つらくて苦しい不倫恋愛からの立ち直り方。
with onlineで146回目のコラムがアップされました。
今回は、「配偶者の転職を阻む嫁・旦那ブロック」をテーマに執筆いたしました。
「嫁ブロック・旦那ブロック」とは、配偶者が転職をしようとするのを阻止する行為になります。
このブロックはとくに子どもがいる家庭で起こりやすく、
いい会社に転職できるとは
限らないじゃないか。
次の会社で給料が
下がったらどうするの?
という待遇や収入面の不安から勃発するようです。
ただこれはあくまでも表面的な理由で、「なぜブロックが起こるのか?」という本当の理由を探っていくと、「配偶者を頼りなく感じる」「自己保身のため」「輝かれるのが嫌」という3つのどれかに行き着くことがよくあります。
転職ブロックが起こる理由は、信頼関係の破綻が根本になっていることが多いのですが、思っていても言えないじゃないですか。
配偶者を頼りなく感じていても、
アンタがしっかりしてないから、
どうせ転職しても上手くいくわけないのよ!
なんて言えないし、自己保身のためだったら
今の暮らしが崩れるのは嫌!
血反吐はいても頑張りなさいよ!
とは言えないし、輝かれるのが嫌だったら
俺より稼いで楽しそうに仕事されるのなんて
耐えられないんだよ!
って言えないですからね。
だからブロックする人は、待遇や収入面の不安を理由にしていることが多いというわけです。
転職がしたいと考える人は、そう考えるだけの理由がもちろんありますよね。
でも、それを理解してもらえず阻止されるわけですから、気持ちのやり場に困るのは当然です。
転職ブロック以外の場面でも、パートナーに気持ちを理解してもらえないことが続くと、配偶者に対しての気持ちも離れていきます。
その結果、起こりやすい現象の一つが「不倫」です。
気持ちを理解してほしい人にしてもらえないことが続いたら、ほかの異性に分かってもらおうとするのは、ある意味当然だと思います。
言うまでもなく、婚姻関係を結んだ状態でそれをやってしまうと非難の対象になってしまうのですが、人間生きてたら何が起こるか分かりません。
誠実に生きれたらそれに越したことはないけれど、ときにはやらかしてしまうことだってあるわけです。
実際、カウンセリングでも不倫恋愛のご相談は多いのですが、
まさか自分が不倫するとは
思ってもみませんでした。
という方は結構いらっしゃいます。
ご相談の内容は、「どうすれば相手が奥さんと別れてくれるか?」というものは一切なくて、「気持ちの持ち方」や「立ち直り方」のどちらかが圧倒的に多いです。
とくに立ち直り方に関するご相談をいただいた場合、そういった女性たちは、悲しみ傷つき、過去の自分を悔やんでいることがほとんどです。
今回のブログは、不倫恋愛から脱却して立ち直りたい女性のために、その方法をお伝えしたいと思います。
目次
なぜ不倫恋愛はつらくなるのか?
ほとんどの場合、不倫恋愛をしている女性はものすごくつらそうです。
楽しんで
不倫してまーす!
という女性はほとんどいなくて、こういう人は不倫相手のことを好きでもなんでもなく、ただ性欲を発散するだけと割り切っているので、楽しめるんですよね。
不倫に限らず、相手の男性に対して気持ちが入れば入るほど冷静ではいられなくなりますから、感情をかき乱されたくないんだったら、最初から恋愛感情を抱けない人を選ぶしかありません。
普通の恋愛でも感情がかき乱されたら苦しくてつらいのに、不倫恋愛だったらもっとつらいんですよ。
なぜそうなるのかと言うと、「余計な感情がくっついてくるから」です。
どういうことか、一つずつ解説いたします。
1・罪悪感
不倫恋愛をすると、多くの女性が罪悪感を抱きます。
相手の奥さんや自分の旦那さんや子ども、そして両親などに申し訳なさを感じてしまうのです。
なぜ罪悪感を覚えるのかは言わずもがな、「悪いことをしている自覚があるから」なんですよ。
とくに申し訳なさを感じる対象が増えるほど、その女性は良心の呵責に苛まれます。
ちなみに、この罪悪感が一切ない人って、倫理観がバグっている上に頭のネジがどこかしら飛んでいるので、こういう人じゃないと不倫恋愛は割り切れないと思った方がいいです。
2・背徳感
これは、「悪いことをしている」という後ろめたい感覚のことです。
前述した罪悪感と似ているのですが、この背徳感は「世間や人に顔向けできない自分」という後ろめたさになります。
不倫恋愛のご相談を受けいていると、
今まで誰にも言えなくて、
ずっと一人で抱え込んでました。
という女性がかなりいらっしゃるので、後ろめたさがずっとあることで親友にも友達にも相談できず、つらさと苦しみに拍車をかけている場合がよくあります。
3・嫉妬
不倫恋愛を上手くいかせるには、
相手の奥さんを空気だと思うこと!
という情報がありますが、それができれば苦労しません。
「好きになった人にはすでに一緒に住んでいるパートナーがいる」という紛れもない事実があるわけですから、この部分に蓋をして見て見ぬふりをしようとしても、それは無理な話です。
好きな人と一緒に暮らしている女性に嫉妬するのはある意味当たり前なのですが、罪悪感と背徳感がある人ほど、この嫉妬心を封じ込めようとするんですよ。
申し訳無さと後ろめたさで、「嫉妬してはいけない」と考えるんですね。
そして、「嫉妬なんかしてない」と自分に言い聞かせるわけです。
人間、思ってないことを無理に思い込もうとすると、その反動は後から必ずやってくるので、それがつらさと苦しみを助長する原因にもなります。
相手に子どもがいて女性に婚歴がない場合だと、さらに嫉妬心が芽生えることもよくありますね。
4・恐怖
不倫恋愛じゃなくても、相手をいつ失うか分からない恐怖は、ついて回るものです。
しかし、不倫恋愛における恐怖って、「いつバレるか分からない」という恐怖がセットなんですよ。
しかも、バレた瞬間に強制終了することがほとんどですから、常にヒヤヒヤしてないといけないんですよね。
女性側がバレないように徹底していても、男性側にその危機感がなければそれもまた恐怖に拍車をかけますから、とくにW不倫の場合は、こういう部分が厄介なんです。
ただ、先読み能力がない女性だとこの恐怖心があまりないので、かなり危ない橋を渡っていることがよくあります。
たとえば、旦那さんがいない隙に不倫相手を自宅に上げたり、仕事関係者に見つかりそうな地域で逢瀬を重ねたり。
こんなことをしてたら、バレるのは時間の問題なんですよね。
5・猜疑心
これは、相手を疑う気持ちのことです。
不倫恋愛には、相手の「離婚するする詐欺」があります。
すでに相手がこの詐欺を行っていて、一向に離婚する気配が見られないようであれば、猜疑心が出てきて当然なんですよね。
でも、この猜疑心って実は始まりからあったものなんですよ。
だって、不倫恋愛は最初から信頼関係がバグった状態で始まるわけですから、相手のことを信用できないのは当たり前なんですよね。
どれだけ「好き好き・愛してる」と言っても、
アンタ、家帰ったら
嫁と子どもいるじゃん。
家族のこと裏切って何言ってんの?
って思うじゃないですか。
だから、常に猜疑心がついて回るんですよね。
以上が、不倫恋愛をするとくっついてくる余計な感情になります。
なぜ、不倫恋愛がつらくなるのか、その理由を分かっていただけたでしょうか。
不倫恋愛が成就しても幸せになれない理由。
多くの場合、不倫恋愛が成就することはないのですが、もし成就してその相手と結ばれた場合。
果たしてその2人は幸せになることができるのでしょうか?
残念ながら、幸せになることは難しいです。
なぜなら、その男性にはすでに前科があるからです。
その前科とは、次のようになります。
-
- 家族を裏切り続けた前科
-
- 私のことを我慢させて傷つけた前科
-
- 家族のことを捨てた前科
軽く見積もって、前科三犯です。
不倫恋愛をしていると、前述したように猜疑心がついて回りますから、相手が離婚したあとも違う猜疑心に苛まれてしまうんですよね。
もしかしたら、
私のこともいずれ
捨てるんじゃないだろうか…?
この人はまた
同じことを繰り返すんじゃないだろうか…?
というように。
すでに離婚に向けて別居状態だったり、離婚調停中だったりした場合に関係を持ったのだとしたら、ここまでの猜疑心は根付かないと思います。
でも、その限りじゃない場合は、万が一恋愛成就しても違う苦しみが待ち受けていることがほとんどなんですよね。
だから、不倫恋愛が成就しても幸せになれないと言われているのです。
相手に興ざめするケースもある。
あと、こういうケースもあります。
相手の男性は離婚してこちらにやってきたけれど、その途端に冷めてしまったというケースです。
実際、このようなケースって珍しくないそうですが、多くの不倫恋愛って執着が生まれまくるわけじゃないですか。
でも、相手が離婚したらその執着がなくなるので、一度はフラットな状態に戻るわけです。
すると、
あれ?なんで私はこんな男に
今まで入れ込んでたんだろう?
よく見たらただのおっさんだし頼りないし、
なんかどうでもよくなってきた。
というように興ざめする場合もあるのです。
ほかにも不倫恋愛でよくあるのが、「その男性の本命になること」が目的だったのが、自分でも気づかないうちに「相手が奥さんと別れること」が目的にすり替わっているケースです。
このように目的がすり替わってしまうと、相手が離婚した途端に願いが達成されたわけですから、それでどうでもよくなったという女性も中にはいます。
とくに不倫恋愛は執着恋愛になりやすいので、「恋愛感情だと思っていたけどそうではなかった」と後から気づくこともよくあります。
でもこうやって自分の本当の気持ちに気づくのって、その関係が終わったときか、相手が離婚してきたときなんですよね。
執着していると、自分の本当の気持ちを見失いまくりますから、それが不倫恋愛を無駄に長引かせてしまう要因にもなっています。
不倫恋愛からの立ち直り方。
ここからが本題です。
今すでに不倫恋愛を終わらせていたり、これから終わらせようとしたりしている女性が、一日でも早く立ち直るための方法をお伝えさせていただきます。
その方法は全部で3つあります。
1・本当の自分の気持ちを知る
まず、自分に向けて次の質問を問いかけてください。
「彼と会えないときや連絡がないとき、どのような気持ちで過ごしていましたか?」
「彼があなたと向き合ってくれないとき、どんな気持ちになりましたか?」
「彼に奥さんがいることについて、本当はどのように感じていましたか?」
「彼が家族を裏切り続けていることに対して、どのような気持ちを抱いていますか?」
「あなたは今の自分のことをどのような存在だと思いますか?」
できればこれらの問いに、声を出して答えていただきたいです。
なぜ声に出すのかと言うと、自分の発した言葉を耳で聞くことで、自分の気持ちを自覚することになるからです。
おそらく、最後の方の質問になるにつれ、答えづらくなると思います。
答えづらくなるのは、認めたくないからなんですよ。
でも、その認めたくない気持ちを認めることができないと、立ち直りが遅くなってしまうんですね。
時間がかかってもいいので、まずは自分の本当の気持ちと向き合ってみてください。
2・タラレバ思考を止める。
不倫恋愛が終わり、傷ついてまだ立ち直れていない女性は過去に執着し、不倫恋愛を終わらせる勇気がない女性は、未来に執着することがよくあります。
過去への執着とは、
あのとき○○していれば、
もしかしたら関係性が
変わっていたのかもしれない…。
という期待。
未来への期待とは、
私がもっと頑張れば
彼と結ばれるかもしれない…。
という期待になります。
不倫相手である男性に期待している限り、執着から開放されることはありません。
残念ながら、過去を取り戻すことはできないし、相手が具体的に離婚に向けた動きをしていないのであれば、それが答えです。
相手に対する期待を止めない限り、あなたは自ら自分の心を傷つけ続けることになるので、そのことを忘れないでください。
3・いつか終わる関係だったと認める
多くの不倫恋愛には、いつか終わりがやってきます。
その中で結ばれる男女は一握りであり、前述したように、万が一恋愛成就しても幸せになることは難しいです。
つまり、「一緒にいても幸せになれない男なんだ」と認めることが必要なんですよ。
そして、遅かれ早かれ終わる関係だったことにも目を向けないといけません。
すでに終わった不倫恋愛なら、
ようやく苦しみから
開放された!
と思ってください。
さみしさや執着は、時間の経過とともに薄れていきます。
自分で不倫恋愛を終わらせた女性は、自分のことをもっと誇ってください。
不倫に足を踏み入れてしまったほとんどの女性が、自ら断ち切る勇気もないまま、何年もの時間を過ごしてしまっているのです。
執着を自分で断ち切るのは、誰にでもできる行いではありません。
これから不倫恋愛を終わらせようとしている女性は、
私は苦しみから開放されて、
自由になるんだ!
ちゃんと自分を取り戻してやる!
と強く思ってください。
これだけは覚えておきましょう。
どれだけ好きな相手であっても、あなたが心をかき乱されてつらく苦しい思いをしているなら、
その相手はただの敵です。
味方でもなんでもありません。
とくに先述の余計な5つの感情に苛まれているなら、そうさせた相手の罪は重いと思った方がいいでしょう。
ほかにも、執着恋愛から立ち直るための方法を別の角度から動画で解説しておりますので、ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。
執着恋愛から開放される方法
都合のいい関係で悩んでいる女性たちへ向けてのメッセージ
【なぜ苦しい?】つらい恋をしている女性が分かっていない事実【なぜ悲しい?】
以上になりますが、不倫恋愛を今まで一度もしたことがない人や、不倫に嫌悪感がある人からすると、すでに足を踏み入れてしまった女性に対して養護できない部分もあると思います。
でも、冒頭でお話したように、生きていると何が起こるか分からないですし、人は弱っているときは何かにすがりたくもなってしまいます。
やらかさずに生きれたらそれに越したことはないけど、意図せず流されてしまうことだってあるのです。
過去を悔やんでこれから立ち直ろうとしている女性に対し、ほんの少しだけでも、温かい目線で見てあげてほしいです。
最後に、これから立ち直ろうとしている女性に対して、言いたいことがもう一つあります。
不倫恋愛をしていると罪悪感と背徳感にさいなまれることがよくあるのは、前述したとおりです。
本気で不倫恋愛から立ち直りたいなら、自分を責めるのは止めてください。
心が弱っているときにやることではありません。
身体の傷と違って心の傷は見えませんよね。
でも、心の傷も身体の傷と同じように、安静にしないと治らないのです。
心が弱っているときに自分を責めるのは、傷口に塩を塗り込んでいるのと同じなんですよ。
自分を責めるのは、心が元気になってからです。
そのとき、きちんと反省して後悔するといいのではないでしょうか。
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