好き避けの見分け方がめちゃめちゃ当てにならない理由と、検索している時点でアウトな理由。

withonlineで118回目のコラムがアップされました。

 

今回は、「そうは言うても状態に陥る人」をテーマに執筆いたしました。

 

 

詳しくはコラムをご覧いただけると幸いですが、そうは言うても状態とは「現実を一切見ずに、都合のいい脳内変換をする状態」のことなんです。

 

たとえば恋愛の場面だと、どう見ても脈がない相手なのに対して、その事実を認めようとせず、

 

ちょっとは私のことが

好きなはず!

 

とありもしない証拠探しをしたり、現実を捻じ曲げて自分にとって都合のいい解釈に持っていきます。

 

そして、

 

お願いだから、

迷惑だし本当にやめてくれ!

 

と相手に懇願されているのにもかかわらず、

 

そうは言っても

私のことをちょっとは好きでしょ?

私だったら大丈夫でしょ?

 

というように、理不尽な脳内変換をするのが、「そうは言うても状態」なんですよ。

 

この「そうは言うても状態」は、どんなに拒絶や嫌悪を相手に示しても、一切受け止めてくれないという厄介な特徴があります。

 

恋愛でこの状態によく陥る傾向として強いのが、「好き避け」です。

 

つまり、自分の好きな男性が

 

私のことを意識してるから

避けてるんだわ!

きっと好き避けに違いないわ!

 

というように、盛大な勘違いを起こしているケースです。

 

カウンセリングをしていると、たまに好き避けに関するご相談を受けることがありますが、残念ながら9割以上がクライアントさんの勘違いです。

 

明らかに嫌われて拒絶されているのに、それをいろんな角度から説明しても、一向に分かってもらえないということが何度もありました。

 

これ以上彼にアプローチしたら、

下手すると警察沙汰になりますよ。

かわいそうだから止めてあげてください。

 

と言ったこともあります。

 

好き避けの厄介な点として、本気の拒絶と見分けにくいところがあるのですが、間違いなく言えることが一つだけあるんですよ。

 

それが何かと言うと、「これってもしかして好き避け!?」と期待している人ほど、相手は本気の拒絶をしているということです。

 

なぜそれが言い切れるのかと言うと、相手が自分のことを好きかどうか分からないから、なんとかして好意があるように持っていこうと変換する際に、「好き避けほど都合のいいものはない」からなんですよ。

 

それに、相手をそうやって一つの枠組みに無理やり押し込めて見ている時点で、その人のこともその人の気持ちも見てないですから、そんなことをしてグイグイ来る女性のことを好きにはなりませんからね。

 

そういえば先日、好き避けをテーマにコラムの執筆依頼をしていただいたのですが、公開時に、内容が大幅に削られてしまったんですよ。

 

担当者さんに事前に伝えてはいたのですが、想像以上の現実的な内容を書きすぎてしまったのかもしれません。

 

なので今回のブログは、完全版を加筆修正して「好き避け」をテーマに解説させていただきます。

 



 

そもそも「好き避け」とは何?

そもそも論になりますが、「好き避け」とは一体どのような行動なのかについて、解説いたします。

 

いいなと思っていたり、すでに好きだったりするのに、恥ずかしくて照れくさくて、どう振る舞えばいいか分からないから、ついつい避けてしまう行動が「好き避け」になります。

 

しかし、厄介なことにこの好き避けは、前述したように「本気の拒絶」であることも珍しくなくて、ものすごく見分けがつきにくいという難点があるのです。

 

つまり、「好き避けなのかも!」と思っていたら、実はめちゃめちゃ嫌われていたというケースもあったり、「嫌われてるんだな」と思っていたら、かなり好いていてくれたりというケースがあったりするんですね。

 

なので、普段からよほど人のことをちゃんと見て観察している女性でもない限り、相手の好き避けか拒絶を判断するのは難しいと言えるでしょう。

 

好き避けをしてしまう男性心理とは?

続いては、好き避けをしてしまう男性心理についてお話いたします。

 

1・恋愛経験が乏しいから対応が分からない

これまでに、女性とあまり接点がない生活を送っていた男性の場合、好きな人とどのように接していいか分からず、恥ずかしさや嫌われたくない気持ちから、ボロが出ないように、あえて遠ざけることがよくあります。

 

あと、対応が分からなさすぎて逃げ出したいという気持ちの現れで、好き避けする場合もありますね。

 

2・自信がない

好き避けしてしまう男性に限らず、女性にも共通しているのですが、自信がないから好き避けしてしまうというパターンはかなり多です。

 

最初から「どうせ自分なんて好かれない」という前提を作っていることも多く、深入りして相手に受け入れてもらえなかったら傷つくから、そうならないように好き避けをするというわけです。

 

3・興味がないふりをしているのがかっこいいと思っている

好きな女性に対して、塩対応するのがかっこいいと思っている男性も少なからずいます。

 

端的に言うと、中2病みたいなものだと言えば分かりやすいのではないでしょうか。

 

4・試したい

母親からあまり愛情をもらえずに育った男性の中には、「母親でさえ愛してくれなかったから、俺のことを受け入れてくれる女なんていない」と無意識で思い込んでいるケースもよくあります。

 

しかし、そう思い込んでいるのにもかかわらず、本当は「受け入れてほしい」という矛盾した気持ちを抱えているので、わざと相手の女性を試すようなことをして、自分が承認されているかを確認する男性もいますね。

 

5・恥ずかしい

これは、職場や学校などで周りの目を気にしすぎるあまり、好き避けしてしまうケースです。

 

大人になってからも、特定の異性と仲良くしていると冷やかしたり噂したりする人間が一定数いますから、その標的にならないよう、好き避けをするというわけです。

 

男性の好き避け行動あるある10個と当てにならない理由

では、一般的に言われる男性の好き避け行動とは一体どのようなものになるのか?

 

しかし、一般的に知られているのにもかかわらず、その行動は全然当てにならないのですが、なぜそうなるのか?

 

次に解説いたします。

 

1・頻繁に目が合うのに逸らされる

好き避けの代表的行動がこれです。

 

しょっちゅう目が合うのに、合ったら逸される。

 

つい「もしかして私のことが好きなのかな?」と思ってしまう好き避け行動ですね。

 

当てにならない理由

身も蓋もないですが、頻繁に目が合ってしまうのは、女性がその男性のことをいつも目で追っているから、視線が気になって見返しただけというケースがあまりにもよくあります。

この場合、言わないだけで「ジロジロ見んなよ」と思われていることは珍しくありません。

 

 

2・話しているときもじもじする

ただ仕事の話や世間話をしているだけなのに、相手が何やら恥ずかしそうにもじもじしている。

 

これもよく言われる好き避け行動の一種になります。

 

当てにならない理由

女性という存在自体が苦手だったり、その女性に対してあまり心を開いてなかったりしても、もじもじしているように見える男性がいます。

ちなみにこれはもじもじしているのではなく、居心地が悪いから早くその場を去りたいという心理の現れであることも多いです。

 

 

3・話していると耳や顔が赤くなる

2に付随して起こるのが、このケースです。

 

ただ話しているだけなのに、相手の耳や顔が赤くなるのも、好き避けではよくあると言われています。

 

当てにならない理由

自分の見られ方が気になりすぎると、人は急激に恥ずかしくなります。

これは、その女性を意識した恥ずかしさではなく、自分の見られ方を意識した恥ずかしさなんですね。

これは、生まれて初めて美容院に行ったときに「こんなお子様は場違いだって笑われないだろうか」という恥ずかしさと同じです。

 

 

4・近づくと避けられる

好き「避け」という言葉どおり、近づくとあからさまに避けられることもあります。

 

こういった態度を取られるから、好き避けか拒絶か分からなくなるんですよね。

 

当てにならない理由

ほとんどの人は、嫌いでも苦手でも避けるので、だから見分けがつきにくいというわけです。

 

 

5・突き放した言い方をされる

「なんでそんな言い方をするの?」と思わず傷つくような発言をされる場合も、好き避けにはよくあることです。

 

これ以上好きになっておかしくなりたくないから、突き放すような言い方をしてしまうんですね。

 

当てにならない理由

ただマウントを取りたいだけ、ただ見下しているだけ、ただデリカシーがないだけ、というように、相手の人間性の問題であることも多いです。

 

 

6・挙動不審になる

話しているとしどろもどろになって、その様子は「一体どうしたの?」とこちらが心配になるぐらい挙動不審になることも、好き避けでは珍しくありません。

 

なぜ挙動不審になるのかというと、恥ずかしいし、嫌われたくないし、これ以上どうしたらいいか分からないという色んな感情が複雑に絡み合って、テンパってしまうから、それが態度に現れてしまうんですね。

 

当てにならない理由

普段から挙動不審な人だと、これには該当しません。

そして、いつも何かですぐテンパる人もいるので、その女性が原因で挙動不審になっているとは限らないんですね。

 

 

7・その女性の前でだけ無愛想

他の人とは普通に話しているのに、好きな女性の前でだけ無愛想になるのも、好き避け行動にはよくあることです。

 

明らかに自分に対してだけ態度が違うから、「嫌われてるのかな?」と思ってしまうことがよくあります。

 

しかしこの場合、あえて興味がないふりをするという、好き避けする男性のプライドでもあるんですね。

 

当てにならない理由

言わずもがな、嫌っているから無愛想なだけであることも多いです。



8・連絡を返さない

女性から来た連絡をあえて返さない人も、好き避けする男性の中にはいます。

 

「好きだと思われるのが嫌だから」という理由でそうしている場合が多いようですが、どちらかというと駆け引きでそうしているケースの方がよくあるように思います。

 

当てにならない理由

興味がないから返さない、面倒だから返さない、どうでもいいから返さないのどれかだったりもします。

 

 

9・意地悪してくる

分かりやすく言うと、小学生の男の子が好きな女の子に対してだけ意地悪してくるケースです。

 

「この人、なんでこんなに私のことをいじってくるんだろう?」と思ったら、それが好き避けだったというケースですね。

 

当てにならない理由

ただいじりやすいからいじっていただけで、他意はないというケースもあります。

その女性のことを異性として見てないから、そうしてるんですね。

 

 

10・他の男性をすすめてくる

「アイツ、いいヤツだから付き合っちゃいなよ」というように、好きなくせに他の男性をすすめてくるのも、好き避け行動と言えるでしょう。

 

自信がないからそのような発言をするのであって、本当は「付き合わないよ」「タイプじゃないかな」という感じで、否定してほしいんですよね。

 

当てにならない理由

なんとも思ってないから、他の男性をすすめてくるケースももちろんあります。

つまり、思ったことをそのまま言ってるだけで、そこに深い意味はないんですよね。

 

 

「これって好き避け?」と思った時、脈ありか確かめる方法

次に、好き避けをされているのではと思った際、本当に相手が自分に気があるのかを見極める方法をお話いたします。

 

1・目や目尻を見る

目は口ほどに物を言うと言いますが、目を見るとその人の本心が隠されていることは、あまりにもよくあります。

 

相手がどれだけ拒絶した対応をしても、切なそうな目や愛おしそうな目でこちらを見ることが多いのであれば、それはれっきとした好き避けになるんですね。

 

そういえば、韓国ドラマ「憑依~殺人鬼を追え」の主人公カン刑事は、劇中で分かりやすい好き避けをしていました。

 

彼はもう1人の主人公である女霊媒師のソジョンに告白していないのに、彼女に気持ちを見透かされていました。

 

しかし、結ばれない運命であることを見越したソジョンは、カン刑事に次のようなセリフを言います。

 

もう私のことを切なそうな目で見たり、

愛しそうな目で見たりしたらダメよ?

 

こう言われたカン刑事は、「そんな目でお前のことを見てねえよ」と不貞腐れながらドギマギしていたのですが、ここまで分かりやすいと、むしろ好き避けになっていないと思います。

 

あと、作り笑いをしているときって、目尻が動いてないんですよ。

 

いわゆる目が笑ってないという状態になりますが、その男性と接しているとき、たとえ意地悪したり他の男性をすすめたりしてきても、笑うときに目尻にしわができることが多いのであれば、好き避けである可能性が浮上します。

 

2・ひざとつま先の向きを見る

心理学では、その相手に好意を示していれば、ひざやつま先の向きが前を向き、逆に嫌悪感を抱いていれば、その向きが相手に向かないといわれています。

 

実はこの法則はものすごく信憑性が高くて、たとえば「早く帰りたいな」と思っているとき、自分の足を見ると、無意識にひざやつま先がドアの方向に向いていることはよくあるんですよ。

 

FBI捜査官は、取り調べの際に容疑者の足を注意深く見ると言われていますから、それだけ人間の無意識は足に現れるといっても過言ではないでしょう。

 

脳から離れている身体の部位ほど、無意識を隠せないというわけです。

 

なので、拒絶の態度を示していたとしても、ひざやつま先の向きがこちらに向いていたのだとしたら、好き避けでそうしている可能性が高くなります。

 

ただ、前述したように「対応が分からなさすぎて逃げたい」という場合は、逃げたい場所にひざやつま先が向くので、見極めポイントとしては難しいかもしれません。

 

3・明らかに緊張している

好きな女性と接しているときだけ、明らかに緊張しているというケースも、好き避けでは多いと言われています。

 

必要以上に恐縮しているように見える、あまり目を合わせてくれない、異様に目が泳いでいるなどの態度がそれに該当しますね。

 

好き避けをしたことがないような男性でも、「自分のタイプすぎて緊張する」という場合がありますから、明らかに相手が緊張しているように見えたら、好き避けかもしれません。

 

ただ、職場などで女性が男性よりも立場が上だったり、それ以外の場面で出会ったときに社会的地位が上だったりすると、それで緊張して萎縮してしまう場合もよくあります。

 

ちなみに、本気で好きな女性にしない男性の行動を下記動画でもお話していますので、重複している部分もありますが、ご興味がおありの方はぜひご覧ください。

 

【本気で好きな女性に男性がしない行動4選】 

 

男性の好き避け行動をどう対処すればいいか

最後に、具体的に男性の好き避け行動にどう対処するのがいいか?

 

ここでは、自分も相手に気がある場合の対処法について、解説いたします。

 

1・無理に距離感を縮めようとしない

男女共通して好き避けをする人って、そうせざるを得ない事情があるから、そうしてるんですね。

 

ということは、好き避け行動の裏に「恥ずかしい」「嫌われたくない」「かっこつけたい」など、人それぞれ色んな思惑があるわけです。

 

そこを考えずに無視して、仲良くなりたい一心で距離を縮めるのは、相手の気持ちを考えていないことになります。

 

早く仲良くなりたいという気持ちをぐっとこらえ、今の距離感を無理に崩さないようにした方がいいでしょう。

 

2・相手の変化に気づいてあげる

好き避けする男性に限らず言えることですが、多くの人は自分の変化に気づいてもらえると嬉しいものです。

 

たとえば、職場などで「今日は早いんですね」とか「いつもと雰囲気違いますね」というように、声をかけられると好意的に思う人の方が多いですし、それがとくに気づいてほしかった部分であれば、さらに好印象につながります。

 

なので、好き避けをする男性と距離を縮めるために、最初のうちは相手の変化を口に出して言ってあげるといいかもしれません。

 

3・人として信用される

そもそも、なぜ好き避けされるのかというと、ほとんどの場合信用されてないからなんですよ。

 

つまり、「この人にだったら本心を打ち明けてもいい」と思われてないから避けられるのであって、少なからず「自分のこととか話したら引かれるだろうな」と思われてるから、好き避けされるわけです。

 

なので、「嘘つかない」「思ってないことは言わない」「筋が通らないことはしない」「人の悪口や噂話をしない」ということを普段から心がけることは、ものすごく大切なんですよ。

 

基本的に、好き避けする男性が心を開ける女性って、例外なく素直で正直かつ、誠実なんですよね。

 

4・自己開示する

前述したように、好き避けをする男性の多くが、好きな女性のことを信用していないので、距離を縮めたいのであれば、先にこちらから自己開示する必要があります。

 

昔からよく言われる、「人の心を開きたいならまず自分から」という言葉は何も間違ってなくて、こちらのパーソナルな部分を開示したことにより、そこから一気に仲良くなることはあまりにもよくあります。

 

ただ、好き避けする男性の場合は、大なり小なりこじらせているパターンが多いですから、自己開示したからといって急激に距離が縮まるということはあまりないですが、時間をかけて自己開示を繰り返していると、ゆっくりと相手も心を開いてくれることが多いです。

 

しかし、相手に心を開いてもらうためには、先述した「人として信用される」という部分は切っても切り離せないので、お忘れなく。

 



 

ていうかそれって本当に好き避け?

冒頭でお話したように、好き避けは本気の拒絶であることも珍しくなくて、ものすごく見分けがつきにくいという難点があります。

 

今気になる男性の気持ちが分からなくて、「もしかしたら好き避けかも?」と思ってここまで読まれた女性に対し、最後に厳しいことを言わせていただきます。

 

はっきり言わせていただきますが、

 

好き避けってワードを検索している時点でアウトやで?

 

なぜなら、「相手は自分のことを好いてくれているかもしれない」という前提があるから調べるのであって、その男性の気持ちをちゃんと理解しようとする女性なら、「自分のことを好きなのかも」とは考えないからです。

 

仮に、好きで避けられているのだとしても、彼らの多くは自分のことを分かってくれない上に、信用できない女性に足を踏み込むことはないので、どこまでいっても「人としての関わり」を重要視した方がいいでしょう。

 

恋愛はただの人間関係の延長でしかないので、なんでもかんでも恋愛の法則につなげて物事を考えるのは危険なので、ご注意を。

 

 

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