「奢り奢られ問題」について藤本が考察してみたよ。番外編
定期的にネット上で議論になる奢り奢られ問題。
「デート代は男性が出すべきかどうか?」というこの問題は、定義の話であると2回にわたって下記動画の中で解説いたしました。
「デート代は男が出した方がいいのか?問題」
その定義とは、次のようになります。
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- 男性がデート代を出した方がスマートに見える
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- 女性は奢られて当たり前だと思わない
このような前提があって、「それを無視する人は嫌がられてもしょうがないよ?あとはご自由に」ということなんですよね。
しかしこの奢り奢られ問題は、この定義から外れる場合が少なからずあるため、様々なシチュエーションを想定することも必要になります。
そんなわけで今回は、「奢り奢られ問題・番外編」といたしまして、イレギュラーケースの対処法や考え方について、徹底考察させていただきます。
目次
割り勘を主張する男性や奢りたくない勢に言いたいこと。
定義から外れる場合の対処法や考え方についてお話する前に、奢り奢られ論争が起こったときに必ず出てくる「奢りたくない派の男性」に言いたいことがあるので、その件についてお話させていただきます。
そういえば、You Tubeで面白いコメントをいただいたんですよ。
これさぁ、自分で考えるから何で出さないといけないんだ?!ってなると思うけど、天下のキムタクが女性をディナーにお誘いして、あ、じゃあ割り勘だから1人3000円ね!って言ったらどう思う?え?!キムタクなのにダッサッてならない??
キムタクだけじゃあなくてカッコイイ男性がドラマで割り勘してるシーンなんて出さないでしょ?
それは殆どの人がかっこ悪いって思うからでしょ。
まだ付き合ってもない好きな女性の前でかっこつけれない男性はダサいし、好かれようと努力もしないなら断られて当然だと思っておいた方がいいですね。
このコメント、まさしく真意だと僕は思うのですが、これを見てもまだ
それはキムタクだから奢らないのはダサいだけで、俺ら一般人は違うだろ!
資金力も違うし、キムタクが奢るのは当たり前だろ!
という屁理屈な上に思いっきり的外れで、ダサさに拍車をかけてくる反論をしてくる男性もいると思うんですよ。
むしろキムタクは、女性の分だけじゃなくその場にいる人全員の分まで奢るスーパースターだと僕は勝手に思っているのですが、これは資金力や立場を差し引いた上でのことを言ってるんです。
つまり、「奢った方がいいか奢らない方がいいか分からないなら、かっこいい男性ならどうするかをイメージしてみ?そしたら自ずと答え出るでしょ?」という話なんですよ。
こういうことを言ったら、「じゃあ俺はかっこ悪いから奢らなくていい」と言い出す男性も出てくるかもしれませんが、論破する気ににもならないので、「だからお前はモテないままなんだよ」とだけ言っておきます。
モテる男女ってなぜモテるのかと言うと、「モテてる人の真似をしてるから」なんですよ。
そこに自分なりの勝ちパターンをプラスしてるから、独自のモテパターンが出来上がってるんですよね。
もちろん万人に共通するモテは存在しませんが、確率的には「交際前は男性が奢ってくれた方が好印象かも」と思ってる女性がほとんどです。
初めてのデートですごく話が盛り上がったのだとしても、割り勘にされた時点で「ないな」と思って損切りする女性も多いんですよ。
奢り奢られ問題に関係なく、「どっちの方が好印象か?」と考えたらすぐ分かる確率論を無視して、少数の方に逃げて自分を正当化する人は、絶対にモテません。
ちなみに、考えたらすぐ分かる確率論とは、「清潔感はあった方がいいか?」「太ってるから痩せた方がいいか?」という「そりゃそうでしょ」としか答えようがない質問のことです。
それから、もう一つ面白いコメントをいただきまして、それが次のようになります。
奢り奢られ論争が起こったとき、毎度のように奢りたくない派の男性が登場しますが、彼らの発言を見て思うのは、そこには何の美学もこだわりもないことがほとんどだということ。
つまり、割り勘を主張する男性は、どストライクでタイプの女性にも割り勘って言えよと思うんですよね。
という男性は、どうぞどうぞそのままモテない街道を歩んで極めてくださいって思います。
奢ること自体がかっこいいのではない。その後の振る舞い方も込みなのだ。
「男性がデート代を出した方がスマートに見える」とは言いましたが、これはあくまでもサラッとしていることが大前提での話なんです。
つまり、お金を出したことにいちいち執着せず、女性に粘着しないのが、「サラッとしている」ということなんですね。
世の中には、お金を出したことを盾にして女性に嫌がられる男性も少なからずいるので、こういう人間はスマートどころかダサいです。
たとえばどういう男性が該当するのかと言うと、こちらになります。
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- お金を出したことを恩着せがましく言ってくる
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- お金を出した分セックスを要求してきたりなど元を取ろうとしてくる
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- 別れたあとに使ったお金のことを文句言ってくる
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- 別れたあとにもらったプレゼントや使った金額を回収しようとしてくる
これらが、お金を出したことにいちいち執着して女性に粘着する男性の特徴です。
別れ際に、「お前にいくら使ったと思ってるんだ」とか「お前に使った金を全部返せ」とか言ってくる男性ってドラマの世界だけだと思ってたんですよ。
でも、現実にもこういう死ぬほどダサい男がいることを知ったときは、衝撃でした。
なので、「男性がデート代を出した方がスマートに見える」というのは、事後の振る舞い方も込みでの話であり、出したからスマートというわけではないんですよね。
出したお金に執着する男性の見抜き方。
お金を出したことを盾にして女性が嫌がることをしてくるような男性には、できれば割り勘にしたり、たとえ少額でも払うようにした方がいいでしょう。
こういうヤカラは、お金で借りを作ってしまうと後々面倒くさいことにしかならないので、気をつけた方がいいです。
たった1回奢っただけなのに、我が物顔で接してきたり恩着せがましくしてきたりする男性もいますからね。
具体的な見分け方としては、お金を盾にしてくる男性ってお金がアイデンティティでもあるんですよ。
なので、稼いでる自慢をやたらしてきたり、お金に関連する話題が多かったりするのが特徴です。
あと、「○○にいくら使ってやった」「俺が出してやった」などの恩着せがましい発言も多いので、話してたら分かると思います。
中には、そういう片鱗を見せてこない男性もいるのですが、恩着せがましさって自己顕示欲と承認欲求をコントロールできてないことの表れなんですよ。
なので、恩着せがましさは隠そうとしてもにじみ出てしまうので、しばらく話してたら分かると思います。
割り勘にしたい女性はどうしたら?
You Tubeのコメントを見ていると、「借りを作りたくないから割り勘にしたい」という女性が少なからずいらっしゃいました。
この場合は、割り勘にしたい意思表示をするといいと思います。
言い方としては、「私は自分の分は自分で出したい派なので、ほかの女性に奢ってあげてください」とか、「私は割り勘じゃないとこれから変な気を使ってしまうと思うので、私にも払わせてください」と言うといいのではないでしょうか。
ここで断られたとしても、
と言ってみましょう。
借りを作りたくないのには、それなりの理由があってのことだと思います。
前述したような、お金を出したことを盾に女性が嫌がることをしてくる男性がいたり、その男性との関係を進展させるつもりがなかったり。
それなのに奢られてしまうと、借りを作ったみたいでモヤモヤすると思いますから、この場合は気にせず割り勘を提案するといいのではないでしょうか。
その後会うつもりがないなら、尚さらそうする方がいいと思います。
中には、「別に借りを作りたくないとかじゃないけど、割り勘がいい」という女性もいらっしゃいますが、この場合も同様です。
前述のような言い方だと角は立ちにくいですし、その相手と関係を進めるつもりがあるなら、「○○さんとは対等な関係でいたいから私も出したいし、私もその方が気を使わない」と言うといいのではないでしょうか。
付き合ったあとも男性がデート代を出した方がいいのか?
動画の後編では、「付き合ったあともやっぱり男性がデート代を出す方がスマートに見える」とお話しましたが、これは傍から見ている人の観点も含めた考え方としてお伝えしました。
つまり、店員さんやそのカップルを見ている人たちの観点だと、男女2人の付き合いの長さや関係の濃さが分からないので、男性がお金を出していた方がスマートに見えるよねという話でもあるんです。
そういった理由から、交際後はカップルごとにいろんな考えや在り方があっていいと思います。
交際後は、割り勘にしたり、1回のデートごとに奢り合ったり、食事代だけは彼氏が出したりというようにいろんな形があるのは当たり前だし、それは2人の間で決めるといいのではないでしょうか。
奢り奢られ問題はあくまでも「交際前はどう振る舞うべきか?」という問題でもあると思うので、交際後はお互いが納得できる内容であれば、冒頭でお話した定義にとらわれる必要はありません。
大事なことなのでもう一度言います。
「お互いが納得できる内容であれば」です。
なので、男女どちらかの人間が、恋人の支払い方やお金の使い方に関して我慢を強いられたり、不満を感じていたりする時点で成立しなくなるので、ちゃんと話し合った方がいいんですよね。
この場合、お金に関することだからどうしても言いづらくなってしまうけれども、結婚したらそんなこと言ってられなくなるし、その相手と一緒になるつもりがあるなら、今のうちから言っておいた方がいいのではないでしょうか。
それで喧嘩になって別れてしまう関係であれば、そこまでの関係だったということになりますし、我慢して付き合い続けても良いことはないと思います。
実際別れたあと、元恋人に対して「マジでどケチな男で付き合ってる間ずっとイライラした」「あの女、金出してもらって当たり前なのが気に食わなかった」というような意見をよく聞きますから、お金の恨みや怒りって、我慢が原因でも起こるんですよね。
そのような事態を引き起こさないためにも、お互いが納得できる内容であることが大前提になるわけです。
以上になりますが、今回は奢り奢られ問題の番外編として、イレギュラーケースを中心にお話させていただきました。
あるセクシー女優の方が奢り奢られ問題についてTwitter上で発言して炎上したことをきっかけに、様々な人たちが彼女のことを叩いたり、男性が奢らないことの正当性を述べたりしてますが、老害と思われてもいいのではっきりいいます。
「男性がデート代を出した方がスマートに見える」「女性は奢られて当たり前だと思わない」という定義は、昔から何も変わっていません。
それを、めちゃめちゃ影響力があるインフルエンサーや著名人たちが反対意見や謎理論を言ってきて、それを奢りたくない連中が賛同して称賛するから、余計に言いづらくなってしまってるんですよね。
ただ動画でもお話したように、定義はあくまでも定義であり、それを押し付けた時点でおかしくなりますから、僕のように「男性がデート代を出した方がいい」という価値観の男性は、そのまま突き進んでいきましょう。
たとえジェンダーレスが進もうとも、給料が上がらない問題が深刻になろうとも、物価が上がり続けようとも、「大人のいい男ならどうするか?」という定義は不変的であると僕は思っています。
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