【時代錯誤】家事や育児に積極的じゃない男性は一体何を考えているのか?【甚だしい男たち】
with onlineで148回目のコラムがアップされました。
今回のテーマは、「家事や子育てをする夫・しない夫の決定的な“ある違い” 」について執筆いたしました。
すでに現代では、夫である男性が家事や子育てをするのは「当たり前」とされてきています。
さらに男性が、家事や子育てを「手伝う」と発言すると、現代では軽く炎上します。
なぜなら、奥さん側の意見としては次のようになるからです。
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- 「手伝う」って何?自分の子どもでしょ?
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- 当事者意識を感じられない
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- その発言が出る時点でダメ
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- やることないから手伝う感が出ていて腹が立つ
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- 「何か手伝おうか?」というドヤ顔にイライラする
つい数年前に「イクメン」という言葉が流行ったとき、この単語にものすごい違和感を覚えた子を持つ主婦の女性は、沢山いらっしゃるかと思います。
なぜなら、
私たち女が一生懸命子育てをやっても
誰も評価してくれないのに、
男がチョロっと育児をやったぐらいで
ほめ称えられるなんてあり得ない!
と思うからです。
これまでの日本は男尊女卑文化が根底にあったため、女性が家事や育児をやるのは当たり前という認識の人がいまだにものすごく多いんですよね。
ただ、ここ数年でイクメンというワードが「気持ち悪い言葉」として認識されるようになったことを考えると、昔に比べるとかなりいい世の中になってきたのは間違いないと思います。
それでも年配者の中には、女性でも古い考え方の人がいて、自分の娘に
と教えているケースも珍しくありませんし、まだまだ家族との向き合い方に当事者意識を持てない男性が多いことは否めません。
そんなわけで今回のブログは、「家族に対して当事者意識を持てない男性の頭の中」をテーマに、お話いたします。
目次
家族に対して当事者意識がある男性の考え方。
まず、夫も家事や育児をやるのが当たり前であるという話をする前に、家族に対して当事者意識がある男性の考え方について、お話いたします。
その考え方を語る上でかなり参考になるのが、今やテレビでは見ない日がないぐらいの人気者となった、チョコレートプラネットのお2人。
彼らが、テレビ番組「かまいたちの知らんけど」に出演した際のトークに、幅広い世代の人たちが驚いたそうです。
チョコプラの長田氏はブレイクのピークに一人目の子どもが誕生。
妻に完全ワンオペ育児をさせていたため、産後の妻はもちろん、長田氏も仕事のストレスでお互いピリピリしていたという。長田氏は他でもよく、夫婦仲が深刻な状況になった時期があった話をしている。
長田氏は、「いくら外で働いてきて疲れていても、『子育ての作業』としては何もしてないからカウントされない、それが事実として分かった」ということを話していた。だから「完全降伏」したと話す。かまいたちの山内氏も「一瞬でも牙むいたらとんでもないことになるもんな」と同意していた。
そして相方の長田夫妻の産後を横で見ていた松尾氏は、自分は気をつけようと決意し、「家に帰ったら俺が仕事してきたことなんて関係ない。家に帰ったら俺も一緒に育児をするんだ」と決め、子どもが生まれる前から予行演習をしていたという。
出典元:SDGs・同じ40代で「昭和な夫」と「令和な夫」がいるのはなぜなのか
これが、家族に対して当事者意識がある男性の考え方です。
つまり、家族の一員として当事者意識を持つためには、仕事の忙しさや大変さを言い訳にしないこと。
家と仕事は完全に切り離して考えろってことなんですよね。
家族に対して当事者意識が足りない男性の考え方。
家族に対して当事者意識が足りない男性は、すぐ仕事の忙しさや大変さを引き合いに出してきます。
もうこの時点で男尊女卑思考になっているのですが、なぜそうだと言い切れるのかと言うと、次のような考えが根底にあるからです。
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- 外で働いてる方がえらい
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- 俺が稼いできてるから家族が成り立っている
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- 家にいて家事と育児やるだけで何がそんなにしんどいのか
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- 対人関係の苦労もあるし、俺の方がしんどい
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- 家事と育児は女がやるもの
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- 疲れてるんだから家の中ぐらい好きにさせろ
-
- ご飯?嫁が作るものでしょ
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- 働いてきた旦那にまだ家のことをさせるとか酷い女だな etc…
何かあるとすぐ仕事を引き合いに出して、家事や育児に非協力的な男性は、口に出して言わないだけでこのようなことを考えています。
中には口に出して言う男性もいるでしょうが、控えめに言って「終わってる」と言っていいでしょう。
とはいえ、彼らがこのような考え方になったのは、ある意味しょうがないことだとは思います。
決して当事者意識が足りない男性を養護するわけではありませんが、それだけ男尊女卑思考が日本に根付きすぎたせいでもあるからです。
じゃないと、これだけデジタルが進化した世の中でイクメンという言葉が流行るわけないですし、とくに九州地方の一部には、いまだに男尊女卑バリバリで亭主関白の家庭もあるそうですからね。
家族に対して当事者意識が足りない男性が多い背景に至った事例として、次のようなお話があります。
メジャーリーガーや監督は、
奥さんの出産や子供の入学式卒業式など
家族のイベントを優先してしばしば休む。
彼らは家族の一生一度の記念日に喜んで立ち会う。
奥さんや子供の一大イベントには行きたくて行く。
それは父親としての特権だから。
しかし、その模様を中継する日本人解説者やアナウンサーは
決まってこう言う。
「…ああ、奥さんが怖いんでしょうねえ」
日本人男性の彼らは、
メジャーリーガーにとってそれが喜びだと理解する事が出来ない。
彼らは思い込む。
「仕事が一番大切なのに、怖い奥さんに無理矢理休まされて行かされているのだ」
米国のメジャーリーガーは我が子の成長に立ち会う事を
父親の権利だと思うが、
日本側の男性達は(極力避けたい)義務だと思ってる。
そして父親が家族にしてきた事は
必ず自分に返ってくる。
出典元:はちま速報
【ド正論】「子育てを妻に投げて逃げる日本人父親が読むべき漫画」が深いと話題に! 米国人は子育てを○○と思い、日本人は○○としか思えない
いかがでしょうか?
このように、当事者意識がある人とない人の違いが明確にあると、いかに日本がパートナーシップにおいて遅れているかが一目瞭然です。
こうやって比較すると、多くの日本人男性の考え方ってダサいですよね。
典型的に当事者意識が欠けている友人から相談されたときの話。
昨年末に、用事もかねて10日ほど京都に帰っていたんですよ。
結構長めの滞在だったのに、あまり遊べなかったのが残念ですが、その中で会社員時代の同僚2人と飲む約束をしていたんですね。
一人は女の子で、すでにこの会社を辞めて違う仕事をしています。
もう一人の元同僚は男性で、僕が退職したあとにどんどん出世し、子宝にも恵まれて順風満帆なように見えました。
しかし、彼は会うやいなや、「相談したいことがあるねん」と打ち明けてきたんですね。
実は離婚しようと思ってるねん。
嫁と別れたいねん。
この男の名はTとします。
Tの詳しく話を聞いてみると、どうもコイツが悪いっぽい。
彼は次のようなことを言っていました。
「嫁がな、俺への当てつけで飯とか作りよらへんねん。
家のこともなんか適当やねん。
俺はずっと外で働いてるし、年収も○○万あるねんで?
嫁はずっと家にいるだけやのに、あり得へんやろ」
そこからさらに話を掘り下げて聞いてみると、やっぱりTの方に問題がありました。
僕は元同僚の女の子と顔を合わせてため息をつき、そこからTへの大説教が始まりました。
あのさあ、ご飯作ってもらって
当たり前やと思ってへん?
家にいるだけって言うけど、
育児がどれだけ大変なことか分かってんの?
ほっといたら赤ちゃん、死ぬねんで?
それを命かけて奥さんは守ってはるねんで?
お前な、外で働いてる方がえらい、
稼いでる方がえらいって思ってるやろ?
ほんで、家事と育児は奥さんが
全部やるものと思ってるやろ?
奥さんがご飯作らへんのって当てつけじゃなくて、
分かってもらえないことに対しての抗議ちゃうか。
Tは、僕たちがこのような発言をすると思ってなかったらしく、
もっと分かってくれると思ってた!
想像してたんと違う!
と言ってましたが、「奥さんがしんどいとか気持ち打ち明けてきたときに、一度でもちゃんと話聞いてあげたことあるか?」と僕が聞いたときに、一瞬固まり「いや…。仕事で疲れてるから適当にしか聞いたことがない…」とバツが悪そうにしていました。
「おいおい藤本、友達選べよ」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、Tは素直で気のいいヤツなんです。
でも、彼のように家族に対して当事者意識が欠けている男性ってものすごく多くて、むしろ自分が被害者だと思っているのも特徴的なんですよね。
そのあと元同僚の女の子は帰り、店を変えてTと2人で飲み直していたのですが、最終的には「離婚したい」と言っていたのが、「嫁にちゃんと謝りたい」に変わっていたので、本当に良かったです。
そう考えると、彼のように今自分が置かれている状況がよく分かっていない男性は、かなり多いといえるのではないでしょうか。
仕事の大変さや忙しさは、家事や育児をしなくていい理由にはもうならない。
ここまで書いても、
でも俺の仕事は大変だし
忙しいんだよ!
家事とか育児をやる
余裕なんてないんだよ!
と言う男性はいると思います。
じゃあお聞きしましょう。
アンタ、チョコプラの2人よりも大変で忙しい仕事してんの?
考えてみてください。
チョコプラのお2人をあまり知らない人からすると、IKKOさんと和泉元彌さんのモノマネをする芸人さんという認識しかないかもしれませんが、そうじゃないんですよ。
これだけテレビ出てるのに、
一体いつネタ考えてんの?
と驚くぐらい常に新しいネタを披露しまくり、コントで使う小道具にいたっては、ほとんど長田さんの手作りだそうです。
千鳥の大悟さんが、
こんなけ忙しいのに
よう次から次へと
新しいネタ考えよんなあ。
と驚いていたぐらいなので、同じ芸人さんから見てもチョコプラのお2人は異常だと言えるでしょう。
しかも彼らが活躍しているのは、魑魅魍魎が跋扈する芸能界という世界。
さらに彼らはYou Tubeまで収録しているんですよ。
このレベルに達して、ようやく仕事の大変さと忙しさを言い訳にしてもいいぐらいなのに、それでも長田さんと松尾さんは、家と仕事を切り分けているのです。
僕が思うに、仕事の大変さと忙しさを言い訳にしている人ほど、要領が悪くて仕事ができないだけです。
本当に仕事ができる人って、「絶対に」仕事の大変さと忙しさを言い訳にしませんからね。
もちろん、どんな仕事だって大変なときは大変だし、忙しいときは死ぬほど忙しいだろうけど、現代ではもうその言い訳は通用しなくなってきています。
これから先、男尊女卑思考で家事や育児に非協力的な男性は、どんどん白い目で見られる世の中になっていくことでしょう。
ちなみに、職場などでそういった背景が伺える発言をしている男性は、すでに白い目で見られていると思っておいた方がいいです。
今現在、仕事の大変さや忙しさを理由に家事や育児に非協力的な男性は、チョコプラのお2人の爪の垢を煎じて飲んだ方がいいのは間違いありません。
とはいえ、散々偉そうなことを書いてきましたが、今回のブログは僕自身も気をつけたい戒めであり、書いたからには家庭に仕事を持ち出さない覚悟を持って執筆いたしました。
仕事を持ち出して言い訳しそうになったときは、チョコプラのお2人の顔を思い浮かべよう。
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