知っておこう!本気の男でも本命相手につい言ってしまう台詞。

withonlineで68回目のコラムがアップされました。

 

今回は「男性を本気にさせることが目的になってはいけない」というテーマの元、執筆いたしました。

 

 

コラムの中でも触れていますが、恋愛は最初のラブラブ期間が終わってからが「本番」です。

 

つまり、惚れた腫れただけでやっていけるのは最初だけであり、本番になってから重要視されるのは「お互いの人格」なんですよ。

 

どちらかの人間性に難があるほど、その関係は破綻に向かっていくんですね。

 

ちょっと話しは変わりますが、かなり前に書いた記事でもあるのにかかわらず、ありがたいことに上位PVをいまだに占めているものがあります。

 

それがこちらです。

 

 

この記事が毎回上位にランクインするということは、それだけ今好きな男性が自分に対して本気であるかどうか?に関心がある女性が多いんだなと思いました。

 

しかし恋愛は、お互いの恋愛感情が落ち着いてからが本番。

 

その本番を迎えたときに、たとえ相手の男性が女性に対して本気だったとしても、つい言ってしまう台詞があるんです。

 

今回の記事では続編として、本気の男性でも本命相手に言ってしまう台詞をケースごとに解説させていただきます。

 

本気になってくれたからといって、相手の人格は変わらない。

カウンセリングをしていると、たまにこういったご相談内容をいただくことがあります。

 

    • 彼が私に一目惚れをした
    • 私も彼のことを好きになった
    • そして猛アプローチをかけられて付き合うことになった
    • ものすごく大切にしてくれる
    • そして、すごく好きでいてくれているんだろうなというのは分かる

 

ここまでは良いですよね。

 

多くの女性がそうなればいいなと願うところではないでしょうか。

 

でもここからなんです。

 

最初の数ヶ月は良かったんです。

でも日が経つにつれて、なんか扱いが雑になってきたというか。

それですごくモヤモヤすることが増えてきました。

これって、彼が私に飽きてきたということでしょうか?

 

こういったお悩みを抱えているクライアントさんの中には、相手の男性と結婚前提でお付き合いされている方や、すでに結婚されたという方もいらっしゃいます。

 

彼女たちのお話をさらに掘り下げてお聞きしていると、共通して思ったのは「相手の男性は冷めたわけでも嫌いになったわけでもない」ということ。

 

じゃあ何が原因になっているのかというと、「相手の元々の人格」なんですよ。

 

つまり、元々の人格が未熟な男性ほど、女性に慣れてくるにつれ至らない部分が顔を出してきて、それが雑な扱いに見えてしまうということなんです。

 

具体的にどういうことなのか、ケースごとにお話させていただきましょうか。

 



 

見下しタイプ・成功者型

これは、努力して今の地位や財力を手にした男性に多いタイプです。

 

今まで自分が頑張ってやってきたからこそ、頑張っていない(ように見える)人間のことが嫌いで見下しが入ってしまうんですね。

 

あと、このタイプの人は独自の勝ちパターンができていることもあり、要領が悪い人間を嫌う傾向もあります。

 

そんな「見下しタイプ・成功者型」の男性がパートナーに言いがちな台詞が下記です。

 

    • 「お前なんもしてねえよな」
    • 「だからお前はダメなんだよ」
    • 「もっと要領よくできないわけ?」
    • 「何度同じことを言わせんだよ」
    • 「努力が足りないんじゃないの?」

 

このタイプの人から見て、パートナーに対して「頑張っていない」「要領が悪い」と思ったら、このような上から目線発言が出てきます。

 

余談ですが、このタイプの人ってホリ○モンが大好きという特徴も。

 

見下しタイプ・自己評価が高いだけ型

これは、成功者型と違って自己評価が高いだけのタイプです。

 

ようは、実際のその人はそこまでではないのに、自分はもっと上の人間である、もっとできている人間である、という前提の人が該当します。

 

さらに自己評価が高いので、世の中のことや人の道理を分かった気になっていることも特徴の一つです。

 

そんな「見下しタイプ・自己評価が高いだけ型」の男性がパートナーに言いがちな台詞がこれ。

 

    • 「お前のためを思って言ってやってるんだぞ」
    • 「そんなの上手くいくわけないでしょ」
    • 「(それで上手くいかなかったら)ほら、やっぱり俺の言ったとおりじゃん。俺、言ったよね?」
    • 「お前にはまだ分かんねえか」
    • 「俺の言うこと聞いてりゃいいんだよ」

 

このタイプは、自己評価が高いことで接する人間のほとんどを下に見てるんですよ。

 

それは、パートナーである女性に対しても同じです。

 

しかし、実際の自分が大したことがないことを見抜かれそうになると、急に焦りだし、自分を取り繕ったり激昂したりするという特徴もありますね。

 

自分正当化タイプ

すぐに人のせいにするタイプです。

 

自分の非を認めず、謝罪をしないことも特徴の一つですね。

 

そんな「自分正当化タイプ」の男性がパートナーに言いがちな台詞は次のようになります。

 

    • 「いーや、お前が悪い」
    • 「お前のせいで○○になっちまっただろ!」
    • 「俺が○○になったのはお前のせいだからな」
    • 「俺に悪いとこなんて一つもない」
    • 「お前が悪いんだから謝れよ」

 

すぐ人のせいにする人間がいますが、こういう人たちって「自分原因論」を分かってないから、まず話しが通じないんですよね。

 

上手くいかないことも、失敗したことも、自分で選んだことも、全部人のせい。

 

ちなみに自分原因論とは、「上手くいかない原因は自分の中にある」という考え方のことです。

 

逃げ癖があるタイプ

都合の悪いことからは逃げるタイプです。

 

筋が通らないことをしているのに、その責任を取ろうとしないのも特徴の一つ。

 

そんな「逃げ癖があるタイプ」の男性がパートナーに言いがちな台詞がこれです。

 

    • 「俺は関係ないからな。お前がなんとかしろよ」
    • 「それはお前がやってくれよ」
    • 「お前が代わりに謝っといて?」
    • 「そんなの誰かがやってくれるし放っておこうぜ」
    • 「(話し合いをしようとしたら)そんな重い話は聞きたくない」

 

このタイプの人間は、ちょっと揉めるとすぐ無視したり、問題が起こっているのになかったことにして、そのことに一切触れず連絡してくることもよくあります。

 

大事な話しができないのも特徴の一つで、話し合おうとすると逃げるのも特徴の一つです。

 

こちらがした質問に対し、答えたくないことは一切スルー。

 

質問に答えることよりも、なかったことにして逃げる方に力のすべてを使います。

 

嘘つきタイプ

言わずもがな、嘘をつくタイプです。

 

重度になればなるほど息を吐くように嘘をつき、嘘をつくことに罪悪感がないので、それが悪いことだとは思ってないんですよね。

 

そんな「嘘つきタイプ」の男性がパートナーに言いがちな台詞がこちらです。

 

    • 「(嘘がバレてるのに)俺、そんなこと絶対言ってない」
    • 「お前が間違ってるんじゃないの?」
    • 「俺のこと信じてくれよ!」
    • 「なんで?」「何が?」
    • 「絶対大丈夫だから!」

 

4つ目の「なんで?」「何が?」は、相手が聞かれたくないことをこちらが聞いたときに返ってくる返答です。

 

嘘をつきたいときや隠したいとき、このように答えますね。

 

5つ目に関しては、嘘つきに限って「絶対」という言葉を使いたがる傾向にあります。

 

都合の悪いことは言わず、良いことしか言わないんですよ。

 

これは誰かが持ってきた儲け話にもよくあって、嘘つきは「絶対儲かる」としか言わず、どんなリスクがあるかは言わないんですよね。

 

ちなみに、女性の嘘が男性にバレにくいといわれているのは、相手の目をまっすぐに見て嘘をつくからなんです。

 

多くの人は、「やましいことがなければまっすぐに目を見る」という情報を信じてるから、女性の嘘に騙されてしまうんですね。

 

打たれ弱すぎタイプ

メンタルが異常に弱く自信がないタイプです。

 

一緒にいるとこちらまで気分が滅入ってくることも多いのが特徴の一つです。

 

そんな「打たれ弱すぎタイプ」の男性がパートナーに言いがちな台詞が次のようになります。

 

    • 「言われなくても分かってるよ!」
    • 「お前もどうせ俺のこと馬鹿にしてるんだろ?」
    • 「俺のこと責めるなよ!」
    • 「(しばらく音信不通にした後)仕事で病んでた」
    • 「でも」「どうせ」「だって」

 

女性に多いタイプと思われがちですが、男性にも打たれ弱い人が多く存在します。

 

しかも、めちゃめちゃ被害者意識が強いんですよね。

 

そしてこのタイプの男性って、ほぼ確実といっていいほど仕事ができないです。

 

さらに、「変わりたい」と思っているのに、自分ではどうすればいいか分からないから、「誰かに都合よく自分のことを変えてもらいたい」とも思っています。

 

主観強すぎタイプ

その名のとおり、主観が強く視野が狭いタイプになります。

 

主観って、今まで自分が生きてきた中で深く考えずに信じたことや、流されて受け入れてしまった物事の多さで強さが変わります。

 

そんな「主観強すぎタイプ」の男性がパートナーに言いがちな台詞がこちら。

 

    • 「普通はさ~」
    • 「常識的に考えて~」
    • 「そんなの好きっておかしくない?」
    • 「そういうものだから」
    • 「みんな言ってることだよ」

 

主観が強すぎる人間ほど、自分の軸じゃなく他の誰かの意見や多数決で多い意見が元になっています。

 

つまり、自分がないんですよね。

 

現に、「どうしてそう思うの?」と聞いたら、このタイプはその理由を明確に答えることができません。

 


以上になりますが、相手の人格が未熟なことで起こりうるケースで代表的な例を7つ挙げました。

 

とくに2つの見下しタイプと自分正当化タイプの男性は、「モラハラ」もしくは「モラハラ予備軍」であることが多いです。

 

いちいち言い方がキツい上に、こちらが傷つくような言葉のチョイスなんですよね。

 

他にも、「怒られたり叱られたりしたことがないタイプ」も存在し、これは親が躾けをちゃんとしてこなかったから、子どものまま大人になってしまった男性のケースです。

 

子どもの頃って「なんでもできる」という万能感があるのですが、これは教育の中で「なんでもできるわけじゃない」と知っていき、本来は大人になるにつれ適切な状態に戻るものです。

 

しかし、親に怒られたり叱られたりしたことがない男性は、万能感が消えないまま大人になってしまった結果、パートナーに対し理不尽極まりない横暴な人間になっていることがよくあります。

 

自分が王様であるかのように勘違いをしているので、そのような状態になるわけです。

 

「自分はなんでもできる」という万能感が、パートナーに対して「何しても自分は許される」に変換されているんですよね。

 

こういった人間に遭遇したことがない方からすると驚かれるかもしれませんが、実際こういう人は男女問わず一定数存在します。

 

そういえば数年前にある女性がこんなことを言ってました。

 

私のこと好きって言いながらさあ、

愛がない男が多すぎるんだよね。

嘘ついたり、都合の悪いことは逃げたり逆ギレしたり。

恋愛感情と誠実さって直結しないよね。

 

彼女の言うとおり、好きだから誠実にしてくれるというわけではないんですよね。

 

なぜ未熟な人格が、本命相手にも出てしまうのか?

下記記事でもお話したように、本気で好きになったからという理由だけで、相手の性格や人格が変わることはないんですよね。

 

 

人間って、自分のことをよく見せるための「擬態能力期間」というものがあるんです。

 

これが何か一言でいうと「猫をかぶれる期間の長さ」のことを指します。

 

この擬態能力の期間はその相手との親密さによって変わってきますが、距離が近ければ近いほど持続することはできません。

 

単純に、僕たちが接する相手は目と耳を通じてこちらのことを見て聞いていますし、人は「素養・習慣・性質」の3つにないことは「絶対に」持続させることはできないからです。

 

しかも、相手が自分を受け入れてくれたと思うほどに、ボロが出やすくなってしまうんですね。

 

有名な銀座のママの台詞で、「その相手の本性を見たいなら、小さな権力を持たせなさい」という言葉があります。

 

つまり、小さな権力を持たせると、小物ほどつけ上がるという意味なんです。

 

この理屈を肌で分かっている女性の中には、ほめてほめちぎれば調子に乗って本性を現す男性がいることを知っているので、ほめ言葉を駆使して付き合う人間を選別している人もいますね。

 

しかし、小さな権力を持たせたり、達人レベルでほめ言葉を駆使できたりすることはなかなか難しい。

 

なので、相手の本性を知るにはどうしても時間と親密さが必要になることがほとんどなんです。

 

でも、その女性のことが好きで失いたくなかったら、

ちゃんとできるもんじゃないの?

 

と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、人間って親しい人に対してほど本当の自分をさらけ出したいものなんです。

 

それが良い部分をさらけ出すのなら問題ありませんが、悪い部分であっても「自分はこういうヤツでもあるから分かってほしい」と無意識に思ってるから、つい出てしまうんですよね。

 

とくにお互いが一目惚れとかだと、「相手も自分と同じ気持ちのまま、ずっと俺のことを好きでいてくれるはず」という思い込みから、何しても大丈夫という甘えが出ることも。

 

他のケースだと、女性が本当の理解と共感ができる側の人だと、「これまでに自分のことを分かってくれたから、何しても赦してくれるはず」という前提を男性が作っていることもよくあります。

 



 

相手が未熟であることが判明したら、そのまま関係は上手くいかないのか?

言うまでもありませんが、完璧な人間って誰一人いないんですよ。

 

どんなに人格者と呼ばれる人であってもそれは同じ。

 

みんな、どこかしら未熟な部分はあるものなんです。

 

「お互い未熟な部分はあるけどさ、それでも仲良くやっていこうぜ!」というのが信頼関係を築く根本だと思うんですよ。

 

ただ、勘違いしてはいけないのが「未熟だからしょうがない」で済ませるのではなく、お互いを通じて切磋琢磨し、お互いが未熟さを改善していくことができないと、ちゃんとした信頼関係を形成することができないんです。

 

そのために何が必要になるかというと、相手の未熟な一面が出てきたときは我慢して耐えるのではなく、しっかりと伝えることです。

 

伝え方に関しては、下記記事を参考にしていただければ幸いです。

 

 

相手の未熟な一面が出てきたとき、それでこちらが嫌な思いをしているのであれば、言わずに我慢した先に待っているのは幸せな未来ではありません。

 

不満が溜まりに溜まった妥協しかない未来です。

 

そうならないためにも、ちゃんと思っていることは伝えないといけないんですよ。

 

もちろん、伝える側の人間は「言いづらいことを言う」という労力を使うし、伝えた結果、衝突し揉めることもあるので、しんどいことのほうが多いです。

 

ただ、波風立てたくないからと、自分が我慢すればいいだけだからと問題があるのに放置していては、状況が悪くなることはあっても、良くなることはほぼないと思っておいたほうがいいでしょう。

 

なぜなら、相手は何の悪気もなく未熟さを出してくるので、指摘しない限りはどんどん助長していくだけなのだから。

 

どれだけ好き合って結ばれた2人であっても、衝突を恐れている内は良い関係を築くことはできません。

 

でも、相手に伝えてそれで大喧嘩になって

関係が終わってしまったら・・・。

 

身も蓋もないですが、この場合は相手が未熟すぎただけなので、遅かれ早かれ起こる問題がやってきただけです。

 

関係が終わるのが嫌なら我慢して一緒にいるしか選択肢がありません。

 

極端なように聞こえるかもしれないけど、相手の人格次第で「別れる」か「我慢して側にいるか」の二択を強いられることが本当にあるんです。

 

ただ、相手がどれだけ未熟であったとしても、男性が「素直」で「正直」な人間である限り、やり直せるチャンスはいくらでもあります。

 

もちろん、これはお互いが素直で正直な人間であることが大前提ですが、この2つがあるかないかで、円満なパートナーシップを形成できるかどうか大きく変わってくるんですよね。

 

もう一度言いますが、恋愛は最初のラブラブ期間が終わってからが「本番」です。

 

大恋愛の末に海外で盛大な挙式をし、一緒に暮らしだしてから関係が悪くなり、今ではお互いに不倫相手がいるような仮面夫婦。

 

出会ったときはお互いに恋人がいたけれど、どうしようもなく惹かれ合ってしまい、恋人と別れてから付き合ってみたものの、1年後に別れているカップル。

 

こういった人たちの関係がなぜ破綻したのかというと、言うまでもなく本番に負けてしまったからです。

 

この本番を2人で乗り越えることができないと、「良かったのは最初だけ」という恋愛になってしまうので、どうかぶつかることを恐れずに相手としっかり向き合ってください。

 

 

【withonlineコラム】

 

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