自覚しているけど直す気はないかのどちらかです。
どちらであれ、彼のような付き合い方をしていたら、彼自身も今後の恋愛が上手くいくことのほうが少ないでしょうし、このタイプの男性を丸ごと許容できる女性は極稀だと思います。
このまま何も言わずに我慢して彼と付き合っていても、いずれ我慢できずに別れを切り出してしまうことになりかねません。
なんとか頑張って付き合っていきたい、でも、我慢の限界ということであれば、我慢せずに思っていることをちゃんと言いましょう。
今まで、相手の機嫌を損ねないように顔色を伺ってきた恋愛から卒業するためでもありますし、彼のためでもあります。
どんな風に思っていることを伝えるか、例をあげるとこういう感じです。
「お疲れ様。いつも忙しいみたいだから言うの迷ってたんだけど、言うね。
正直、今の状態だと寂しいです。付き合っているという実感がもう少し欲しいのが本音です。
でも、私はあなたの仕事の邪魔をしたいわけじゃないし、これからも付き合い続けていきたいと思っているから、そのことについてちょっとだけ話せないかな?
すごくわがまま言ってるようで気が引けたんだけど、言わないとわからないし、あなたには隠し事とかしたくないと思ったんだよね。
急にこんなこと言ってごめんなさい。返事は急がないから、どうか前向きな意見をもらえると嬉しいです」
これは僕が考えた文章なので、ご自身の言葉に置き換える必要がありますが、交際しているのであればこれくらいのことは言えないと、付き合ってる意味がないですし、結婚前提のお付き合いであれば、むしろ言えないとダメです。
答えを先延ばしにしない
ここまで伝えれば、あとは相手がどう受け止めて、どう解釈するか。これは相手が決めることです。
しっかり向き合ってくれる男性であれば、誠実に対応してくれるはず。
しかし、向き合ってくれない男性であれば、無視、逆ギレ、関係ないことを返すなど、不誠実な対応になるでしょう。
この場合、相手が今後も向き合ってくれる可能性はないと証明されたことになるので、今後思っていることを言っても言わなくても、その相手とは上手くいかないですね。
仕事が忙しい男性にも大きく分けると2種類あって、それは、どんなに忙しくても誠実に対応してくれる人と、忙しさを理由に恋人と向き合わない人です。
後者は、忙しいから時間が取れないのではなく、仕事に逃げて恋人と向き合うつもりがないだけなんですよ。
もちろん、多忙すぎて精神的な余裕がなくなる場合もありますが、誠実な人ならそのことをきちんと伝えてくれますね。
そして、思っていることをちゃんと伝えることは、相手が誠実な人間かどうかを確かめるためにも必要です。
もちろん、言い方によって伝わり方は変わるので、前述の僕が考えたメッセージのように、自分の言いたいことを先に考えてから、相手の事情を考慮し、どんな言い方をするのがベストか、を考えないといけません。
そうやって相手に伝えてもしっかり返してくれないのであれば、不誠実とみなされてもしょうがないわけです。
答えを先延ばしにしたところで、ほとんどの場合、悪い未来を延命しているだけにすぎません。
相手がもし不誠実なら、その事実はずっと変わらないわけですからね。
恋愛に限らず、上手くいかないことが続いているのなら、同じ方法を繰り返しても違う結果になることはありません。
思い切って、別の方法を試さないといけませんよ。
コメントを投稿するにはログインしてください。