「わがままな女はモテる」って言うけど、どこまでわがままを言っていいのかわからない問題。
with onlineで170回目のコラムがアップされました。
今回は、「自我が強すぎて損をしてしまう人の3つの特徴」をテーマに執筆いたしました。
自己肯定感が高まり自我が解放されると、自分の出し方のさじ加減がわからなさすぎて、わがままな人間になってしまうことがよくあります。
実はこの状態、それだけ自我が抑圧されていたことで起こる現象でもあるんですよね。
我慢に我慢を重ねすぎたせいで、その反動がきてしまったというわけです。
ただ、いくら自我が解放された状態が気持ちいいからと言って、自分全開でいすぎると人から嫌われます。
自分全開でいるというのは、自分のことしか考えてない自己中心的な状態だからです。
なのでこの状態に陥ってしまった場合は、自我の出し方を調節する必要があります。
でも、わがままな人が嫌われるのはわかったけど、逆にわがままな女はモテるって言うでしょ?
これって一体どういうことなの?
「わがままな女はモテる」と昔から言われてますし、この情報はある意味本当です。
しかし、わがまま過ぎると嫌われるし、どこまでがわがままで、どこからがそうじゃないかわからない。
つまり「わがままな女はモテる」と言われても、どこまでわがままを言っていいか、そのさじ加減がわからないんですよね。
実はこのさじ加減についてのお悩み、カウンセリングをしていると質問されることが多いんですよ。
自己主張ができないというお悩みを持つクライアントさんに対し、自我の出し方をお伝えしていると、必ずと言っていいほど次のように聞かれます。
自己主張して、相手にわがままだと思われないでしょうか?
どこまで自分を出していいかわかりません。
実は「わがままな女はモテる」という情報には根本的に語弊があって、そのせいでさじ加減が余計にわからなくなるんですよね。
そんなわけで今回は、「わがままな女はモテるって言うけど、どこまでわがままを言っていいのかわからない問題」に終止符を打つべく、徹底解説いたします。
モテる女性は例外なく気が強い。
前述したように、「わがままな女性がモテる」という情報には語弊があります。
そのせいで多くの女性の誤解を招いてしまっているのですが、この言い方ではわがままのさじ加減がわからなくなるだけではなく、
という激痛並の勘違いをする女性も珍しくないんですよ。
要するに、「わがままな女性がモテる」という言い方がよくないんですよね。
正しくは、「自己主張できる女性はモテる」ということなんです。
モテる女性は例外なく気が強いです。
逆に、気が弱い女性でモテている人を僕は知りません。
もちろん、ルックスが良ければ最初の食いつきは得られるだろうけど、気が弱く自我を出せない女性だと物足りなく感じてしまい、モテが続かないんですよね。
では、どんな女性が気が強いのか、下記にまとめてみました。
-
- 言いたいことはちゃんと言う
-
- 自分の意思がはっきりしている
-
- 嫌だと思ったことはやらない
-
- モヤモヤしたことはそのままにしない
-
- 自分の扱われ方が雑だと感じたら抗議する
気が弱い女性は、これらと真逆なんですよ。
-
- 言いたいことがあっても言えない
-
- 自分がどうしたいのかわからなくなるときが多い
-
- 嫌だと思ってるのにやってしまう
-
- モヤモヤしても我慢してしまう
-
- 雑に扱われても抗議できない
気が強い女性は「自分が基準」なのに対して、気が弱い女性は「相手が基準」なんですよね。
自分が基準だと、「自分はどう思うか?」が前提になるのですが、相手が基準だと「相手にどう思われるか?」が前提になるんですよ。
それが、「嫌われたくない」「悪く思われたくない」という感情に結びつき、自我を出せなくなるんですよね。
自我を出せないでいると、人扱いされなくなる。
「なぜ気が強い女性がモテるのか?」というお話をする前に、自我を出さないまま相手と接していると起こる悲劇についてお伝えさせていただきます。
自己肯定感が低くて自我を出せない女性の多くは、相手に迎合して自分を押し殺していれば、嫌われることなく受け入れてもらえると思い込んでいます。
しかし、この状態でいる間は受け入れてもらえるどころか、都合よく扱われたり搾取されたりして終わりです。
よくあるのが、意中の男性とセフレ関係になってしまい、自分を出せないままズルズルと続いているという状態。
こういった場合、定期的に会えていて連絡も取れていると
自分は受け入れられているんだ!
少しは私のこと好きなのかも!
と思って期待してしまうのですが、そうじゃありません。
相手からしたら、誘えば応じてくれるからやりたいときにやれるし、付き合うという責任を取らなくていいからそうしてるだけなんですよ。
つまり、相手はセフレの女性のことを人扱いしてないんですよね。
人扱いしてないという言い方にショックを受けた方もいらっしゃるかもしれませんが、よく考えてみてください。
だって、何も文句も要求も言ってこないし相手からしたら、
このままでいいんだ!
付き合わなくていいし、やりたいときにやれるからめっちゃ楽!
と思うのは当然なんです。
嫌なことや思うことがあるのに、自分を出さないまま相手に接していると、「この子は自分とは違う感情や感じ方を持った一人の人間である」という当たり前の事実を、相手に忘れさせてしまうのです。
それが、人扱いされないということに繋がるんですよね。
【参考記事・ヤリ目男の生態と、彼らの心理と傾向を教えてやんよ】
これは恋愛におけるセフレ問題だけに起こる現象ではありません。
仕事やプライベートでも自我を出さないと、都合よく扱われることは沢山あるのです。
たとえば仕事だと、すでに手一杯なのに、先輩や上司から頼まれた業務を断れないで引き受けてしまう人がいます。
こういう人は周りから感謝されているのかと言うと、現実は残酷です。
と陰で言われて終わりです。
プライベートでもそれは同じで、嫌なことがあるのに断らないままでいると、表面上は仲良くできていても、結局は体よく扱われるだけなんです。
自我を出さないまま相手と接していると、表面上は受け入れてもらえます。
しかし、それはあくまでも表面上であって、実際は思い通りに動いてくれるから都合よく扱えるだけなんですよね。
その都合よさがあるから、表面上は仲良くしておこうというわけです。
なぜ気が強い女性がモテるのか?
気が強い女性がなぜモテるのかと言うと、人扱いしないと関係を継続できないからです。
彼女たちは、自分の意思がはっきりしているし、思っていることはちゃんと言うので、都合よく扱ったり搾取したりしようものなら、抗議してくるんですよね。
なので、気が強いとモテるというより、モテる女性は気が強いという結果論になるんです。
次のツイートを見てください。
これはモテる人に共通していることなんですが、彼ら彼女らはいいなと思っている異性に対し、「どの自分を見せてどの自分を見せないか」を使い分けています。
だから、いきなり自分全開でいくことはないし、自分を出さなさ過ぎるという極端なことはしません。— リアライフカウンセラー@藤本 シゲユキ (@hamshigesan) June 25, 2022
具体的にどんな自分を見せるのかと言うと、人から好かれる自分です。つまり経験則で「この自分を見せると好かれやすい」とわかっている部分になります。
逆に見せない自分は、人に嫌がられる自分。わかりやすく言うと、元恋人たちと揉める原因になった自分は見せないです。— リアライフカウンセラー@藤本 シゲユキ (@hamshigesan) June 25, 2022
なので、彼ら彼女らと付き合ってから予想をはるかに上回る気の強さやだらしなさ、わがままぶりなどが発覚することは珍しくありません。付き合う前は天使のような子だと思ってたのに、蓋を開けてみたら、自己主張やこちらに対する指摘をガンガンしてくる女性だったというケースがあるのはそのためです。
— リアライフカウンセラー@藤本 シゲユキ (@hamshigesan) June 25, 2022
これらのツイートは、モテる男女の自分の出し方について記載したものですが、気が強い女性って交際前に気の強さを全開で出しません。
つまり、気が強すぎたことで元カレたちと衝突した自分は見せないんですよね。
たとえば、元カレがデリカシーのない発言をしたから、
なんでそんな人の気持ち考えられないこと言うの!?
二度と言わないで!
と怒ったとします。
しかし、
お前がいちいち気にしすぎなんだよ!
気が強えし、口うるせえ女だな!
と逆ギレされたら、この時点でもう揉めてるじゃないですか。
この女性は何も悪くありませんが、一度でも自分の気の強さが原因で揉めたことがあるのだとしたら、「付き合う前は言わない方がいい」と思ってしまうんですよね。
これはあくまでも一例に過ぎませんが、気が強い女性が交際前に見せる自分は、「自己主張できる自分」であることが多いです。
自分の意思や価値観、感情は口にするけれど、それを相手には求めないというわけです。
とはいえ、相手の嫌な部分がどうしても気になったり許せなかったりする場合は、軽く突っ込んだり指摘したりはするんですよ。
ただ、ガチ怒りはしないというだけで。
ガチ怒りは気の強さがMAXの状態ですから、それを交際前の相手に見せてしまうと、さすがに引かれることを彼女たちはわかってるんですよね。
そういった理由から、モテる女性は気が強いという結果論でありながら、想像以上の気の強さが交際後に発覚したという結果論でもあるのです。
なので、付き合う前に気の強さを全開にしてわがままを言っていたわけではないんですよね。
どこまでわがままを言っていいのか?
ではここからが本題。
どこまでわがままを言っていいのか?という基準についてですが、まず自己主張とわがままの違いについてお話いたします。
自己主張というのは、「自分が思っていることを口に出すこと」。
そしてわがままは、「自分が思っていることを相手に強制すること」になります。
なので、これら2つの違いは、思っていることを強制するかしないかによって変わると思ってください。
なかなか鋭い質問です。
実はこの女性がブチ切れたことは、わがままには入りません。
なぜなら、傷ついたり悲しんだりしたことによる抗議は、わがままではないからです。
ほかにも、相手のせいで迷惑や被害を被っている場合の抗議も、わがままには該当しません。
むしろ、迷惑をかけたり被害を及ぼしたりしている相手の方が、わがままになるのです。
まとめると、こういうことになります。
自己主張とは?
-
- 自分が思っていることを口に出すこと
-
- 相手のせいで起こっている問題を抗議すること
わがままとは?
-
- 相手の気持ちを考えずに自分が思っていることを強制すること
-
- 相手が嫌がったり迷惑に思ったりしていることを止めないこと
それから、わがままと思われるかどうかは、相手の解釈によって変わります。
たとえこちらが自己主張しているつもりでも、相手からしたらわがままに見えることだってあるわけです。
でも、相手がわがままと捉えるかどうかを気にしすぎてしまうと、思っていることが言えなくなってしまうので、前述した自己主張に該当する言い方であれば、気にしなくてもいいのではないでしょうか。
もし相手に、
と言われたのだとしても、
思っていること言っただけで、強制はしてないでしょ?
主張するのは自由だと思う。
と言えばいいだけです。
ちなみに、自分が思っていることを相手にしてほしいときは、「提案」という形を取りましょう。
強制するからわがままになるのであって、提案だとそうはならないです。
提案とは、
というように、まず相手の意思や気持ちを確認する行為になります。
このような言い方であれば、わがままには見られません。
以上になりますが、恋愛に限らず人間関係全般において、自己主張をしないとめちゃめちゃ損をします。
あえてこの言い方を使わせていただきますが、人生の半分以上損します。
なぜなら、嫌なことや納得いかないことがあるのに、断ったり言及したりしないのは、相手の要求に「YES」と言ってるのと同じことだからです。
思っていることが相手に言えないせいで、人扱いされないことを嘆いている場合ではありません。
自分という人間を大切に扱ってほしいなら、ちゃんと自己主張をしないといけないのです。
自己主張をして離れていくような人間は、あなたが我慢して接しないと関係を継続することができません。
そしてそのような相手と心からわかり合える関係を築くことは、不可能だと思った方がいいでしょう。
あなたのことを本当の意味で受け入れてくれる人は、ちょっとぐらいわがまま言っても笑って許してくれる人であることを、どうか忘れないでください。
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