チェンソーマンに見る!いろんな狂った愛し方~マキマ編~

チェンソーマンにハマり過ぎて、2週連続で考察ブログを書いてしまいます。

 

今作品はおそらく、アニメが放映されたら鬼滅の刃や呪術廻戦並、もしくはそれ以上の社会現象になる可能性があるので、まだ読まれていない方は今のうちにチェックしてみるといいかもしれません。

 

【少年ジャンプ+でチェンソーマンが読めます!】

 

まだアニメ化されていないのにもかかわらず、ローソンやジュエリーブランドのTASAKIとコラボをしたり、すでにその勢いが半端ないです。

 

TASAKIのコラボサイトを見てたら、このポチタのネックレスがめちゃめちゃ欲しくなりました。

 

可愛くないですかこれ。

 

そんなわけで、今回の「チェンソーマンに見る!いろんな狂った愛し方」はヒロインであるマキマ編です。

 

結論から申しますと、かなり狂ってます。

 

厳密には、愛し方が狂っているというより、手に入れるための手段が狂っているという感じです。

 

彼女はどのように狂っているのか?

 

以下、かなりのネタバレを含みますので、これからチェンソーマンを読もうと思ってる方はご注意ください。

 

【チェンソーマンに見る!いろんな狂った愛し方~デンジ編~はこちらから!】

 

マキマが本当に惹かれている者。

まず、マキマの狂った愛し方を語る上で忘れてはいけないのが、彼女はデンジにはまったく興味がなく、チェンソーマンだけに惹かれているというところ。

 

実際にマキマは、チェンソーマンのファンであることを公言しています。

 

しかし、デンジの人格が宿ったままのチェンソーマンは完全体ではなく、「チェンソーマンのような姿をしたデンジ」です。

 

マキマが求めているのは、チェンソーマンのような姿をしたデンジではなく、彼の人格がまったくない完全体の状態であるチェンソーマンなんですよね。

 

完全体のチェンソーマンは、助けを呼ばれたら必ずやってきて敵をやっつけてくれるけど、助けを呼んだ者もバラバラにして殺す。

 

言葉を喋らないし、服も着ないし、やることが全部めちゃくちゃ。

 

そんな地獄のヒーローが、完全体であるチェンソーマンです。

 

マキマが求めているのは、そんなめちゃくちゃなチェンソーマンなので、彼女からするとデンジの存在が非常に邪魔なんですよ。

 

でも、デンジを殺してしまうとポチタの心臓が停止してしまい、チェンソーマンがいなくなってしまう。

 

そこで彼女は、デンジが一生立ち直れないほど傷つけば、チェンソーマンからデンジの人格を取り除けるのではないか?と考えます。

 

そのため、彼女はデンジのことをまずは、うんと幸せにすることに決めたんですね。

 

デンジに好きな人のタイプを聞かれたマキマは、「デンジ君みたいな人」と答えるシーンがありますが、これももちろんフェイク。

 

彼女はすでにデンジが自分に好意を寄せていることを知っていたので、その恋心を利用したのではないでしょうか。

 

もし、マキマの答えに本心が混じっていたのだとすると、「(チェンソーマンの心臓を持っている)デンジ君みたいな人」なのかもしれませんね。

 

ちなみに、なぜデンジが一生立ち直れないほど傷つけば、チェンソーマンと切り離せるのかと言うと、これはポチタとの契約が関係しています。

 

デンジがチェンソーマンになる前、ポチタは「心臓をあげる代わりにデンジの夢を見せてくれ」と言います。

この契約内容は、デンジが夢を実現しようとする限り継続されます。

 

しかし、デンジが生きることに絶望してしまったら、夢を叶えることはできないので、契約が反故になるからです。

 

マキマの異常な執着。

第1話でマキマは、デンジを公安の犬として飼うと言います。

 

「飼われるなら餌はあげる」と言う彼女に対し、「餌って…朝メシはどんなの?」とデンジは聞くんですね。

 

その答えが、「食パンにバターとジャム塗って…サラダ コーヒー あと…デザートかな…」だったのですが、実はこれ、デンジの夢の一部を豪華にしたものなんです。

 

まだポチタと生活していた頃の彼は、次のように言っています。

 

「食パンにジャム塗ってポチタと食って

女とイチャイチャしたりして

一緒に部屋でゲームして…

抱かれながら眠るんだ…」

 

なぜ、マキマが「食パン」と「ジャム」というワードを出したのか?

 

作中では明かされていませんが、これはたまたまではなく、マキマには小動物を使った頭頂能力があるため、デンジとポチタの会話を盗み聞きしていた可能性が高いです。

 

その証拠に、87話でマキマがチェンソーマンに対し、「貴方は瀕死の変わり果てた姿で生きていたのだから」と言うシーンがあるのですが、これは明らかにポチタのことを指してるんですよね。

 

マキマはずっとチェンソーマンのことを探していたわけですから、そう考えると1話目に彼女がデンジを抱きしめたシーンも意味合いが変わってきます。

 

つまり、「やっと会えた。私が元に戻してあげる」ということではないでしょうか。

 

マキマは嫉妬していたのか?

チェンソーマンファンの間でよく言われているのが、デンジにちょっかいを出した女性は全員マキマに殺されているというもの。

 

たしかに、レゼもクァンシもパワーも、全員マキマに殺されています。

 

これらの所業は、マキマの嫉妬深さによるものだと言う人もいますが、僕はどちらかと言うと、支配欲の方なんじゃないかなと思いました。

 

マキマの正体は「支配の悪魔」。

 

本人も言っているとおり、彼女には自分より下だと思った相手を支配できる力があります。

 

前述した3人の女性は、マキマがその気になれば一瞬で殺すことができますから、生前からすでに彼女から見下されていたと考えていいでしょう。

 

まず嫉妬という感情は、自分より下だと思う人間に起こりにくいものです。

 

そういう相手に起こる感情は嫉妬ではなく、「お前ごときが何調子乗っちゃってんの?」という怒りやイライラなんですよね。

 

そしてマキマは、デンジにも弱体化されたチェンソーマンにも興味がありませんから、ちょっかいを出されたことに嫉妬することはないと僕は考えます。

 

もし彼女が嫉妬することがあるんだとしたら、完全体のチェンソーマンを奪われてしまうことに対してですが、それも考えにくいです。

 

なぜなら完全体チェンソーマンは、やることなすことめちゃくちゃな上に鬼のような強さを誇っているので、恋や愛には無縁だし、本気の彼と戦ったところでマキマですら勝ち目がないんですよね。

 

ということは、レゼたち3人の女性が束になってかかっても勝てるわけがないし、マキマがそれを知らないはずがありません。

 

では、なぜ彼女たちを殺す必要があったのかと言うと、完全体のチェンソーマンを取り戻す上で邪魔だからです。

 

つまり、彼女たちが生きている限りはデンジの人格が残り続けてしまうので、生かしておくとマキマの目的の弊害になります。

 

クァンシも一度はデンジと共闘したという過去があるため、生かしておけば、今後どのような弊害を生むか分かりませんからね。

 

じゃあ早川アキは、なんでマキマが殺さなかったの?

 

という疑問を持った方もいらっしゃるかもしれません。

 

僕の考察としては次のようになります。

 

銃の悪魔がアキの肉体を奪うようマキマが仕向けた

銃の魔人となったアキをデンジに殺してもらう

友人を殺してしまった罪悪感と喪失感をデンジに植え付ける

 

つまり、全てはマキマが最初から仕組んでいた可能性が高いんですよね。

 

マキマは「銃の悪魔は近くにあった死体に乗り移った」と言ってましたが、たまたまアキの身体に乗り移るって考えにくいじゃないですか。

 

なので、マキマの仕業であると僕は思っています。

 

マキマにとって最大の厄介者「レゼ」。

前述した3人の女性が、いくらマキマから見下されていたとはいえ、1人だけ彼女の予想を超えてきた人物がいます。

 

それは、レゼ。

 

一時的とはいえレゼはデンジの心を奪い、死後もマキマの手を煩わせます。

 

デンジは、マキマに対する恋心や忠誠心だけではなく、以前では考えられなかった快適な生活を守るため、彼女の犬になることも辞さなかったのですが、それはレゼと出会うまでの話。

 

レゼとの戦闘後に、公安のやり方に違和感を覚えたデンジは彼女に一緒に逃げようと提案をします。

 

要するにレゼがいると、デンジは完全なるマキマの犬にはなりきれないのです。

 

それはマキマにとって非常に都合が悪い。

 

しかも、見下していた相手が予想を裏切る傷痕を残してきたせいもあり、前述した「お前ごときが何調子乗っちゃってんの?」という怒りやイライラもあったのではないでしょうか。

 

実際マキマは、クァンシやパワーを殺害するときは一瞬でしたが、レゼの場合だけ時間をかけています。

 

これから殺す相手に田舎のネズミの話を聞かせたり、レゼがデンジの腕を切り落とした時と同じように、彼女の腕を切り落としたり。

 

それはもしかすると、「敵ながらあっぱれ」という、ある種の敬意も入っていたのかもしれませんね。

 

そう考えると、最終決戦でマキマがデンジを復活させるシーンも合点がいきます。

 

もう一つ考えられるのは、敬意なんてものは全くなく、「自分の手で殺しその死体を自分の目で確認する」というマキマの用意周到さと、「程度の低い相手が調子に乗らないよう完膚なきまでに叩きのめす」という完璧主義な性格と支配欲が出てしまっただけなのかもしれないですね。

 

コーヒーを飲ませないマキマ。

デンジを自宅に招いたマキマは、何が飲みたいか彼に聞きます。

 

この中には、「コーヒー」が入ってないんですよ。

 

なぜコーヒーが入っていないのかと言うと、「デンジがレゼを思い出してしまうから」。

 

現に彼は、早川家でレゼのことを思い出していますから、マキマの用意周到さが伺えます。

 

そのあと、マキマはデンジの心をバキバキにへし折るのですが、彼女がコーヒーを注いでる描写が出てくるんですよ。

 

このシーン、単にコーヒーを飲みたかっただけなのか、デンジとレゼを完全支配した優越感からなのかは分かりませんが、もしかするとこの両方かもしれないですね。

 

マキマの狂った愛し方。

デンジとの戦いに勝利したマキマは、彼からポチタの心臓を抜き取ります。

 

そして、「これで貴方は私のモノ」と言うんですね。

 

愛おしそうに心臓を愛でながら、「幸せな生活をしましょう」と言う彼女。

 

このときマキマは、チェンソーマンのことを愛していたのか?

 

僕の見解では、彼女が支配した者の中で一番重宝はしているけど、それは歪んだ愛であり本当の愛ではないと考えます。

 

なぜなら、完全体のチェンソーマンになったとき、人々の声援を受け弱体化してしまった姿を見て、マキマはひどく幻滅をしているからです。

 

このマキマの表情から分かるように、支配することでしか他者と繋がれなかった彼女が唯一、対等、もしくはそれ以上の存在だと思っていたチェンソーマンが、支配できる程度の存在でしかなかったという落胆なのではないでしょうか。

 

ここまでの幻滅や落胆をさせた相手を愛することができるのか?

 

現実的に考えると、難しいですよね。

 

前述したようにマキマは、「これで貴方は私のモノ」と言ってますから、愛ではなく「支配完了」ということだと僕は思いました。

 

マキマの本当の願い。

マキマは、チェンソーマンを使ってより良い世界を作ることが目的だと言います。

 

その半面、チェンソーマンに食べられることは光栄なことだとも語っています。

 

一体どちらが彼女の本当の願いなのか?

 

前者を選べば愛がなくなり、後者を選べば、チェンソーマンの一部となり愛することができる。

 

ちなみに、なぜより良い世界を作ることがチェンソーマンへの愛がなくなることに繋がるのかと言うと、チェンソーマンを「使う」ということは、彼を支配しないとできないことだからです。

 

チェンソーマンを使ってより良い世界を作ることが、マキマの第一目的だと思われていることが多いですが、僕個人としてはどっちに転んでも良かったんじゃないかなと思っています。

 

なぜなら、これまでにチェンソーマンはマキマを捕食できるタイミングが何度もあったのに、彼女のことを食べなかったからです。

 

26回死んだというのは、おそらく地獄で戦ったときの回数も含まれているはず。

 

チェンソーマンの狂信的なファンであるマキマからすると、彼に食べられたいと思うのも、彼女の本当の願いだったのではないでしょうか。

 

実際、圧倒的強さを誇るチェンソーマンを見て、驚くことも焦ることもなく「勝てる気がしない」と言っているあたり、より良い世界を作ることも食べられることも、マキマの本当の願いだったのかもしれませんね。

 


以上になりますが、マキマの愛し方が狂っているというより、彼女自体が狂っています。

 

ただ、最終話でポチタが次のようにデンジに語りかけているんですよ。

 

「デンジ…私の夢はね、誰かに抱きしめてもらう事だったんだ。

支配の悪魔の夢も叶えてあげてほしいんだ。

支配の悪魔はね、ずっと他者との対等な関係を築きたかったんだ。
恐怖の力でしか関係を築けない彼女にとっては、家族のようなものにずっと憧れていた。

だから…デンジがそういう世界を作ってあげてね」

 

ポチタは、「私は強すぎるからそれが叶わなかった」と話していますから、マキマもそれができなかったんでしょうね。

 

そう考えると彼女も可哀想な存在であると言えますが、その背景もチェンソーマン読者のマキマ人気の高さに繋がっているのかもしれません。

 

やってることが極悪非道の極みなのに、ここまで人気が高いキャラも珍しいです。

 

ただ、いくら可哀想な存在であるとは言え、同情の余地がないぐらいマキマは大勢の人を殺しましたから、目的のために彼女はやりすぎました。

 

そんなマキマの最期は、チェンソーマンじゃなくデンジに食べられたわけですから、なんとも皮肉な終わり方です。

 

デンジの存在が邪魔で仕方なく、見下しまくっていた彼女にとって、そんな男性に食されることはこれ以上ない屈辱であり、嫌な死に方であると言えるでしょう。

 

つまり、ある意味一番支配されたくない男に支配されてしまった、ということです。

 

狂信的すぎる愛は、因果応報による最悪な破滅を招くという事例があることを、マキマは教えてくれたのではないでしょうか。

 

次回は頃合いを見て、「レゼ編」を書きたいと思います。

 

 

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