運が良い人になりたいのであれば、タイミングが良い人になればいいんだよ論。

withonlineで106回目のコラムがアップされました。

 

今回のテーマは、「タイミングが良いと言われる人」についてです。

 

 

コラムの中でも触れていますが、タイミングが良いと言われる人に共通しているのが、「フットワークが軽いこと」と、「面倒事を後回しにしないこと」です。

 

彼ら彼女らは、行きたくない誘い以外は極力断らないし、今日やることを今日中に終わらせた上で、明日の分までやっていることが多いですね。

 

だからタイミングが良いと言われる人は、色んな場所に顔を出すから人に思い出してもらいやすいし、面倒事を後回しにしないから、その分身体と時間が空くので、急な誘いでも臨機応変に対応できます。

 

なので、タイミングが良い人は、機会損失をしない人であり、自らその機会を作っていると言えるでしょう。

 

今回のブログでは、このタイミングが良いと言われる人について、さらに掘り下げたいと思います。

 

タイミングが良い人って、必ず今までの積み重ねがある。

たとえば、降って湧いたような幸運に遭遇する人っているじゃないですか。

 

それは仕事やお金にまつわる出来事だったり、人との出会いだったり様々ですが、傍から見て「いいなあ」という羨ましさしかなかったり、「なんでアイツだけ・・・!」と思わず妬んだりしてしまうようなチャンスを想像していただけると、分かりやすいかと思います。

 

多くの人は、このような幸運をつかんだ人に対して、「棚ぼた的な何かに違いない」と考えてしまうのですが、多くの場合そうじゃないんです。

 

一例を出しますと、仕事でものすごいビジネスチャンスをつかんだ人がいるとします。

 

そのチャンスは、普通に働いているだけでは起こり得ないような幸運であり、ほとんどの人がつかみたくてもつかめないような好機だとしましょう。

 

どういったビジネスチャンスかはケースバイケースですが、この幸運が舞い降りた人は、人徳と能力を評価されたと過程します。

 

この人のことをよく知らない人は、こう言うんです。

 

いいなあ。

俺もあんな風にチャンスがあれば

変わることができるのになあ。

世の中不公平だ。

 

と。

 

しかし、この人のことを普段からよく知っている人は、こう言うんです。

 

本当に良かったね!

だって、あなた頑張ってたもん!

見てる人はちゃんと見てるってことだよ!

 

と。

 

じゃあ、このものすごいビジネスチャンスをつかんだ人は、これまでにどのようなことをやってきたのかというと、次のような背景があると仮定しましょう。

 

    • 誠実に生きてきたので人望がある
    • 多くの人に揉まれてきた中で、コミュニケーションスキルを磨いた
    • 能力を高めるために自己投資を沢山して努力した
    • 親の躾が厳しかったので礼儀正しい
    • 今の仕事をする前は、やりたくない仕事だったけど一生懸命やっていた

 

などなど。

 

よく知らない人からすると棚ぼた的な幸運に見えても、大きなチャンスをものにして成功したり幸せになっていたりする人って、例外なくそれまでの積み重ねが何かしらあるんですよ。

 

その積み重ねが評価されているわけですが、でもこの積み重ねたものは目に見えないし、話してないと分からないことですよね。

 

なぜ、見えないし分からないものが評価されるのかというと、見る人が見れば分かるんですよ。

 

あ、この人は

他と違う。

 

って。

 

それはあくまでも感覚的なものになりますが、生き様は隠すことができないので、良い生き方も悪い生き方も顔や雰囲気にちゃんと現れます。

 

なので、降って湧いたような大きな幸運に遭遇にしている人たちのほとんどは、その裏には彼ら彼女らの背景にある積み重ねのすごさや大きさを感じ取った人が必ずいるので、棚ぼたではないんですよね。

 



 

とはいえ、棚ぼたラッキーがやってくることもある。

そうは言っても、生きていたら良いことも悪いことも絶え間なく起こるので、降って湧いたような棚ぼたラッキーに遭遇する機会もあります。

 

分かりやすいのが、宝くじの高額当選ではないでしょうか。

 

高額当選を果たしたほとんどの人が、当たるまで宝くじを書い続けていたという背景がありますが、中にはたまたま買ったくじが大当たりしたという人もいます。

 

こういう人に対して、つい「世の中は不公平だ」と思ってしまうものですが、そもそも世の中は公平にはできていません。

 

ただ、不公平ではあるけれど、自分で生き方を決めることはできます。

 

僕が思うに、降って湧いたような棚ぼたラッキーに遭遇した人のほとんどは、人生を再起させる機会に恵まれた人なんじゃないかと思うんですね。

 

つまり、「生きていても良いことなかったでしょ?だから生き方を変えるチャンスをやるよ」という神様的な何かがくれた、人生を変えるに相応しい大チャンスというわけです。

 

しかし、ここで棚ぼたラッキーに浮かれてしまい、生き方を変えることができなかった人は、数年後にまた元の人生に戻ってしまいます。

 

むしろ、身の丈に合わないほどの大きな幸運が降ってきたということもあり、その反動で元の人生よりも酷くなるというケースの方が多いかもしれません。

 

「宝くじで高額当選を果たした多くの人の末路が悲惨」という事例が、その事実を物語っていますね。

 

 

誰かが「不労所得は人を狂わせる」と言っていましたが、これは本質だなと思いますし、お金のことに限らず降って湧いたような幸運に遭遇すると、それまでどれだけ誠実に堅実に生きてきた人でも、浮足立って地に足がつかなくなるというケースは、あまりにもよくあると言えるでしょう。

 

「タイミングが良い」と言われる人は仕事が早い。

基本的に「タイミングが良い」と言われる人は、仕事がめちゃめちゃ早いです。

 

「え?もうできたの?」という驚きの早さで、仕事を完遂するんですね。

 

withonlineのコラムの中で、「タイミングが良い人は物事を後回しにしない」とお話しましたが、仕事が早い人は例外なく作業量が尋常じゃないです。

 

僕が今まで生きてきた中で見てきた仕事が早い人は必ずそうでした。

 

先人に見習って僕もそうなりたいと思って仕事をしているのですが、自分で言うのもなんだけど、藤本シゲユキはかなり筆が早いです。

 

最初は全然自覚がなかったのですが、執筆依頼をいただいて納品するときに、担当者さんに筆の早さをほめられることがかなりあるので、

 

え?これ早いんや

 

と思ったことが何度もあります。

 

「それって担当さんがお世辞言ってるだけでしょ?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実は僕も最初はそう思ってました。

 

しかし、結構前にTwitterであるコラムニストさんの投稿が流れてきたとき、次のような内容が書いてあって自覚せざるを得なくなったんですよ。

 

「今日は調子がいいから、2本のコラムを書き上げました!」

 

それを見たとき、こう思ったんです。

 

え?普通ねんけど。

なんやったら3本とか

書いてる日が余裕であるねんけど。

 

その投稿に対し、他のコラムニストさんたちがリプライしていたのですが、その中で驚いたのが、「締め切りが近いと泣く泣く断る仕事もある」というもので、その内容に賛同している人が何人かいらっしゃったんですね。

 

どれだけ仕事を抱えている月であっても、僕は締め切りの近さが理由で執筆依頼を断ったことが一度もないので、「断ってる人いるんや」と驚いた記憶があります。

 

以上のような経緯があり、筆の早さを自覚したわけですが、執筆を依頼してくださった担当者さんから、「藤本さんにお受けいただいて、本当にタイミングが良かったです!」と言っていただけることが、ありがたいことに結構あるんですよ。

 

その背景を考えると、他のコラムニストさんが断った仕事が回ってきたのかもしれないし、納品が早いから安心して任せてくださっているのかもしれないわけです。

 

勘違いしないでいただきたいのは、「どや?仕事できるやろ?」自慢をしているのではなくて、タイミングが良いと言われる人は、僕と同じように自覚なく尋常じゃない作業量をこなしていると言いたいんですよ。

 

なんだったら、僕よりも作業量が多い作家さんやコラムニストさんだって、きっといるはずです。

 

上には上がいることを分かっているから自己顕示したいわけじゃなくて、タイミングが良いと言われる人は、それだけのことをやっていると言いたいわけです。

 

焦って不安になったときは大体タイミングじゃない理論。

よく恋愛の場面で、付き合っていない相手から身体の関係を迫られて、「ここで断ったらもう会えないかもしれない」と思って、セックスしてしまう女性がいますが、これはタイミングの概念を履き違えた行いの1つです。

 

というか、このようなケースに限らず、焦ったり不安になったりして起こした行動って、その後の展開が良い結果になることは、ほとんどありません。

 

そもそもですが、「急ぐ」のと「焦る」のは違うくて、前者は行動や態度であり、後者は感情です。

 

感情に飲み込まれて我を忘れて行動するから、良い結果につながらないということなんですね。

 

急いだことにより良い結果を出せる人って、冷静なので感情に振り回されないんですよ。

 

つまりこういった人たちは、これから踏み込むことに対して、良い結果も悪い結果もシミュレーションした上で急いで行動しているか、動きながらあらゆる想定をしています。

 

しかし、感情に流されて焦って行動してしまう人のほとんどは、これから飛び込もうとしている物事の本質や結果を考えずに動いてしまうから、その結果が悪くなることがあまりにも多いというわけです。

 

前述したような、焦って身体の関係を持ってしまう女性の多くも同じで、「この人はどういうつもりで誘ってきているのか?」「本当に信用していいのか?」「迂闊に関係を持った結果がどうなるか?」まで想定していないから、望んでない結末を迎えてしまうのです。

 

付き合わずして関係を結ぼうとする人間の中には、女性の焦りや不安を煽るのが上手いヤカラが一定数存在します。

 

そして、流される人間を作るためには、考える力を奪うのが一番手っ取り早いので、矢継ぎ早にあの手この手を使って口説き落とそうとするんですよ。

 

でもこれって、ある意味投資詐欺の手口と同じなので、引っかかった後の結末は言うまでもありませんよね。

 

もちろん、ノリや勢いが大事な場面ってあるけれど、そこにネガティブな感情が入っているのであれば、一度冷静になって色んな角度からシミュレーションした方がいい。

 

焦りや不安に飲み込まれそうなときの行動は、タイミングの良し悪しじゃなくて、「そこに進むのはやめておけ」というサインなのかもしれないのだから。

 

タイミングが良い人が「持っている」と言われる理由。

タイミングが良い人は、「(運を)持ってるね~」と言われることがよくあります。

 

これはほとんどの場合、前述したような棚ぼたラッキーではなく、タイミングが良い人が普段からチャンスを逃さない行いを続けてきた結果によるものです。

 

普段から、あらゆるチャンスを逃さないよう敏感になって行動していると、「これは良い」「こりゃダメだ」と見分ける嗅覚が研ぎ澄まされていきます。

 

なぜなら、つかんだチャンスを逃さずつかんだ数だけ自分の勝ちパターンができるだけじゃなく、良いも悪いも様々な結果を経験することになるからです。

 

なので、チャンスが巡ってきたとしても「これはイケるかも!」「これはなんとなくダメそうだな」というように、飛び込む前に結果がどうなるかなんとなく分かるんですよ。

 

直感って、経験則による部分も大きいですからね。

 

タイミングが良い人は、飛び込む前に良い結果になりそうなチャンスをつかんだ結果、そこから派生した様々な出来事が幸運に変わっているので、「持ってる」と言われるわけです。

 

そういった理由から、彼ら彼女らの運がただいいだけというわけではありません。

 

タイミングが良い人間になるための方法。

今からお話することは、ついネガティブ思考になってしまうという人にもぜひ実践していただきたいことなのですが、悪いことばかり考えてしまう人って、悪いことしか見てないんですよ。

 

だからネガティブ思考に拍車がかかってしまうし、気持ちの切り替えが上手くできないというわけです。

 

タイミングが良いと言われる人も、物事を前向きに考えられる人にも共通していることがありまして、それが何かと言うと、「良い部分に目を向けること」なんですよ。

 

「おいおい藤本、そんなこと言われなくても知ってるよ」と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、実際に物事の良いところ探しをちゃんとできている人って、ほとんどいません。

 

この、物事の良いところ探しを具体的に説明すると、悪い部分に良いところを探すのではなくて、それ以外の良いところがないかを探すということです。

 

なので、前提が「無理やり物事の良いところを探す」になってしまうのですが、なぜ悪い部分以外の良いところを探した方がいいのかと言うと、希望と期待をはき違えてしまうからです。

 

たとえば、セフレや不倫関係に悩んでいる女性が、この相手との関係性をネガティブに考えているとします。

 

ここで、この関係性の良いところを探した結果、ほとんどの場合が「相手を美化する」「自分の立場を正当化する」になってしまうんですよ。

 

つまり、そこから期待しか生まれないんですね。

 

このような恋愛で悩んでいる女性が相手との関わりの中で良いところを見出そうとするなら、「この関係で何を学ぶことができたのか?」という未来の自分への希望であって、現在の相手との関係性に期待することではありません。

 

そういった理由から、恋愛の場面以外でも悪い部分以外の良いところ探しをした方がいいというわけです。

 

前述したように、生きていれば良いことも悪いことも絶え間なく起こります。

 

僕は、「どんな地獄の中にも一筋の光明がある」と思っていて、「うわ~マジかよ・・・なんでこんなことが起こるんだよ・・・」みたいな出来事が起こっている中でも、その裏には良いことが必ず存在しています。

 

「そんなのねえよ」と思ってしまうのは、「意識して」見てないだけです。

 

意識して、つまり「無理やり」見方を変えることによって、物事の良いところを見つけられるんですね。

 

それは、「誰かにほめられた」「感謝された」「ご飯が美味しい」「新しい発見があった」など、なんでもいいです。

 

悪い出来事に遭遇して、ずっと悪い部分ばかりを見てネガティブに考えつづけているのと、無理やりでも良いところを探して「まだましかも」と思えるんだったら、同じ時間を過ごすのでも全然違うじゃないですか。

 

なので、悪い出来事以外でも、「なんだか上手くいかないな」と思ったときは、意識して物事の良いところを探してみてください。

 

それが当たり前になってくると、チャンスに敏感になってくるし、タイミングが良い人に変わるきっかけを手に入れることができます。

 

そもそもなんですが、感情に支配されて偏った物事の見方をしている間は、チャンスって見つからないんですよね。

 



 


以上になりますが、タイミングが良いと言われる人って、それだけの理由があるのです。

 

それは、仲間内の飲み会に遅れて参加したとき、何人もの人から「めちゃめちゃ良いタイミングで来たやん!」とよく言われるような人も同じ。

 

これって、タイミングが良いんじゃなくて、先に来ていた人たちが「アイツ早く来ねえかな」と待っていたから、それがタイミングの良さにつながったというわけですね。

 

言うまでもなく、来るのを楽しみにされる人間でいるためには、そこに至るまでの背景や積み重ねがあるので、タイミングが良いと言われるのはただの偶然ではありません。

 

中には、「今行くよりもこのぐらいの時間に行った方が盛り上がってるかもな」と想定して、タイミングをコントロールしている人もいますが、ここまで嗅覚が優れている人はあまりいないので、来るのを心待ちにされているケースの方が多いと言えるでしょう。

 

自分の運の悪さを呪うことが多いのであれば、それはタイミングが悪いということです。

 

ということは、タイミングが良い人間になればなるほど、チャンスを逃すことが少なくなっていくので、必然的に運が良くなると、ここで断言いたします。

 

 

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