ツインレイとか運命の相手とか簡単に信じちゃいけないんだよ論。
目次
スピリチュアルや占いは絶対ではない。
withonlineで53回目の連載がアップされました。
今回のテーマは、「恋愛が上手くいかなくなると、占いやスピリチュアル頼りになってしまう女性」について。
コラムの中でもお話していますが、僕は占いやスピリチュアルを否定しているわけではなくて、むしろ大好きなんですよ。
とくにスピリチュアルに関してはかなり詳しい部類に入ると自負しておりますし、輪廻転生も生霊の存在も、なんだったら宇宙人の存在も信じています。
ただ、信じてはいるし、そういう話は大好きなんだけど、依存はしていません。
なぜなら、「どこまでいっても現実世界で起こっていることがすべて」だと思っているからです。
現実と自分とちゃんと向き合って日々自分を高める努力をしている人には、スピリチュアルも占いも良い方向に作用すると思いますが、そうじゃない人がこれらに傾倒すると、「ただの現実逃避」になるんですよね。
現実世界が上手くいかなくて、スピリチュアルや占いにハマってしまう人は、形が違うだけで新興宗教にハマる人と同じ。
なぜなら、これからの自分の人生や今起こっている現実を、自力でなんとかすることから逃げた人は、「自分にとって都合のいい世界と都合のいい言葉」が欲しいからです。
スピリチュアルや占い依存に陥ってしまう人って、それらを「絶対的な何か」だと思ってるんですよね。
スピリチュアルはその能力が備わっていない人からすると、「目に見えないもの」であり、占いは予言ではなくて「統計学」です。
この時点で100%信じられるかというと信じられませんし、盲信してしまうのは大変危険なんです。
言うまでもなく僕の仕事も統計なので、その統計の精度をできるかぎり上げるために、日々あらゆるところから情報を仕入れています。
それでも100%にはいきませんから、世の中に「絶対」はないんですよね。
なので、「何を信じて何を信じないかは自分次第」になるというわけです。
現実と自分を見据えている人は、自分が信じた哲学に沿った物事を信じます。
僕自身のことでいうと、「現実世界8:スピリチュアルや占い2」という比率で考えているので、あくまでも現実世界での出来事が最優先になります。
現実と自分を見据えている人は、程度の差はあれどこういった比率になっていますね。
中には、スピリチュアルや占いをまったく信じないという人もいらっしゃるでしょうから、その場合は10:0になります。
逆に、現実と自分から目を背けている人は、楽することばかりを考えて都合のいい答え探しをし、自分にとって都合の悪いことはすべて信じようとしません。
スピリチュアルや占い依存に陥ってしまう人って、この比率が逆転していて、ひどい場合になると現実世界での出来事が「0」に偏ってしまっているんですよね。
この偏りがひどい人ほど、「死んでも認めたくない自分」が存在しています。
ちなみに、死んでも認めたくない自分につきましては、下記リンク先か、著書「しびれちゃうくらい心底幸せ!な恋をする方法」を参考にしていただければ幸いです。
【参照記事】
「運命の相手」は創るものである。
僕のブログの検索ワードを調べていると、「不倫 ツインレイ」「セフレ ツインレイ」といった検索をかけてたどり着いた方がたまにいらっしゃいます。
「ていうか、ツインレイのこととか今までに書いてないねんけどなあ」と思いつつ、そんな話はさておき、ツインレイとはなんなのか簡単に言うと「運命の相手」になります。
「究極の相手」「魂の伴侶」「唯一無二の存在」が「ツインレイ」と言われていますね。
「ソウルメイト」の中でも、「ツインメイト→ツインソウル→ツインフレーム」という順に魂のつながりが深くなっていくそうですが、「ツインレイ」はその中で最上位に位置するものらしいです。
僕自身も、見えないだけで実際にそういうことはあるんだろうなと思ってはいますが、結局は「ツインレイ」や「運命の相手」ってただの結果論でしかありません。
だって、目に見えませんし、途中で別れたり疎遠になったりしたらその相手は最初からツインレイでもなんでもないですから、何年も時間が経過してからじゃないとわかりえないことだからです。
ちなみに、「自分が成長するにあたって出会う人は全員運命である」という見方はありますが、今回の記事でお話している運命の相手とは「白馬の王子様的解釈の運命」なので、混合しないでください。
僕たち夫婦がしていること。
僕の話で恐縮ですが、今の奥さんと出会ったときはお互い一目惚れで、「この人は運命の人だ」なんて思わずのぼせ上がったりしたものです。
恋をするとチンパンジー並に知能が低下するという話は、あながち間違っていないと思います。
当時、その場のノリも含めて占いに行く機会が何度かあったのですが、占ってもらったのは主に仕事のことで、時間が余ったときに奥さんとの相性も聞いてみたんですね。
ちなみに僕が占いに行くときは悩んで行くのではなくて、「今の方向で間違っていないか」「このまま進むとして何を気をつければいいか」を占ってもらっています。
いわば、答え合わせのような感じで占いを活用しています。
で、奥さんのことを占ってもらうと、ほぼ共通して言われるのが「最高の相性」「出会うべくして出会った相手」だったんです。
「やっぱそうかー」なんて思っていたのですが、いくら本当にそうだったとしても、「今後も関係性を良くするための努力」を怠った時点で、その相手は運命でもなんでもなくなってしまうんですよ。
その証拠に、「ちゃんと向き合って話をしてなかったら、今頃別れていただろうな」という出来事が何度もありました。
僕たち2人はめちゃめちゃ我が強いのですが、大喧嘩になることはほとんどないけれど、衝突することはしょっちゅうあります。
フジモンさんが離婚の理由について、「以前なら、不満があると相手にぶつけて、ケンカしてスッキリしていたが、最近は『まあええか』とぶつけ合うことがなくなり、互いに(不満が)たまってくるようになった」と話されていたそうですが、めちゃめちゃよく分かります。
僕たちはどちらかが一方的に不満をぶつけることはないので、ケンカになる前に話し合いで解決する場合がほとんどですが、衝突した際の話し合いは何時間にも及ぶことが多いです。
5時間話し合うとか普通にありましたし、その話し合いを面倒くさいと言って逃げていたら、とっくに別れていたと思います。
奥さんを通じて気づいたことは、 「運命の相手はそうなるように創り上げていくもの」であり、たとえ出会った瞬間に運命だったとしても、「関係性を良くするための努力は常に必要」だということです。
下記記事で、運命の相手は「何をしても切れない縁」と書きましたが、「問題が起こっているのに放置していても切れない縁」ということではありません。
問題が起こっても解決できる2人だからこそ、何が起こっても切れなかったということなんです。
【参照記事】
進化し続けることの大切さ。
考えてみれば当たり前の話で、老舗の和菓子屋が何十年も運営できているのは、ブランド力が強いからじゃなくて、生き残るための努力を怠らなかったからじゃないですか。
飽きられないように、新商品を開発したりゆるキャラとコラボしたり。
何年にも渡って人気を誇るラーメン店も同じで、こういったお店はいちいち言わないだけで定期的に味替えをしてるし、お客さんが快適にお店を使えるように、店内の備品や装飾をこまめに入れ替えたりしているものです。
あるクライアントさんに教えていただいたことですが、郷ひろみさんが「変わらない自分でいるためには進化し続けること」という名言を残されたそうです。
この言葉の真意は、良い意味で「あの人いつまでも変わらないよね」と言われる人は、影の努力を怠っていないから、見る人からすると一定に見えるんですよ。
僕のブログにたとえると、「藤本はいつもブログを更新してくれるな」というところが、変わらない部分。
昔と比べると書く内容が深くなっているところが、進化している部分になります。
ちなみに、悪い意味で「あの人いつまでも変わらないよね」と言われる人は、悪い部分を直そうとせずに歳を重ねてきた人です。
ちなみにこういう人は、「なんか昔より酷くなってない?」と言われることも多いですが、なぜそうなるのかというと、若い頃はたとえ悪いところがあってもそれで許してもらえたけれど、年々それが通用しなくなってくるし、自分の非を認めず今までの自分で巻き返しをはかろうとするから、酷くなるんですよね。
若い頃、何かあったらすぐにキレて人を黙らしていた人間が、いい年齢になっているのに、さらにキレやすくなっているのが分かりやすいケースではないでしょうか。
話が脱線してしまいましたが、対人関係も仕事も「継続するための努力」を怠った時点で、そこから下降の一途をたどるということなんですよ。
その努力の中には「改善の繰り返し」も含まれているので、だから進化していくんですよね。
僕たち夫婦で言うと、同じことで衝突しないことが進化する部分になります。
つまり、たとえ出会ったときが運命の相手やツインレイだったとしても、「継続するための努力」をしなかったら、そうはならないということです。
だから、結果論でしかないんですよね。
【運命の人って】「運命の相手」の定義【思いたいだけちゃうんか】
好きな相手との関係を肯定したい人ほど使う言葉。それが「ツインレイ」。
どうしようもなく好きな異性のことを「この人は私のツインレイなんだ!」と決めつけて盲信する人のほとんどが、そういった何かしらの理由付けがないと、相手との現在の関係を肯定できていません。
その証拠に、相手との関係が不倫だったりセフレだったりするので、ツインレイという言葉を、自分が納得するために都合よく持ち出してくる人がすごく多いです。
前述した、「不倫 ツインレイ」「セフレ ツインレイ」と検索をかけている人のほとんどがそうです。
だって、今の相手との関係性に満足していたら、そんな検索のかけ方はしないですからね。
つまり、そういった人たちの多くは相手との関係になにかしらの不安や不満があるから、現在の関係性を少しでも肯定できるための材料が必要になってくるので、検索をかけるわけです。
その材料とは、「都合のいい言葉」。
だから、「あの鑑定士さんに、あなたたちは相性ぴったりって言われたし」とか「あの占い師さんに、彼はあなたのことが大好きですよって言われたし」というように、都合のいい言葉にすがりついてしまう人がいるわけです。
僕はカウンセリングでも思ってないことは言わない主義なので、都合のいい言葉を引き出したいんだろうなと感じる人には結構はっきりと言ってしまうのですが、これはクライアントさんの夢をわざわざ壊してるわけじゃなくて、お互いのためにならないからそうしてるんですね。
現実的なことをはっきり言うと嫌われる可能性のほうが高いのに、なぜそうしているのかというと、僕にとっては適当なことを言ったら信用問題にかかわりますし、僕の言葉を信じたクライアントさんは、さらなる泥沼恋愛に足を踏み込んでしまいます。
ちなみに、カウンセラーでもセラピストでもそうなのですが、「都合のいい言葉をかけてくれる」業者って、実は悪徳である場合が多いんですよ。
だって、相談者のテンションが上がるようなことを伝えて肯定すれば、またリピートにつながりますからね。
話を戻しますと、都合のいい言葉を盲信すると都合の悪いこと、つまり問題点から目を背けて、どんどん現実逃避するようになります。
そういえば、「あんたは将来すごい大物になるよ。行く末は大企業の社長さんかな」と、高名な占い師に言われた知人男性がいました。
彼はこの言葉を盲信して、「俺は将来社長になる男だし」と調子にのり、大企業の社長になるために必要な努力を一切せず、自堕落した毎日を送っていました。
その結果、現在の彼は何者にもなっておらず、ある会社で派遣社員をやっています。
何が言いたいかと言うと、自分にとって都合のいい言葉を盲信すると、現実世界の自分が頑張らなくなったり、地に足をついた考え方ができなくなったりするんですよ。
それはツインレイを盲信している人も同じですね。
はっきり言うけど、
そもそもツインレイってそんな簡単に出会えへんで?
ツインレイも運命の人も、日々努力を重ねて、人にも物事にも誠実に向き合って生きてきた人に対する「神様からの贈り物」のようなものだと思うんです。
「お前、頑張ってるやん!人生もだいぶええ感じになってきたな!そしたら、その人生をさらに楽しめるように、ええ相手と出会わせたるわ!」的な。
もちろん、「初めて付き合った人が運命の人で、そのまま結婚した!」というケースも稀にありますが、だからといってそのまま一生安泰かというと、そういうわけではありませんよね。
現実世界で起こる様々な困難をお互いが手を取り合って乗り越えたり、2人の間に起こる問題にその都度しっかりと向き合ったりすることができなければ、前述したようにその相手は運命でもなんでもなくなるのだから。
もちろん、「お互いが成長するにあたって離れるまでは必要だった相手」という意味では運命かもしれませんが、先ほども触れた通り、この記事でお話している運命の相手とは、白馬の王子様的解釈に基づいたものです。
ちなみに、初めての相手が運命の人というケースがなぜ起こるのかを考えたとき、すでにお互いがそれまでに日々努力を重ねて誠実に生きてきたか、それこそ2人の前世での徳が高すぎたのかもしれませんね。
実際、「今の好きな相手はツインレイだ」と盲信している人のほとんどが、相手に嫌われることを恐れて思っていることを言えていない、もしくは、衝突を恐れて真正面から向き合っていないという現実があります。
ツインレイの特徴として、「出会ってから苦難が多い」というものがあるんですが、これって「ぶつかり合って生まれる問題を2人で乗り越えていく試練」という意味なので、上手くいかない関係性のことや、お互いが目を背けている都合の悪い問題点のことじゃありません。
この部分を勘違いしている人がめちゃめちゃ多いです。
すべての物事は、前述した「継続するための努力」に付け加え、「より良くしていくための努力」「理想に近づけるための努力」が必要です。
恋愛関係もそれはまったく同じ。
つまり、好きでいてもらえるための努力、より良い関係を築くための努力、理想の関係に近づけるための努力をしている上で、お互いが問題から目を背けずにちゃんと向き合って、ときにはぶつかることも必要になってくるわけです。
そうやって日々努力を怠らず、いろんな出来事や苦難を乗り越えてこそ、その相手こそがツインレイ、運命の相手と呼べるのではないでしょうか。
もう一度言いますが、ツインレイと出会うのって、そんな簡単じゃないことをお忘れなく。
一つ言えることとしては、「精神的自立を果たしておらず、満たされない毎日を送っている人には現れない」ということだけお伝えさせていただきます。
つまり、自分で自分のことをちゃんとできていないのに、都合よく自分の人生を変えてくれるような白馬の王子様なんて現れねえよってことです。
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