31歳からの恋愛相談室補足記事~結婚前に話し合っておいたほうがいいこと~

今回のご相談は「借金疑惑が浮上した結婚を考えている彼氏に、どのように切り出せばいいか?」という内容です。

 

【結婚を考えている彼氏に、借金疑惑が浮上しました】

 

ご相談者であるチャンさんは「多少借金があっても、結婚を考えてもいい」と考えていらっしゃるようなので、「切り出すなら覚悟を持って」とお伝えさせていただきました。

 

彼女は借金があることよりも「真実が知りたい」という気持ちを感じ取れたので、文面を読んでいて「結婚するなら大事なことは先に言ってほしい」のだなと思いました。

 

結婚は離婚前提でなければ一生を左右するといっても過言ではない一大イベントなので、チャンさんの取ろうとしている行動は非常に大切だといえるでしょう。

 

実は、結婚前に大事なことを話し合わずにそのまま踏み切って結婚するカップルが、あまりにも多いんですよね。

 

話し合わないまま結婚して共に生活をするから、夫婦関係が上手くいかなくなるということです。

 

結婚前に話し合わないといけないこと。

その大事なことは大きく分けると3つありまして、それが次のようになります。

 

1・結婚前に起こっている問題

2・結婚後に起こり得る可能性がある問題の対処法

3・お互いの両親のこと

 

一つずつ解説させていただきます。

 

1・結婚前に起こっている問題

これは、2人の間で起こっている問題についてです。

 

例を挙げると次のようになりますね。

 

【相手に対する不平不満(日常での些細な出来事や受け入れがたい相手の習慣について)

『例』

・使っていない部屋の電気を消してくれない

・お風呂に入らず寝る

・使用後のトイレの便座を下げてくれない

 

【同じことで何度もケンカになること】

『例』

・遅刻するとき連絡がない

・お酒を飲むとほぼ泥酔して潰れる

・相手の友人関係(不誠実な人間とばかりつるんでいるなど)

 

【衝突をおそれて話し合いを避けていること(相手の人格にまつわる問題について)

『例』

・都合の悪いことが起こると逃げてなかったことにする

・謝罪ができない、お礼が言えない

・人の悪口や文句が多い

 

2つ目の「同じことで何度もケンカになること」はちゃんと解決しておかないとこれからも同じ内容で揉めますし、そのままにしておくと待っているのは「我慢か別れのどちらか」になります。

 

とくに3つ目の「衝突をおそれて話し合いを避けていること」は最重要項目になり、放っておくと2人の間に触れてはいけない「開かずの間」ができてしまいますね。

 

まだ、ケンカになってお互いが言いたいことを言い合えるうちは良いと思うのですが、「言えないこと」が増えれば増えるほど、その関係性はもろくなります。

 

仮面夫婦と呼ばれる人たちがいますが、彼ら彼女らは夫婦での外面はものすごく良くて「仲良し」だと思われていますよね。

 

でも実際は違う。

 

たとえるなら、ものすごくキレイなデザイナーズマンションに住んでいるけど、その部屋の中には「隠し通している禁断の開かずの間がある」みたいなイメージではないでしょうか。

 

そして、言えないことが増えるほどにこの開かずの間は大きくなっていくというわけです。

 

そうならないためにも、結婚前に起こっている問題はちゃんと解決しておかないと、後々自分たちの首を絞めることになるんですよね。

 

2・結婚後に起こり得る可能性がある問題の対処法

これは今お話した「1・結婚前に起こっている問題」が、結婚後に起こったときにどうするか?という話し合いです。

 

それに付け加え、「起こる可能性がある出来事」もできれば話し合ったほうがいいでしょう。

 

その出来事とはどういうことかというと、次のようになります。

 

・夫婦のどちらかが病気になったとき

・子どもが生まれてからの育て方や役割分担

・家族間で起こったトラブルの乗り越え方  etc・・・

 

つまり、想定できる限りの物事を先に話し合っておくということですね。

 

あと、「家族間のルール」も決めておくことをおすすめします。

 

たとえば、「遅くなりそうなときは必ず連絡する」「大事なことは一人で決めない」というように。

 

3・お互いの両親のこと

これ、めちゃめちゃ大事なことなのに、話し合ってるカップルが非常に少ないです。

 

結婚式の費用は親が出すのか、それとも両家折半なのかとかそれも大事なことだけど、それよりももっと重要なことがあるんですよ。

 

何を話すのかというと、「うちの両親はこれこれこういう人だけど大丈夫?」「その上で、どれぐらいの距離感で付き合っていきたい?」というお互いの確認です。

 

おそらく、「義実家との距離感はあまり近すぎないほうがいい」という方のほうが多いと思うのですが、ほとんどの人が「そんなこと言ったら、相手の親を否定するみたいで言えない」と考えて言わないんですよ。

 

でも、それとこれとは話しが別で、奥さんである女性からすると相手の両親は結婚しても「ただの他人」じゃないですか。

 

いくら向こうの両親が「気を遣わなくていいからね」と言ってきたとしても、「友達ちゃうしそんなん無理やで?」ってなりますよね。

 

なので、義実家との距離感が近すぎないほうがいいと考えるのであれば、そこは理由を明確にしてちゃんと言うべきです。

 

じゃないと、ほぼ100%といっていいぐらい後になって揉めるので。

 

理由としては「気を遣いすぎるから嫌だ」「生活に口を出されたくないから嫌だ」というように、人それぞれ価値観が違うので、そこは「なぜ近すぎると嫌なのか?」を先に明確にしておきましょう。

 

実際、お互いの両親のことを話し合わないまま結婚したカップルが、義実家との距離感で揉めるケースはあまりにも沢山あります。

 

その結果離婚した人も多く、なぜこういう事態になるのかというと次のような理由になるんです。

 

・配偶者が親の肩を持ち続けて、パートナーの意見に耳を傾けなかった

・配偶者が親とパートナーの両方にいい顔をし続けて、何も改善してくれなかった

 

男女問わず、マザコンの気がある人ほどパートナーを優先しません。

 

結婚後にも親のことを優先し続ける人って、いざというときにパートナーをちゃんと守ることができないんですよね。

 

【母親を大事にしている人と、マザコンの違い】

 

なので、お互いの両親のことや結婚後の義実家との距離感については、事前にちゃんと話し合っておいたほうがいいです。

 

中には、「私は彼の両親と仲良くしたいから全然平気!」という女性もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、「多少近くても自分が我慢すればいいだけだし・・・」という考えでいる人は、結婚後に義実家との距離感でかなりのストレスを抱える可能性が高いと思っておいたほうがいいでしょう。

 

言いづらい問題であることは間違いないけど、だからこそ話し合っておいたほうがいいですよ。

 


 

以上になりますが、「せっかく結婚できそうだから」という理由で、上記3つの話し合っておいたほうがいいことを放置している女性が少なからずいらっしゃいます。

 

「そんなに細かく話さなくても別によくない?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

じゃあ一つ聞こう。

 

あんたは家を買うとき、一生住むかもしれない場所をそんな適当に決めることができるのか?

 

ってことです。

 

不良物件を購入してしまった人が、「買う前にもっと内覧しておけばよかった」「なんで担当者にもっと詳しく聞いておかなかったんだろう」って後悔してるじゃないですか。

 

結婚相手も、まったく同じなんですよ。

 

世の中には、ノリと勢いでいける場面とそうじゃない場面があるのをお忘れなく。

 

ちなみに、「結婚は勢いだ」なんてことを言う人がいますよね。

 

でもこの人が、結婚したことを後悔していたら「結婚=勢い」という理論はすでに破綻していることも忘れずに。

 

 

【結婚を考えている彼氏に、借金疑惑が浮上しました】

 

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