僕が出会った可愛いし性格も良いけど、恋愛対象にならなかった女性たち。番外編

 

今回の記事は、

だまされない女のつくり方が始まって以来

恋愛のことについてまったく触れていません。

 

それでも記事にするということは、

言いたくてしょうがないから。

 

もうレーザーラモンRGなみに言いたいです。

 

おかげさまで好評なこのシリーズですが、

今回お話しする内容は

僕がバンコク滞在中に起こったある出来事について。

 

こんなことってあるんだなあとしみじみ思ったお話しです。

 

それでは早速まいりましょうか。

 

 

誰発信か分からないけれど、流行っている言葉。

この世の中には、

「一体、誰発信なんだろう?」と思うような流行り言葉が

たくさんありますよね。

 

TVやネットなどのメディアをとおしての流行り言葉であれば

発信者を調べることは難しくありませんが、

それが身の回りだけで流行っている言葉であれば、

発信者を突き止めることが困難になってきます。

 

僕にも経験があるのですが、

17歳のとき、ある言葉が仲間内で流行ったんですよ。

 

その言葉は

「モイスチャー」。

 

そう、シャンプーやトリートメントのCMでよく聞く、

あのモイスチャーです。

 

しかし、この言葉を僕たちは違う意味で多用していました。

 

たとえば、梅雨などで湿度が高い日のとき。

 

「今日、ばりばりモイスチャーやなあ。」

 

こんな感じで使っていたのです。

 

言われてみればなんとなくしっくりくる

湿度の高さを表す言葉、それがモイスチャー。

 

いつの日か、

「今日、ばりモイスやな。」と略されるようにまで

この言葉は仲間内で流行りました。

 

この言葉は僕も意識せずに日頃から使っていたので、

初めて「ばりモイス」という言葉を聞く人たちは

「えっなにそれ?」と聞いてくるのですが、

その度に「湿度が高いって意味やで。」と答えていると、

仲間内だけで使っていた言葉が知らないうちに

他府県まで広まってしまうという事態にまで発展。

 

これは僕がバンドをやっていた頃、

ツアーで他府県に行くことが多かったため、

結果的に僕の住む京都を飛び越えて他府県にまで

「モイス」という言葉が浸透してしまったわけです。

 

考えてみると当たり前のことなのですが、

湿度が高い日を迎えるたび

「モイス」という言葉を使っていると、

かならずその場にいた誰かが

「モイスって誰が言い出したん?」と聞いてくるんですよ。

 

あれ?

 

そういえば誰が言い出したんやろ?

 

そう、僕も「モイス」の発信者が分からなくなってしまったのです。

 

ようやく何年もかかって、

ついに発信者を突き止めることに成功したのですが、

それはかつての友人の1人でした。

 

思い出してみれば、

「あ~そういえばコイツ、よう『モイス』て言うてたなあ。」

と変に納得してしまったのですが、

人の記憶というものは僕たちが考えている以上に曖昧なので、

思い出すまでにかなりの年月を要してしまったわけです。

 

使い方を間違えなければ、「大丈夫」は素晴らしい言葉。

さて、前置きはこれぐらいにして、

今回お話しする内容はバンコクでも

ある言葉が流行ってしまったというお話し。

 

当時のバンドメンバーでよく使っていた言葉がありまして、

それは「大丈夫、大丈夫!」を略して

「だーいだーい!」と言っていました。

 

大丈夫、大丈夫、大丈夫!

だーいじょぶ、だーいじょぶ、だーいじょぶ!

だーいぶ、だーいぶ、だーいぶ!

だーいだーいだーい!

 

という変換になるわけです。

 

この言葉を使うシチュエーションとしては、

「えっこれっていけんの?」という消極的な場面のとき、

「ときには勢いも大事やで?行けば分かるさ、行くぞー!」

という意味を込めて、

「だーいだーいだーい!」という言葉になるんですよ。

 

うーん。

 

なんでもいいけどすごくバカっぽい。

 

メンバーと会うときは毎回この

「だーいだーいだーい!」を誰かしら使っていたので、

僕もとうとう日常でも使うようになってしまいました。

 

そしてバンコクで活動していくという方針が決まり、

僕たちはバンコクに拠点をかまえることになったのですが、

バンコクで活動しようと初めてリーダーが言い出したときは、

さすがにメンバー全員が難色を示していました。

 

ミーティングを重ねていき最終的には

全員でバンコクデビューを目指すことに決まったわけですが、

それでも「海外でほんまにやっていけんのか?俺ら・・・。」と

不安になっていた僕を含めたメンバーに対し、

いつもリーダーが「だーいだーいだーい!」と言っていたことは

言うまでもありません。

 

そんなバンコクという国は

僕が想像していたよりもはるかに過ごしやすく、

タイへ行くまで感じていた不安はいつしかすっかり消えていました。

 

初めてバンコクに滞在したときは、

毎晩リーダーの友人である現地の人たちと

酒盛りをしていたのですが、

その場にいるタイ人全員がある言葉を

口癖のように言っていたのです。

 

その言葉は、

「マイペンライ」。

 

日本語で「大丈夫」という意味です。

 

タイという国は非常に大丈夫精神が強い国なのは聞いていましたが、

驚いたことに出会うタイ人はことごとくマイペンライを連発。

 

「大丈夫!なんとかなるって!」

 

この精神のおかげでバンコクでの生活が

過ごしやすいものになったのは間違いありません。

 

国境を越えて浸透してしまった言葉。

そんなある日。

 

たしかあれはバンコクに着いて5日目のことだったと思います。

 

その日もバンドメンバーとタイ人の大勢で

宴を開いていたのですが、

あまりにマイペンライを連発されるので酔った僕が

「だーいだーいだーい!」をタイバージョンにして

「マーイマーイマーイ!」と言ったんですよ。

 

そしたらそれがかなりうけたようで、

その場にいたタイ人全員が

「マーイマーイマーイ!」と喜んで使っていました。

 

流れとしては、

 

「飲んでるか?ちょっと酒すすんでないんちゃう?」

タイ人

「ヨッテナイヨ!マダイケル!マイペンライ!

アナタモノミナサイヨ!」

「マーイマーイマーイ!」

タイ人

「マーイマーイマーイ!」

 

という感じです。

 

この「マーイマーイマーイ!」という言葉は、

とうとうこの場にいたタイ人全員が日常的に使うようになり、

ある意味ネイティブなタイ語として受け入れられるようになりました。

 




 

そして2度目のバンコクで衝撃的な光景を

僕は見てしまったのです。

 

バンコクにはBTSという路面鉄道があるのですが、

移動手段でタクシーを使うと渋滞世界一の国なので

到着までに時間がかかりまくることがあり、

滞在中はこのBTSを利用することがかなり多かったんですよ。

 

ある日、買い物をしようと

「チンゲサン」でお馴染みのクリームと一緒に

街へ出かけたときのことです。

 

BTSに揺られて目的地までぼーっとして過ごしていると、

近くにいた学生5人組が和気あいあいと談笑していました。

 

そこで衝撃的な台詞を聞いてしまいました。

 

学生1

「マーイマーイマーイ!」

 

学生2・3・4・5

「マーイマーイマーイ!!」

 

おいおいおいおい、広がりすぎやろ。

 

「だーいだーいだーい!」が

言葉を変えて国飛び越えてもうたで。

 

えらいこっちゃこれ。

 

ていうかなんでもええけど、

それ流行らしたん、俺やで?

 

ありがたく使いや。

 

 

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