31歳からの恋愛相談室「転職と結婚、どちらを優先すべきか迷っています」
今回のご相談内容は、「ずっと就きたかった仕事に転職するのがいいか、恋人と今すぐ結婚するのがいいか、どちらを選択すれば後悔しないか?」というものです。
【転職と結婚、どちらを優先すべきか迷っています】
コラムの中でも触れていますが、「人は裏切るけれど、自分が積み重ねたものは裏切らない」んですよね。
ここでいう裏切りとは、恋愛の場面でいうと浮気や不倫を想像された方が多いかもしれませんが、病気や死なども込みです。
パートナーが病におかされて働けなくなってしまったり、不慮の事故で亡くなったりするケースも込みなんですね。
「そういったケースまでも裏切りに分類するのはどうか?」という議論はさておき、つまり「自分の人生はコントロール可能だけど、相手の人生はコントロールできないし、生きていると何が起こるか分からない」ということを言いたいわけです。
ちなみにこの議論に乗っかるのであれば、「相手は健康的でずっと側に居てくれるだろう」という期待に対しての裏切りのことです。
なので、今回のご相談に対して「何が起こってもいいように、自分の仕事を積み重ねておいたほうがいい」という答えを出させていただきました。
ここで安易に結婚を選択してしまう人のほとんどが、「とにかく結婚して出産すれば安泰」と思っているのですが、彼女たちの多くは「結婚と出産は女性の幸せ」という昭和の価値観を信じているだけではなく、仕事にやりがいを見いだせないと感じていることも多いです。
だから、「働きたくない→専業主婦になればいいんだ」と短絡的に考えてしまう女性も結構多いようですが、これははなから依存する気満々にほかならず、残念ながら自分の人生を自分で切り開けない人が結婚しても、上手くいくことはほとんどありません。
それは女性だけでなく男性も同じなのですが、なぜ上手くいかないのかというと、依存心が強い人って次の項目に該当するからなんですよ。
・基本は人まかせ
・何かが起これば相手か状況のせい
・不平不満が多い
・思い切った決断ができない
・すぐにやらない理由を探して自分に言い訳する
・言われたことしかやらず主体性がない
・すぐに結果が出ることじゃないと動かない
・アクシデントにめっぽう弱い
依存心が強い人ほどこれらに該当するのですが、一人で生きていても上手くいかないことのほうが多いのに、なんで結婚して二人になったら上手くいくと思うのか、こういう人たちは根本的なことを分かっていないんですね。
たとえ、パートナーが自分で自分の人生を切り開けるタイプの人間だったとしても、依存心が強い相手を配偶者に選ぶと、その相手はただのお荷物に成り下がっていきます。
依存心が強く頼りないパートナーに対しイライラすることが増えていき、遂には嫌悪感に発展することも珍しいことではありません。
逆に、依存心が強い者同士が結婚すると、共依存状態になっていき、不健全な形で家族関係が形成されていきます。
ちなみに、共依存状態を悪いことだと思っていない人が結構多いようですが、これは馴れ合いのベタベタした関係のことではないんです。
重度のアル中の旦那さんに対し、「この人は私がいないとダメになってしまう」と甘やかしてしまうのも共依存。
この奥さんは、泥酔した旦那さんに殴られても罵声を浴びせられても離れることができませんし、旦那さんも奥さんに甘えきって離れることができません。
距離が近づいたら逃げていく回避性依存の男性に、女性が依存しまくって愛情をもらおうとするのも共依存。
実は共依存状態になるにあたり、回避性依存と依存症の相手がくっつくのって、めちゃめちゃ相性が良いんですよ。
もちろん悪い意味でね。
回避性依存の相手は近づいたら逃げるくせに、ある程度の距離が確保できたらまた近寄ってくるので、一緒にいる間は付かず離れずの関係がエンドレスで続きます。
そして、心を通わせ合う関係になることはほぼありません。
さらに共依存の関係になってしまうと、相手がいないと自分を保つことができないので、一人になった途端に過剰な不安と恐怖を感じるようになるんですね。
それだったら、一人でいるときに感じていた生きづらさを抱えているほうがまだましということです。
ちなみに、お互いがお互いの悪口を陰で言いまくるくせに、一向に離婚しない夫婦もれっきとした共依存関係といえるでしょう。
なぜなら、「いざ相手が居なくなると困る理由がある」からなんです。
これは奥さん側からすると、離婚したら旦那さんの収入を当てにできなくなるし、旦那さん側からすると、離婚したら家のことをやってくれる人が居なくなるというような理由です。
結局、結婚って自分で自分の人生を切り開ける者同士がくっつかないと上手くいかないのはある意味当然で、会社にたとえるとこういうことなんですよ。
たとえば、友達と2人で会社を興しました。
どちらかの人間がポンコツだったり、両方がポンコツだったりしたら、会社が上手くいかないのは当たり前じゃないですか。
もし片方の人間だけが優秀だったとしても、2人で興した会社だから良くするには限度があるし、そこからさらに良くするためにはポンコツな側の経営者を切るか、この人が今までの自分を省みて同じ方向を向いて努力しまくらないと難しいですよね。
結婚って、「家族という会社」を共同経営するのと同じなんです。
生まれてくる子供は、たとえるなら従業員。
会社も結婚も、そのコミュニティに所属する全員が同じ方向を向いて、より良くしていくためにしっかり考えて向き合わないと、成立しなくなりますよね。
だから、結婚したら幸せになれるという考えは、甘すぎるというわけなんです。
コラムでは、「なぜ自分の仕事を積み重ねたほうがいいのか?」「なぜいい男ほど自立した女性を求めるのか?」についてお話していますので、ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。
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