勘違いだらけ!誰も教えてくれない自己肯定感の7つの真実。

withonlineで90回目の連載がアップされました。

 

今回のテーマは「重すぎる好意とはどういうものなのか?」についてです。

 

 

コラムの中でも書き記していますが、「交際前の男性に好きバレしてはいけない」という本当の意味と、広まった理由については、僕のツイートにリプライしてくださった方が真実を書いています。

 

 

基本的に、恋愛に奥手で受け身の女性が、相手が警戒したくなるぐらいの好意を見せることはあまりありません。

 

なので、その点については問題ないのですが、奥手で受け身の女性には別の問題点があるんです。

 

それは、「思っていることを言えない」というもの。

 

なぜ言えないのかその根本的理由をたどると、それは「自己肯定感の低さ」に行き着くことも多く、そのせいで恋愛が上手くいかないという女性がかなりいらっしゃいます。

 

しかし、この自己肯定感という概念を、いまいち理解できずピンと来ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ほかにも、自己肯定感を間違って解釈している人も多いかもしれません。

 

今回のブログは、そんな「本当の自己肯定感」について、お話したいと思います。

 

「今さら自己肯定感?」とか言うなよ。

 

自己肯定感が高くなると毎日が楽しくなって自分のことを好きになれるの?

今やブームといっていいぐらい、世の中には自己肯定感に関する様々な書籍や情報が多くあります。

 

僕自身も自己肯定感に関する書籍や情報を書いていますが、そもそもこの自己肯定感の意味を分かっていなかったり、勘違いしたりしている人がよくいるんですね。

 

自己肯定感が高くなると、毎日が楽しくて自分のことが好きになると思っている人が多いようですが、これはどちらかというと結果論であって、自己肯定できたことによる副産物になるんです。

 

どういうことかというと、やりたいことをやってるから、

 

毎日が楽しい!

 

となるし、メイクして可愛くなった自分を見て

 

今日の私、超カワイイ!

 

となるわけです。

 

逆に、自己肯定感が低すぎると、やりたいことがあってもできません。

 

メイクをしても、している段階から「これで大丈夫なんかな?」「いけるのかな?」と不安が付きまとっているし、完成しても「やっぱり可愛くない」となります。

 

なんだったら、メイクをする前から自分自身に諦めていることも多いです。

 

つまり、自己肯定感が高い人は、毎日を楽しくしたり自分のことを好きになったりするために行動を起こすのに対し、低い人は、行動を起こす前や最中から色んなストッパーがかかっています。

 

なぜそうしてしまうのかというと、「正解を求めているから」なんです。

 

そしてその正解とは、「世間体や人の評価」なんですよね。

 

基本的に自己肯定感が高い人は、「自己満足できればそれでいい」という人が多いです。

 

逆に低い人だと、自分自身の満足感よりも、他者の目や思い方を意識します。

 

だから、人に悪く思われたくない、嫌われたくない、という気持ちの方が勝ってしまうんです。

 

それから、自己肯定感が高い人は誰かに否定されることがあっても、

 

そんなこと言われても

これが自分だからなあ。

 

で済むのに対して、低い人は

 

こんな自分だからダメなんだ。

 

と思います。

 

つまり、自分自身の軸や基準がある人ほど自己肯定感が高くなり、ない人ほど他者に合わせてしまうので、低くなるというわけです。

 

努力せずに自己肯定感って高まるの?

あと、これもよくある間違いですが、変えられる部分を変えようとしてないのに、自己肯定感が低い人が高くはならないです。

 

どういうことかと言うと、太っている自分が嫌いなのに、そんな自分を好きになろうとする。

 

言葉遣いが悪い自分が嫌いなのに、そんな自分を好きになろうとするといったものです。

 

努力次第で変えられる嫌いな部分を変えないまま、自分にOKを出そうとしている人が結構多いですが、これってただの現実逃避で、面倒くさいことをするのが嫌だから逃げてるだけです。

 

太ってる自分が嫌いだった人が、痩せて自分のことを好きになったり、自分の顔が嫌いだった女性が、メイクを練習して自信が持てるようになったりしたケースは沢山ありますよね。

 

つまり、変えられる部分を変えようとせず自己肯定感を高めたいとか、虫のいいこと言うなって話しです。

 

ただ、

 

太ってることは

別に気にしてない。

 

ということだったら、そこは自分の嫌いな部分ではないので、変える対象になるのは、あくまでも「努力次第で変えられる嫌いな部分」になります。

 



 

努力してるのに自己肯定感が高まらないのはなんで?

でも、努力して変えられる部分を変えたのに、

自己肯定感が高まった気配がないんだけど!

 

という方もいらっしゃると思います。

 

なぜこのような現象が起こるのかというと、「人に合わせて自分を変えたから」です。

 

たとえば、次のようなケースが該当しますね。

 

    • 自分ではそこまで気にしてない部分を、変えろと人に言われた
    • 相手に好かれるために、相手の好みに合わせて自分を変えた
    • 自分を変える方向性が定まらないまま、一般受けに合わせた

 

基本的に自分を好きになるための努力は、「自分のためにしないといけない」んですよ。

 

つまり、自己満足じゃないとダメなんです。

 

他者目線を基準に努力するから、正解が分からなくて自己肯定感も高まらないし、自信もつかないんです。

 

○○君に振り向いてもらうために

ダイエット頑張る!

 

という女性がいるとします。

 

晴れてダイエットに成功した彼女は、意中の彼に告白するけど、振られてしまうんですよ。

 

そのとき彼女はこう思います。

 

せっかく頑張ったのに

馬鹿みたい。

 

というように。

 

自分磨きに関することって、人のためにしちゃダメ。

 

自分のためにしないといけないし、「自分がそうしたいから頑張る」という前提じゃないといけません。

 

誰かのために頑張って、思うような評価が得られなかったときに傷つくのは自分なので、自分を好きになるための努力と、好きになってもらうための努力を履き違えないよう気をつけてください。

 

完璧主義ってよくないの?

それから、下記記事でもお話したことではありますが、完璧主義なのは悪いことではありません。

 

 

ただ、これも変えられる部分を変える努力と同様に、自己満足が前提か、他者目線が前提かによって変わってきます。

 

自己肯定感が低い人は完璧主義であることも珍しくありませんが、そんな自分が嫌だし、しんどくなるという人も多いです。

 

なぜしんどくなるかというと、他者が求める基準を前提に完璧にしようとするから、どこまでやっていいのか分からないし、終わりがないから疲れてしまうんです。

 

逆に、自己満足の完璧さが基準になると、自分が納得した時点で終わりになります。

 

自己満足が前提の完璧主義は、やればやるほど達成感があるんですよ。

 

たとえば、ゲーム好きな人なら分かっていただけると思うのですが、アイテムをフルコンプしたり、レベルをカンストさせたりしたら達成感ありますよね。

 

これってただの自己満足だし、自分がそうしたいからしたわけじゃないですか。

 

完璧主義を目指すなら、これもまた「自分が基準」じゃないといけません。

 

自分を大切にするってどういうこと?

自己肯定感を高める上で外せないのが、「自分を大切にする」こと。

 

しかし、「自分を大切にしましょう」と言われても、まだまだこの言葉にピンと来てない人も多いようです。

 

この言葉の意味を簡単に説明すると、「自分がどう思ったか?感じたか?」という感情を大切にするということなんですが、物理的に自分を大切にすることも、もちろん込みです。

 

たとえば、普段から次のようなことをしている人は、物理的に自分を大切にしていません。

 

    • ジャンクフードやカップ麺ばかり食べている
    • 身体に不調があっても病院に行かない
    • 家の中が汚い
    • 嫌な気持ちになるのが分かってて人のSNSを見る
    • 時間がないからいつもシャワーですます

 

などなど。

 

これが、物理的に自分を大切にしてない人の一例ですが、これでもピンと来ないなら、次のように考えてみてください。

 

普段自分にしていることを、あなたが大切に思う大好きな人に対してできますか?

 

あなたがそう思える人を自宅に招いたとしましょう。

 

「カップ麺しかないけどいいよね?」

「体調悪いの?ほっときゃ治るんじゃない?」

「散らかってるし汚いけど気にしないで」

「これ見てるとすごく嫌な気持ちになるんだよね~。どう?」

「湯船ためるの時間かかるし、シャワーでお願いね」

 

大切な人に向けて、こんなこと絶対に言わないじゃないですか。

 

ちゃんともてなしたいと思うし、相手のことをしっかり気遣うはずです。

 

でも、気心が知れてる大好きな人にだったら

こういうこと言えると思う!

 

という人もいらっしゃるかもしれません。

 

あのな?

 

それって相手との関係に甘えて、おもてなしに手を抜いてるだけやで?

 

もちろん、時間に余裕がないときなど、不意に来訪されたらおもてなしできないこともあるけれど、人を大切にできる人はその相手とどんなに仲良くても、関係性に甘えて手抜きしないです。

 

自分が大切に思う大好きな人にする行いを、自分にすることが、物理的に自分を大切にするということ。

 

言うまでもなく、自己肯定感と自分を大切にすることは結びついているので、自分自身をおもてなししてみましょう。

 

感情を大切にするってどういうこと?

前述したように、「自分がどう思ったか?感じたか?」という感情を大切にするのも、自分を大切にするということですが、この概念に対してもいまいちピンと来ないという方もいらっしゃるかもしれません。

 

たとえば、誰かとの関係性に悩んでいて、モヤモヤすることが多くなってきたとします。

 

ここで、自己肯定感が高い人だと、うだうだと悩んでいる自分が嫌だから相手に言うんですよ。

 

しかし、低い人だとそのまま悩み続けます。

 

つまり、「そんな自分が嫌だ」と思って行動に移す人が自己肯定感が高い人で、移せない人が低い人でもあるんですね。

 

なぜ行動に移せないかというと、相手に嫌われることを恐れているからです。

 

でも、相手に嫌われるのが怖いって感情じゃん!

その感情を大切にしていることにはならないの?

 

ならないんですよね。

 

なぜかというと、「嫌われるのが怖い」という感情に行き着くまで、次のようなプロセスがあるからです。

 

モヤモヤする

我慢できないから相手に言いたい

でも嫌われるのが怖い

我慢しよう

 

実は、「我慢できないから相手に言いたい」というのが本心であり、「嫌われるのが怖い」というのは、本心から派生した感情になるんです。

 

それに、「我慢する」ということは、すでにその状態が嫌だと感じているわけじゃないですか。

 

嫌だと思っているのに我慢するということは、自分の感情を大切にしていることにはなりません。

 

中には、「嫌われるのは怖くないけど、言ってもどうにもならない」というようなケースもあります。

 

こういう場合、その相手に直接言えないのであれば、自己肯定感が高い人は誰かに愚痴ります。

 

ちょっと聞いてよ!

すっごいモヤモヤすることがあるんだけどさ!

 

みたいに。

 

なので、自分の感情を大切にするには、ちゃんと言葉に出して「自分がそう思っている」ことを自覚するのも込みなんですよね。

 

そして、思っていることを口にすると楽になります。

 

余談ですが、カウンセリングをしていると、数十分に渡ってブワッと話す方が結構いらっしゃるのですが、それだけ抱え込みすぎていたんだろうなと思うんです。

 

誰にも相談できない、人に言っても理解されなかったというように、「言えない」という状態が続いてしまったら、モヤモヤが溜まりすぎてしまい、とうとう自分が何にモヤモヤしているのかが分からなくなってきます。

 

そのとき、口に出すことで整理されたり、自分で話していて気づいたりすることもあるので、「誰かに話す」ってめちゃめちゃ大事なんですよ。

 

なので、感情を大切にして自己肯定感を維持するためには、「胸の内を否定せずに聞いてくれる相手」も必要なんですよね。

 

長年の友達にずっと悩んでいたことを、「実は」と打ち明けて、「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」となることもありますから、相手を信頼して話すことも大切です。

 

「言えない」って、自分でそう思い込んでるだけの場合も多いですからね。

 

自己肯定感が高くなると人に好かれるの?

「自己肯定感が高い人=人気者」というイメージを持っている方も多いようですが、実は逆のケースの方が多いです。

 

つまり、自己肯定感が高くなると友達は減るし、人に嫌われることも増えます。

 

なぜそうなるのかというと、これまで人に迎合して生きてきた人は、自分がなかったので、自己がちゃんと確立してなかったんですよ。

 

しかし、自己肯定感が高くなると自分自身のことを深く知り始めるので、自己が確立するにつれ、好き嫌いや合う合わないがどんどん明確になっていくのです。

 

そうすると、今までなんとなく仲が良かった人とも話が合わなくなっていくし、今まで我慢していたことを「あ、これ嫌だったんだ」と気づくことも出てきて、自ら人と距離を置くことが増えていくんですね。

 

ちなみに、どうして人に嫌われることが増えるのかというと、日本人の大多数といっていいほど、流されて生きている人がほとんどという背景があります。

 

そういう人たちからすると、多数決に流されて生きている方が楽なので、それに沿わない生き方をしている人のことが理解できないし、そうすることができないから羨ましいんですよ。

 

なので、嫉妬による嫌悪を受けてしまうということが起こるわけです。

 

ただ、羨ましいと思っても嫉妬にならず羨望に変わる人もいるので、こういう人は味方になることも多いですね。

 

あと、嫌われる理由が他にあるのだとしたら、「自分と違うからという否定」です。

 

ようするに、自分と同じように思って感じてほしい気持ちが強い人だと、主観に凝り固まりすぎているので、自己が確立している人とは相見えないんです。

 

ただし、自己肯定感が高い自分を貫いていたら、その姿に共感してくれた人たちからの支持を受けることができるので、友達が減って嫌われるだけじゃなくて、人間関係が一新され、ストレスフリーになります。



 


以上になります。

 

誰も教えてくれない自己肯定感の7つの真実
    • 1・正解を求めているうちは自己肯定感が高くならない
    • 2・自分を好きになりたいなら嫌いな自分を変えること
    • 3・頑張るのはどこまでいっても自分のため
    • 4・自己満足の完璧主義であれ
    • 5・大切な人をもてなすように自分をもてなす
    • 6・言えないことを溜め込むにつれ自己肯定感が下がる
    • 7・自己肯定感が上がると友達が減る

 

自己肯定感を高める方法を記載した記事で、「ありのままの自分にOKを出しましょう!」と言っちゃってる人が多いけど、そんなもん無理じゃないですか。

 

先ほどお話ししたように、嫌いな自分がいるのにその自分にOKを出すのって、ただ現実から目を背けて逃げてるだけです。

 

ちなみに僕が提唱する自己肯定感理論は、学術的に間違っている部分もあるかと思います。

 

でも、いくらエビデンスがあったって、自己肯定感が高まらなかったら意味ないじゃないですか。

 

僕自身、自己肯定感に関する書籍や情報をかなり読んだのですが、その中で「こんなんで自己肯定できなくね?」と思った内容もよくあります。

 

そういった理由もあり、僕の自己肯定感理論は、今まで出会ってきた様々な自己肯定感が高い人や、高くなった人たちの考え方や在り方を、フィールドワークに落とし込んだものとなっております。

 

人の顔色伺って、相手に合わせてる場合じゃないんですよ。

 

そのとき、自分自身の顔色も機嫌も伺ってないですし、人に合わせるって心を削ってまですることではありません。

 

なので、まずは自己満足度が高い生活を目指す。

 

そして、変えられる嫌いな部分は変える。

 

物理的にも感情的にも自分を大切にする。

 

自己肯定感が低い人は、この3つを心がけてみてください。

 

 

 

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