【いつまでも怒ってる】どうしても許せない感情との向き合い方。【私が悪いの?】

with onlineで143回目のコラムがアップされました。

 

今回は、「ごめんしか言わない旦那さんの3つの理由」がテーマです。

 

 

前々回は、ごめんが言えない旦那さんがテーマでしたが、ごめんしか言わない旦那さんもかなり多いようです。

 

なぜごめんしか言わないのか、その理由は「怒らせたからとりあえず謝っといた方がいい」と思ったから謝っているわけですが、これをやってしまうと、火に油を注ぐだけなんですよね。

 

コイツ、とりあえず

謝っとけばいいと

思ってやがんな!

 

と分かりますし、「なんで怒ってるのか?」という部分に触れられてないから、余計に腹が立つわけです。

 

ただ、夫婦関係や恋人同士だと小競り合い程度の喧嘩なら、話し合いや時間の経過によって、怒りがだんだんと収まることの方が多いですが、これが「どうしても許せない」場合はどうすればいいか?

 

今回は、そんな「どうしても許せない感情との向き合い方」について、徹底解説いたします。

 



 

無理に許そうとするからしんどくなる。

どうしても許せないと思ったとき。

 

結論から言うと、許そうとしなくていいです。

 

なぜなら許すという状態は、気持ちの折り合いが完全についていて、その件については「もうどうでもいい」と思えている状態だからです。

 

なので、まだこの状態にたどり着いていないのに、許そうとするとしんどくなるのは当たり前なんですよ。

 

でも、多くの人が「いつまでも許せないと思う自分が悪い」と思ってしまい、無理に相手を許そうとしちゃうんですよね。

 

どうしてこのような現象が起きるのかと言うと、「心無い第三者による制圧」なんですよ。

 

たとえば、ここにとある高校生の女の子がいたとして、彼女は同じクラスの男子から、酷い言葉を言われたとします。

 

彼女はあまりのショックで傷つき、泣き出してしまいました。

 

この男の子は、まさかこんなことになるなんて思わず、焦って謝るのですが、どうしても彼女は許すことができません。

 

そのとき、周りのクラスメートがこう言うんですよ。

 

謝ってるんだから、

もう許してあげなよ。

 

これ、かなりの違和感だと思いませんか?

 

しかし、ほとんどの人がこのように言われて、気持ちが全然ついていってないのに、無理やり許そうとしちゃうんですよ。

 

「これぐらいのことでいつまでも怒ってる自分がいけないんだ」と思って。

 

でも、この違和感に気づいている人は、こう思うんですよ。

 

なんで傷つけられた私が

悪者みたいになってるの?

許してあげなよって言うけど、

あなたは酷いこと

言われてないでしょ?

 

と。

 

こういうとき一番やっちゃいけないのが、無理に許そうとすることなんです。

 

「傷つけられたのはこっちなんだし、無責任に許してあげてとか言うなや」でいいんですよ。

 

周りにそそのかされて許した体になってしまったことって、「あれは自分が悪いのか?それとも悪くないのか?」という疑問になって、めちゃめちゃしこりになるから注意してください。

 

「謝ったからもういいでしょ」という限りなく暴言に近い言葉。

誰かに酷いことを言われたりされたりしたとき、一度は許したけれど、やっぱりどうしても気持ちの折り合いがついていかなくて、傷つけた本人に怒りをぶつけたとします。

 

そのとき、

 

前に謝ったじゃん。

いつまで怒ってんの?

 

と言う人がよくいます。

 

これも、傷つけた側が正当化されて傷つけられた側が悪者になるケースですが、このようなセリフはかなり酷い言葉と言えるでしょう。

 

「謝ったからいいじゃん」という言葉は、その相手にとってもう過去のことであり、今は反省もしてない気持ちの現れです。

 

そして、「いつまで怒ってんの?」という言葉は、「解決したことでいつまでも怒ってるお前が悪い」という責任転嫁です。

 

なので、このようなセリフを言われた人は、悔しいし悲しいし腹も立つしで、気持ちのやり場がなくなるんですよ。

 

この場合、傷つけられた側の人に唯一落ち度があるんだとしたら、一度でも「許す」という言葉を相手に伝えてしまったことぐらいです。

 

すると相手は、それで解決してもうなかったことになったと受け取ってしまうので、しばらくの間は反省するけど、時間が経てば忘れてしまうんですね。

 

だから、どうしても許せそうにないときは、簡単に許すという言葉を使っちゃダメです。

 

たとえば、彼氏の浮気が発覚して、泣きながら土下座をして許しを乞うてきたとします。

 

そのとき、全然許せてないのに情にほだされて、

 

分かった。

今回だけは許してあげる。

 

と言ってしまうとよくないです。

 

分かった。

許せるかどうか分からないし、

たぶん許せないと思う。

それでも私と付き合っていきたいなら、

この件は何度も蒸し返すことになるだろうけど、

それでもいい?

 

と伝えたら、これは許せない気持ちをちゃんと伝えているので、「謝ったからいいじゃん」とは言わせない言い方になります。

 

いつまでも怒っている方が悪いという、これ以上ないほどの理不尽。

怒りという感情は、多くの人にとってよくないものと認識されています。

 

そのせいで、いつまでも同じことで怒っている人は、よく悪者にされがちです。

 

こういう人は、執念深く思われたり陰気な人間だと思われたりしがちですが、必ずしもそうではありません。

 

ただ、その人にとっての地雷を踏まれたことが、どうしても許せないだけなんです。

 

何がその人の地雷になるのかって、人それぞれまったく違いますよね。

 

こんな当たり前の事実を、実はほとんどの人が認識してないんです。

 

韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」で、主人公のヨンジュンが結束バンドを見て恐怖で震え上がっているシーンがあるんですよ。

 

それを見て驚いている秘書のミソに、彼はこのように言うのです。

 

キミは蜘蛛がすごく怖いと言ってただろ?

それが僕にとっては結束バンドなんだ。

 

これは恐怖の地雷になりますが、怒りの地雷も同じなんです。

 

他の人からしたら、

 

え?

そんなことで?

 

と思うようなことであっても、その本人にとってはどうしても触れられたくない部分なのかもしれません。

 

その地雷を踏まれて気持ちの折り合いが全然ついてない人に対して、「いつまで怒ってるの?」と言ってはいけないんですね。

 

「いつまで怒ってるの?」というセリフは、今も傷つき悲しんでいる人に対しての、これ以上なく理不尽で残酷な言葉だと思った方がいいでしょう。

 

世の中には許してはいけない人間がいる。

僕は昔からそんなに怒らない方で、怒りを感じることがあっても、一晩寝たら忘れるタイプです。

 

自分では「いい性格だな」と思っていたのですが、この性格のせいで、本来なら許しちゃいけない人間に対してまで「まあいいか」と思ってしまうことが結構あったんですよ。

 

世の中には、こっちはとくに怒りを感じてないけど、踏み込ませてはいけない相手というのが確実に存在しています。

 

こういった人間を「まあいいか」で踏み込ませてしまうと、自分のテリトリーをめちゃめちゃ荒らされてしまうのです。

 

その結果、自分が大切にしている人や物事にまで被害が及んだり、取り返しのつかないことになったりするんですよ。

 

だから、いくら自分が「気にしない」と思っていても、関わったせいで確実に周りを腐食させる人間がいます。

 

腐食することがなかったとしても、そういう人間とつるんでいる限り、周りの人はそういう目で見てきます。

 

たとえば、反社の人間とつるんでいたら、自分がその組織に属してなかったとしても、「そういう人種と仲良くできる人」というくくりで見られてしまうんですよ。

 

僕自身、許してはいけない人間を許してしまったせいで、大切な人にまで迷惑をかけてしまったことがありますから、僕と同じようにあまり怒りが持続しないという人は、次のことを覚えておいてください。

 

こっちが大丈夫だと思っていても、周りが「あの人と関わらない方がいい」と言っているなら、それが基準になるのだと。

 

自分で言うのもなんですが、僕は心が広い人間だとずっと思っていました。

 

しかし、そのせいで招いた悲劇も今までに沢山あるので、「大丈夫・大丈夫じゃない」「許す・許さない」の判断に迷ったときは、自分一人で考えずに大切な人に相談するなりして、踏み込ませていいかどうかの基準を決めるといいのではないでしょうか。

 

あと、なんでもかんでも許してしまうと、

 

この人、

プライドとかないのかな?

 

と思われることにもなるので、たとえ自分が気にしないのだとしても「超えてはいけない一線」をちゃんと決めて、そこを侵食してくる人間との付き合いは考えた方がいいです。

 

たった一人の人間を踏み込ませたせいで、すべてを失ってしまったというケースは枚挙にいとまがないですから、注意しましょう。

 

許せない人間に対しての気持ちを処理するにはどうしたら?

今回のブログは、「どうしても許せない感情との向き合い方」がテーマです。

 

なので、その感情にちゃんと向き合うために、「周りからなんと言われようが別に許さなくてもいい」という理由に焦点を当てているので、許し方についてはとくに触れないつもりでした。

 

でも、許し方を知りたいという人も多いでしょうから、簡易的ではありますが、その方法をお伝えいたします。

 

1・復讐する

2・自分を高めまくる

 

1・復讐する

「復讐するのはよくない」だとか、「復讐すると相手と同じレベルになる」と言う人がいますが、ありゃ嘘です。

 

現実は、復讐したらスッキリするしちゃんと自尊心を取り戻すことができるので、復讐否定派の意見を鵜呑みにしたら、いつまで経っても前を向けないことがあまりにも多いです。

 

詳しくは、下記ブログと動画で徹底解説しておりますので、ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。

 

【ソン・ジュンギ】ヴィンチェンツォに学ぶ!冷酷さのススメ【かっこいい】

【やられたらやり返せ!復讐のススメ】

 

2・自分を高めまくる

よく、

 

最高の復讐は、

ソイツよりも

幸せになること!

 

と言われていますが、自分の生きてるステージを相手よりも高くすることで、どうしても許せない相手に対する気持ちの折り合いをつけることができます。

 

ただ、この方法はどうしても時間がかかることと、自分を高めたからと言ってその相手を許せるかどうかは、そのときになってみないと分からないんですね。

 

しかし、

 

もうどうでもいいけど、

思い出したらやっぱり腹立つ!

 

ぐらいの気持ちには持っていけることが可能です。

 

実は、ほとんど怒らない僕でさえも、許せない人間が2人いるのですが、普段思い出すことはほとんどなくなったけれど、たまにふと思い出すといまだに腹立ちます。

 

もし会うことがあるなら、嫌味の一つでも言いたくなるだろうし、マウントも取るかもしれません。

 

でも、そんな自分を性格悪いとは思わないし、むしろ、

 

お前らにされたこと

完全に許してないけど、

嫌味とマウントで済んで

良かったな。

 

ぐらいに思ってます。

 

「相手を許すこと=その相手を好きになること」と混合している人がいますが、相手を許せたからと言って、好きになれるわけではありません。

 

その相手のことが大嫌いならなおさらで、どうしても嫌いな食べ物が大好物に変わらないのと同じなんですよね。

 

そういった理由から、どうしても許せない相手に対して完全に近い状態で、気持ちの折り合いを付けたいなら、「復讐する+自分を高める」というコンボが最適だと僕は思います。

 



 


以上になりますが、最後に大事なことを一つだけお伝えさせていただきます。

 

どうしても許せない相手を無理に許そうとしなくていいとは言いましたが、だからと言って恨み続けていいことは一つもありません。

 

恨み続けるというのは、四六時中その相手のことを考えている状態になります。

 

嫉妬もそれは同じで、どうしても許せない相手を恨み続けていたら、その相手に頭の中を支配されているのと同じなので、それほど無駄な時間はないでしょう。

 

それだったら怒りを原動力にして、復讐するか、自分を高めるかした方がいいのは間違いないです。

 

つまり、どうしても許せないなら許さなくていいけど、その感情にすべてを支配されるのではなく、「自分はまだ許せていないし、許そうとも思ってない」と自覚した上で、建設的なことをしていきましょう。

 

ちなみに、

 

復讐は建設的なの?

 

と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、スッキリした気持ちと自尊心を取り戻すという意味で、建設的です。

 

直接手をくだす勇気はないけど、恨み続けることしかできないのは、厳しいようですが弱者の考えだと思った方がいいです。

 

繰り返しになりますが、許そうとしなくていいので、相手に対する怒りにすべてを支配されないよう、注意してください。

 

どんなに恨み続けたところで、相手は今頃アホみたいな顔して、ご飯食べたり酒飲んだりしてますからその点はお忘れなく。

 

 

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