【なんか最近】攻撃的な自分になって、誰かに迷惑をかける前に!その対処法【イライラする】
with onlineで156回目のコラムがアップされました。
今回は、「なぜ甘いものが苦手な男性にチョコを贈る人が後を絶たないのか?」をテーマに執筆いたしました。
もう3月になっちゃったので、今さらバレンタインについて言及するのもあれなんですが、甘いものが苦手な男性にチョコを贈る女性は、次のような心理であることが多いです。
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- 「私が一生懸命作ったチョコだから、きっと喜んでくれるはず!」
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- 「甘いもの苦手って言うけど、ただの食わず嫌いなだけだと思う!」
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- 「ここのチョコは有名だし人気があるから、きっと食べられるはず!」
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- 「バレンタインだし、チョコあげないといけない!」
つまり、主観でしか見てないというわけです。
甘いものが苦手な男性って、甘いもの全般が苦手なんですよ。
愛情が注がれているとかどうでもいいし、どこどこのお店のだったら大丈夫とかなくて、苦手なもんは苦手なんです。
僕は疲れているときぐらいしか甘いものが食べたいと思わないのですが、疲れてないときって、本当に甘いものがいらないんですよ。
奥さんから、
このチーズケーキ、○○っていう有名なお店のやつで、めっちゃ美味しいよ!
一口食べる?
と言われて食べてみても、
うん、まあ美味しいんやろうけど…。
やっぱ今はいらんかなあ。
ぐらいの感じです。
どれぐらい苦手かにもよるだろうけど、甘いものが苦手な男性って、僕のような感じなんだと思います。
刑務所に服役すると辛党の人でも甘いものが好きになるという話がありますが、 糖分摂取量をかなり減らした生活を長期間送らない限り、こうはならないんですよね。
甘いものが苦手な男性にチョコレートを贈る女性は、それ以外の部分でも主観で相手のことを見ています。
でもこれって女性に限った話ではなくて、男性でも主観でしか見てない人は多いんですよね。
人間って、自分が思いたいように思って見たいように見ますが、主観で見られる側の人はつらいんですよ。
気持ちを分かってもらえない感じがして。
周りが主観でしか見ないような人間で構成されていたら、その渦中にいる人は誰にも気持ちを打ち明けることができず、1人で抱え込む羽目になってしまうんです。
そして抱え込んだ結果、それはいつか不健全な形で爆発します。
その爆発の仕方は人それぞれ違いますが、よくあるのが「攻撃的になること」なんです。
今回は、「攻撃的な自分になる前の対処法」について、お話いたします。
「最近なんだかイライラすることが多い」という人、必見です。
目次
普段穏やかな人が攻撃的になるとき。
いきなり自分の話で恐縮なんですが、僕は自他ともに認める穏やかな性格の人間です。
滅多なことで怒らないし、イライラすることもあまりありません。
誰かのことを嫌いになることはほとんどないし、そんな僕が縁を切る相手って相当ヤバいと自分で思っています。
実際、周りの友人からも「シゲちゃんに嫌われたら終わりやな」とよく言われていました。
今お話したことは、「こんな俺どうよ!」という自慢ではなくて、それぐらい穏やかで怒らないし、人を嫌わないという僕の性格をまず分かっていただきたかったのです。
そんな僕が、人生で一番攻撃的になった時期があります。
それがいつなのかと言うと、ホストクラブをやっていたときなんですよ。
ちょうど5年で店を潰してしまったのですが、最後の1年間はとにかく経営が上手くいかなくて、周りに気持ちを分かってくれる人が誰もいませんでした。
今思うと、頼ろうと思えば頼れる人はいたんだろうけど、「弱音を吐くのがみっともない」と思って誰にも言わなかったんですよね。
気持ちを打ち明けたところで最終的には「頑張れ!」と励まされるだけだろうし、そんな答えは求めてないから、それなら最初から言わない方がましだと思っていました。
そうやって自分を抑圧した結果、日に日に酔い方がおかしくなってきて、驚くほど攻撃的になったんです。
些細なことでイライラして、誰か憎む対象がいないとやってられない。
そして口の聞き方もどんどん汚くなるし、何かを破壊したくてしょうがなくなる。
仕事帰りはタクシーを使うことが多かったのですが、この時期はほぼ毎回運転手さんと喧嘩してました。
常に悪酔い状態だったので喧嘩した理由はほとんど覚えていませんが、100%僕が悪いはずです。
「経営難なのにタクシー使うなよ」という意見はさておき、当時の僕は八つ当たりする対象がほしかったんだと思います。
今思い返しても最低すぎる行為だなと思うし、喧嘩を吹っかけてしまった運転手さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
最初から運転手さんに八つ当たりしようと思って喧嘩を吹っかけたんじゃなくて、どこかのタイミングで味を占めてしまったんだと思いました。
「タクシーに乗れば八つ当たりができる」という最悪の味を。
ほかにも攻撃的になったことで、色んな人に迷惑をかけていたなと思います。
でも当時は、そんな自分が明らかにおかしいとは気づいてなくて、周りにいる人間の誰も指摘してこなかったんです。
なので、この状態が普通だと思っていたのですが、今振り返ると当時の僕は異常だし、これを書いていて昔の自分にドン引きしています。
ただ、自分で認めるほど穏やかな性格である僕が、ここまで攻撃的になるんですよ。
つまり、追い詰められた人間が何をするか分からないって本当なんです。
コロナ禍のせいで攻撃的になる人たち。
勘違いしないでいただきたいのは、追い詰められたら攻撃的になってもしょうがないという話をしているわけでも、当時の自分を養護しているわけでもありません。
今回のブログでお話したいのは、
と違和感を覚えたときに、できるだけ早く対処する方法なのです。
昔の僕みたいに、攻撃的な自分が当たり前になったら「それが普通」になってしまうので、そうなってからでは気づくのが遅いんですね。
ちょっと話が脱線しますが、日本人って「体調が悪いのがデフォルト」という人、かなり多いそうなんです。
いつも何かしら具合が悪い、元気が出ない、身体の一部が痛いなど、不健康な自分が当たり前すぎて、それが普通になってる人が多いんですよ。
普段健康な人はちょっと身体に異変があると、すぐに分かります。
なぜなら、健康な自分が当たり前だからです。
実はこれ、自分の心にも同じことが起こっているんですよ。
ということが増えてきたら、それは異変の始まりです。
というか、すでに異変に片足突っ込んでる状態になります。
とくに現在のコロナ禍では、いつも以上にイライラしている人が増えていると聞きます。
そりゃそうでしょう。
マスクの着用は義務みたいなもんだし、好き勝手出歩けないし、どこかお店に入ってもほかのお客さんとの距離感を気にしないといけない。
感染者数が増えてきたら、やれまん延防止だ緊急事態宣言だと言われて行動を制限される。
しかもロシアとウクライナが戦争を始めてしまったわけですから、先行きが不安なニュースばかりじゃないですか。
ストレスを溜めるなって方が無理だと思います。
一緒にいる人や周りの人たちに対して、次のように思っている人、かなり多いみたいなんですよ。
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- 「前はこんな人じゃなかったのに、なんか最近様子がおかしい」
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- 「おとなしい人だと思ってたのに、いきなり噛み付いてこられた」
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- 「話していても自分の話しかしないから、ストレス溜まってるんだろうなって思う」
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- 「今までそんなことなかったのに、最近文句ばかり言われている気がする」
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- 「コロナのせいでピリピリすることが増えたから、すごく気を使う」
実際僕もこういう意見を耳にすることがよくあるので、思っている以上にいつもの自分じゃない人が増えているんだなと思いました。
攻撃的な自分になる前の対処法。
それでは本題。
攻撃的な自分になる前の対処法についてお話いたします。
対処法その1・ちゃんと自分の状態を自覚すること
まずは自分の状態を自覚することが必要です。
「最近イライラすることが多いな」と感じた段階で、「いつもの自分とは違うかも?」と疑ってください。
決して、「イライラするのはしょうがない」とか「これぐらい誰にだってある」という風に済ませないことが大切です。
という方もいらっしゃるかもしれませんが、これは次のケースのいずれかになります。
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- 1・感情のコントロールができてない
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- 2・人に対する期待値が高すぎる
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- 3・常に周りの人間がイライラさせてくる
「1」と「2」に該当する場合は、下記記事をご覧いただけると幸いです。
【許せばすすめるし】怒りの対処法おしえてやんよ。【恨みは立ち止まらす】
自分が怒ったり悲しんだりするのって、相手と状況はまったく関係ないんやで論。
「3」に該当する場合は、周囲の人たちや所属しているコミュニティに問題がある可能性が高いです。
とくにいつもは穏やかな性格の人が、環境が変わったことによりイライラすることが増えたなら、確実に周囲の人たちに何かしらの原因があります。
イライラすることが多いと感じた時点で、まずはその自分がいつもと違うことを自覚しましょう。
対処法その2・ちゃんと楽しみを持つこと
ストレスを溜め込みやすい人って、発散方法を知らないことがよくあります。
つまり、楽しみらしい楽しみがないんですね。
ちなみに楽しみらしい楽しみとは、こういうことなんです。
今日はこれして遊ぶ!
超楽しみ!
要するに、時間を割いてでもそれがやりたいと思える楽しみな物事ということです。
こういうことを書くと、何か大それた楽しみを持たないといけないと勘違いする人がいるのですが、そうじゃないんです。
どうしても続きが見たいドラマがある、どうしてもやり込みたいゲームがある、みたいな感じでいいんですよ。
僕自身、この2つが楽しみらしい楽しみの基準の1つなので、個人的にかなり重要なんです。
ちなみに今僕が楽しんでいるのは、「デクスター」と「原神」です。
色んな媒体でお話していることですが、面白いことや楽しいことを見つけられない人に足りないのは、「見つかるまで意地でも探す」という気概なんですよ、
これが足りないから、途中で探すのを諦めて
となるわけです。
「これちょっと気になるな」と思ったものは片っ端から手を付けてみて、「合わないな」「違ったな」と思ったらやめればいいだけです。
こうやって面白いことや楽しいこと探しをしていると、必ず自分に合ったものが見つかります。
1日単位で、ちゃんと楽しみを持つことって非常に大切なんです。
それが幸福度を上げる秘訣であり、ストレスを溜め込まない秘訣でもあります。
そういった理由から、「意地でも」楽しみを見つけてみましょう。
【参照記事・自分らしく生きる上での、たった一つの大切なことを教えてやんよ。】
あと、頑張りすぎてしまう人によくありがちなのが、仕事ばかりしすぎて休まないし遊ばないことなんですよ。
心当たりがある人は、下記記事をご覧いただけると幸いです。
【休息】君ら頑張りすぎやから、いいから休めってことなんだよ論。【癒やし】
対処法その3・ちゃんと運動すること
人に強制するのはあまり好きではありませんが、運動だけは違います。
運動は絶対にした方がいいです。
体型云々の話を差し引いても、健全な精神は健全な肉体に宿るというのは本当です。
思えば、僕が攻撃的になった時期はまったく運動していませんでしたから、その分の鬱憤はしっかり溜め込んでいたんだと思います。
運動って、する前が億劫なだけでし終わったら後悔することなんてないし、めちゃめちゃスッキリするものなんですよ。
怪我でもしないかぎり。
ストレス解消にはうってつけなので、攻撃性を封じ込めるためにも、身体はちゃんと動かした方がいいというわけです。
ただ、「強度が低い」「時間が短い」という運動を続けていても永続的な効果は待できません。
なので、「そこそこの強度」で「そこそこの時間」を運動に費やす必要があります。
その中でもおすすめなのが、HIITトレーニング。
HIITとは、短時間で高強度の運動を行うトレーニング方法です。
今の時代、わざわざジムに行かなくてもYou Tubeで運動の方法を探すことができるので、検索窓に「HIIT」と入れれば、莫大な数のトレーニング動画が出てきます。
HIITは飛んだり跳ねたりすることがあるので、騒音が気になる方は「飛ばない HIIT」で検索をかけてみましょう。
あと、最近僕がおすすめしているのは、「エア縄跳び」です。
よほど建て付けが悪い家でもない限り、防音マットや毛布の重ねがけで騒音対策ができるので、ぜひチャレンジしていただきたいです。
毎日10分間、1ヶ月も続けていれば確実に痩せます。
しかも結構しんどいので身体を動かした感もあるし、ストレス発散にもなるのでエア縄跳びはおすすめです。
対処法その4・ちゃんと誰かに話すこと
これが心を正常に保つ上で一番大切なことかもしれません。
ちゃんと誰かに胸のうちを話す習慣をつけましょう。
かつての僕が攻撃的になってしまったのって、今思うとこれが一番の要因かなと思います。
1人で抱え込むのって本当に苦しいんですよ。
カウンセリングをしていても、誰にも言えずにずっと悩みを抱え込んできた方は、せきが切れたように一気にブワッと話されます。
そして、話したことで気持ちが楽になる方がすごく多いので、それだけ悩みやモヤモヤを溜め込むのって、心に負担をかけてしまうんです。
なので、あなたの話を否定せずに受け止めてくれる人が周りにいるんだとしたら、ちゃんとその人を頼って、話してください。
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、カウンセリングに申し込んでみましょう。
別に僕のカウンセリングを受けろと言っているわけではなくて、ほかのカウンセラーさんに依頼してもいいのです。
もういい加減アメリカのように、日本もカウンセリングを受けるのが当たり前になってきたらいいのにと常々思っていたのでお話いたしますが、日本は心のケアをするという点で遅れすぎです。
「今度カウンセリングを受ける」と言うと、「どこか頭おかしいの?」「怪しいからやめときなよ」と言ってくる人たちがいまだに多いのが日本なんですよ。
でも、アメリカだったら違うくて、「ちょっと悩みが出てきた」「なんか最近調子が悪い」と思ったら、すぐカウンセリングを受けます。
海外ドラマを見ていても、カウンセラーやセラピストが必ずと言っていいほど登場するのは、それだけ一般の人たちと密接な関係にあるからです。
日本人はどうも、悩みを打ち明けるのに抵抗があるという人が多いように思います。
それだけ本音を封印している人が多いということなのでしょう。
繰り返しになりますが、心を正常に保つ上でちゃんと誰かに話すことはものすごく大切です。
友達でも、家族でも、カウンセラーでも、セラピストでも、レンタルおじさんでも構わないので、
という人をちゃんと作ってください。
断言できますが、胸の内を話せる人がいるかいないかでは、心の軽さが雲泥の差です。
以上になります。
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- 1・ちゃんと自分の状態を自覚すること
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- 2・ちゃんと楽しみを持つこと
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- 3・ちゃんと運動すること
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- 4・ちゃんと誰かに話すこと
ストレスが溜まりすぎて攻撃的になる人の多くは、「思っていることは言うけど、胸の内は見せない人」が多いような気がします。
つまり、イラッとしたりカッとなったりしたらすぐ言うことはできるけど、自分の弱さを人に見せられないんですね。
昔の僕がそうだったように、弱い自分を見せないことが強さだと思っている人って多いと思うんですよ。
でもそれは間違いで、弱さを見せられる人が本当の強さを持っている人なんです。
だって、自分はそんなに強くないと自覚している上で弱さを見せるのって、弱い人はできないんですよ。
弱さを見せないのって強がっているだけなので。
でも、その強がりは長く続かないじゃないですか。
それならいっそのこと開き直って、自分の弱さを認めてしまった方が楽だと思います。
そもそもですが、人間ってそんなにキャパが大きくないのに、無理しすぎな人が多すぎるんですよ。
無理やりキャパ広げて器が大きくなったと錯覚しているだけで、元々のキャパは狭いままなんですよね。
昔の僕のように、攻撃的になったら誰かに迷惑をかけてしまうことだってあるわけですから、そうなる前にちゃんと事前対処をしましょう。
と思ったら、そのサインです。
【withonlineのコラムはこちら】
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