31歳からの恋愛相談室「バツイチの彼氏。元妻のことを考えてしまってつらいです」
今回のご相談は、「彼は好きでいてくれてはいるけど、死別した元奥さんのことを考えると割り切ることができない」という内容です。
コラムの冒頭でも断言していますが「亡くなった人には勝てない」んですよね。
それは亡くなった人だけが対象ではなくて、誰かに勝とうとする人ほど執着心が強くなるのは男女共通して同じです。
「今の彼女のほうが私よりも愛されてる!なんでなの!?」
「なんでアイツが俺よりも営業成績が上なんだ!」
「あの子が私より先に結婚するなんてありえない!」
「あんな奴が俺より年収が高いなんて!」
などなど。
執着する相手に対して起こる嫉妬やイライラの原因って、相手に勝とうとすればするほど起こってしまうんですよね。
そもそも勝ち負けではないと思うのですが、勝ち負けの観点で考えるのであれば、執着している相手にあなたは既に負けています。
だって、勝てない土俵で戦おうとしてる時点で相手よりも下になるのは当然なのだから。
誰かに勝とうとして執着してしまう人ほど、勝ちたい相手が既に築いている土俵に自ら上がろうとします。
不倫恋愛に悩む女性だったら、相手の奥さん。
セフレ関係に悩む女性だったら、相手の彼女というように。
こういった関係に悩む女性の多くが「自分の好きな男が2人の女性を裏切って不誠実なことをしている」という部分には目を向けず、相手のパートナーに勝とうとして執着していることがよくありますね。
しかし残念ながら、相手のパートナーはそれまでに築いた自分の土俵があるわけで、そこに上がって戦いを挑むこと自体が負け戦をしにいくようなものなんです。
それはたとえるなら、既に新規参入者が続々と増えるビジネスに自分も乗っかって、一人勝ちしに行くことと同じです。
美容室がやたら多い地域にただ美容室をもう一軒建てるだけでは流行らないし、どうしてもそこに美容室を建てないなら、差別化をはからないといけないわけじゃないですか。
じゃあどうすればいいかというと、「自分が勝てる土俵を自分で創る」ことなんですよ。
僕の話しで恐縮ですが、カウンセラー業で食べていこうと決めたとき、それ一本で生活できる人はごくわずかだと言われていました。
今でもそれは変わらない上に昔よりもハードルが高くなっているようですが、月に20万利益を上げられれば万々歳なんだとか。
こういった情報をよく目にしていたので「めちゃめちゃ夢がないなあ」と思っていたのですが、なぜそういう背景になるかを考えたとき、その一番の理由が「差別化がはかれていない」ことだったんです。
つまり「言うことが似たりよったりのカウンセラーは売れない」ってことなんだなと。
あとは「自分のブランディングがちゃんとできてない」ことも大きいです。
どういうことか、詳しくまとめると下記のようになります。
【言うことが似たりよったりのカウンセラー】
・ネットで探せば既にあるような情報を後出しで発信している
・心理学の専門用語が多い
・「ありのままのあなたでいい」とか、それができねえから困ってんだろみたいなことを言う
・「許せない人を許しましょう」とか言うことがいちいち崇高
・実体験に基づかない机上の理論が多い
【ブランディングができていないカウンセラー】
・その人自身パッとしない
・資格の保有数が武器
・その人の人生経験に興味を惹かれない
・言うことが当たり障りなくて心に残らない
・その人自身が幸せそうじゃない
悪口みたいになってしまいましたが、これは売れないカウンセラーの事実であり現実です。
なぜ彼ら彼女らが売れないのかというと、既にポジションを確立している先人のあとを追うからなんですよ。
だからどんどん二番煎じになっていき、後発組になればなるほどパッとしなくなるんです。
僕がカウンセラーを志した当時、この人たちと同じことをやっていたら今の僕は確実に存在していません。
だからといって安易に「だったら恋愛カウンセラーになればいいじゃん!」と決めたわけではなく、恋愛カウンセラーも競合他社が他にたくさん存在するわけじゃないですか。
じゃあ何をしたのかというと、差別化をはかるために勝てる土俵を徹底的に探したんですよ。
【勝てる土俵の探し方】
・自分の売りにできそうな部分を見つけてそれを全面に出す
・先人がやっていないことを見つける
・先人がやっていなくて「なんでしないんだろう?」と疑問に思うことを探す
・その疑問が実現可能なことであれば実行する
・その業界で常識とされている情報を徹底的に疑う
・自分ができることや得意なことをとにかく積み重ねる
・興味があることは調べ尽くし、独自理論を発展させる
・安易に「売れそうなもの」に頼らない
・パクるときは原型を残さず、さらに発展させる
などなど。
これはカウンセラー業にかぎらず、差別化をはかって勝てる自分の土俵を創る上で非常に大切なことです。
自信がある人ってなんであるのかというと、「これだけは負けない」という「勝てる土俵での戦い」を積み重ねまくって、誰も追いつけないようにしたからなんですよ。
なので敵は他人じゃなくて自分だし、誰かを妬ましいと思った時点で「それは勝てる土俵なのかどうか?」を考えます。
そこで勝てそうなら、後発組として参入しても圧倒的力を開示することができるから勝てるし、勝てなさそうなら、そこは勝てる土俵ではないので違う土俵を探すか別に創ろうとします。
「勝てる土俵でしか戦わない」って一見すると非常にかっこ悪い言葉のように見えますが、そうじゃなくて「勝てない土俵で戦っても勝てない」んですよ。
そこを意地になって勝とうとするから、執着心がどんどん増していくというわけですね。
コラムでは「なぜ亡くなった人に勝つことはできないのか?」という部分についてもお話していますので、ご興味がおありの方はご覧いただけると幸いです。
【バツイチの彼氏。元妻のことを考えてしまってつらいです】
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