【嫉妬しても】自尊心が高い人は「勝てる土俵」で勝負するんやで論。【ええねんで?】
withonlineで87回目のコラムがアップされました。
今回のテーマは、「自尊心」についてです。
コラムでは、出会ってすぐの付き合ってない男性に身体を許してしまい、執着する女性の多くは自尊心が低いことについて言及しています。
自己肯定感やプライドを同じ意味で使われることが多い、この自尊心。
自尊心が低い人と聞いて、「気の弱そうな人」をイメージされた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではなくて、自尊心のなさは隠すことができるんですよ。
本当の自分を知られないように、強い言葉を使ったり、嘘で塗り固めたり。
たとえば、本当はモテたくて仕方がないのに、
別に恋愛とかどうでもいいし、
困ってるわけじゃねえし!
彼女作るために必死こくとか
馬鹿なんじゃねえの!?
みたいなことを言う男性っているじゃないですか。
こういう人って女性でもいるので、分かりやすいかと思います。
ほかにも男性だったら、女性より力がある分、自尊心の低さを隠すため暴力に訴えることもありますね。
社会的地位の高さや、高収入な自分で武装することも男女共通してよくあります。
なぜ隠すのかというと、「怖いから」です。
ようするにこういうことです。
引かれるのではないか?
嫌われるのではないか?
笑われるのではないか?
このような恐怖から身を守るため、自尊心のなさを隠すんですね。
今回のテーマは、そんな「自尊心が低い人の特徴」と「輝けるための対策」をまとめてみました。
目次
自尊心が低い人は2種類に分かれる。
自尊心の低さを隠す人って、大きく分けると「迎合型」と「虚勢型」の2つになるのですが、両者の違いを次にまとめてみました。
-
- 自分は大切にされない存在だと思っている
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- 幸せになったらいけないと思い込んでいる
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- 自分さえ我慢すればいいと考えることが多い
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- 誰かに傷つけられても怒りがわきにくい
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- 自分を大切にするという概念がよく分からない
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- 人にどう思われるかが気になりすぎる
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- すぐ自分のせいに結びつけて考えてしまう
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- とにかく人に流されやすい
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- 見栄を張ったり話しを盛ったりすることが多い
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- 下に見られないためにマウントを取りたがる
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- (しょうもない)プライドを傷つけられると激昂する
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- 文句や愚痴、悪口が多い
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- 社会的地位や収入の高さで自分を良く見せようとする
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- 自信があるように振る舞うことが多い
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- 自分の話しばかりして人の話しを聞かない
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- 男性の場合は力や暴力で訴えることもある
つまり自尊心が高い人を一言で表すなら、「そんなことしなくても自分は自分だしなあ」と思っている状態を維持してるんです。
だから、わざわざ人に嫌われないようにしたり、存在価値を証明するためにマウント取ったりもしないんですよね。
自尊心が高ければ、「自分のこと分かってくれる人とだけ付き合えばいいや」と考えるので、迎合もしないし、虚勢も張らないというわけです。
この状態を維持している人は、後述する「勝てる土俵」を見つけてるんですよね。
勝てる土俵を見つけてないと、自尊心が低くなりやすい。
迎合型でも虚勢型でも自尊心が低い人に共通していることで「嫉妬しやすい」というものがあるのですが、なぜそうなるのかというと、「勝てる土俵」を見つけてないからなんですよ。
勝てる土俵と書くと、何かものすごい特別なことをイメージする人がいますが、決してそういうわけではありません。
じゃあこの勝てる土俵ってどういうことを指すのかというと、次のようになります。
1・他の誰もやってないことや、やりたがらないこと
2・「なんでこれ皆やらないんだろ?」と思うこと
3・自分の強みや長所を発揮できる場所や相手
4・「こういうのあったらいいな・できたらいいな」と思うこと
5・その場所にいる人や接する人が笑顔になること
これら5つのどれかを実際に再現して支持者を得た人が、勝てる土俵を見つけた人です。
逆に、勝てない土俵で勝負しようとする人や、嫉妬が止まらない人って次のようになっています。
-
- 1・他の人が既にやっていることをする
-
- 2・相手の土俵に上がって勝とうと躍起になる
-
- 3・自分の強みや長所が発揮できない場所や接する人に執着する
はっきり言ってしまって申し訳ないんですが、嫉妬した時点でその相手に負けてます。
だって、羨ましいから嫉妬が生まれるわけだし、妬まれてる人って、こっちのこと何も気にしてないんだから。
僕も経験がありますが、この仕事をし始めたとき、既に売れている同業者の人たちを見て嫉妬が止まらなかったことがあります。
主に、「なんでこいつらが売れてるねん」という感情を抱いていたのですが、当時の僕がなし得ていないことをその人たちは既に実現しているから、すごく羨ましかったんですよね。
元々人と同じことをするのが嫌いな性分だったことが幸いして、無意識のうちに勝てる土俵探しをした結果、現在に至ります。
今となっては、僕より売れていたり有名だったりする同業者の人たちを見ても嫉妬することはありません。
なぜなら、彼ら彼女らと戦っている土俵が違うし、自分だけの土俵を貫いてきた自負があるので、妬むことがないんですよね。
自尊心が低い人は勝てない土俵に上がろうとする。
「嫉妬しちゃいけない」という風潮がありますが、僕は嫉妬って悪いことだと思ってないんですよ。
嫉妬心に支配されて感情のコントロールができなくなるのがダメなだけで、妬みを原動力に変換できたら、勝手に行動してます。
「ちくしょう、いいなあ。なんでアイツばっかり!」と思っているだけじゃ、負けたままで何も生まれないじゃないですか。
事実、自尊心が低い人の多くは、「嫉妬したまま」で終わっていることもよくあります。
でもここで、
ちくしょう、いいなあ。なんでアイツばっかり!
絶対に負けない!
じゃあどうやって勝てばいいんだろう?
と考え、実際に行動に移すことができる人って、めちゃめちゃ強いです。
ただ、前述した勝てない土俵に上がって勝負しようとすると勝てないまま終わることが多いので、「勝てる土俵を探さないといけない」んですよ。
たとえば、恋愛で恋のライバルが現れたとき、その相手が自分より好きな男性と親しくしているから、嫉妬が止まらないという女性がいます。
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- 「私より可愛いから」
-
- 「私より若いから」
-
- 「私よりコミュ力が高いから」
など、嫉妬する理由は人によって違うのですが、基本的に妬んでいる対象の物事を強化しようとすると、負けます。
どういうことかというと、相手が自分より可愛いことに嫉妬してるんだったら、いくらメイクやヘアアレンジを練習したりしても、限界があるわけじゃないですか。
もちろん、美の追求をすることは良いことではありますが、相手に負けていると感じる部分で勝負しようとしている時点で、「相手の土俵」に上がっています。
つまり、「勝てない土俵に上がっている」んですよね。
とくに、年齢など「変えられない部分」に固執しすぎると、苦しくなるのは自分です。
いくら相手の若さを妬んだところで何も生まれないけど、「自分の方が年齢が上な分、相手よりも分かってることや出来ていることがあるんじゃないか?」と考えれる人は、やっぱり強い。
勝てる土俵って、前述したように「他の誰もやってないこと」が含まれます。
ということは、その相手が「やってないこと」と「できていないこと」に目を向ければいいわけです。
じゃあどうすればいいかというと、今からめちゃめちゃ性格悪いことを言いますね。
勝てる土俵を作りたいやったら、人のあら探しをすることも大切やで?
あら探しをして、「アイツのああいうところがダメなんだ」で終わるからよろしくないのであって、
アイツのああいうところがダメなんだ。
ということは、自分ができるようになればいいのか。
というように変換できた時、それを再現することができれば、自分の土俵をちゃんと作れています。
ただ、こういうことを書くと、
でも、勝てる土俵を見つけても、
それで好きな人に振り向いてもらえなかったら・・・。
と不安に思う女性もいらっしゃることでしょう。
はっきり言います。
そういう相手って、最初から何しても無理やで?
というか、好きになってもらおう、振り向いてもらおうという考え方って、「相手の理想どおりになろう」という思考なんです。
この時点で前提がおかしくて、僕たち人間はモノ作りのように、相手の理想どおりになることは不可能なんですよ。
それに、相手の理想どおりになろうとした女性の多くが、「やっぱなんか物足りない」と思われているという悲しい現実があります。
強烈に支持される人や物って、「理想を上回っている」か「無意識のニーズに応えている」かのどちらかなんですよね。
ちなみに、無意識のニーズというのは、「意識してなかったけど、こういうの求めてたかも!」というものです。
言うまでもなく、勝てない土俵って先人たちが沢山戦っているので、そこで戦っているうちは、相手の無意識のニーズに応えることはできません。
あの前澤さんだって、勝てる土俵でしか勝負してない。
今や「お金配りおじさん」として幅広く認知されている、元ZOZOの前澤友作さん。
彼はインタビューでこう答えています。
ZOZOを始めるとき、
既にそのストリートブランドを
ネットで販売している業者がもしいたら、
たぶん今ZOZOはないですね。
と。
さらに、「競争したくないし人のマネっこしたくないから、(同じことやってる人を見るとやめたってなっちゃう」とお話されていました。
前澤さんは新規事業を考えても、既に競合他社が同じようなことをやっていたら、やらないそうなんですね。
彼を例に出すと、
と言う人がかならず出てくるのですが、それは規模の大きさの問題であって、勝てる土俵探しって誰でもできるんですよ。
ただ、先入観や固定観念でやらない人が多いだけです。
とくに日本人の多くは、人と同じことをしていると安心する人が多いですからね。
だから、すぐ既存のものに乗っかろうとしてしまうんです。
自尊心を高めるためには支持者が必要である。
もちろん、いくら勝てる土俵を見つけたとしても、味方が一人でもいなかったら、それで行けるかどうか不安ですよね。
この解決策ってものすごく単純なんです。
それがこちら。
-
- 自分を肯定してくれる人だけ周りに置く
-
- 自分を否定してくる人と関わらない
極端に言うと、「最初のうちは、何やってもほめてくれる人にしか、勝てる土俵を開示しない」ということです。
でも、何やってもほめてくれる人って、
お世辞で言ってるんだろうし、
思ってないことも言ってるんじゃないの?
そういう人に頼るのって意味なくない?
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、そういう人も中にはいますが、ほめ上手な人と八方美人は違います。
下記記事でお話したように、ほめ上手な人って「相手の良いところを見つけてそれを口に出す達人」なんですよ。
【実践すると失敗しやすい恋愛心理学】
そして、人をやる気にさせる天才でもあります。
ただ、そこまでほめ上手な人ってなかなか居ないですし、最低限「否定してくる人と関わらない」に気をつければいいのではないでしょうか。
次に該当する人には、勝てる土俵を開示しない方がいいですね。
-
- 文句は言ってくるのに改善案は言わない
-
- 聞いてもないのに「もっとこうした方がいい」と言ってくる
-
- いきなり否定から入ることが多い
-
- 何かと決めつけてくる
-
- 相手の言うとおりにしないと機嫌が悪くなる
基本的に「人はほめられると伸びる」し「やる気も出る」んです。
そして、自分が進んでいる道に対して「安心」もできるんです。
しかし、否定されることが続いたら、伸びないしやる気もなくなります。
ネトゲですら、否定されるとやる気をなくす。
ゲームの話しで恐縮ですが、今僕が遊んでいるFF14には、クラスを選択できる仕様になっているんです。
クラスの中でも、タンクとヒーラーは他プレイヤーとパーティを組んだとき、やることが途端に多くなり、操作が難しくなるんですよね。
しかも、他プレイヤーの生死もこの2つのクラスにかかっています。
僕は最初タンクを選択していたのですが、パーティを組んでダンジョンに行くと、他プレイヤーからたまにこんなことを言われるんですよ。
-
- タンクさんはもっと勉強した方がいいね
-
- ちゃんと敵視(敵の的になること)集めてくれや
-
- 攻略見て予習してないんですか?
パーティを組んでるわけですから、自分のせいで迷惑がかかったのは申し訳がないことなので、それは反省すべき点です。
でも、
もっと言い方あるやん!
ということなんですよ。
こういうことが続いてやる気をなくし、僕はタンクを辞めてアタッカーになりました。
逆にうちの奥さんは、優しい言い方をしてくれるプレイヤーに助けられたり、パーティ運が良かったりしたので、現役タンクのままゲームを進めてますね。
肯定されるとやる気が出て、否定されるとやる気をなくすのは、現実世界でもまったく同じ。
そして、せっかく見つけた勝てる土俵なのに、第三者の否定意見に振り回されてしまい、なくしてしまうのは非常にもったいないんですよ。
なので、自尊心が低いうちは、否定してくる人と関わったらダメなんです。
その紛れもない事実があることは、「絶対に」忘れないでください。
以上になります。
自尊心の高め方は他にも色々あるのですが、個人的には勝てる土俵を見つけて突き進むのが、一番手っ取り早いんじゃないかなと思っています。
勝てる土俵を探す
勝てる土俵を見つける
そのまま突き進む
その自分をいいなと思ってくれる人とだけ関わる
ちなみに、勝てる土俵って意識して探すものでもあり、「なんか知らんけど結果的にそうなった」というものでもあります。
どういうことかというと、たとえば医学の研究。
ある人は、誰も手を付けようとしないマイナーな題材を研究してるんです。
周りの研究者たちは、「そんなの誰も求めてないよ」とか「もっと研究すること他にあるでしょ」と否定してきます。
でもこの人は、「自分はこれがいい」とマイナーな研究をずっとやり続けて、発表した論文が数年後に世界的に認められたんです。
こういうのって研究職だけじゃなくザラにある話しで、「好きでやってただけなのにそうなった」というケースは枚挙にいとまがないです。
なので、勝てる土俵探しをするときは、「これできそう」「これならやってもいいか」と思えるかどうかは、判断基準になります。
その判断基準に基づき勝てる土俵を築いていたら、その物事を「勝手に好きになっていた」ということはよくあるので、参考までに。
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