withonlineで107回目のコラムがアップされました。

 

今回は、「40歳を過ぎて一人暮らし経験がなく、実家住まいの男性がヤバいと言われる理由」について、解説いたしました。

 

 

詳しくはコラムをご覧いただけると幸いですが、こういった男性はヤバいかヤバくないかで言うと、ヤバいです。

 

もちろん、親の介護などのっぴきならない事情があればしょうがないけど、そこに大した理由がないのであれば、できるだけ早く実家を出た方がいいのは間違いないですね。

 

そしてこれは男性に限った話ではなくて、女性にも同じことが言えます。

 

そんなわけで今回は、「親離れ・子離れできないことで起こる弊害」について、徹底解説いたします。

 

自立には4つの種類がある。

まず、40歳を過ぎて一人暮らし経験がなく、実家住まいの男性がヤバいと言われる理由を端的に説明すると、自立してないことが大きいです。

 

そして、自立にも4つの種類があって、それが次のようになります。

 

4つの自立

1・身辺自立

    • 身の回りの世話を全部自分でできること

2・社会的自立

    • 社会の中に一人の人間として出ていくこと

3・経済的自立

    • 親や国に頼ることなく生活できる金額を稼げること

4・精神的自立

    • 誰かに左右されたり依存したりせず自分で人生を選択できること

 

一人暮らし経験者は、1~3の自立を果たしていることがほとんどです。

 

逆に、一人暮らし経験がない人は、2の自立は果たしていても、他の自立ができていないというケースがよくありますね。

 

なぜかと言うとほとんどの場合、親と同居しているとなんだかんだ身の回りのことをやってもらえるし、そもそも実家住まいということは、家賃や光熱費、生活用品にかかるお金をすべて払っているわけではないので、身辺自立や経済的自立を果たしていないことになるんですよ。

 

ただ、その中で定職に就いているのであれば、社会的自立はしていることになります。

 

なんで、

一人暮らしをしてる人もしてない人も

精神的自立はしてないの?

 

精神的自立というのは、自立の中でも一番難しくて、とくに日本人の多くはこの自立ができていません。

 

では、どうやって精神的自立を果たすのかと言うと、次のサイクルの繰り返しが必要になります。

 

自分の頭で考える

それを選択する

そして実際に行動に移す

その責任を取る

 

ちなみに責任を取るというのは、その物事に関わっている間は逃げずに向き合い、やめるときは筋を通して離れるということです。

 

なぜ日本人の多くが精神的自立ができていないのかと言うと、自分の頭で考えるのが苦手な人が、ものすごく多いからです。

 

誰かの指示や意見がないと動けなかったり、他の人に流されたり、世間的に見て正しそうな方を選んだり。

 

自分の頭で考えられる人って、「自分はどうしたいのか?」がブレることはないし、誰かの意見を参考にすることはあっても、それがやりたくないものであれば、選択しません。

 

彼ら彼女らは、たとえ自分の考えが少数派だったとしても、多数決で多い方に流されることはないし、世間的なことはどうだっていいのです。

 

つまり、誰かに左右されたり依存したりせず、自分だけの人生をクリエイトしているのが、精神的自立を果たしている人になるんですね。

 

どうして責任を取らないと

いけないの?

 

単純に、自分で責任を取れる行動を選択するのが大人。

 

で、責任が取れないことを選択したり、責任が取れる物事を放棄するのが子どもです。

 

精神年齢が高い人が前者であり、低い人が後者になりますね。

 

そういった理由から、精神的自立と精神年齢は結びついていると言えるでしょう。

 



 

自立という観点で考えると日本は異常と言える。

多くの外国人が理解できない日本人の習性の1つに、「なんでみんな同じことしてるの?」というものがあります。

 

多くの日本人は、誰かと同じことをしていたり、同じであったりすると安心する人がほとんどなので、それが諸外国の人たちからすると意味が分からないようです。

 

ほとんどの場合、精神的自立を果たしていたら人と同じにはならないし、むしろ個性的になります。

 

でも、この自立を果たしてない人はこう考えるんです。

 

「人と同じだと安心する」

「みんなと違うことをしたら変だと思われる」

「言われた通りにしてる方が楽」

「人の目が気になって選びたいものを選べない」

「誰かがこっちがいいって言ってたからそうなんだ」

 

などなど。

 

このような考えが、精神的自立をしてない人の典型的な考えになるんですね。

 

あと、ドイツを含むヨーロッパの人たちは、日本人の「引きこもり」が理解できないようです。

 

ここで言う引きこもりとは、もちろん親のすねかじりのニートのことを指しますが、ドイツでは引きこもりの子どもの話を聞くことはないそうです。

 

なぜならドイツの子ども達は、成人したら家を出ることを楽しみにしているし、親も子がそうすることを楽しみにしていると聞きます。

 

なので、子どもは「大人になったら実家を出て好きなように生きる」と思ってるんですね。

 

親は子どもに対して、「18歳になるまでは言うこと聞きなさい!」という怒り方をすることが多いのだとか。

 

このような環境下でドイツの子どもは育つから、「親離れできないのはカッコ悪い」という価値観が根付くのはある意味当たり前なんですね。

 

withonlineのコラムでも書きましたが、自立するためには一人暮らしって避けて通れないじゃないですか。

 

前述した4つの自立をする上で、「身辺」「社会的」「経済的」の3つの自立は、親に頼らない前提での一人暮らしをすることによって培われますし、人は一人で暮らすことによって、生きていくたくましさや孤独耐性を身につけます。

 

「自分は日本人だから、ドイツのことを引き合いに出されても関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、別にその人の人生だから、それは好きにすればいいと思います。

 

ただ、結婚相手が欲しいと思って誰かと結婚したときに、自立してないことによって、その被害がパートナーに及ぶんですよね。

 

その被害がなんなのかと言うと2つありまして、1つ目はパートナーである女性が苦労を背負うこと。

 

2つ目は、自立してない子どもの親が干渉してくることなんです。

 

親離れ、子離れできないことで起こる弊害その1・女性が苦労する

40歳を過ぎて一人暮らし経験がなく実家住まいの男性の多く、恋人や結婚相手に求めるのは、自分の母親代わりになる女性だとコラムの中で書きましたが、こういうことなんです。

 

話したいときに話を聞いてくれる

    • でも相手の話は聞こうとしない

放っておいてほしいときは放っておいてくれる

    • 不機嫌なときなどなんとなく察してくれる

口うるさく言わない

    • 都合の悪いことがあっても有耶無耶にしてくれる

身の回りのことを文句言わずに全部やってくれる

    • 自分は家のことを何もしたくない

さみしいときは側にいてくれる

    • でもさみしくないときは放っておいてほしい

 

 

こんな女性、いるわけないじゃないですか。

 

「そんなんしてくれるの、お前の母ちゃんだけやで?」ってことを、求めている男性本人は気づいてないんですよね。

 

よく、「男はちょっとマザコンな方がいい」とか、「男はお母さんみたいな女性が好き」なんて言いますが、蓋を開けてみたらそんなに良いものじゃないんですよ。

 

    • 1・お母さんがしてくれていることを他の女性にも求める
    • 2・お母さんがしてくれなかったことを他の女性に求める

 

現実はどこまでいってもこの2つです。

 

しかも、マザコン要素が強ければ「1」に偏り、母親の愛情が感じられなければ「2」に偏ります。

 

40歳を過ぎて一人暮らし経験がなく実家住まいの男性のほとんどは、言うまでもなく「1」に該当するわけですが、多くの場合、親が子どもの自立を妨げているからマザコンになってしまうというわけです。

 

これは、彼らだけに当てはまるケースではなく、すでに一人暮らし経験が長い男性でもマザコンの人は多いんですよ。

 

隠れマザコンとでも言いましょうか。

 

この場合、自分がそうであるとまったく自覚がないんですよ。

 

なぜなら、その環境が当たり前すぎて「母親と仲良い人って、大体こういうもんでしょ」ぐらいにしか思ってないのだから。

 

そして、隠れマザコンになってしまう原因を担っているのは、母親の干渉なんです。

 

でも、ほとんどの母親もまったく自覚がない上に、親子離れしていない人間の方が日本は多いわけですから、自分の子どもに対する接し方に疑問を持たないんですよね。

 

その結果、隠れマザコンの男性は、大体このような間違った解釈になってます。

 

「親がしてくれていることは自分を愛してくれているから、そうするのだ」

「だから俺のことを愛してくれる女性も、同じことをしてくれるはずだ」

 

でも、このように解釈している自覚がないから、無意識に自分の母親と同じような女性を求め、重ね合わせるというわけです。

 

その求めているものはあまりにも自己犠牲が伴いすぎるものなので、だから一緒にいることを選んだ女性が苦労を背負い込むということなんです。

 

親離れ、子離れできないことで起こる弊害その2・親が干渉してくる

親子離れって分かりやすく説明すると、「お互いの人生に口を挟ませないこと」なんですよ。

 

子は親の人生に口を挟まないし、親も子の人生に口を挟まないのが、親離れ、子離れするということです。

 

そして圧倒的に多いのが、親が子どもの人生に口出ししてくることなんですね。

 

子離れができない親は、子どもが成人しても、30過ぎても、40過ぎてもいちいち口を出してきます。

 

それは、子どものためを考えた意見だったり、ただケチつけて文句言いたいだけだったり、その背景は家庭によって様々ですが、子離れしてない親はことあるごとに干渉してきますね。

 

なので、親子の仲の良し悪しにかかわらず、成人している子どもにいちいち口を出してきている時点で、その親は子離れができていないんですよ。

 

そして、それを受け止めてしまっている子どもも、親離れができていません。

 

親離れができていたら、「自分の人生だから好きにさせろよ。それ以上口出ししてくるならもう話さないからな」で終わりですし、たとえどんなに口出しされるのが嫌だったとしても、言うことを聞いてしまっている時点で、精神的自立ができていないです。

 

残念なことに、日本では親子離れできていない人たちの方が多いですから、その状態で誰かと結婚したら、ほとんどの親が子どもの家庭に口を出してくるんですね。

 

嫁姑問題って、母親と奥さんである女性の相性が合わないから起こるのではなく、旦那さん側の家族が親子離れできてない結果、起こることが多いです。

 

親離れができていたら、まず自分の家庭に口を挟ませないし、もし口を挟まれることがあったら突っぱねます。

 

親を大切にすることと、マザコンを大きくはき違えている人が多いですが、この2つの言葉の意味は全然違います。

 

「親を大切にする」というのは分かりやすく言うと、散々お世話になった恩師に、身内贔屓の意味を込めてプラスαで恩返しすることです。

 

そこに、お互いの人生に口を挟んだりする必要はないじゃないですか。

 

もし、この恩師が自分の人生に対し「お前はもっとこうしろああしろ」と口を挟んできたら、「うるせえじじい」ってなりますよね。

 

つまり、お世話になったことと、人生に口出しされるのは違うということです。

 

そして、子離れができず干渉してくる親は、息子に干渉するだけでなく、奥さんである女性にも干渉します。

 

それは、嫌味や小言という形だけでなく、干渉する際に何の悪気もない場合の方が多いので、だからこそ奥さんも無下にすることができないし、困るというケースが結構多いです。

 

女友達の一人に、旦那さんの実家裏に家を建ててもらった子がいるんですよ。

 

「それあかんやつやん」と思っていたのですが、聞いたときには、すでに建てられることが決まっていて、本人はめちゃめちゃ喜んでいましたし、必ずしも良くない結果になるとは限りませんから、水を差すこともないなと思って、黙ってたんですね。

 

そして旦那さんの実家裏に家が建ち、数カ月後。

 

彼女はこう言うんです。

 

お世話になってるしあんまこんなこと言いたくないんやけど、

実家裏に家建ててもらったの、ミスったわ。

だって、いちいち干渉してくるし、

「この間家いてなかったけど、どこ行ってたん?」とか

「家いてないときは電気とかエアコン消した方がええで」とか

ずっと言われるねん。

でも悪気がないの分かってるけど、かなりストレスやわ。

 

「旦那さんの親がお金出して家建ててくれたんだから、それはしょうがなくない?」という意見はあるかもしれませんが、子どもの人生や家庭に口出ししない親は、「金は出すけど口は出さない」と決めています。

 

それに、親が先に提案して、好きでお金を出したことなのだとしたら、それを後からごちゃごちゃ言ってくるのって違いますからね。

 

その後の話がどうなったかは聞いていませんが、旦那さんである男性が、親御さんの干渉を防いでくれていることを願うばかりです。

 



 

家庭環境が近い人を選ぶ方が上手くいきやすい理由。

このように、親子離れができていないと、一緒にいる人に迷惑がかかってしまうわけですが、これは男性に限らず女性にも同じことが共通して言えます。

 

女性が自立してないと、依存される男性に負担がかかるし、親の干渉を防げないことによって、迷惑を被ることだってありますからね。

 

そういった理由も踏まえると、僕個人の見解としては家庭環境が近い人をパートナーに選ぶ方が、揉めることが少ないと思います。

 

なぜかと言うと、家庭環境に恵まれなかった人と、恵まれた人が一緒になると、お互いのことが理解できない場合が多いんですよ。

 

恵まれなかった人は、恵まれている人に対し、何かしら思うことがあるわけです。

 

「ぬくぬく育ってきたこの人には、自分の気持ちなんて理解してもらえないだろうな」と思うことも多いし、引け目を感じることもよくあります。

 

逆に恵まれている人は、親と仲が悪い人のことが理解できないんですよ。

 

だから、「親は大事にしないといけないよ」とか「親のことを悪く言っちゃいけないよ」と平気で言ってくるし、お互いが分かり合えないケースがあまりにも多いんですよね。

 

もちろん例外も存在するので、家庭環境は全然違うけれど上手くいっているというパターンもありますが、このケースに該当するのは例外なく、お互いが親子離れしています。

 

なので、お互いの親のことでストレスを感じることがないし、家庭環境に関係がなく、一個人同士の付き合いができるというわけです。

 


以上になりますが、恋愛や結婚のことを差し引いて考えても、親子離れはしておいた方がいいですし、そもそも精神的自立を果たしてないと、幸せな人生を歩むことができないんですよ。

 

自分らしく生きるためには、親だけではなく、他者の自分都合による干渉を防ぐことが大切。

 

自分都合の干渉とは、口を挟んくる相手にとって都合がいい要求や、監視のことなんですね。

 

一人暮らしをしたからと言って精神的自立ができるわけではありませんが、親元を離れることが、その第一歩になることは間違いありません。

 

親の介護や持病などののっぴきならない事情で家を出られない人も中にはいらっしゃるかもしれませんが、そうでない限りは、できるだけ早く実家を出た方がいいでしょう。

 

親だけではなく、人は一緒にいる人の考え方や価値観、行動に慣れてしまうので、それが精神的自立を妨げる大きな要因になっていることもお忘れなく。

 

下記動画では、また違った観点から精神的自立について解説しているので、ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。

 

 

「精神的自立ってなに?」

 

「精神的に自立する3つの方法」

 

 

【withonlineのコラムはこちら】

 

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