31歳からの恋愛相談室「人を好きになるってどういうこと?わからなくなってしまいました」
今回のご相談は、
「出会いはあるけれどときめかないので、
どうすれば恋愛スイッチが入れられるか?」
という内容です。
【人を好きになるってどういうこと?わからなくなってしまいました】
著書「本当の彼氏のつくりかた」で
恋愛感情のメカニズムについて書いていますが、
まったくもって夢がないけれど
「性欲とないものねだりの掛け合わせ」が恋愛感情の正体です。
性欲とは、
「この人に抱かれたい」といった直球の欲ではなく
「顔が好み」「雰囲気が素敵」「声が好き」など、
こういった感覚も実は性欲になるんですよ。
だって理性じゃなくて本能で感じているものですからね。
そしてないものねだりとは、
「もし自分が○○だったらいいなあ」と
意識的か無意識に欲しているもの。
ただ、ないものねだりといっても
「もっとお金があったら」とか
「今より社会的地位があったら」とか
自分を覆う鎧のことをいっているのではなく、
内面的なことを指します。
たとえば、
「もっと自信があったら、自分は○○なのに」とか
「もっと思ってることを言えたら、私は○○なはず」とか
普段から思っているけれど、今の自分にはないもののことです。
他にも、今の自分の実力になかったり
元々性質になかったりするものを欲していると、
それもないものねだりになります。
なので、ないものねだりをしなくなるにつれて
人を好きになりにくくなっていくのですが、
この部分だけを見るとすごく悲しいことのように思えますよね。
でも、そうじゃないんです。
ないものねだりをしているときの恋愛は
自分に足りないものを無意識に相手で補おうとします。
つまり、
欠乏感を相手から承認されることで埋めようとするから
依存気味になってしまうんですよ。
なので、ないものねだりが止まらないうちの恋愛は失敗しやすいんですよね。
さらに、自分が足りないと思っているものを
相手が補ってくれるわけではないですし、
そもそも「好きになる人=自分に合う人」というわけではありません。
そして、恋愛に限らずなんでもそうですが、
ニーズがないところに自分を当てはめようとしても
上手くいくわけがありません。
この理屈がわかってない人は男女問わず
恋愛での成功体験が少ないですね。
逆にないものねだりしなくなってくると
人を好きになりにくくはなるのですが、
本当の意味で「ドンピシャ」の異性に巡り合って
激しい恋に落ちることがよくあります。
この場合、
どちらかというと恋じゃなくて愛になるのですが、
なぜこんなに好きになってしまうのかというと
自分よりも優れた異性に出会ったからです。
つまり、
「この人には勝てないな」と
潔く負けを認められる相手ですね。
たとえば、すでに優しくて誠実な人が激しい恋に落ちる異性は、
その人以上に優しかったり誠実だったりする人といった具合に。
なので、アセクシャルという
異性に恋愛感情や性欲を感じないケースじゃない限りは
ないものねだりしなくなっても人を好きになることがあるのですが、
しなくなってからする恋愛のほうが圧倒的に上手くいきますね。
基準としては、
「ああ~生きやすくなって、人生楽しくなってきたなあ。
あとはいい人でも見つかればいいんだけども」みたいな状態。
この状態になると、
出会う異性のことをめちゃめちゃ客観視しているので
性欲優先で恋をすることも少なくなります。
そう考えると好きになりにくいのは、
相手のことを冷静に客観視していることも
大きな理由としてあるかもしれませんね。
もう一つ、
出会ったときはないものねだりしていたけれど、
お互いを通じて成長し
ないものねだりしなくなった2人になると、
いい恋愛になることがよくあります。
基本的に、
恋愛は相手の存在が励みにならないと上手くいきません。
すごく初歩的なことですが、
「この人がいるから頑張れる」
「この人に負けないように頑張ろう」
と思えないような相手と一緒にいても
上手くいかないのは当たり前だし、
成長もできないですもんね。
楽しいだけの恋愛や性欲だけの恋愛を
上手くいかせるのは限界があるということです。
以上になりますが、
今回のご相談者の方のように
「好きになれる男性がいない」という
お悩みをお持ちの女性は、
また違った角度から相談にお答えしておりますので
コラムをご覧いただければ幸いです。
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