【距離が近いと】回避性依存症の男性の特徴と心理を徹底解説!【逃げたくなるんすわ】
with onlineで145回目のコラムがアップされました。
今回は、「好き避け」をテーマに執筆いたしました。
詳しくはコラムをご覧いただけると幸いですが、現実では、好き避けをする人なんてほとんどいないです。
実際に好き避けする人がいるんだとしたら、そういう人はかなりコミュニケーション能力に難がある人で、普段の人間関係で苦労することが多いと思います。
僕自身、今までそんな人に遭遇したことがありませんし、そこそこのコミュニケーション能力があるのに、好きになった女性にだけ好き避けするとか、まず考えにくいです。
そういう男性がしているのは好き避けじゃなくて、ただの無関心か拒絶です。
なので、好き避けをする人は現実ではほとんどいないのですが、ちょっと種類は違うけれど、こういう人は結構います。
それは、回避性依存の人です。
つまり、異性と親密な関係になりそうになると逃げたくなる人のことですね。
今回は、そんな「回避性依存の男性の特徴と心理」をテーマに、お話いたします。
目次
回避性依存とは?
まず、回避性依存について説明させていただきます。
前述したとおり、回避性依存傾向にある人は、異性と親密な関係になると逃げたくなる性質があるのですが、これは男性に多いです。
好き避けと違って、回避性依存症者は好きな異性とスキンシップもするしセックスもします。
ただ、精神的にも物理的にも距離が近い状態が続くと、嫌になってくるんです。
居心地が悪くなってきて、逃げ出したくなるんですね。
関係性が密になってくると、途端に煩わしくなって自ら関係を切ったり、昨日まで仲良くしていたのに急に離れたりするのも特徴的だと言われています。
でも、離れたら離れたで急にさみしくなって戻ってくることもよくあり、回避性依存症者と付き合った女性は、しょっちゅう振り回されています。
ちなみに、「回避」と「依存」という矛盾した2つのワードが紐付いているので、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、「逃げることに依存しているから、回避性依存」なんです。
回避性依存の4つのタイプ。
次に、タイプ別の回避性依存の特徴について、解説いたします。
1・逃亡者型
回避性依存の中で、一番分かりやすいタイプです。
関係性が密になってくると、急に不安になるんですよ。
もしかしたら、
この子に裏切られるのではないか?
見捨てられるのではないか?
というように。
そうすると、傷つくことを恐れるあまり、自分から関係を壊してしまうんですよね。
何度かデートしていていい感じだと思っていたのに、急に連絡が取れなくなってしまったという事例がありますが、その相手は逃亡者型である可能性が高いです。
2・支配者型
相手を制圧して言うことを聞かせれば、こちらが傷つけられることがないので、支配してねじ伏せようとするのがこのタイプです。
いわゆるモラハラやDVをする男性は、この支配者型であることも珍しくありません。
上下関係を作り支配して、傷つくことから逃げようとするんですね。
ちなみに、モラハラをする人間に限って、相手から反撃されて自分が傷つきそうになると、わざとこちらを傷つけてから去るという行動に出るのですが、これはまさしく回避行動です。
たとえば、こういう感じです。
あなたいっつも上から目線で
偉そうなことばっかり言うけど、
自分で思ってるほどできてないよ。
それなのに人のことは言うんだね。
俺はお前のためを思って言ってやってるのに、
そんな酷いことを言われると思ってなかった。
お前にそんなことを言われる筋合いはない。
もう別れよう。
モラハラやDVをする男性には、彼ら以上にやり返すことが有効だと言われていますが、単純に打たれ弱いからなんですよね。
3・自己愛型
いわゆるナルシストタイプです。
自己愛が強くて共感能力が低いのが特徴です。
とにかく女性からチヤホヤされるのが好きで、外見に結構なお金と労力を使っていることがよくあります。
なので女性からもモテることが多いのですが、本当の自分を知られそうになると逃げたくなります。
なぜならこのタイプは、自分大好きだけど、自己肯定感は低いからです。
と思った方もいらっしゃるでしょうから、説明させていただきます。
自己愛型は、着飾ったよそ行きの自分は好きなのですが、本当の自分は好きじゃないんですよ。
だから外見に特化して、異性からの注目を集めようとするのです。
外見ばかり磨いて中身がない男性にこのタイプは多いですが、とにかく承認欲求が強いので、称賛を得るために仕事を頑張るから、経済力があることも珍しくありません。
なので、お金がある自己愛型は、キャバクラやラウンジなど水商売のお店に出没率高めです。
4・責任放棄型
これは、セフレや金づるになる女性を作るタイプになります。
搾取してくるタイプになるのですが、「付き合って恋人同士になる」という責任を取りたくないから、付き合わずして自分の欲求を満たそうとするんですね。
このタイプの男性は、避妊をせずセックスしたり、貸したお金を返さなかったりすることがよくあります。
ターゲットになるのは自我がそれほどない女性です。
嫌なことがあっても、つい我慢してしまうような女性が狙われやすいですね。
自我を出した途端いきなり関係が終わることも、この責任放棄型にはよくあります。
回避性依存の心理。
次にお話するのは、回避性依存症者の心理についてです。
1・とにかく干渉されたくない
回避性依存症者は、とにかく人からの干渉を嫌います。
といった、場所や時間に関するプライバシーを聞かれたくないという男性が多いです。
このような質問を、相手の女性がただの興味本位で聞いただけだとしても、聞かれた側の男性は
と思い込んで、居心地が悪くなることも多いです。
ちなみにこれは恋愛の場面だけでなく、仕事やプライベートでも同じです。
2・適度な距離を保ってほしい
回避性依存症者は、どれだけ親しい友達であったとしても、心的距離が近くなることを好みません。
つまり、誰が相手であっても「適度な距離を保ちたい」と考えるんですね。
回避性依存症者は、人に本音を話すのが苦手なのですが、そもそも本音を言う発想自体がないこともよくあります。
人に心を開き切ることができないので、気の置けない友人自体がいないということも多いです。
ちなみに回避性依存症者は、一人暮らしなのに付き合っても家に上げてくれないということも珍しくありません。
その理由は、自分の生活スペースに誰かがいると、「距離が近すぎる」と思うからです。
3・自分の思い通りにしたい
回避性依存症者は理想のパートナーを探す上で、青い鳥症候群に陥っていることがあまりにもよくあります。
どういうことかと言うと、
この世のどこかに
自分の理想通りの女性がいるのでは?
と妄想しているんですね。
しかし、この理想通りというのは「100%自分にとって都合がいい女性」のことなんですよ。
でもそんな女性がこの世に存在するわけありませんよね。
だから、誰かと付き合っても自分の思い通りにならなかったら、不機嫌になったり急に離れていったりするわけです。
4・人に嫌われたくない
回避性依存症者の多くは、周りからの評価を気にします。
親密な関係を避けたいくせに嫌われたくないという矛盾した感情を抱えているのですが、彼らは自己肯定感が低いので、本来の自分が好きではありません。
それを覆い隠すように、仕事を頑張って評価を得ようとしたり、女性に猛アプローチをして承認されたりして、自分の存在価値を見出そうとするんですね。
とにかく、表面的でも自分が受け入れられていることが分かれば、彼らはそれで満足なので、そこから先の信頼関係を築くことは考えていません。
言うまでもなく、彼らにとって誰かと信頼関係を築くことは、親密な関係性になることを意味するので、逃げたくなるからです。
5・でも独りはさみしい
回避性依存症と聞くと、多くの人が「距離が近づいたら離れていき、遠くなったら戻ってくる」と認識していると思います。
結局、親密にはなりたくないけど、孤独なのは嫌なんですよね。
彼らが人間関係の煩わしさに疲れたとき、自分から離れて一度はスッキリするのですが、しばらくすると急にさみしくなってくるんですよ。
そのとき、しばらく会ってない友達や疎遠になった女性に連絡してきて、まだ自分が受け入れられているかどうか確認することがよくあります。
回避性依存症者は、特定の女性と親密な関係になるのを防ぐために、キープの存在を作ることもよくあります。
これは、自分が振られて傷つかないための防御策でありながら、次のような意図もあるのです。
どういうことかと言うと、特定の女性と親密な関係になりそうになって逃げたときに、自分がさみしくなったときのための逃げ場所として、キープの女性を確保しているんですよ。
ひどく身勝手な行いではありますが、彼らは共感能力が低いので、自分が傷つくことを避けるためなら、ほかの誰かを傷つけてもいいと無意識に思っています。
回避性依存症者と共依存になる女性。
回避性依存の男性と付き合っていると、共依存状態に陥ることがよくあります。
この共依存状態に陥りやすいのは、恋愛依存傾向が強い女性なんですね。
彼らと交際していて、
どうすれば彼の回避癖が
直るんだろう…。
と悩んでいる女性の多くが恋愛依存傾向が強く、すでに共依存状態に陥っています。
なぜなら、恋愛に依存しない女性は、回避性依存症者とは付き合わないからです。
もし付き合うことがあっても、回避癖を目の当たりにした瞬間から別れを考えます。
男女共通して恋愛依存傾向が強い人は、自分がコントロールできない範疇のことをコントロールしようとするので、相手が自分にとって都合よく変わってほしいと無意識に願っています。
つまり、「回避癖を直したい」というその発想自体が、コントロールできない範疇のことになるんですよね。
それに、本人が自分の回避癖を恥ずかしく思って直そうと努力しない限り、直ることはないですし、その道のりも安易ではありません。
共依存状態を、それほど悪くないことだと思っている女性がいるようですが、この関係性が続いた先に起こるのは共倒れなんです。
とくに回避性依存症者と恋愛依存症者の共依存関係は、最悪の相性とも言えます。
なぜなら、逃げたいときに逃げても女性が執着してるから許してもらえるし、回避性依存の男性はどんどん調子に乗ります。
そして、関係が安定してきたら逃げるという繰り返しなので、常に気持ちが休まることもなく恋愛依存の女性は、再び離れていかれるかもしれない不安と恐怖に苛まれ続けます。
しかもその結末は、男性の浮気や音信不通で終わることがよくあり、女性にとってマイナスしかないんですよね。
回避性依存症者との共依存関係が、いかに不健全なものか分かっていただけたでしょうか?
以上になりますが、回避性依存の男性がそのようになった背景は、親子関係に問題があったり、信じていた人に裏切られたトラウマがあったりする場合があります。
なので、彼らの中には思い出したくないような、気の毒な過去を持つ男性がいるのは事実です。
だからと言って、人の気持ちを考えずに自分都合でくっついたり離れたりしていい理由にはならないし、女性のことを振り回していい理由にもなりません。
残念なことに、回避性依存症者と円満な関係を築くのは、かなり難しいと言われています。
それでも、回避性依存症の男性と付き合っていきたいということであれば、
お前もどうせ
ほかの女と同じように
離れていくんだろう?
と彼らは思っている場合が多いので、離れていく不安を与えないこと。
ほかにも、たとえ小さなことでも嘘をついたり、約束を破ったりしない誠実さを心がけましょう。
彼らの根底には、「人間に対する大きな不信感」があることを忘れずに。
そして、「どんなことをしたらコイツは離れていくのか?」と女性を試すような行いをすることもあるので、尊厳やプライドを踏みにじられそうなときは、乗っからずにちゃんと指摘することです。
このように接していて、何かが変わるというわけではありませんが、回避性依存の男性と上手く付き合っていく方法があるんだとしたら極論、「そういう人」なんだと割り切るしかないんですよね。
それができないなら厳しいようですが、我慢して付き合うか、違う人を選ぶかの二択になると思った方がいいです。
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