感情表現を豊かにすれば恋が上手くいく!相手を向き合わせる感情表現のやり方を徹底解説

withOnlineで135回目のコラムがアップされました。

 

今回は、「気遣いと気使いの違い」をテーマに執筆いたしました。

 

 

「気を使う」って悪いことのように捉えている人が多いですが、人間関係において気を使うことは必要です。

 

気遣いとは、相手のために何かをしてあげたいという気持ち。

 

気使いとは、相手との関係を良くするために、ときには本意でないことであっても合わせる行いのことです。

 

分かりやすくたとえると、

 

あ、あの人困ってそうだから

何か手伝ってあげたい。

 

というのが気遣いで、

 

本当は焼き肉食べたいけど、

この人はお寿司を

食べたいって言ってるから、

今回は合わせるか。

 

というのが気使い。

 

本当は、気遣いだけで人間関係を営むことができればそれに越したことはないですが、僕たち人間はお釈迦様でも神様でもないので、そんなにしょっちゅう相手のためだけに何かをしてあげたいという気持ちにはなりません。

 

だからと言って、気を使いすぎてもよくないし、使わなすぎるのもよくない。

 

なのでバランスが必要になるのですが、この基準をどうやって判断するかと言うと、その相手と会ったあとが分かりやすいかと思います。

 

あの人、

喜んでくれたし、

良い時間を過ごせたな。

 

と思うことができれば、それは良い気遣いと気使いができた証拠であり、

 

あの人、

めちゃめちゃ気を使うから

一緒にいたら疲れる。

 

と思ったのであれば、それは気を使いすぎた証拠です。

 

あと、付き合いが長くなるにつれて相手がなんの気も使わなくなってくると、一緒にいる人の気使いがどんどん増えてくるんですよ。

 

そうすると、

 

私ばっか我慢して

気を使ってんのに、

なんか不公平だ!

 

という気持ちになってきます。

 

だから、自分もバランス良く気を使い、相手にも適度に気を使ってもらうことが必要になるのですが、そのためには「ちゃんと口に出して言うこと」が大切なんです。

 

でも、日本人の多くは思っていることを口に出すのが苦手です。

 

厳密には、「感情表現が下手」なんですよ。

 

今回は、円満な人間関係を形成するための感情表現について、お話したいと思います。

 

女性は感情表現が上手になると今よりはるかにモテる。

そういえば、恋愛アカウントのツイッタラーさんが、

 

女性は感情表現を豊かにすれば、

今より5倍はモテる!

 

というような投稿をしていたのですが、これは全然間違ってないと思います。

 

どなたが言ってたのか忘れてしまったので、ご紹介できないのが残念ですが、なぜ感情表現をすればモテるようになるのかと言うと、「分かりやすいから」なんですよ。

 

その女性がどういう人間であるか分かってもらいやすいし、ちゃんとその都度感情表現してくれるから、どのように接して扱えばいいのかも分かりやすい。

 

だから、モテるんです。

 

単純に、感情表現をしない人ほど分かりにくいからモテないんですよね。

 

とくに日本人は他人に興味がない人の方が圧倒的に多いので、わざわざ分かりにくい人のことを知りたいという気持ちには、なかなかならないと思います。

 

何を考えてるか分からないし、どう接して扱えばいいか分からない人と、好き好んで関わりたいと思うモノ好きはほとんどいないということです。

 

日本って、謙虚さを美徳とする風習があるじゃないですか。

 

女性だったら、それに加えて奥ゆかしさを美徳とする風習もありますよね。

 

多くの人が勘違いしていますが、謙虚で奥ゆかしい女性であることと、自己開示しないことはまったくの別物です。

 

謙虚さというのは、自分のことを過信して偉ぶったり、人を見下したりしないこと。

 

奥ゆかしさというのは、深い心遣いがあって、品位が感じられることです。

 

この2つの言葉のどこにも、「謙虚さと奥ゆかしさは自分を出さないこと」とは書かれてませんよね。

 

つまり、傲慢で自分のことしか考えないような品性がない人間にならなければ、どんどん自己開示した方がいいし、感情表現もした方がいいということです。

 

日本人が感情表現が下手な理由。

モテの観点だけじゃなく、人間関係全般においても分かりやすい人の方が支持されるのは事実であるにもかかわらず、前述したように、日本人は本当に感情表現が下手な人が多い。

 

多くの外国人が日本人に抱く印象の一つに、

 

日本人って

本音話さないよね。

 

というものがありますが、それだけ本心を見せない人が多いことを物語っています。

 

なぜ、本音を話さない人が多いのかと言うと、自分の思われ方や見られ方を気にしすぎているからなんです。

 

たとえば次のように。

 

    • 「こんなこと言ったら変な女って思われそう」
    • 「これを言ったら嫌われそう」
    • 「私の立場でこんなこと言えない」
    • 「本当は嫌だけど場の空気壊したくないし我慢しなきゃ」
    • 「勘違いしてるって思われそうだし言いたくない」

 

とまあこんな感じで、自分の思われ方や見られ方を気にしている人が多いということですね。

 

ちょっと話は変わりますが、本当のプライドと、しょうもないプライドの違いってなんだと思いますか?

 

答えは、本当のプライドって、「自分が信じるものや大切にしているもの」で、しょうもないプライドって、「こう思われたいし見られたい自分」なんです。

 

だから、本当の意味でプライドが高い人って、自分が信じるものや大切にしているものを守ったり良くするためだったら、人に頭を下げることはいとわないし、ときには泥水をすする覚悟で、地べたを這いまわるような行いや思いもします。

 

なので、

 

あの人ってさあ、

めちゃめちゃプライド高いよね。

 

と言われるような人って、プライドが高いんじゃないんですよ。

 

しょうもないプライドが高いだけです。

 

海外ドラマは感情表現の勉強をするのにうってつけ。

以前ニコ生で、

 

感情表現を上手にしたいなら、

海外ドラマを吹き替えで

見るのがおすすめ!

 

とお話したことがあります。

 

具体的にどのドラマがというのはありませんが、いろんな海外ドラマを見ていると、「日本人ってこんな風に言わない人が多いよな」と思うことは非常によくあります。

 

今からお話するやり取りは、あるドラマのワンシーンです。

 

感情表現の部分に注目してご覧いただけると幸いです。

 

なあ、

ちょっといいかい?

どうしたの?

この間、君と一夜を

共に過ごしただろ?

そうね。

僕の勘違いだったら

申し訳ない。

あれから、なんだか君の様子が

おかしいような気がしてならないんだ。

…。

何か理由があるなら

教えてくれないかな?

僕は自分が間抜けな人間に

なるのが嫌なんだよ。

 

ほかにも、次のような感情表現があります。

 

ちょっと聞きたいことが

あるんだけど。

なに?

どうしたの?

なんで昨日僕と

キスしたの?

え!?

そうね…。

良い雰囲気だったし、

貴方だったらキスしても

かまわないかなと思ったの。

そっか、嬉しいよ。

今もその気持ちって

変わってないかな?

もちろんよ。

だったら、

順序が逆になってしまったけど、

まずは友達として

僕たち始めてみない?

もっと君のことを知りたいし、

僕のことも分かってもらいたいんだ。

 

いかがでしょうか?

 

日本人のほとんどは、このような感情表現しないじゃないですか。

 

ちなみに、今お話したやり取りは男性が感情表現していますが、もちろんこれは女性が逆の立場になっても十分すぎるほど成立します。

 

感情表現の仕方に、男女の違いはないんですよね。

 

もっと上手に感情を表現したいなら、本を読むよりも、海外ドラマを吹き替えで見てください。

 

とくに、ヒューマンドラマやコメディ要素が入ったドラマだったら、登場人物が感情表現をしている描写を多く見られるはずです。

 

相手に向き合ってほしいなら、手札は全部見せること。

相手の感じ方や思い方をこちらでコントロールすることはできません。

 

しかし、向き合ってくれない相手を、向き合わせるようにする確率を上げる伝え方はあります。

 

それがどういう方法なのかと言うと、手札を全部見せることなんですよ。

 

具体的な例を挙げてお話させていただきますね。

 

数年前、キャバ嬢をしている女友達がこんなことを話してたんですよ。

 

全然お客さんとしてしか

思ってなかった人から、

この間告白されたんだよね。

歳も二回り以上も上だし、

顔も全然かっこよくないんだけど、

この人にはちゃんと答えてあげなきゃと思った。

 

彼女は人気もあるし、お客さんから言い寄られる機会も多いそうなのですが、その都度上手くかわしていたそうなんです。

 

でも、そんな彼女がなぜこの男性にはちゃんと答えてあげたいと思ったのかと言うと、その彼は次のように告白したんですよ。

 

「俺な、○○ちゃんのこと本気で好きになってしまった。

 

俺は○○ちゃんよりずっと年上だし、かっこよくも何ともない、そこら辺にいるようなおっさんだって自分でも分かってる。

そんなおっさんが娘ぐらい歳の離れた子に、こんな告白してるから、勘違いすんなよって思われるのも分かってるんだよ。

それに、○○ちゃんはお店だけじゃなくプライベートでもモテるんだろうなって分かってる。

 

でもな、年甲斐もなく久しぶりに女性を本気で好きになってしまって、気持ちが抑えきれなくて、どうしたらいいか自分でも歯止めが効かなくなってきてさ。

 

本当はこういうことを言わない方がいいんだろうけど、このまま自分の気持ちを抑えたまま、○○ちゃんと接していたらおかしな方向に進みそうで、だから迷惑なのを承知の上で俺の気持ちを伝えたんだ。

最後まで聞いてくれてありがとうな。」

 

彼女はこの男性の告白に、思わず泣いてしまったそうです。

 

こんなに真っ直ぐ男性から気持ちを伝えられたことが今までになかったからすごく嬉しかったし、逆にその気持ちに応えてあげられない自分にも悲しくて、同時に2つの感情が出てしまったから、思わず泣いてしまったと言ってました。

 

だから、せめて嘘偽りがない今の自分の気持ちを、言葉を選びながら精一杯このお客さんに伝えたそうです。

 

ここで彼女が、「ただの客がキショい告白してきてさあ」みたいなことを言ってきてたら、友達をやめてただろうなと思います。

 

でも、思わず泣いてしまうぐらい彼女の心に響いたのは、この男性が「なりふり構わず手札を全部見せたから」なんですよ。

 

こんなこと言ったらみっともないのは自分でも分かってるし、できれば認めたくないことだけど、今の自分の気持ちはこうです!

 

というのが、なりふり構わず手札を全部見せることなんです。

 

たとえば、

 

私はどうせセフレだから…。
私はどうせ不倫相手だし…。

 

と思って、関係性を言い訳に思っていることを言えない女性がいますが、ほとんどの場合、思っていることを言って傷つく結果になるのが嫌だから、言えないだけなんですよね。

 

相手にちゃんと向き合ってもらいたいなら、関係性をあえて口に出すのって重要なんですよ。

 

「私たち、付き合ってないし、あなたから見たらただのセフレかもしれないけど」

「あなたには帰る場所があるから、私はただの不倫相手かもしれないけど」

    • 「今から話すことは、血の通った1人の人間が言うことだと思って聞いてほしい」

 

このように伝えたら、ほとんどの人間が

 

これはちゃんと

聞かないといけない。

 

と思うんですよ。

 

なぜなら、自分の立場をわきまえた上で、1人の血の通った人間として今から発言しようとしてる人に対して、それをないがしろにするのはさすがに罪悪感があるから、ほとんどの人ができないんです。

 

ここでないがしろにできる人ってかなりのクズだと思いますから、残念ながら自分の好きになった人は、その程度の男でしかなかったと諦めるしかないでしょう。

 

ほかにも、散々好きだと言って猛アプローチをかけてきたのに、振り向いてもらえないと分かるやいなや、手のひらを返して酷いことを言ってきたりしてきたりする人っているじゃないですか。

 

中にはストーカー化する人もいますが、変な方向に悪化してこじらせまくる前に、素直になるべきだと思うんですよ。

 

あなたと仲良くしたかっただけなの。

本当に好きだから、

その気持ちだけは分かってほしい。

 

と。

 

変な方向に悪化してこじらせてしまった人が、好きな人に迷惑をかけてしまって、後になって反省し、素直な気持ちで

 

あのときは本当にごめん。

君と仲良くしたかっただけなんだ。

 

と言うことがあります。

 

この場合、

 

アイツ最悪!

マジで死ねばいいのに!

 

と怒っていた人も、そこまで素直になられたら怒るに怒れないし、むしろ「根は悪い人じゃないんだな」と思い直すこともあるのではないでしょうか。

 


以上になりますが、感情表現を豊かにすることで、異性にモテるだけではなく人間関係も円満になります。

 

そして、相手にちゃんと向き合ってほしいなら、なりふり構わず手札を全部見せてください。

 

その結果が、良いものになるか悪いものになるかはそのときになってみないと分かりませんが、少なくとも相手はちゃんと向き合おうとしてくれるはずです。

 

それで向き合ってくれないんだとしたら、前述したように、その程度の人間でしかなかったということです。

 

そういった理由から、感情表現をすることは、相手の誠実さを推し量るためにも必要な手段であると言えるでしょう。

 

 

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