仕事ができる人とできない人、独立して成功する人としない人の違いを教えてやんよ。

withonlineで119回目のコラムがアップされました。

 

今回は、「友人が間違った方向に進みそうなときに意識してほしいこと」をテーマに、執筆いたしました。

 

 

記事中では、ネットワークビジネスが上手くいかない理由についてもお話しているのですが、どんなに有名な企業だろうが、どんなに最新の仕組みを取り入れていようが、連鎖販売取引という時点で「やめとけ案件」なんですよね。

 

稼ぎたいと言いつつ、ネットワークビジネスに足を踏み入れる人に対して言いたいのは、どこまでいっても「なんでその仕事選ぶねん」であり、実際に稼げてる人はほとんどいません。

 

そして、稼いでいると明言している人の大半は「稼いでいるふり」をしているのであって、全然稼げていません。

 

なんで稼いでいるふりをしているのかと言うと、見栄もありますが、実際に稼いでいる人間が近くにいたら「自分も頑張ろう」ってモチベーションが上がるじゃないですか。

 

「向いてないしもう辞めよう」と思った人を止めるときにも、稼いでいる(ふりをしている)人が止め役になった方が、説得力ありますからね。

 

下記記事の中でも、ネットワークビジネスに関して言及しておりますので、ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。

 

【マルチ商法】ネットワークビジネスにだまされない女のつくり方。【ねずみ講】

 

今回のブログでは、久しぶりに仕事に関することを書いてみようと思ったのですが、「仕事ができない人」のことを「仕事ができる人」と勘違いしているケースって、実はめちゃめちゃ多いんですよ。

 

カウンセリングをしていると、

 

彼はすごく忙しい人で

仕事もできる人なんです。

 

と言うクライアントさんがいらっしゃるのですが、詳しくお話を聞いていると、

 

え?その人全然

仕事できひんのちゃうん。

 

と思ってしまうケースが結構よくあります。

 

そんなわけで今回は、「仕事ができる人とできない人の違い」について、徹底解説いたします。

 



 

仕事ができない人間の言い訳。

今も昔も変わらない断り文句に「忙しい」があります。

 

しかし、自分の時間がある内は、忙しい部類に入らないんですよね。

 

長時間、動画見たりゲームしたり漫画読んだりする時間があるんだったら。

 

そして、「忙しい」「時間がない」をよく言う人ほど仕事ができないのも昔から変わりません。

 

なので、恋愛も場面において相手の忙しさが理由で恋が進展しないのは、「脈がない」か「その人が仕事できない」かのどちらかだと思った方がいいでしょう。

 

有能な人って忙しいとは絶対に言わないんですよ。

 

なぜなら、「忙しい」「時間がない」を言うやつは仕事ができないって知っているから、本当に忙しくて時間がなくても、意地でも言いたくないんですよね。

 

あと、本当に仕事ができる人は「マジでそんなこと毎日やってんの!?」ぐらいの業務量を平然とこなしています。

 

そしてレスポンスも異常に早いです。

 

さらにタイムマネジメントもめちゃめちゃ上手いから、どれだけ忙しくても、忙しさを理由に返信が滞ることがないんですよね。

 

じゃあ、本当に仕事ができる人間が世の中に一体どれだけ存在するのかと言うと、その数は少ないです。

 

体感的に、10人中1人いればいい方ではないでしょうか。

 

組織によっては、30人中1人ぐらいの割合かもしれません。

 

この数値にエビデンスがあるわけではありませんが、実際に僕が経験した職場や水商売時代に雇った従業員、そして沢山の経営者の人と話して得た情報から統計を出すと、大体これぐらいの数字になります。

 

京都に住んでいたとき、経営者だけが集まる異業種交流会に1年近く参加していたことがあるのですが、こういう話をめちゃめちゃよく耳にしたんですよ。

 

    • 仕事ができる人間が本当に少ない
    • 自分がもう後2人ぐらいいたらどんなに楽か分からない
    • 新卒で入ってくる子がことごとく面白くない

 

思わず「ああ分かるわ~」と同意しかなかったのですが、それもそのはず、莫大な数の人を見てきた僕自身が、

 

コイツすげえな。

めちゃめちゃ仕事できるやん。

 

と思ったケースが、数えるほどしかないからです。

 

ただ、普通に仕事ができるレベルの人は、本当に仕事ができる人と比べると多くなります。

 

比率的に5人中1人ぐらいでしょうか。

 

そんなわけで次は、「本当に仕事ができる人」「普通に仕事ができる人」「仕事ができない人」の3者を比較してみたいと思います。

 

本当に仕事ができる人から、仕事ができない人の境目。

今お話した3者の比較が次のようになります。

 

「仕事ができない人」
    • 周囲からの評価が低い
    • 納期寸前で作業に取り掛かる
    • 指示がないと動けない
    • 2つ以上の仕事を同時進行できない
    • スケジュールを作ってもその通りにできない
    • 段取りが悪く仕事が遅い
    • 期待通りの仕事ができない
    • サボるのも休むのも下手
    • コミュニケーション能力に少々~かなり難がある
    • 断ることが苦手でプライベートの時間がなかなか取れない

 

「普通に仕事ができる人」
    • 周囲からそこそこ認められている
    • 納期より余裕を持って作業に取り掛かる
    • 指示がなくても臨機応変に対応することができる
    • 1つの仕事を手際よく進められる
    • スケジュール通りに仕事する
    • 段取りが良く人並み以上に仕事が早い
    • 期待を上回る仕事をするが、メンタルで調子が左右する
    • サボるのが上手で休むのが下手
    • コミュニケーション能力が高い
    • キャパを超える仕事量になるとプライベートの時間が確保できなくなる

 

「本当に仕事ができる人」
    • 周囲から絶大な信頼感を勝ち取っている
    • 納期よりずいぶん前から作業に取り掛かる
    • 新しい仕事を生み出すことができる
    • 2つ以上の仕事を同時進行できる
    • 前倒しで仕事する
    • 異常なほどずば抜けて仕事が早い
    • メンタルに左右されず期待を上回る仕事ができる
    • サボるのも休むのも上手
    • コミュニケーション能力が高く信頼性を売りにできる
    • 時間管理が上手いので睡眠時間やプライベートの時間が十分に取れる

 

とまあこんな感じになるのですが、これらが複合的に絡み合っているケースもあるので、参考程度にしていただけると幸いです。

 

めちゃめちゃ仕事ができる人でも、向いてない職業に就いてしまったケースもあるし、向いている職業でも、職場環境によってはその人とまったく合わないというケースもあるので、一概には言えない部分もあるんですよね。

 

他にも、元々いた部署ではかなり仕事ができたので、上から期待されまくって違う部署に鳴り物入りで異動したら、まったく仕事ができなくなってしまったというケースとかもあります。

 

これは、とくに大手企業でよく見られる現象です。

 

大手だと、部署によって向いている仕事と向いていない仕事がありますからね。

 

あと、仕事ができるできないを語る上で、敵に回さない方がいい人間と、回しても問題がない人間を見極めて区別できない人は、たとえ仕事ができても組織の中では上手くやっていけない場合が多いです。

 

組織の中で上手くやっていける人って、この区別をちゃんとしている場合が多く、敵に回さない方がいい人間とはできるだけ仲良くしようという前提で、関わっています。

 

そして、敵に回しても問題がなさそうな人間には、最初から眼中にないので、必要以上に関わることをしないし、嫌われても別にどうでもいいと考えていますね。

 

組織の中で上手く馴染めない人は、みんなから嫌われないようにしようと考えていたり、敵に回さない方がいい人間から嫌われたりします。

 

みんなから嫌われないように好かれるようにしようと働いていたら、最終的には都合よく扱われ、限界以上の仕事を押し付けられて終わりです。

 

好かれるどころか感謝もされないし、

 

面倒くさい仕事は

あの人に任せときゃいいんだよ。

 

で終わりです。

 

自分の意見や思っていることを言わず、頼まれごとをなんでも引き受けていたら、人間扱いされないのは当たり前なんですよね。

 

そして、いくら仕事ができても、敵に回さない方がいい人間に嫌われたら、職場での立ち位置が分かりやすくマズくなります。

 

その会社で出世したいと思っていても、残念ながらその願いが叶うことはほとんどありません。

 

単純に、敵に回さない方がいい人間が人事権を握っていたり、その権利を履行できる人物と関わりがあったら終わりですからね。

 

場合によっては、敵に回さない方がいい人間が複数集まって攻撃してくる場合もありますから、現実では半沢直樹のような逆転劇はほとんど起こらないです。

 

ほとんどの場合、だんだんと職場での居心地が悪くなってきて、退職の道を選ぶことが多いです。

 

ちなみに、調子に乗って職場で嫌われてる人って、なぜかめちゃめちゃ仕事ができるイメージで思われている場合が多いですが、実際はそこまで仕事ができません。

 

こういう人間は、ハッタリをかますのが得意だから仕事ができる風に見せるのが上手いだけで、能力はそんなに高くはないんですよね。

 

というか、そのコミュニティの人数にかかわらず、一定数の人から嫌われるような人間って、確実に人間性に難があると思っておいた方がいいです。

 

独立して成功する人と失敗する人の違い。

それから、組織の中で仕事ができたからといって、独立して成功するかは話がまったく別です。

 

誰もが知るような超有名企業でバリバリ活躍して、年収もかなりあるような人物だったとしてもです。

 

逆に、組織の中では全然仕事ができなかったのに、独立して大成功をおさめる人物もいますから、この部分ってまったく比例しないんですよね。

 

実際、

 

○○っていたじゃん?

アイツ、マジで仕事できなかったよなあ。

半分クビみたいな感じで辞めさせられたけど、

どこに行っても通用しないだろうね。

 

というように影で言われていたような人が、年商数億の会社を立ち上げたというケースは珍しくありません。

 

なぜ、こういう現象が起きるのかと言うと、本来はめちゃめちゃ仕事ができる側の人間だったのに、入る会社を間違えてしまったか、もしくは、能力はそこそこだけど、全然向いてない仕事に就いてしまったかのどちらかだと僕は思っています。

 

最初から、まったくやる気がなかったというケースもありますね。

 

では、独立して成功する人としない人の違いはどういう部分にあるのか、次のようになります。

 

独立して成功する人
    • 度胸がある
    • 決断力がある
    • 差別化が上手い
    • 根拠のある自信がある
    • 自力でなんとかする
    • 自分で調べる
    • 知らないものに興味を示す
    • ブランディングが上手い
    • 言われたことはすぐやる
    • 事後報告をしてくれる
    • コツコツ積み重ねることができる

 

独立して失敗する人
    • 度胸がない
    • 優柔不断
    • 人と同じことばかりする
    • 根拠のない自信ばかりある
    • 誰かの支えがないと不安
    • すぐ人に聞く
    • 知らないものには手をつけない
    • 後ろ盾があるものに頼ろうとする
    • 言われたことをやらない
    • 事後報告をしない
    • 忍耐力がない

 

とまあこんな感じでしょうか。

 

3年ほど前、友人や知人から起業相談を受けることが重なった時期があったのですが、失敗しかしなさそうな人の台詞って大体分かるんですよ。

 

僕がアドバイスしたことや聞いたことに対して、次のように返ってきました。

 

「そんなんいきなりできひんわ」

    • 度胸がないことに対する言い訳

「なんか難しそうだしそれはいいや」

    • 知らないことに対しての拒絶

「時間がないから無理やわ」

    • やらないで済む言い訳

「これってどうしたらいいの?」

    • 自分で調べず何度も何度も聞いてくる

「そんな面倒くさいことせなあかんの?」

    • もっと楽ができると思っていた甘え

「今これが流行ってるしチャンスなんだよ」

    • すでに流行りすぎているものに便乗するセンスのなさ

「俺、周りからの評価高いから大丈夫やと思うねん」

    • そのコミュニティ内だけでの評価頼り

「もう1人誰か頼れるヤツがいたら行けると思うんだけどな~」

    • 自分1人でやるのは不安

「前の職場での人脈があるからいけるって」

    • 前職で培った人脈はその会社ありきの人脈

「○○さんも協力してくれるって言ってるし、たぶん大丈夫なはず」

    • 最初から後ろ盾ありきの前提

 

あと、できればやっておいた方がいいことを教えたのにやってない、その後の進捗状況の報告がないのもセットです。

 

彼ら彼女らは、普段は優しかったり気の良い人間だったりするのですが、正直上記のような台詞を言われたときは、

 

たぶん独立しても

無理やろなあ。

 

と思ってしまいました。

 

実際、その後独立したり起業したりしたという報告もないし、情報も入ってきてません

 

というか、上記の台詞を言った人の中で、実際に行動に移した人間が1人もいないんですよね。

 

とある起業家の人が、

 

独立して失敗する人って、

最初から決まってるし

そもそも独立しないんだよね。

逆に、成功する人も最初から決まってる。

 

と言っていたのが、本当にその通りだなと痛感しました。

 

僕は決して、独立している人間が偉くて、組織に属している人間が悪いみたいなことを言っているのではありません。

 

ただ、仕事ができるからと言って、それが1人で開業できるスキルにはつながらないということを言いたいのです。

 

というか、下記の自己紹介動画でもお話したのですが、僕はこの仕事にたどり着くまで、起業しようと思って何度か失敗してるんですよ。

 

そのとき、僕自身も前述した「独立しても失敗する人」の項目に思いっきり該当していたんですよね。

 

なので、相談してきた人たちと、当時の僕はすごくかぶる部分が多いです。

 

この仕事にたどり着いていなかったら、今もまだやりたくない仕事に身を置いていたかもしれません。

 

【今さらだけど】藤本シゲユキって何者なの?【自己紹介】

 



 


以上になります。

 

久しぶりに仕事をテーマにお話させていただきましたが、何度も言うようだけど、これだけは忘れないでください。

 

仕事の能力と、人間性はまったく比例しません。

 

仕事ができるからと言って、人間性が優れているわけじゃないし、仕事ができないからと言って、人間性がダメなわけじゃありません。

 

むしろ、この逆パターンの方が多いような気がしますから、めちゃめちゃ仕事もできて人間性も良いというケースの方が少ないんですよね。

 

なぜこういう現象になるのかと言うと、仕事におけるコミュニケーション能力って、作れてしまうからなんです。

 

愛想良くして、親切に振る舞って、一緒に働いている人たちから好かれるというようなコミュ力は、すべて技術でまかなえてしまうんですよね。

 

いつの時代も、仕事ができる男性は女性人気が高いですが、相手の人間性を知るためには仕事以外の場面で深く関わらないと分かりえない部分も多いので、その点はご注意を。

 

 

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