自己肯定感は○○の寄せ集め。

 

withonlineで47回目のコラムがアップされました。

 

今回のテーマは「日常にいいなを散りばめる」ことの重要性についてです。

 

 

学術的には間違ってるかもしれませんが、自己肯定感って端的に言うと、「自己満足の寄せ集め」でできています。

 

だって自己肯定感が高い人ほど、自己満足度が高い生活をしていますからね。

 

じゃあこの自己満足度を高めるにはどうしたらいいかと言うと、「自分の好き嫌いに貪欲になること」なんですよ。

 

自己肯定感が高い人は、「あ、これいいな」「あ、これやだな」という感覚が敏感です。

 

できるだけこの感覚に従って生活しているので、彼ら彼女らは神経質な人に比べると日常でストレスを感じにくいという側面もありますね。

 

「あ、これいいな」と思うものや人にはどんどん首を突っ込み、逆に「あ、これやだな」と思うものや人には最初から首を突っ込まないか、適切な距離を保つ。

 

そういう生活をしているわけです。

 

自己満足度の高い生活と住居の関係。

 

カウンセリングで、「自己肯定感を高くするにはどうすればいいですか?」というご相談をいただくことがよくありますが、僕はクライアントさんに対しいくつか質問を繰り返していき、ご相談内容に応じて「部屋は片付いていますか?」と聞くことがあります。

 

なぜ、この質問をするのかというと、僕たちの生活のほとんどを担っている場所が、「家」と「職場」だからです。

 

とくに、家は衣食住のすべてと一日の始まりと終わりを担っているもの。

 

「いやいや、私はブラック企業勤めだから、家より会社にいる時間のほうが長いんだけど!」と言う方がいらっしゃるかもしれませんが、そういったケースは除きます。

 

ていうか、そんな仕事はよ辞めちまえ。

 

本来、家がする役割って、「帰りたくなる場所」であり「落ち着く場所」じゃないといけないんですよ。

 

自己肯定感が低い人が住んでいる家の傾向として、よくあるケースが次のようになっています。

 

・床に物が散乱している

・たたまないから服も散乱

・換気をほとんどしない

・日が差さない

・無駄に物が積み上がっている

・ほこりっぽい

・飲みかけのペットボトルや食べた後のカップ麺容器がそのまま

・断捨離しないから年々物が増えていく   etc・・・

 

とまあ、上記項目は典型的な「掃除しない人の部屋」なんですが、これらすべてをコンプリートしていると、れっきとした「汚部屋」に認定されますね。

 



 

よく、「部屋は自分の心を映し出す鏡」といわれていますが、これは紛れもない事実だと思っています。

 

4年以上前に書いた記事ですが、下記でもそのことには触れています。

 

なんでもいいけど、自分でも驚くぐらい今と文章の書き方が違うので、改めて見るとちょっとびっくり。

 

 

単純に、視界の周りがこちゃついていると物に目がいくせいで正常な判断ができないし、換気をしないと風通しが悪いから、良い空気も入ってこないです。

 

そして、日の当たらない部屋にずっと住んでいると、季節性情動障害になるおそれがあり、この障害はある季節になると、身体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなどうつ病に似た症状が出るといわれています。

 

さらに、物を捨てられないのは、いらない物に囲まれて安心している自分の心の弱さでもあるので、必要なものを取捨選択できない。

 

部屋の片付けはうつ病脱却の基本といわれているとおり、部屋の状態と心は密接な関係にあるんですね。

 

自分の部屋に対して「どう思っているか?」

 

しかしこういった記事を書くと、「でも自己肯定感が高い人で、部屋がめっちゃ汚い人いるじゃん!」という意見が出てきそうですが、たしかに実際そういう人はいます。

 

というか、僕の知人にもそういう人がいました。

 

ただ、「そういう人がいるから、別に掃除しなくてもいいんじゃね?」というのは、片付けから逃れたいがための言い訳でしかなくて、部屋が汚くても自己肯定感が高い人の多くは、「部屋が汚いことに対する罪悪感がない」んですよ。

 

どういうことかというと、「部屋汚いなあ・・・掃除しないといけないんだけどなあ・・・」というのが、罪悪感がある状態。

 

「汚いかもしれないけど、誰にも迷惑かけてないし、自分はこれでいいと思ってるからよくね?」というのが、罪悪感がない状態。

 

元々、前者だった人が汚部屋に慣れすぎてしまい後者になることもありますが、これは罪悪感を封印して開き直ってるだけなんですよね。

 

あと、人それぞれ「キレイな部屋」と「そうじゃない部屋」の見解が違います。

 

今でこそ僕は、キレイ好きと言われるぐらいに掃除ができるようになりましたが、過去の僕がしていた掃除は、掃除にもなってなかったです。

 

掃除したつもりの部屋に母親が来て、「あんた!掃除ぐらいちゃんとしなさい!」と言われるぐらいでした。

 

そのときは、部屋が散らかっていることに対してあまり罪悪感はありませんでしたが、「もうちょっと片付けが上手だったらな~」とは思っていたので、その当時と掃除ができるようになってからの今を比べてみると、格段にメンタルの調子は違います。

 

自分を変えたいなら、まず住んでる場所からやで?

 

なので、部屋を掃除していないことや片付けていないことに対して、後ろめたさや罪悪感が少しでもあるなら、悪いこと言わないからちゃんと掃除と片付けをしたほうがいい。

 

そして、日が差しこんで浴びやすいようにように、部屋の模様替えをしましょう。

 

これは日陰、暗さは自分を暗いものにするという物理的な理由でもありますが、日が差さない部屋に住んでいると、湿気が溜まってカビが生えやすくなり衛生的にもよくないし、前述したように季節性情動障害になりやすいといわれています。

 

「でも、今住んでいる家は全然日が差さないからどうしよう・・・」という方がいらっしゃるかもしれませんが、割と本気で引っ越しを考えたほうがいいです。

 

僕は過去に住む家がなくて、一時的に祖父の家に住んでいたことがあるのですが、この家というのが路地裏にあってまったく日の当たらない場所だったんですよ。

 

家中全体的に湿度が高かったですが、住まわせてもらっていた部屋がとくにジメッとしていました。

 

新しい住居が決まるまで、快く住まわせてもらった祖父には感謝してますが、住んでいた期間、なんかネガティブなことばかりずっと考えてたし、体調も常にどこかしらおかしかったです。

 

それまで日当たりをあまり気にしたことはありませんでしたが、「日当たりマジ大事」とちょっと韻を踏んで実感しました。

 

人生を変えるための3つの法則で、

・環境を変える

・人間関係を変える

・使う時間を変える

とよくいわれているとおり、模様替えや引っ越しは環境を変えるにうってつけです。

 

引っ越しはお金も労力もかかるので、事情によってできない方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、「掃除・片付け・断捨離・模様替え」の4つって、新しい物を買ったり、捨てる物によってはお金がかかったりするだけで、いつでもできるじゃないですか。

 

「自分を変えたい」「人生を変えたい」って本当に思うんだったら、まずできることからしましょう。

 

「そんなことしても何かが変わるなんて思えない」という人は、別にしなくていい。

そう思ってるかぎり、あんたはずっとそのままだから。

 

自己改革につながるもののほとんどは、やり終わったり身についたりしてから、「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と思えるものばかりだということをお忘れなく。

 

自信を奪う人と一緒に住んではいけない。

 

自己肯定感が低い人の傾向で、結構あるのが「一緒に住んでる人の相性が悪い」というもの。

 

実家ぐらし、結婚生活、同棲生活、友達との同居など、一緒に住んでる相手に対して何かしら「嫌だなあ」と思う部分が多くなるにつれて、我慢が増えて言いたいことが言えなくなってしまい、それが自己肯定感の低さにつながっていることがよくあります。

 

自己肯定感が低いときってかならず、言いたいことがあるのに、言えない相手がいるときなんですよ。

 

言いたいことが言えていたとしても、折り合いが悪い人間と一緒に生活していたら、その分だけ家の中が楽しくないのは当たり前じゃないですか。

 

よく聞くケースとしてはこんな感じ。

 

・顔を合わせると高確率で喧嘩になる

・言いたいことがあるだろうに相手が何も言わないから、いつも空気が悪い

・言いたいことがあるけれど、波風立てたくないから言えない

・こちらの生活に同居人が過剰に干渉してくる、もしくは監視される

・同居人の家事スキルがこちらより低い上に不衛生

・ことあるごとに文句しか言われない

・何度も指摘しているのに相手が一向に改善してくれない  etc・・・

こんなん地獄やん。

 

誰かと一緒に住んだ経験の中で、長期間に渡って幸せな生活をしていた人ならそれが基準になっているので、「合わない相手と暮らすぐらいなら1人のほうがまし」という考えの人が比較的多いんですよ。

 

しかし、家の中で幸せを感じた経験が少ない人ほど、それが基準になってしまうので、「幸せな暮らし」のイメージがつかないんです。

 

とくに、家族仲がよくないのにもかかわらず、そこそこの年齢になっているのに一人暮らしをしたことがない人は、男女問わずこれまでの生活に慣れ親しみすぎて、いろんなことが麻痺しています。

 

「嫌だな」と思っていたことが「しょうがない」に切り替わり、自分を納得させるために何かしらの言い訳を用意するのはよくある話です。

 

たとえば、「職場は実家から近いししょうがない」とか、「実家に住んでたらお金が浮くししょうがない」とかですね。

 

それを通り過ぎると、今度は諦めが入ってしまうんですよね。

 

「諦めれるならいいのでは?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでいう諦めとは、「どうせこのままずっとこの生活が続くんだろうなあ」という諦めなので、ある意味「絶望」に近い状態なので、何もいいことはありません。

 

実家ぐらしに限らず、合わない相手との生活に現在辟易している方は、いずれ離れて暮らすことをちゃんと視野に入れてください。

 

のっぴきならない事情で今は離れることができないのであれば、来るべき未来に向けて、今のうちから離れて暮らしたときのことを、しっかりとシュミレーションしておいたほうがいいです。

 

かかるお金や労力、その際にする仕事など事前に調べておくと、覚悟が決まりやすくもなりますからね。

 

下準備ってすればするほど、何かあったときに行動がしやすくなるのは当たり前なんです。

 

もちろんこれは、関係性を良くするための努力をした上でどうにもならなかったときの話しなので、その点はお忘れなく。

 

ちなみに、夫婦仲が最悪なのに「子供がいるから離婚できない」という人がいますが、これは子供を言い訳にしているだけで、ただ1人で育てられるか不安なだけのケースが多い。

 

ていうか、子供からしたら仲が悪い両親なんて見たくないし、言わないだけで「はよ離婚しろや」と思ってます。

 

しかしこういうことを書くと、「夫婦仲は悪いけど、でも子供は父親(母親)になついてるから」と屁理屈こねる人も出てくるのですが、「子供がなついてるのって、両親に仲良くしてもらいたいから機嫌取ってるねんで?」という事実を彼ら彼女らは知りません。

 

子供って、否が応でも親の顔色を見ますからね。

 

もし、純粋に両親のことが大好きで、離婚してほしくないという子供がいたとしても、子供が感じてる不安って、「離婚したら父親(母親)に二度と会えないのではないか?」という恐怖から来ているので、「離婚してもちゃんと会えるよ」ということを伝えると、すんなり承諾されることも多いです。

 

夫婦仲が悪い家庭でずっと育った子供は、自己肯定感が低くなり、結婚に対して良い印象を持てなくなることをお忘れなく。

 

自宅で「いいな」を散りばめまくる。

 

引っ越しか、もしくは部屋の模様替えをして、使えるお金に余裕があるなら、この機会に「いいな」と思えるインテリアで部屋を統一してみてはいかがでしょうか。

 

なんだったら、使える分だけ使ってしまってかまわないです。

 

部屋の内装にお金をかけるのも、自分にお金をかけるのも同じ。

 

だって、「部屋は自分の心を映し出す鏡」なので、連動してますからね。

 

僕自身、京都に住んでいたとき、部屋に思いっきりお金をかけたことがあります。

 

「住みたい部屋に住んで、『わ~俺ん家最高やな~』と思えるような快適な部屋にしたい!」と思い、実践してみた結果がこちら。

 

 

引っ越し代も含めて結構お金使ったけれど、その後の暮らしが快適すぎたので、十分に元以上のものが取れました。

 

この家を知っている人からは、「よくあの家を手放して東京に行こうと思ったね」と言われるのですが、たしかに家を出るときはさみしかったけれど、部屋に対してやりたいことをやりきったので、後悔はしてないです。

 

どこを見回しても「いいな」と思えるものが視界に入る生活って、快適だし落ち着くし、何より自己満足度が非常に高いんですよ。

 

たとえば、こういう部屋だって全然ありなんです。

 

【出典元:Pouch】

 

あと、勘違いしないでいただきたいのは、「自己満足度が高い部屋=オシャレな部屋」ではないということ。

 

オシャレな部屋を目指そうとしたら、「人がほめてくれそうな部屋」を目指してしまうことが多く、その時点ですでに自己満足じゃなくて自己顕示欲になっているんですよね。

 

あくまでも、「自己満足」できるかどうかが重要なんです。

 

なので、「私はインテリアのセンスがないから無理・・・」という人も、センスどうこうは後回しにして、まずは「いいな」と思える物を部屋に散りばめてみてください。

 

そうしたら、「もうちょっとこれをこういう風にしたいな」と思って、勝手に改善していくから。

 

他人から見てどうこうじゃなくて、自分がいいなと思える部屋じゃないと意味がないんですよ。

 

前述した合わない同居人との生活も、部屋を自分好みに変えてみたらもっと快適に暮らしたくなってきて、理想の生活を追い求めて家を出たなんてのもよくある話しです。

 

ここ数年で「ミニマリスト」という人たちが世に出てきましたが、物がない生活に自己満足できるんだったら、もちろんそれでいいんです。

 

雑多としていても、「好きな物に囲まれて幸せ!」という人だったら、それでいいんですよ。

 

この人とかめっちゃ楽しそうじゃないですか。

 

【出典元:カラパイア】

 

たとえ誰かから、「アンタん家、落ち着かないんだけど」と言われたとしても、「じゃあ来るなよ」という話なので、あなただけの自己満足度の高い部屋を完成させてみてはいかがでしょうか。

 



 

ちなみに、僕が17歳のときの部屋は、好きなバンドやアーティストのポスターや雑誌の切り抜きを

壁中に貼りまくっていて、今思えばダサさ極まりないし、落ち着く部屋とは程遠かったです。

 

でも、なんか知らんけど毎日楽しかった。

 


 

以上になりますが、今現在「自己肯定感が低いんだよな」「自分に自信が持てない」という人で、部屋の状態が思うようなものでないなら、下記のとおり実践してみてください。

 

・断捨離する

・片付ける

・掃除する

・模様替えをする

・「いいな」と思える物を視界に置く

 

今まで断捨離したことがない人であれば、物を捨てることにためらいが生まれるかもしれません。

 

この場合、もし使っていない部屋や空きスペースがあるなら、そこにいらないと思うけど捨てられない物をぶち込んで視界に入れないようにしてみてください。

 

僕が初めて片付けらしい片付けをしたとき、何を捨てていいのか分からなかったので、この方法を実践しました。

 

その状態で生活して、1ヶ月近く経っても問題がないなら、その捨てられない物は完全にいらない物なので、「今までありがとうね」と言って捨てましょう。

 

物を捨てるとき、最後にお礼を言うのって大事です。

 

断捨離って、弱い自分との決別でもあるんですよ。

 

不必要な物に囲まれて安心している生活は、一見するとそれでいいように見えて、「いらない物で弱い自分を守っている生活」なんです。

 

余計なプライドや見栄で自分を守っている人と、実は変わらないんですね。

 

「自分を変えたい」だったら、まずは身の回りから。

 

あなたの部屋が「前より大分ましになったなあ」と思えるぐらいになったとき、確実に心は軽くなってますよ。

 

そのまま、さらに快適な生活を送るために、もっと自己満足度の高い部屋を作っていきましょう。

 

 

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