「自分の軸がある人」は、ちゃんと「なんで?」と自分に問いかけてるんやで?

 

withonlineで46回目の連載がアップされました。

 

今回のテーマは、

「自問自答が自己肯定感の向上につながる」ことについて。

 

【“なんで?”の自問自答が自己肯定感を上げるんやで?】

 

今回の補足記事では、

「自分の軸がある人」についてお話させていただきましょうか。

 

自分の軸がある人ってこういう人。

よく、

「自分の軸を持ちましょう」とか

「芯のある女性はモテる」なんていわれていますよね。

 

この「自分の軸」ってなんなのかというと

こういうことなんですよ。

 

自分の軸ってこういうこと
    • 好き嫌いの理由がはっきりしている
    • 喜怒哀楽が起こる理由がはっきりしている
    • 「好き」や「喜・楽」に沿うものはやる
    • 「嫌い」や「怒・哀」に沿うものはやらない
    • 自分に嘘つかない

 

自分の軸がブレない人ほど

「人に流されない」ですね。

 

自分の感情に対して

「なんでそう思うんだろう?」と

いつも問いかけているから、

好き嫌いや喜怒哀楽の理由が

はっきりしているというわけです。

 

逆に、自分の軸がない人だと

日常でこういうことをやっています。

 

自分の軸がない人
    • 納得できないことや理不尽なことでも波風立てたくないから受け入れる
    • 頼み事をされると断れない
    • 疑問に思うことがあっても「そういうものだから」と納得する
    • 強く出られると言い返せない
    • 流行り物に弱く、みんなと同じことをしてると安心する

 

挙げればまだまだ出てきますが、

恋愛面だと初対面の相手に流されて

「嫌われたくない」「好かれたい」と思って

初日で関係を持ってしまうとかも

自分の軸がない人の特徴ですね。

 

言うまでもなく、大して好きでもないのに

流行っているからという理由で

わざわざタピオカ屋さんに並んで購入し

それをSNSにアップする人も同じです。

 

ちなみに、

家の近所にタピオカ屋さんがあるのですが、

僕が引っ越してきた昨年12月のときは

まったく人が並んでいなかったのに、

メディアで取り上げられてブームになるやいなや

連日長蛇の列になっていたので、軽く引きました。

 

だって、本当にタピオカ好きで買ってる人は

その列の中にほとんどいないはずですからね。

 

それから、自分の軸がある人は

「自分の顔色や美学」が大切なのに対し、

自分の軸がない人は

「相手の顔色や世間体」を重要視しています。

 

小さな違和感でも見逃してはいけない。

僕の話しで恐縮ですが、ありがたいことに今年に入ってから

さらにコラム執筆のお仕事をいただくようになりました。

 

しかし、なんでもかんでも引き受けているわけじゃないんですね。

 

その基準ってなんなのかというと、

「書きたいと思えるか」「書きたくないか」なんです。

 

なので、書きたくないと思ったときは

内容を変更してもらうよう先方にお願いし、

それでも折り合いがつかない場合は

お断りさせていただいております。

 

中には、4回に渡る連載だったのですが、

僕が書いた原稿を編集者さんが

手直しして再編集したものをチェックしていると、

明らかに自分の文章じゃなくなっているということがありました。

 

これは編集者さんが悪いんじゃなくて、

それぞれの会社規定によって決められている

編集のルールがあるようなので、

癖の強い文章だと原型がなくなることは珍しいことじゃないようです。

 

そのときは、

「せっかく書き上げたから、もったいないしまあいいか」

と思って1回目のアップを承諾したのですが、

日が経つにつれ、どうしても納得がいかなくなってきて

「これ以上掲載しないでください」とお願いしたこともあったんですね。

 

「一度決まったものを覆すなんて、社会人としてありえない」

という人もいらっしゃるかもしれませんし、

もちろんこれはチェックした段階で止めなかった僕の責任です。

 

でも、

どうしても嫌やったんやもん。

 

僕のわがままだったので

ちゃんとその後の筋は通しましたが、

「やっぱり違和感は覚えた時点で

そのまま進めてはいけない」

といういい勉強になりました。

 

編集の方や社長さんにも時間を取らせてしまったので

申し訳ないことをしてしまったなとは思いますが、

後悔はしていません。

 

「なんか○○」という違和感は、深堀りすると理由がある。

名前を売るために

自分の軸を崩してまで仕事を請け負う人が多いみたいですが、

それをやり続けると自分に嘘をつき続けることになるので、

きっちりと嘘ついた分のストレスが溜まってきます。

 

「なんか嫌だ」

「なんか違う」

「なんかしっくりこない」

 

こういった違和感は見逃したらいけないんですよ。

 

それを、

「まあしょうがないか」

「そういうものだから」

「自分の見当違いかも」

というように目をそむけてしまうと、

後々に生じるマイナスがときとして

取り返しのつかないことになる可能性だってあるわけです。

 

そして「なんか○○」という違和感は、

直感的なものでありつつ、生理的な嫌悪以外は

深堀りしてみると明確な理由があります。

 

そういった意味でも

コラムに書いているとおり、

「なんでそう思うんだろう?」と

自問自答しないといけないんですよ。

 

「なぜ?」という疑問を自分に持たない人は

「なんとなく」で物事を進めてしまうので、

嫌なことであっても受け入れてしまうことがよくあります。

 

もちろん、仕事では組織に属していると

やりたくない仕事をしなければいけないときもあるので、

そうは言ってられない場面のほうが多いかもしれません。

 

ただ、それは

「どうしても自分がやらないといけないことなのか?」

「会社や上司の評価を気にしているだけではないのか?」

を考えてみると、実はやらなくていい仕事だったということもよくあります。

 

そういった場合、

「それ、ほかの人に頼んでもらえませんか?」

と、はっきり言えない人は、納得がいかないことでも

「しょうがない」と受け入れてしまいます。

 

自分の軸を持っている人は

ときとして「わがまま」に見えることがよくありますが、

必要に応じてエゴイスティックになれない人は

人生で損することが多いです。

 

納得できないことがあれば上司にガンガン噛み付いたり

みんなが仕事している中、颯爽と定時で帰る人がいたりするのは、

自分の軸をちゃんと持っているからなんですよ。

 

こういう人たちって、周りから

「面倒くさいやつだ」「変人だ」と思われても、

自分の機嫌のほうが大切だし

「強行突破しないと守れないものがある」ことを知っているので、

ブレないんですよね。

 

中には、「ガキかよ」みたいなわがままを

無理やり押し通そうとする人も存在しますが、

自分の軸がある人とただのわがままな人の違いって

「そこに明確な理由が存在する」

「犠牲になるものを分かっている」だと思います。

 

前述した上司に噛み付く人は、

「納得できない理由」と

それを通すことによる「犠牲になるもの」。

 

残業をせずに帰る人は

「早く帰りたい理由」と

それを通すことによる「犠牲になるもの」を

分かっているというように。

 

自分の軸を守るとこうなるときがある。

たとえば、

次のような理由で有給が通らなかった人だと

こんな感じです。

 

「なんで有給通らないんですか!?」

 

上司

「だってお前、やりたかったゲームが発売されるからって、

そんなので有給申請とか社会人としてどうなのよ?」

 

「僕はこのゲームが発売されるのを、

どれだけ待ち望んでいたか分からないでしょ!

それについて語ることもできますが、長くなりますよ!

○○さんだって、すっごい楽しみにしている行事があるなら

それで有給申請取るんじゃないですか?」

 

上司

「いやそれはお前、ゲームと休まないといけない行事って違うじゃないか」

 

「どう違うんですか?同じじゃないですか!説明してくださいよ!」

 

上司

「ゲームで休み取るって子供じゃないんだから・・・。

それにお前、この時期に休んだら周りから白い目で見られるぞ。

それでもいいのか?」

 

「かまいません!友達を作りに会社に来てるわけじゃないんで!

もし休んだことで嫌がらせされるなら、徹底的に歯向かいます!

だからお願いします!有給取らせてください!」

 

これ、実際にあった知人男性の話しです。

 

さすがに

「もうちょい有給を取りやすい理由がほかにあるだろ・・・」と

思ったのは言うまでもありませんが、彼曰く、

「なんで悪いことしてるわけじゃないのに、

嘘ついて事実を捏造しないといけないんだ」ということらしいです。

 

ここまで自分を貫ける人って

そういないかもしれませんが、彼は自分で

「味方にしても大して役に立たないけど

敵に回したら面倒くさいヤツのポジションって

結構ありだなって自分で思ってる」と言ってました。

 

この男性のことを

「ただのわがまま」だと思った方もいらっしゃると思いますが、

彼は「周りに白い目で見られるかもしれない」という

犠牲になる部分もちゃんと理解した上で

有給を取りたい理由を主張しているわけです。

 

これが、ゲームやりたいから有給取りたいわ、

周りに白い目で見られるのも嫌だわ、だったら

ただのわがままになってしまうというわけですね。

 

自分の軸を守るために自分を貫こうとすると、

かならず犠牲になるものが存在します。

 

その犠牲を払ってでも自分を貫きたいのであれば、

ちゃんと自分の軸を守ったほうがいい。

 

だって、そうしないと後悔してしまうから。

 

その軸をちゃんと確立させるためにも、自分に

「なぜそう思うのか?」「なぜそうしたいのか?」と問いかけ続け

理由づけをはっきりさせることが大切なわけです。

 

自分を貫くにも、

そこにちゃんと理由があるかないかで

結果が大きく変わることもありますからね。

 

コラムでは、

また違った角度から自問自答についてお話していますので、

ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。

 

 

【“なんで?”の自問自答が自己肯定感を上げるんやで?】

 

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